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2013年5月 6日 (月)

感劇話その200 先月の舞台から『今ひとたびの修羅』……。


感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

 先月観て書き忘れていた舞台。小説『人生劇場』(尾崎士郎)の原作をいのうえひでのりが演出。舞台は昭和初期の東京・深川。渡世人の飛車角こと小山角太郎と、その女房おとよ。そこに伝説の侠客の血を引く男・吉良常や、社会主義者で作家志望の若者・瓢吉など、さまざまな人間模様が交差する。

 堤真一と宮沢りえちゃんのコンビは45年前に観た『人形の家』以来だったけど、いいですね。義理と人情の世界は今の時代ではなかなか理解され辛いものなのかもしれないけれど、男と女のどうしようもない、ままならない情愛とかは、いつの世も同じなんだろうなあとつくづく思った次第で……。ちょっとほどけた、着崩すような感じで着物を着る宮沢りえの色っぽさ。肉感的ではないのに、なんか色っぽくなったりえちゃん。花吹雪のような雪の中を奥へ奥へと去って行くシーンはとても美しかった(新国立劇場(中劇場)の舞台はかなり奥行きがある)。堤真一の着流し姿も男の色気全開。風間杜夫、浅野和之、岡本健一、鈴木浩介、小池栄子、小出恵介、村川絵梨など、周囲を固める方々もガッチリでした♪♪

201304250912002

ぐっとくるこの写真もかなり話題に(撮影は友人でもある写真家・加藤孝さん)。


 

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