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2015年4月10日 (金)

感劇話その226 三月大歌舞伎 通し狂言『菅原伝授手習鑑』

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

 今週は1月〜3月のカンゲキを振り返っております。3月の歌舞伎座は通し狂言『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』。仁左衛門さんの菅丞相(菅原道真)を観にいかなくちゃ、ってことで行ってきました。文楽でも歌舞伎でも、これを通しで観るのは初めて。梅王丸に愛之助、松王丸に染五郎、桜丸に菊之助、そして「寺子屋」の源蔵に松緑という配役も楽しみで。
 昼の部は「加茂堤」と「筆法伝授」と「道明寺」。「道明寺」では、姫との別れのシーンで仁左衛門さんの頬につたう涙を見てどっきり。去って行く菅丞相を見守る判官代輝国(道真を流刑地の太宰府まで護送する役人)の菊之助さんも凛として美しかった。夜の部は「車引」と「賀の祝」と「寺子屋」。「車引」の梅、桜、松の衣裳の素晴らしさに目を奪われる。こういうのはいかにも歌舞伎らしい段だと思った。「寺子屋」では松緑さんの演技に注目した。「寺子屋」は文楽でも歌舞伎でも何度か観ているけれど、今回の松緑さんの源蔵は、小太郎を迎えにきた母親(孝太郎)を亡き者にせんと後ろからじりじりと迫っていくところの緊迫感がすごかった。源蔵はもともと武士なんだけど、浪人の身となっていまは寺子屋の先生。でもあのシーンの源蔵はまぎれもなく仇討ちや果たし合いの場にいる武士の姿だった。

A♪「道明寺」では、木像の菅丞相となった仁左衛門さんの動きにも注目

 

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