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2011年2月27日 (日)

掲載誌

 文芸春秋スペシャル最新号で、脳研究者の池谷裕二さん、工学博士の畑村洋太郎さんの記事、評論家・川本三郎さんとエッセイスト・吉本由美さんの対談などなどをまとめています。それぞれ、今後の自分にとってへえ〜と役に立ちそうな話だった。池谷先生の取材は年末で、松葉杖姿で東大近くまでタクシー飛ばして行った。畑村先生の取材は年明けで、松葉杖がはずれて初めてスニーカー履きで電車に乗った。吉本さんには90年代に一度インタビューして以来、20年近くぶりでお目にかかったけど、相変わらずきれいでかわいらしくて素敵な方でした。対談は爆笑続きで、なかなか楽しかったし。そうそう、この取材のときに、数年前にしょっちゅうお世話になっていた速記の会社の人に久しぶりに会って、すごいなつかしかったんだけど、すぐに帰られてしまってぜんぜんお話ができなくて……あの女性ばかりの速記集団のみなさん、お元気かなあ。……などなど、自分的にもいろいろとエピソードのある号になりました。

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池谷先生の話に出てくるけど、歳のせいで物忘れがひどい、というのは誤解なんだって。

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2011年2月26日 (土)

感劇話その160 いまの自分にはかなりタイムリーだったかも……。野田マップ『南へ』@東京芸術劇場

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 木曜日夜に帰り着き、昨日からまた通常モード。といってもなんかまだ頭の中がごちゃごちゃとして、落ち着いて何かをするというモードに至れない感じなんだけど。昨日は午後からフランス美術の先生と打ち合わせ、のち、夜は野田地図の『南へ』を観てきた。以下はネタバレになるので、これから行く人はスルーしてくださいね。
 この前に観た『表へ出ろい!』や『ザ・キャラクター』がけっこうわかりやすい内容だったせいか、今回はかなり難解な気がした。けれど、一つひとつの事象とか、言葉なんかのもつ意味について、ああ、なるほど、と思うようなことは多々あって。ちょっとどきっとしたのは、天皇の行幸が日本軍の行軍に変わっていくシーン。帽子を被り、さり気なく衣装や小物をチェンジさせるだけで、厳かなムードの行幸の一団が、死へと向かっていく重苦しい日本兵の行軍に一変する。あの変わり方はすごいなあと。そして、そこから展開する数分間のシーン。全体的に、曖昧模糊とした感じで、何が真実なのかよくわからないという雰囲気が漂っている話の中で、あそこは唯一、シビアな場面だった。自分が正しいことを示すために自決しろ(実際のお芝居の中の台詞とは微妙に違うけど)、と教えられて、戦争で命を落としていった多くの人々の犠牲の上にあるいまのニッポン。でも、ニッポンっていったい、そもそも何者なのか。そしていまのニッポンはどんな国になっているのか。香港の人の考え方は中国本土の人とは違う部分もあるかもしれないけれど、香港に行って、現地の人の口から中国人の日本人観をいろいろ聞いて、帰ってきたばかりの私にはかなりタイムリーというか、日本と中国のこととか、いろいろと考えさせられることが多かった。野田さんが、一連の尖閣諸島の事件を機にこの話を書いたとは思わないし、もっと以前から頭の中にあったテーマなんだろうと思うけれど、それにしてもタイムリー。マスコミのこと、自分というものについても、いったい何者なんだろう、と考えさせられる。もう1回くらいかみしめながら観たいけど、チケットはぜったいとれなさそうだしなあ。
 役者陣はみんな大熱演。ぶっきー(妻夫木くん)の演技はどうしても数年前の『キル』を思い出してしまった。蒼井優ちゃんは顔がちいちゃくてキラキラ跳ねている。チョウソンハも高田聖子も、銀粉蝶さんも藤木孝さんも相変わらずいい。野田さんは久々の男役(ハトぽっぽだけど)。『表に出ろい!』の黒木華、太田緑ロランスちゃんもがんばっていた。
 なんか、時間が経つほどにいろいろ、ああ、あそこはああいう意味だったのか? と思い出すことがありそうなお芝居だと思うんだけど……やっぱりもうチケットとれないんだろうなあ……。

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ホール入り口近くのポスター

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2011年2月23日 (水)

香港なう。

香港なう。

 月曜日から取材で来てます。でももう明日には帰りますけど。なんだかんだ、無事に終わりそうです。ただ、おいしい中華を食べ続けて、怖くて体重計に乗られません……。写真は、香港島、ハリウッドロードからのびる急な坂道の途中にある動物病院の受付に座っていた猫ちゃん。外から思い切りのぞいてたら、気付いて近くまで来てくれました。

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2011年2月18日 (金)

2ヶ月ぶり……。

 イスラム美術のお話を聞きに東大の先生のところへ。東大といえば、年末に脳科学者の池谷先生に取材して以来で、あれから約2ヶ月。あのときはまだ松葉杖で、家からタクシーで行ったんだけど、今日は電車に乗って自分の足で歩いて現場まで行けたわけで、ちゃんと回復してきているんだなあと、これまでの日々を思い出しながら、ちょっとしみじみしてしまった。
 今日のイスラム美術の先生もすごい楽しくて、やっぱり自分の興味あることをとことん研究している人の話って、おもしろいなあと改めて感じさせられた。それにしても、絵にしろ工芸にしろ、イスラムの美術ってどうしてみんなこんなに細かくて緻密なんでしょうね、と質問してみたら、先生いわく、「イスラムの人たちはどうやら、空間とか隙間があくのが嫌いみたいですね」と先生。へぇ〜、余白や空間にも美を見いだす日本人とはぜんぜん考え方が違うんだなあ……なんか不自然でおもしろ〜い、と思いながら、次の瞬間、一連のエジプトの反政府デモのニュースで見た金曜礼拝のものすごい群衆のシーンを思い出し、妙に納得してしまったのでありました。


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2011年2月16日 (水)

にっこり、を忘れずに……。

にっこり、を忘れずに……。

 今日も今日とて、よく働いた。でも、やってもやっても終わんない……でもでも、腐らずに、いつも心ににっこり、を。これはこないだワインバー(居酒屋?)で飲んだスパークリングワイン。コルクがかわいくて、思わず撮っちゃいました。以上、帰りの電車から携帯で更新。

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2011年2月15日 (火)

すごい勢い……、

 大雪も一晩開けたらがんがんに溶けてしまったね。帰り道は24時間前が嘘のように、雪はほとんど見当たらないところが多かった。このところ、夜までずっと仕事場で作業しているので、帰ってきたらバタンキュのことが多くて、なかなかまめにブログの更新ができなかったけど、今夜は久しぶりに時間が。それにしても昨夜の雪はほんとにすごい勢いだった。都内の仕事場を出たときにはまだ冷たい雨だったのが、こっちに帰ってきた時には線路は真っ白で、駅からの帰り道も、あれよあれよという間に雪が降り積もっていってた。東京近辺であんなのは久しぶりだったかも。結婚してから夫の実家(秋田)の冬でけっこう雪を体験しているから、今回の量くらいではもうなんとも思わない頭になってしまっているけど、昨夜の雪の降り方の勢いには、久々にちょいとびっくりだった。
 今日は帰り着いてメールを開けたら、先月末に出した原稿の件で、そろそろ色校が出る段階、との連絡がきていた。原稿を出してまだ約2週間しか経っていないのに、すっかりその仕事のことを忘れていて、自分でもびっくり。すごい勢いで日々の時間が過ぎ去っていっている、ってことか? ちょっと怖い。確定申告のシーズンになったけど、まだちょっと手がつけられないなぁ。

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先日の女子会のときに出てきた肉球マシュマロ。見た目もかわいいけど、触り心地もぷにゅぷにゅ♡。

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2011年2月13日 (日)

感劇話その159 紋寿さんの八重桐、大迫力__2月文楽公演@国立劇場

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 今月は文楽の月で、3部制公演。先週、今週と、週末と祭日を使って一部ずつ見てきた。第一部『芦屋道満大内鑑』は陰陽師安部晴明の誕生にまつわる話。安部晴明は、人間の姫に姿を変えた狐(葛の葉)と人間男性との間に生まれた子供だが、数年後に本物の姫が現われて、狐の母は泣く泣く幼い晴明のもとを離れていく。しかし、子供である晴明は狐の母・葛の葉の温もりが忘れられずに母を呼び続ける。夫も、他人がなんと思おうと、狐であっても大切な我が女房、といって、結局、父と子は狐の母を訪ねて森へ……。家族の強い絆を感じさせるシーンが随所に出てきて、とくに狐の母が愛児・晴明との別れを惜しむところでは、切ない母の情愛が豊かに描かれて、涙を誘う。続く『嫗山姥』は近松のちょっと不思議な話で、自害した夫の魂が体内に入った妻・八重桐が受胎し、神通力を得て山姥となる。その八重桐は、敵と戦うときには鬼の形相になって次々と敵を投げ伏せていくのだが、鬼の形相になるときに、“ガブ”と呼ばれる鬼の顔の首(かしら=人形の顔のこと)が登場。敵を次々と投げ倒しつつ、八重桐の美しい顔が瞬時に“ガブ”に変わる様子は迫力満点で、見ていてもかなりハードそうな動きだし、人形遣いさんは大忙しそう。八重桐を遣う紋寿さんが大活躍だった。
 第二部は『菅原伝授手習鑑』から、道行詞甘替(みちゆきことばのあまいかい)、吉田社頭車曳の段、茶筅酒の段、喧嘩の段、桜丸切腹の段まで。桜丸切腹では、息子の桜丸の切腹を受け入れなければならない父、白太夫の抑えた悲しみがしみじみと伝わってきて、ここでも涙。勘十郎さんの白太夫が印象的。住大夫の語りも、白太夫の深い嘆きをじっくりと伝えてくる感じ。
 第三部は『義経千本桜』から、渡海屋・大物浦の段と道行初音旅(みちゆきはつねのたび)。大物浦では、最後に知盛が大碇を手に沖の大岩に上がっていくシーンで、亡くなった玉男さんの知盛を思い出してしまった。今回、知盛を遣っている玉女さんは玉男さんのお弟子さんだから、自然と動きも似てくるものなんだろうか。年齢も、背格好もぜんぜん違うのに……と、ちょっと不思議な気分になった。道行では、静御前が蓑助さんで、源九郎狐が勘十郎さん。第二部の桜丸切腹では桜丸が蓑助さんで、白太夫が勘十郎さんだったが、二人ともそのときとはがらりと違う雰囲気で軽やかに舞っていた。蓑助さんの静御前のかわいらしさはいつ見ても艶やか。
 てな感じの3部制で、なかなか盛りだくさんの今月。プログラムでは山川静夫さんの「文楽思い出ばなし」が第3回目を迎えていたが、今回もへえ〜と思うエピソードが出ていておもしろい。

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プログラムの表紙(左)と、ポスターにもなっていたカット(これはチラシ)は、いずれも『芦屋道満大内鑑』のヒロイン、葛の葉(狐の化身)。

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2011年2月10日 (木)

もう週末な気分……。

 明日がお休みだから、今夜は金曜の夜みたいな錯覚に陥ってしまった……。今日はフランス美術の話を聞きに、母校の教授に会いに行ってきた。といってもその先生は併設している短大のほうの教授なんだけど。で、4大のほうの正門が他のスタッフとの待ち合わせ場所だったのだが、案の定、受験体制に入っていたようで、門は硬く閉じられシャットアウト。警備の人にいわれて西門から入った。クリスマスツリーの横を抜けて短大の敷地へ。考えてみたら現役中も1度くらいしか短大には足を踏み入れたことがなかったので(たしかカフェテリアかどこかに……違ったっけな。自信なし)、ほとんど不馴れな場所だったけれど、受付がすぐ手前の建物にあったし、なにより他のスタッフは方向音痴じゃないので、無事に辿り着くことができました。
 にしても、4大のほうは、昔の体育館のあたり一体が道路沿いのレンガの壁まで壊して建設工事中になっていて、今日の先生の話では、神奈川のほうのキャンパスを引き上げてこちらに新たに校舎を建てるのだとか、なんとか。学校経営もなかなか大変らしい。高いビルみたいな校舎なのかな……卒業から四半世紀以上も経つんだから仕方ないっちゃ仕方ないんだけど、246添いにビルみたいな校舎がまた建っちゃうと、さらに昔の雰囲気とは変わってくるんだろうなあ……。あのクリスマスツリーだけはずっと変わりませんように……なーんて思ってしまった。打ち合わせが思ったより早く終わったので、また制作会社に行って構成案作り。先月は足のこともあったのでほとんど家にいて原稿書きだったけれど、今月は打ち合わせ、取材、構成ラフ&表作りなどなど、編集作業がメインの月になりそう。

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2011年2月 8日 (火)

まだまだ……、

 今月から都内某所の制作会社に詰めて作業する日が続いている。いまは台割りや構成案作りがメインなので、資料調べて、エクセルと格闘しながら写真を挿入したりしている。このあたしが、確定申告か経費精算くらいでしかお世話になることのなかったエクセルを使いこなして(?)いるなんて、誰が想像したたろうか。さらに、ときにはフォトショップなんかも使って写真を挿入しているなんて、このあたしがいちばんびっくりしている今日この頃なんでございますよ。しかも、その会社で使わせてもらっているPCがウィンドウズで、久しぶりのウィンドウズやマウスの操作に最初はあわわとしながらも、日を重ねるごとにまあなんとか順応。人間、まだまだ訓練したらいろいろと習得できるもんだね〜と、ちょっと目からウロコ、の毎日です。大げさ?

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2011年2月 3日 (木)

渋谷にアートマサシヤ開店!

 20代の頃からの友人ご夫婦が、先週渋谷にラーメン屋さんをオープンした。店名は「アートマサシヤ」。当ブログをいつも見てくださっている方は、この名前に反応してくれたかもしれないけど、そう、沖縄でラーメン屋さん「正志や」をやっていた元ちゃんのお店です。沖縄の店をたたんで東京に戻ってきた元ちゃんが、このたび装いも新たにマサシヤをオープンさせたというわけで。
 食材の調達が沖縄のときと同じではないので、まったく同じ味というわけではないらしいけど、純天然だしのスープはあっさりながらも旨味に溢れて、相変わらずこの私が最後まで飲み干せるうまさ。麺もしこしこで、がんばってます。店内は以前、喫茶店だった空間をそのまま生かした内装なので、思わず食後にコーヒーを飲みたい気分にもなってしまいそうだが、コーヒーはありませんので念のため。
 場所は渋谷の246沿い。セルリアンホテルからさらに池尻方面に坂を上って左にちょっと入ったところ。ヤマト運輸を目印に左に入ると、すぐに看板が見えます。元ちゃんが作るラーメンを、奥様のマリちゃんが元気に運んできてくれます。ぜひぜひお試しあれ!

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これは特製旨口らーめん。煮たまごと、別皿にパリパリ海苔がついてくる。

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2011年2月 2日 (水)

きさらぎ。お出かけ時にはいろいろ注意。

 ああ、そうだった。昨日から2月になっていたんだ。今年も1ヵ月過ぎたのね……。インフルエンザや風邪が流行っているみたい。日本の各地は大雪なのに東京だけはずっとカラカラなんだもんね。先週、仕事でこっちに来ていた沖縄の友達が、「東京、寒いのもきついけど、乾燥しすぎてて、毎朝唇がビリビリ割けるさあ〜!」ってぼやいてた……。たしかにねー。海に囲まれてモイスチャーな沖縄の人の唇の薄皮は、東京人よりもずーっとデリケートなのかもしれない。私は骨折以来、自宅待機の日が続いていたせいか、今のところは風邪のウィルスをもらっていないようだ。でも今月からはちょこちょこ出て行く仕事も増えているので、外出時にはマスクは必携。「如月」の「きさらぎ」は、言語由来辞典によれば、寒さで着物をさらに重ねて着ることからきた、という説が有力なんだとか。たしかに昨日はちょっとだけ気温が上がるという予報を信じてちょっとだけ薄着にしたら、帰りにすごい後悔したもんね……今日はさらに重ねて着ていこうっと。
 それから、こないだ、りんかい線の駅のホームで見たポスターにこんなのがあった。「キケンですよ! ホームのながら歩き」……まさに。いまの私はこの言葉を世界の中心で叫びたい気分。なじみの駅の階段を、ビラを見ながら降りていたらコケて骨折して今がある、のだから……。駅の階段の上り下り、くれぐれも要注意なのだ。

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2011年2月 1日 (火)

ご意見

 昨日の夕方にインタビュー原稿を仕上げ、原稿書きは一段落。昨夜は久々に翌日の段取りをなんにも考えずに寝床に入って、ささやかなシアワセを感じながら、思い切り手足を伸ばして寝た。
 ここ数日サッカーのことばかり書いていたけど、先週病院に行った。骨折から8週で、そろそろ卒業といわれるかと思ってたら、まだで、骨はくっついても靭帯とかもダメージ受けてるから、といわれてまた温熱あてたりした。たしかにまだ歩くときに痛みはあるし、走れないけど。まあ、何度もいってるけど焦らずにのんびり治していこう。
 で、そういう話を実家の母親にしたら、もう若くないんだしもっと年をとってから神経痛とか出てきたりすることもあるんだから、完璧に治すためにも、先生からもう来なくていいよっていわれるまで通い続けなさい、といわれて。たしかにそうかも……と、これには妙に納得してしまったのでありました。やっぱり先輩のご意見は聞いておくべき、か。

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