« やっと新年? | トップページ | 感劇話その172 かなり今さらですが、昨年五月の文楽公演のこと…… »

2012年1月11日 (水)

感劇話その171 今年の初カンゲキは歌舞伎。「三人吉三」と「奴凧」 

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。)

 成人の日に続く3連休(いまだに慣れない)は2日間仕事だったけど、最終日、つまり成人の日はお休みにして、国立劇場に初春歌舞伎公演を見に行ってた。
 「三人吉三巴白浪(さんにんきちざともえのしらなみ)」と「奴凧廓春風(やっこだこさとのはるかぜ)」。
 三人吉三は河竹黙阿弥作で、人間の業とか、因果応報を深く描いたちょっとヘビーな悲劇だけれど、「こいつぁ春から縁起がいいわえ」という有名な台詞が出てくる。だから今月上演にしたのかな? まあそれはたまたまかもしれないが。福助さん演ずるお嬢吉三が粋で素敵でした。これは以前、シアター・コクーンで勘三郎さんチームのを見たことがあったが、きっと今回のほうがより原作の演出に近いのかもしれない、と思う。いろんな因果が緻密にからみあって描かれているのだが、いわゆる畜生道に陥った双子の妹弟が、和尚吉三に斬られ、犬のような手つきになって絶命してさまにはぞっとさせられた。
 奴凧のほうは黙阿弥の絶筆。105年ぶりの全段上演とのことで、奴凧を含む三役を勤めた染五郎の振り付けが艶やかで、華やかで、とても楽しい気分になった。でっかくて立派なイノシシが見栄を切るのもユニークでございました。

201201091342000201201091144000


考えてみたらお正月の国立劇場は初めてでした。

« やっと新年? | トップページ | 感劇話その172 かなり今さらですが、昨年五月の文楽公演のこと…… »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 感劇話その171 今年の初カンゲキは歌舞伎。「三人吉三」と「奴凧」 :

« やっと新年? | トップページ | 感劇話その172 かなり今さらですが、昨年五月の文楽公演のこと…… »