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2015年8月28日 (金)

感劇話その236 7月の志の輔らくごのこと

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)


 夏のうちに今年前半のカンゲキを振り返っております。今日も引き続き。ついに7月までやってきました。まずは、志の輔らくご in 下北沢のこと。志の輔師匠の夏の下北沢といえば、本多劇場での『牡丹灯籠』。今年は何年ぶりかで行ってきた(調べたら2008年以来)。毎年、圓朝全集第一巻の『牡丹灯籠』を読み返し、ちょこっとずつ台詞も変えたりしているという志の輔師匠。今回も、第一部は登場人物の相関図をパネルを使いながら話芸も交えて解説。10分休憩の後、やっと落語『牡丹灯籠』となる、という流れ。
 私は師匠の『牡丹灯籠』の高座を聞くまで、この話がもともとは圓朝さんが(中国のお話をもとに)創作し、述べ30時間(たしか)をかけて語った大河ドラマのような長編大作だとは知らなかった。いわゆる舞台や映画で有名な怪談『牡丹灯籠』は、その長いお話の中のほんの一部にすぎないのであって、実際には話もかなり入り組んでいるし、登場人物も多い。だから、師匠はそれを大きな人物相関図のパネルを使ってじっくりと紹介するのだ(昔も聞いたけど、このパネルは『ためしてガッテン』の大道具のスタッフさんが超特急で作ってくれたものらしい)。
 今回も、終わってみれば3時間を越えていた。まさに大河ドラマのような『牡丹灯籠』の全容を、解説と落語で約3時間に集約させて伝えようとする志の輔師匠のチャレンジ精神というか、熱意に改めてカンゲキさせられたのでありました。

A

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