« 「Coffee Break」2015年の一冊目発行 | トップページ | 二代目吉田玉男襲名披露インタビュー@「和楽」五月号 »

2015年4月14日 (火)

感劇話その228 落語会「柳の家の三人会」@めぐろパーシモンホール 

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

 昨夜は柳の家の三人会へ。このメンツ、かなり好きです。パーシモンホールでこの三人の会は、(私が行くのは)これで二度目かな……。開口一番の緑君(ろっくん)さんの話が結構長いなと思ったら、どうやら原因は次に出て来る喬太郎の遅刻が原因だったようで……喬太郎が出てきたときに自らカミングアウトして謝罪……喬太郎、相変わらずおかしい。緑君は報せを受けて、急きょ長めのバージョンにしたのだろうか……でも『金明竹』、うまかった。結局、このハプニング(?)を最後まで引きずったのかなんなのか、全体を通してなんだかガチャガチャしておかしな調子だったような気もするけれど、たくさん笑ったから、よし♪。
 『紙入れ』、喬太郎のおかみさんが色っぽいのかエロっぽいのか、際どくておかしい。『粗忽の釘』、粗忽者とは、慌て者とかうっかり者とかおっちょこちょいとかって意味だが、粗忽者の大工を三三さんが快調に飛ばしながら話して楽しかった♪。けど、実際にあーんなおっちょこちょいでおかしな人、いるかしら? いやいや、意外にいたりするのかもしれない……自分が関わったらすっごくイライラしそうだけど、傍観している分にはちょーおもしろいかも。
 そしてトリの花緑さん、登場するなり「喬太郎兄さんが遅れたにもかかわらず長く話したので、私の持ち時間は残り12分となりました……」との発言に、会場は驚き、大爆笑。しかし、ちゃんと時間内に『二階ぞめき』を披露してくれた。自治体のホールは終わりの時間がしっかり決まっていたりするからねぇ……。『二階ぞめき』は前にも花緑さんで聞いたことがあったけど、かなり久しぶり〜、と思って後で調べてみたら、2009年以来だった。ぞめきとは、浮かれ騒ぐことらしい。吉原通いが大好き、といっても花魁がすきなわけじゃなくて、吉原の雰囲気とか、“ひやかし”が大好きなんだという若旦那のために、番頭さんが家の二階に吉原そっくりの空間を作り上げてしまい、そこで若旦那が一人で何役にもなって、架空の吉原空間を楽しむ、という……まあこんなばかばかしいお噺、よく考えついたもんだ。落語ならでは、かも。
 というわけで、どんなハプニングがあろうと、ときには逆境を逆手に取って、しっかりばかばかしく高座を盛り上げ、みんなを笑かしてシアワセにしてくれる噺家さんのプロ意識はすごいと思った夜でありました。

222123_2♪粗忽の釘、どこに釘が出るかは人によって、ときによって違うのかしらね......。

« 「Coffee Break」2015年の一冊目発行 | トップページ | 二代目吉田玉男襲名披露インタビュー@「和楽」五月号 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 感劇話その228 落語会「柳の家の三人会」@めぐろパーシモンホール :

« 「Coffee Break」2015年の一冊目発行 | トップページ | 二代目吉田玉男襲名披露インタビュー@「和楽」五月号 »