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2013年10月19日 (土)

感劇話その212 6月〜9月を振り返る⑧サザンのライブで完全燃焼……♪。

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

  922日はサザンのコンサート@宮城スタジアムで仙台日帰り。友達夫婦と一緒に。何年ぶりだったろう、サザン……そして夫と一緒は初めてだった。オープニングは「YaYa……ライブで聴いたの初めて。「タバコ・ロードにセクシーばあちゃん」とか「ラチエン通りのシスター」とか、初期の頃の曲も次々と歌ってくれて、なつかしさと嬉しさにもう絶叫しまくり。最新の「栄光の男」は中頃に。最近、この曲がやたら沁みてる夫はもちろんいたくカンゲキしてました。

 久しぶりにコンサートではじけて燃焼したって感じだったけど、意外に出せるもんですね、エネルギー……。観客は我々50代よりも40代の人たちが主流だったようで、個人的にはちょっと意外な気もしたけど、60代、70代の方々もたくさん。スタジアムはみんな元気だった。翌日は三連休の最終日だったけど、だるおもの老体とガラガラの声で仕事に行きました。

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感劇話その211 6月〜9月を振り返る⑦蒼井優と大竹しのぶ、二大女優に圧倒された『かもめ』

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

  蒼井優を舞台で観るのはたぶん2年前の野田地図『南へ』以来だったと思うけど、いやぁ優ちゃん、ぐっと大人になっている感じでした〜。大竹しのぶはもう相変わらず圧巻なんだけど、大竹しのぶに迫る、いやしのぐかと思わせるほどの優ちゃんの存在感と妖しさのインパクトはすごかった。イケメンの生田斗真や萬斎さんの熱演が、なんだか二人の女優の凄みで普通に見えてしまいそうなほどだった。ケラさんの演出もよかった。とくに、役者が道具を片付けながら舞台を移動する様子をさりげなく見せて場面や時間の経過を伝えるところなんて、なるほどと惹き付けられました。観劇好きと言いながらじつはチェーホフの作品は初めてで、タイトル「かもめ」の意味の深さがよぉくわかりました。

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かもめは悲しい比喩......。

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感劇話その210 6月〜9月を振り返る⑥9月文楽公演“伊賀越”をたっぷり

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

 9月の文楽公演は、通し狂言『伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)』を、第一部、第二部と通しで。これまでは前半のクライマックスともいえる「沼津里の段」、「平作内の段」、「千本松原の段」くらいしか観たことがなかったが、今回はその前の数段から通しでやってくれたので、本来の敵討ちの発端など、ストーリーがよくわかった。「千本松原の段」の親子の悲劇のシーンでは、復活してきた住大夫さんが相変わらず心に響く語りで涙を誘う。幼い頃に離ればなれになった親子が何十年ぶりにやっと対面したかと思ったらお互いは敵同士に分かれていて、親子だけど忠義のために命まで犠牲にするという、時代物お得意の義に生きる話だ。

 第二部の「岡崎の段」では、幼い我が子を犠牲に。さらに辛い、不条理を感じずにはいられない事件が起こる。そういうたくさんの犠牲の果てに敵討ちが達成されるんだけど、やっぱり今の感覚ではそのフィナーレに素直に「バンザイ」はできないんだよね……。でも、親子の情愛、夫婦の情愛、いろんな気持ちが敵討ちにフクザツに絡んで、見応えのある長編になっているのは事実です。

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パンフレットの表紙もドラマチック。


 

 

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感劇話その209 6月〜9月を振り返る⑤8月の海老蔵自主公演AB-KAI(えびかい) 

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

  8月10日。おそらく今年、身を以て経験した中でいちばん暑かった日。東京の予想最高気温は37度だったが、きっと渋谷はもっと暑かったに違いない。そんな日に、数ヶ月前からとった海老蔵自主公演の日が重なってしまうとは……しかも昼の部……なんということか。熱中症が怖いお年頃ゆえ、身の危険を感じつつも、キャンセルする気にはなれず。事前に念入りに、なるべく外を歩かないで劇場まで行けるコースを検討した結果、渋谷駅地下→109地下→1階、外に出たら信号2つ半で東急本店中を通ってシアターコクーンへ。首にはひんやりタオル、そして日傘も抜かりなく。それでも、信号2つ半なのに汗かいた……

 海老蔵は、歌舞伎十八番の内『蛇柳』と新作『はなさかじいさん』を熱演しておりました。演出は宮本亜門さん。愛之助が安定していてよかったなあ。帰りに東急本店内の立田野で抹茶あんみつ。

 

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感劇話その208 6月〜9月を振り返る④橋爪功の気難しさがすごかった『ドレッサー』 

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

  7月末に観た『ドレッサー』。久しぶりに三谷幸喜演出の舞台。第二次大戦下のイギリスで『リア王』の舞台にのぞむ小さなシェークスピア劇団。しかし、リア王を演じる年老いた座長は、空襲の心労で心神喪失気味になり、付き人や周りのみんなをちょくちょく困らせる……。私はシェークスピアの戯曲には詳しくないが、自らの精神が破綻しそうな恐怖とリア王の狂気とが重なる老座長を演じる橋爪功の演技はとても見応えがあった。気難しさとかわがままぶりにイラッとされられるところが何度もあったし、そのくせ、自分の立場を利用して若いかわいい女優をちゃっかりくどこうとしているところもあって、なんかやだなぁって感じのおやじを怪演。

 座長の付き人(ドレッサー)の大泉洋は、春先にインタビューさせてもらって以来、私の中でさらに好きな役者になっちゃったんだけど、彼らしく時折笑いを誘いつつも、後半の嘆き部分にはかなり引き込まれる。女性のベテラン演出家役の銀粉蝶さんは相変わらず達者でいいなあと思った。大人計画の平岩紙ちゃん、かわいかった。

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写真は『今ひとたびの修羅』と同じ加藤孝さん。

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感劇話その207 6月〜9月を振り返る③台風が九州、西日本に近づく夜に談春の『九州吹き戻し』

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

  6月中旬に行ってきた立川談春の独演会“デリバリー談春”。ひさしぶりだった談春。演目は『九州吹き戻し』と『宮戸川』。『九州吹き戻し』は初めてで、勘当された江戸の放蕩息子が九州の肥後、熊本城下で心を入れ替えて働くんだけど、そのおかげでお金がたまるとまた江戸に帰りたくなって、それで乗り込んだ船が大嵐にあって、江戸どころか鹿児島の桜島まで戻されてしまったという、えらい長い噺……。嵐にあったときに元船(荷船)の乗組員が荷物をどんどん海に投げ込んだり、たぶん船乗りの習わしとして、自分たちの髷(まげ)を切って海に投げ込んだりして水天宮様に祈るシーンは、なかなかに迫力があった。『宮戸川』は半七とお花の馴れ初め話。仲をとりもつおじさん夫婦のやりとりが軽妙で愉快。

 談春、相変わらず快調そうだったなぁ……。そうそう、談春はこのあと翌月の独演会も行く予定だったんだけど、早めにチケットが手元に来すぎていたせいか、手帳にメモもしてなくてすっかり失念してしまい、聞きそびれてしまったのでした……

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いつも勢いがありますね、この人。   

 

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感劇話その206 6月〜9月を振り返る②柿葺落六月大歌舞伎

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

  6月の歌舞伎は第二部と第三部を鑑賞した。第二部は『壽曾我対面(ことぶきそがのたいめん)』と『土蜘蛛』、第三部は『御存 鈴ヶ森』と『助六』。こけら落としの大歌舞伎のクライマックスにふさわしい、いかにも歌舞伎らしいというような豪華なラインナップ。なかでも『助六』はきらびやかで、海老蔵はやっぱり華があった。でも、団十郎さんのももう一度しっかり見たかったなぁ……。福助さんの揚巻もしっとり美しかった。通人役(遊び人みたいなもの。助六の通人は、即興のアドリブなどで客席を沸かせる役)の三津五郎さんが「じぇじぇじぇ!」を連発し、会場が大爆笑になったのにはビックリ。おそるべし『あまちゃん』の力……ああ、そんな『あまちゃん』も終わってしまって今は秋……。そして、その三津五郎さんも夏に入院されて、退院後、いまは休演中だけど、元気に舞台に復帰されることを願っております。

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もうかなり暑かったなぁ、この頃......。

 

 

 

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感劇話その205 6月〜9月を振り返る①6月にぎわい座の志の輔

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

  なんか、仕事ばかりでコンピュータに向かっているのも悔しいので(?)久しぶりにブログを更新することに。思えば、6月からプライベートでもちょっと立て込んできて、カンゲキ話もろくに書けていなかったのね……。なので、しばらくここ数ヶ月のカンゲキを振り返ります。

 まずは6月の志の輔noにぎわい@にぎわい座。

 お正月以来の志の輔だった。しかも、『死神』と『江戸の夢』という長編の二本立て(+若手さんと紙切りもあった)で、終わったら10時。聞き応えありました。『死に神』はいろんな人で聞いているが、今回の志の輔のラストに向かう数分間はちょっと怖いくらいの感じがした。そして、大好きな噺の一つである『江戸の夢』が始まったときの嬉しさ……以前に聞いたときは、娘の祝言の日から始まっていた気がするが、今回は、娘が奉公人(藤七)との結婚を母親に懇願するところから始まっていたので、さらに話がよくわかった。ほろりとさせつつスカーッとする終わり方なんだけど、将軍に献上したというお茶の味を確かめてみたいな〜という気持ちとともに、サワヤカなお茶の薫りを想像してさらにいい気持ちになって話が終わるという感じなのです。

 おまけに、紙切りの林家楽一さんがご出演のときに、連れのKちゃんが「花魁」をリクエストしたら、“助六と揚巻(同月、歌舞伎座で公演中の演目で、数日後に行く予定になっていた)をつくってプレゼントしてくれたので、それも思い出になりました。なかなかないよね!

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いつにも増してブレてますが......。

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2013年10月18日 (金)

お久しぶりです。

 今年は秋がくるのだろうかと思っていたけど、やっぱり来ましたね。猛暑の夏はおろおろしながら、なんだかんだ過ぎて、はや10月も残り10日余りとは……。とりあえず生きてます。久しぶりに仕事場に向かう電車の中より。

 夏には出会いやお別れがあり、わらわらしているうちに過ぎてしまいました。すっかり涼しくならない9月もそのバタバタをひきずりつつ、仕事もわさわさしてきて気がつけば、ぱっつんぱっつん……まあ、相変わらずといえば相変わらずの私みたいです。あまちゃんも終わってしまったが、秋はもう少しまめに更新してみるべ。

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