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2020年6月10日 (水)

ブックカバーチャレンジの補足その6

 フェイスブックでやってみたブックカバーチャレンジ。本編は表紙写真をアップして本の詳しい説明は必要なし、というものだったので、ここではそれぞれちょこっと補足してご紹介することに。
 6冊目は『完璧な病室』(小川洋子)
 芥川賞を受賞した『妊娠カレンダー』を読んで興味を惹かれ、もっと読んでみたいと思って買ったのがこの本。単行本としてはこちらが先に出されていて(1989年発行)、『妊娠カレンダー』の書籍化は、91年だった。一時期は新刊が出るたびに買っていた小川さんの作品。誰の心の中にもあるちょっとした毒の部分、例えば他者に対する妬みとか、冷徹さとか、そういうものを決して派手でなく静かに描いてみせているような、そんな雰囲気が好きだった。2000年代になると、第一回本屋大賞に輝いて映画にもなった『博士の愛した数式』が有名だが、あれもまた良かったな。
 小川さんの本は装幀も好きなものばかりで『妊娠カレンダー』は山本容子さん、『完璧な病室』は岩佐なをさん、と、画家の装幀、装画も少なくない。昔、レコードのジャケット買いというのがあったが、小川さんの本は "表紙買いしたくなるようなものも多い。今でいうなら、私にとって“刺さる”ものが多かった、ということになるんだろうか。
 90年代に雑誌「フラウ」ともう一つの媒体で、小川さんにインタビュー取材をさせていただいたことがあった。1度目は当時の岡山のご自宅にうかがって、まだ小さなお子さんがお昼寝中か、遊んでいる傍らでお話を聞いた記憶がある。今は2020年。遠い昔の話になってしまったけど。

Img_1992

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