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2012年9月 1日 (土)

感劇話その183 夏のカンゲキおまとめその2 三三さん独演会@イイノホール

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

 久々に行ってきた三三さんの独演会。柳亭市楽さんの噺に続き、三三さんの1席目は『悋気の独楽』。本妻さんと二号さんの間を行ったり来たりするだんなさんの行動を独楽の揺れにたとえた噺だけど、小僧の長吉のちゃっかりさとか、ちょっとおとぼけな感じが、笑いを誘う。続いて2席目は長い噺なので仲入りをはさんで前編と後編に別れた『乳房榎』。これは初めて聞く噺だった。同じ男女間の噺でも、『悋気の独楽』とは打って変わり、こちらは笑えないシリアスな三角関係というか……それが最後には怪談話になっていた。絵師・菱川重信の弟子となり、その妻“おきせ”に想いを寄せる浪人、磯貝浪江。浪江の想いの激しさが、おそろしい人間の業となって現れ、重信の殺害に至る。その浪江の怖さがよ〜く感じられる語りだった。
 円朝の怪談話の代表作の一つだそうで、今回聞いた話は、重信殺害までだったのだけど、まだまだ続きがあって、因果応報の決着があるみたい。その続きを知ると、題名の意味もわかってきて納得した。

201208191056000


国立演芸場からイイノホールに会場が移ったみたいです。


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