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2013年5月 5日 (日)

感劇話その199 人間国宝の競演。能『羽衣』と狂言『木六駄』(川崎・しんゆり芸術祭) 

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

  3日の日、新百合ケ丘へ。4月下旬から開催されている“川崎しんゆり芸術祭”の企画の一つである能・狂言特別公演「人間国宝の競演〜友枝昭世と山本東次郎」を鑑賞してきた。3月に取材で歌人の馬場あき子先生にお会いした際、先生が解説を担当されているこの公演をご紹介いただいたのだ。 

 お能の友枝昭世さん、狂言の山本東次郎さんともに人間国宝という贅沢な競演。私はお二方とも初めて拝見させていただいた。『木六駄』は、数頭の牛を引いて主人の伯父に薪や炭やできたてのお酒を届けに行く太郎冠者のお話で、東次郎さんが太郎冠者。おおらかで洒脱というか、楽しくてぐいぐい引き込まれてしまった。とくに、酒をぐいぐいとのみほすところが最高。『羽衣』の天女の友枝さんは美しかった。お能は(申し訳ないけど)うとうとしてしまうことがけっこう多いのだが、今回は眠気に教われることもなかった。

 舞台とその後の東次郎さんのお話で、山本家の『木六駄』はの他のお家と話が少し違うということを初めて知った。つまり、萬斎さんや茂山家の『木六駄』とは、途中からちょっと展開が違ってくるのだ。同じ話でも家によって展開が違うというのは、その家なりの見せ方や、思い入れのある部分などが感じられるようで興味深いと思った。馬場先生の解説も歯切れよく、わかりやすく、とても楽しませていただきました。

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お能や狂言の装束は自前だそうで......それもびっくり。

 

 

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