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2011年1月16日 (日)

感劇話その158 にぎわい座で初生志! 生志の「にぎわい日和」

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 昨日は今年のにぎわい座初詣で。ひとりブタこと生志さんの落語会だった。そう、一昨日、昨日と落語会の連ちゃんしてしまったわけで。“カンゲキ”解禁していきなりの連ちゃんだったので、謹慎? の反動かと思われるかもしれないが、ほんとーに偶然、たまたまつながっただけなわけで。
 最初にごあいさつ兼ねて生志師匠が登場。お正月っぽく福々しくていい感じ♡。しかし、あいかわらずマクラはキョーレツで、笑い&苦笑い&うなづき。挨拶代わりという感じで前座噺(っていう言い方もあるのね、知らんかった)の『寿限無』を披露して退席。『寿限無』。「じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょの……」という、言葉遊びや早口言葉として知られるおなじみの噺だ。いつも前座さんがこれをはじめると、ああ、じゅげむかと思って早口言葉ショーをただなんとなく聞いているだけの感じなんだけど、生志のはなんか、お話になっていてわかりやすくて、初めてちゃんとじゅげむを理解したような気がした。これってけっこうすごいことじゃないかと。前座噺とはいっても奥が深いものなんだわと、ちょっと開眼した気分になった。続いてご登場の立川三四楼さん、初めてだったけど、なんか独特の空気感漂う人だった。最初の似顔絵?ダジャレの印象が強くて、落語はどんなだったか、あんまり思い出せない(すみません)。続いて生志が登場して『看板の一(ピン)』。私はこのご隠居の親分のキャラクター、けっこう好きなタイプだ。その渋さ、かっこよさを真似てみたがる若者のおとぼけぶりも、ある意味、予定調和なんだけれどもついつい笑ってしまう。
 仲入り後はゲストの太田ももこさんの浪曲で『壺坂霊験記』。女性の浪曲をちゃんと生で聴いたのは初めてだったけど、引き込まれちゃった。『壺坂……』は文楽の演目でもおなじみの夫婦愛をテーマにしたお話だけど、浪曲で語られると、声の迫力のせいか、よけいドラマチックに感じられた。ももこさんの新鮮さもあいまって、心に響いてきて感じ。そして最後に生志の『二番煎じ』。寒い夜、番屋の中であったかーいしし鍋の肉をほおばるときのシアワセな表情がすごく伝わってきて、思わずお腹が……。してはいけないこと、みつかっちゃったら大変、みたいなことをこっそりみんなでやってしまうときのスリリングな楽しさ、ってあるんだよねー。そんな、やんちゃな旦那たちの顔が目に浮かぶようで、楽しかった。
 という感じで、なんか盛りだくさんな落語会だった。マクラでツイッターに関するコメントがあったけど、まさに、という感じでしたなあ。

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今年も元気な笑いをいただきます。

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