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2015年1月 4日 (日)

感劇話その220 ★ 2014年のカンゲキを振り返る その2 

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

 昨日に続いて2014年の感劇抜粋版の後半。まあいろんなことがあってきつい日々だったけれど、舞台まで諦めたらもうほんとにやってられない、みたいな感じでけっこう劇場へ行ってました。現実逃避したい気持ちもあったのかなぁ......。

 9月。大竹しのぶと宮沢りえの共演を楽しみに『火のようにさみしい姉がいて』を観に。清水邦夫の伝説的戯曲を蜷川幸雄が初演出した作品。神経を病んでいるかつての名優と、その若い妻。妻はもと女優で、夫のために仕事を辞めたものの、芝居への想いも断ちがたいような、そして、役者としても夫より才能がありそうな気配で......その妻を演じる宮沢りえはほっそい、けど毅然として美しい。転地療養のために訪れた夫の生まれ故郷で待っていたのは、床屋の女主人で夫の姉。それが大竹しのぶ。姉はかつて、年の離れた弟の母親代わりをしていて……
 妻と姉の間で揺れ動く男の心もとなさや危うさを段田安則が好演。役柄的に仕方がないのだが、大竹しのぶはニッコリするようなことがほとんどなくて、始終こわばった感じできつい。作品全体がどよ〜んと重たかった。

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満島真之介やさいたまゴールドシアターの方々もご出演。

 



 9月の文楽公演では、新作文楽の『不破留寿之太夫』に感動。

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脚本、曲のみならず、人形の首(かしら)をはじめ、舞台美術、衣装など、この作品のために新しく用意された力作だった。こんな新作ならもっと見たい。




 10月は志の輔の落語会。『仮名手本忠臣蔵』の全段を駆け足で解説した後に、大好きな『中村仲蔵』。

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“仲蔵”を聞くと、忠臣蔵の5段目が見たくなる。

 

 

 



 11月末に、染五郎さんの『勧進帳』。すっごくいいからという編集者Nさんのおすすめで行ってきたけど、行ってよかった♪。力強い弁慶。これまでの染五郎さんとイメージ違ってた。

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富樫の幸四郎と弁慶の吉右衛門が、見守るように励ますように弁慶を囲んでいたのも印象的だった。




 12月は文楽公演。本公演の『伽羅先代萩』と『紙子仕立両面鑑』。

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千松が亡くなる場面で、また涙……




 

 12月の舞台は『鼬』。昭和初期のある東北の地域。家屋敷の相続を巡って、登場人物それぞれのむき出しの欲望がぶつかり合う。

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白石加代子に負けてない鈴木京香の迫力に正直、驚いた。あっぱれでした♡。

 

 

 

 そんな2014年のカンゲキのシメは小三治の独演会。相変わらずマクラが長くて二本目の『野ざらし』は駆け足だったけど、それもまたお茶目♡。

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小三治師匠では初めて聞いた『時そば』も楽しかった。





 と、駆け足で2014年のカンゲキをセレクトしてみました。今年も素晴らしい出会いがたくさんありますように♪。


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