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2012年10月22日 (月)

感劇話その187 深まる秋に志の輔聞けて嬉しいな♪♪__志の輔らくご in ACT

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

  今夜は赤坂ACTシアターに志の輔の落語会に行ってきた。今日の噺は「中村仲蔵」。実在の歌舞伎役者を題材にしたもので、私も大好きな噺の一つ。この噺には文楽や歌舞伎でおなじみの演目「仮名手本忠臣蔵」が不可欠なので、志の輔はまず「仮名手本忠臣蔵」のストーリーを、iPadを駆使した映像で解説(このあたりがACT流?)。以前、本田劇場で表を使って「牡丹灯籠」の相関図を解説してくれたときのような感じと似たアプローチだ。そして、中入り後に「中村仲蔵」をじっくりと聞かせた。落語はもちろん、今回もよかったわ〜。仲蔵の演技に文字通り息を呑んだ江戸っ子たちの、あわあわしながらの賞賛ぶりが、ほんとに目に見えるようで……聞いていて気持ちがいい。

 おまけとして。最初に「仮名手本忠臣蔵」の解説を始める前、志の輔はまず「仮名手本忠臣蔵」はそもそも人形浄瑠璃(=文楽)の演目として作られたもので、その後、歌舞伎でも演じられるようになったという話をして、文楽という芸能の魅力について語った(実際、志の輔は文楽とのコラボもやっているしね……)。続いて昨今の橋下市長vs文楽についての話題に言及。「曾根崎心中」を見た市長が、あんまりおもしろくなかった、と言ってたことにふれながら、「私も初めて文楽を見たときは、なんだかよくわからなかった。でも、見ていくうちに不思議と人形遣いの人の姿が消えていくんですよね……」みたいな話をあれこれして、一度や二度見て、つまらなかったからといってなくしてよい伝統芸能などない、と志の輔流に笑いを交えながら話し、やんわりチクリとやってくれた(と感じた)。本編の落語に入る前に、私はまずここでぐっときてしまったのでした(涙)。 

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