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2011年8月13日 (土)

感劇話その163 ぎゅぎゅっと締まる「中村仲蔵」__志の輔のにぎわい08.11

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 11日(木)の夜は、にぎわい座に志の輔の落語会を聞きに。戻ってきた日常のありがたさをかみしめながら東海道線に揺られて横浜、そして根岸線で桜木町へ。(しかし、なんで東横線の桜木町駅なくなったんだろ……と、JRの桜木町駅に降り立つたびにいつも思います。)
 5月以来の志の輔のにぎわい座。考えてみたらこの5月の落語会のこともアップできないままだったな……既にトンネルに突入していた時期だったんだわ……。
 さておき、久しぶりの落語会。開口一番は志の輔の弟子、立川志のぽんの「権助魚」。この噺は旦那の”別宅通い”をめぐる、おかみさんと奉公人・権助とのやりとりがおもしろく、かつ「権助提灯」とセットなのかな、と思うほど、よく似ている。“提灯”よりも“魚”の噺のほうが権助さんの立場がメインに近い感じだけど、いつも旦那とおかみさんの間に挟まれて、なにかと気苦労の多い権助さんなのでありました。
 夏らしい橙色(?)の着物で現われた志の輔は、熱中症予防のための正しい水分補給について解説したガッテン風のマクラに続き、「みどりの窓口」。数年ぶりに聞いたけど、相変わらず痛快で笑いっぱなし。けど、みどりの窓口であんなふうにあーだこーだ注文つけるお客さんって、ほんとにいるのかなあと思うけれども、いなくもなさそうだよな……と思ってしまうところがさすがです。ゲストはWコロンで、ねずっちを生で初めて見た。相方も、テレビよりはずっと存在感があった。ねずっちの謎掛けはいつも即興で作っている、ということを証明したいのか、客席からその場でお題をもらって謎掛けを解いていたけど、なかなかすごいもんだ。
 袴姿で現われた二席目の志の輔。武士ものだ〜♪(武士が出てくる噺のときはいつも袴姿なので)と、わくわくしつつ、マクラで歌舞伎の話が出たので、わ、もしや、とさらに高まる期待。そして始まった「中村仲蔵」。実在の歌舞伎役者・中村仲蔵の出世噺だ。「仮名手本忠臣蔵」五段目の斧定九郎(御家人の息子で感動され、浪人になっている)の役を独創的な演出で演じ、大評判になった仲蔵。エンディングに向かうにつれて胸がスカーッとする、大好きな噺。仲蔵のあっぱれな役者っぷりにどんどん引き込まれて、最後は嬉しい涙。仲蔵が蕎麦屋で出会うずぶぬれの浪人の豪快なかっこよさも印象的で、映像がしっかり頭に浮かんできて、秀逸でした。「みどりの窓口」で笑ってほぐれた心がぎゅーっと締まってスカッと終わる、という感じで。心地よい時間だった。やっぱり志の輔、大好きだ〜♪。

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堪能しました♪♪。

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