« 感劇話その226 三月大歌舞伎 通し狂言『菅原伝授手習鑑』 | トップページ | 今年の名前で出ています……。 »

2015年4月11日 (土)

感劇話その227 d47落語会第10回「大分県」

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

  今週は1月〜3月のカンゲキを振り返っております。ついに3月も最後のカンゲキ。柳家花緑さんの d47 落語会のお話。
 47都道府県のロングデザインを取り上げる雑誌「d design travel」と呼応して、各都道府県をテーマにした新作落語を披露する花緑さん。10回目となる今回は、大分県だった。この数日前に、地元の大分でも同じ落語会を開催してきている花緑さん、マクラで、大分の人はほんとに唐揚げをたくさん食べていらっしゃるようで……とおっしゃっていた。たしかに数年前から、大分の唐揚げは全国的に有名になっている。唐揚げの人気店が出現し、鶏肉の消費量が日本一になったこともあるとかで……大分で鶏といえば「とり天」だと思っている昭和生まれの私にとって、それはちょっと意外な現象のようにも思えるんだけど、でも、やっぱりそういうことらしい。地元の友達に聞くと、とくに県北のほうではとり天より唐揚げが普通なんだそうで。
 1席目は古典の『厩火事(うまやかじ)』、そして2席目が大分落語の『日田の関さば』。え、関さばなのに日田?? と大分出身の方々は驚いてしまいそうだけど、この噺はいってみれば、古典落語『目黒のさんま』の大分版。「さんまは目黒に限る」とお殿様がいう、あの『目黒のさんま』のさんまを関さばに置き換えてみたお噺で……でも、お殿様は出てきませんが。湯布院と日田を舞台に小気味よく展開する楽しい内容だった。このお噺をつくったのは脚本家の藤井青銅さん。そう、以前、当ブログでもご紹介した、あの探査機「はやぶさ」のミッションを題材にした新作落語『はじめてのおつかい』で、大いに笑い、泣かせてもらったあの藤井さんなのでありました。花緑さんと藤井さん、この名コンビで都道府県落語を生み出し続けて、今回で10回目。雑誌と呼応している関係もあって、47回目が終わるまで、あと10年くらい(?)かかるらしい、たぶん……ぜひともがんばって完走のゴールテープを切っていただきたいと思います。

A♪つい笑っちゃったポスター♪。

 

« 感劇話その226 三月大歌舞伎 通し狂言『菅原伝授手習鑑』 | トップページ | 今年の名前で出ています……。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 感劇話その227 d47落語会第10回「大分県」:

« 感劇話その226 三月大歌舞伎 通し狂言『菅原伝授手習鑑』 | トップページ | 今年の名前で出ています……。 »