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2013年10月19日 (土)

感劇話その208 6月〜9月を振り返る④橋爪功の気難しさがすごかった『ドレッサー』 

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

  7月末に観た『ドレッサー』。久しぶりに三谷幸喜演出の舞台。第二次大戦下のイギリスで『リア王』の舞台にのぞむ小さなシェークスピア劇団。しかし、リア王を演じる年老いた座長は、空襲の心労で心神喪失気味になり、付き人や周りのみんなをちょくちょく困らせる……。私はシェークスピアの戯曲には詳しくないが、自らの精神が破綻しそうな恐怖とリア王の狂気とが重なる老座長を演じる橋爪功の演技はとても見応えがあった。気難しさとかわがままぶりにイラッとされられるところが何度もあったし、そのくせ、自分の立場を利用して若いかわいい女優をちゃっかりくどこうとしているところもあって、なんかやだなぁって感じのおやじを怪演。

 座長の付き人(ドレッサー)の大泉洋は、春先にインタビューさせてもらって以来、私の中でさらに好きな役者になっちゃったんだけど、彼らしく時折笑いを誘いつつも、後半の嘆き部分にはかなり引き込まれる。女性のベテラン演出家役の銀粉蝶さんは相変わらず達者でいいなあと思った。大人計画の平岩紙ちゃん、かわいかった。

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写真は『今ひとたびの修羅』と同じ加藤孝さん。

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