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2011年3月25日 (金)

感劇話その162 こんなときだからこそ笑って……。__三越落語会

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 前回の感劇話は宝塚公演で、それをアップしたのが3月7日。その週末の金曜日に大震災があって、そこから世の中はガラリと変わってしまった。自粛&節電モードで駅や街の灯が消え、人通りも少なくてまるで戒厳令下のような感じ。そして、たくさんの舞台やコンサートが中止・延期になった。とても楽しみにしていた明日の杉本文楽も中止になってしまった。私の友達が参加する予定だったさくら祭りも中止になった。電力消費や安全のことを考慮して開催できないものも、もちろんあると思われる。だけど、ただ横並び的にすべてのイベントを中止にするのはどうなんだろうか。経済を回したり、みんなを元気にする意味ではちゃんとやってほしいという気もする。自粛、とか、いまやっても人が集まらない、というのもあるのかもしれないけど……うーん。
 ……みたいなことを、いろんなイベント中止の情報をきくたびに考える今日この頃なんだけど、そんななか、昨夜は中止されず予定通りに開催された三越落語会に行ってきた。日本橋三越本館内にある三越劇場。現場に着くまで、ひょっとしたら急きょ中止になったりして……みたいな不安もちょっとはあったが、着いてみたら、ほんとに開催されてるんで、ほっ。
 始めに主催者側から、この開催を決定するまでにさまざまな意見があり、熟慮に熟慮を重ねた上での開催である、ということ、そして万が一、開催中に大きな揺れが来たときの対応の仕方の説明、そして会場に募金箱を設置していること、などの丁寧な説明。とても納得。ありがたい。
 いよいよ落語会の幕が開き、三之助、彦いち、市馬、花緑、志の輔、という豪華なラインナップ。♪笑った笑った♪。久々にお顔の筋肉がよ〜くほぐれた。彦いちの「初天神」は軽快で独創的。花緑ちゃんの「権助提灯」は痛快で、旦那と妻とお妾さんの言葉にちょっとした艶っぽさも感じられ。そして志の輔の「抜け雀」、久々に聞いたけどやっぱりおもしろいわ〜。絵師の親子の人としての器の大きさみたいなものとか、宿屋の主人の慌てぶりはアダモちゃんみたいだし。そして私の大好きな台詞、宿屋の主人に対して絵師がいう言葉、「早く別れなさい。あれ(宿屋の女房)は女ではない。鉋(かんな)だ。人の命を削る鉋……」久々に聞けました♡。
 正直、今日は久々に声を上げて笑った。顔の筋肉がよじれた。笑って笑って、笑うことで身体に元気がわいてくるような感じがした。いま、笑ったり、何かに感動することがそんなに不謹慎なことなんだろうか。笑って感動して元気になれることもあると思う。こんなときだからこそ、笑える元気な心を持っていることも大切なんじゃないだろうか。放射能の飛散が気になりつつも(?)、行ってきてよかった。

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