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2015年11月 4日 (水)

感劇話その242 9月文楽公演

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

 文楽の記事もそろそろ校了に近づきそうなので、今のうちに9月の文楽公演のメモを。今回は第一部、第二部をプライベートで観劇したうえに、取材のための撮影にも一度、立ち会った(第二部)ので、国立劇場には計3回通ったことになる。第一部は『面売り(めんうり)』、『鎌倉三代記(かまくらさんだいき)』、そして『伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)』。『伊勢音頭……』はたぶん初めてだったと思う。名刀「青江下坂」の魅力というか魔力にとりつかれたように次々と人を斬っていく福岡貢の姿を見ながら、歌舞伎の勘三郎さんの『籠釣瓶』を思い出していた。
 第二部は『妹背山婦女庭訓』。これ、ここ数年でもちょくちょく上演されている。といっても、吉野川をはさんだ美しい桜の舞台の中で、二つの家の不仲とその息子、娘の悲劇を描く前半はしばらくご無沙汰で、どちらかというと後半(四段目〜)が多く上演されている印象だ。蘇我入鹿の討伐へと向かう求女(男性の名前です)と、彼をとりまく橘姫と杉酒屋の娘、お三輪との恋のつばぜり合い。愛する男を姫にとられまいと必死に抵抗してみるものの、嫉妬に狂った女の生き血が入鹿を倒す大切なアイテムになると聞き、最後は喜んで我が身を犠牲にするお三輪ちゃんは何度観てもかわいそう。今回も、勘十郎さんのお三輪ちゃん、ほんとに必死さが伝わってくるようでした。橘姫も結局は犠牲になって、求女はしっかり使命を果たして生き残る......いつもの不条理感、なんだかなー。でも、この悲劇が文楽。

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表紙は妹背山婦女庭訓。お三輪ちゃんは命が消える瞬間に近づくほどに大人っぽく見えてくるような気がする。

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2015年11月 3日 (火)

平和すぎる文化の日

 1946113日に平和と文化を尊重する日本国憲法が公布されたことに由来する文化の日。日差しぽかぽか。久しぶりにウォーキングを再開。お昼に入ったおそばやさんで、かき揚げせいろを頼んだら、ちびのちくわ天がついてきて、ちょっと嬉しかった。夕方に遅い昼寝。夕飯はだんなのパスタ。まだ眠いので今日は早めに寝よう……そんな1日……

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かき揚げの隣りにおちびのちくわ天、わかるかな......。

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2015年11月 2日 (月)

トンネル出た……。

 今日の夕方まで数日間、籠ってた。文楽の記事を書いて、その校正をして。最近は、原稿を送ったと思ったらあっという間に流し込みが終わってゲラが出てくる(前にもどっかで書いたな、これ)ので、原稿書き〜校正がそのまま翌日に続いたりする……。そんなこんなで家作業が続いてました。文楽を観るようになって十数年経つけれど、文楽をまったく知らない人に文楽とはどういうものかを紹介する今回のような記事を書こうとすると、自分でわかっていたつもりのことが、じつはいまいちよくわかっていなかったり、感覚としてわかっていることをわかりやすく文字に表すことがけっこう難しかったりと、改めて気付かされることがいろいろあるものだ。わかっているようで、じつは大してわかっていないのかも……そういうこと、ほかにもありそうだ。

 

 

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2015年11月 1日 (日)

感劇話その241 チョン・ミョンフン&東京フィル@サントリーホール

 感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)


 先月はチョン・ミョンフン&東京フィルのコンサートにも行ってきた。お誘いいただいて。本格的なオーケストラのコンサートは久しぶりで、オルガンカフェに続き、ほんとにこの秋はクラシック音楽を楽しませていただきました。「椿姫」とマーラーの「巨人」。「椿姫」にはもちろん、ソプラノとバリトンの方々もご出演で、ソプラノの華麗なコロラトゥーラを体感。2階の席だったので、シンバルの方の動きもよく見えて、ちょくちょく目がいってしまったのも楽しかった♪。良質なオーケストラの音に揺さぶられて、気持ちよい夜でした。


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チョン・ミョンフンさんは初めてでした。

 

 

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