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2013年2月22日 (金)

感劇話その194 初めて見る相撲の取り組み場面に拍手♪__2月文楽公演@国立劇場 

感劇は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

 今月は東京で文楽公演が行われている。今回は三部あって、先週日曜日に第一部を、昨日は第二部を観て(聴いて)きた。

第一部 「摂州合邦辻」(せっしゅうがっぽうつじ)

第二部 「小鍛冶(こかじ)」、「曲輪ぶんしょう(くるわぶんしょう)」(吉田屋の段)、「関取千両幟(せきとりせんりょうのぼり)」(猪名川内より相撲場の段)

第三部 「妹背山婦女庭訓」(いもせやまおんなていきん)

 第一部、第三部には人気の定番的演目。第二部には比較的珍しい(自分の中では)演目をそろえたバラエティ豊かな構成で、とくに昨日の第二部は私にとっては初めての演目ばかり。奥行きのある舞台美術も見応えあるものが続いた。さらに「関取……」では初めて相撲の取り組みの場面も観て、ちょっとわくわく♪。資料によれば、取り組みの場面の上演は昭和617月の公演以来だそうで。

 先週の第一部は、初めて観る友達と一緒だった。彼女は外国人と日本人のハーフ(見かけはどうみても外国人)で、日本の伝統文化にとても興味を持っているんだけれど、歌舞伎もまだ1度しか見たことがないそうで、文楽の初体験をとても喜んでいた。「着物の柄、微妙な色合いが素晴らしいですね」、「これは今の私達から見ると昔のお話だけど、江戸時代の人たちにとっては“今様”みたいなものだったんですよね……」と、彼女の口から出てくる素直な感想や素朴な疑問は私にとってなかなか新鮮で、おかげで改めて文楽の魅力について考えさせられました。日曜日には第三部に行ってきまーす。

 そういえば、第一部の「摂州合邦辻」には、王子・俊徳丸の病を助けるために「寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻に生まれた女の生き血(肝の臓の生き血)を飲ませればよい」ということで、継母の玉手御前が我が身を犠牲にする。第三部の「妹背山……」では、天下を奪おうとする蘇我入鹿を滅ぼすために、「爪黒の鹿の血汐と、嫉妬に狂った女の生き血が必要だ」ということで、お三輪という娘が巻き込まれて犠牲になる。古い時代の話とはいえ、さまざまな言い伝えのために命を犠牲にする女性が出てくる話が今公演では続くのだけど、お話だとはわかっていても、納得いかない不条理なことが多いのも文楽の特徴だよなぁ……。でも、それで嫌いになることはないんだけど。文楽公演に通い続けて、この2月で丸11年。私の旅はまだまだ続く。

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プログラムの表紙は「曲輪ぶんしょう」の夕霧さん。着物も髪飾りもすご〜く豪華です。

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