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2013年4月29日 (月)

感劇話その197 柿葺落四月大歌舞伎 

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

 遅ればせながら、去る土曜日、新しい歌舞伎座へ。第一部を観てきた。『壽祝歌舞伎華彩 鶴寿千歳』の幕が上がり、真新しい白い舞台の床の上で染五郎(春の君)と魁春(女御)が舞い始めたとき、その着物の色めき立つような艶やかさとそれを包み込む空間全体が、新装歌舞伎座の開場を一斉に祝っているような、観ている方も華やかな気分になった。4月の公演も翌日で終わりという日だったけれど、まだまだ歌舞伎座は新しい気分に満ちていた。ああ、始まったんだなあ。勘三郎さんにもこの舞台で走り回ってほしかったなぁ……と、やっぱり考えてしまった。

 その十八世中村勘三郎に捧げられた『お祭り』では、三津五郎、橋之助、彌十郎、福助、獅童はじめ平成中村座の公演をもり立てたメンバーとともに勘九郎、七之助が踊り、孫の七緒八くんもご出演。七緒八くんの登場は公演初日の頃の数日だけのサプライズなのかと思っていたら、どうやら毎日しっかり出演していたそうで、2歳の子がおとなしく縁台に座っているだけでもすごいなあと思ったのに、ときおり他の人の踊りにあわせて扇をしゃっと開いて見せたり、床を打ち鳴らしてみたり、見栄を切るようなしぐさもしたりと、まあほんとにおじいちゃんが乗り移ったんじゃないかと思えるくらい舞台になじんでいるのにびっくり。まさに血は争えないということか。

 そして『熊谷陣屋』は吉右衛門、玉三郎、仁左衛門、歌六、菊之助などなど、これまた贅沢な配役で、熊谷の吉右衛門は迫力ありました。3つの演目とも若手はもちろん、ベテランの方たちの歌舞伎座新開場に対する強い意気込みを感じることができたような気がした。先日二部を観てきたという友人もそんなことをいっていた。この柿葺落は来年まで続くらしいが、5月は『伽羅先代萩』『廓文章』、『京鹿子二人娘道成寺』、6月は『助六』など、楽しみな演目が目白押し。しばらく歌舞伎座はテンション高そうです。

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地下の木挽町広場は待ち合わせ場所としても大にぎわい

 

 

 

 

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