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2010年11月29日 (月)

淡々と作業した。

 顔の腫れが少ーしだけ治まってきている。腫れ上がったのも、徐々にひいてきているのも、身体ががんばって戦っている証しなんだろう。がんばれー、栄養は毎日とっているからね〜。今日は電話、ファクス、メールで撮影や取材の段取りを担当者と連絡取り合ったりしたくらいで、比較的ゆるゆるなので助かった。顔は腫れているけど、声は元気だしメールも打てるし字も書けるから、作業は淡々とこなせる。ただ、口はまだ全開はし辛いので、食事はやわらかめの、噛みやすいものがメイン。今夜は松木さんの美味しい蕪が先週末に届いていたので、それと牡蛎でシチューにした。煮込み系が美味しい季節になってきた。気がつけばもう師走も目の前だもんね……。海老蔵は口の中からメスを入れてほお骨の修復(?)というか、顔面整復手術をしたらしい。役者は顔が命だからねえ。歌舞伎の人はとくに眼力がものをいう仕事だし、なんといっても成田屋にはお家芸の「にらみ」があるから、無事にもとのお顔に戻ってほしいものだ。でもやっぱり口の中からメスを入れたということは、かなり腫れるんだろうなあ……たまたま同じ時期に口の中を切ったり削ったりされた者としては、なんとなく海老様の今後の大変さが案じられてしまうのでありました。もちろん、あちらの傷のほうが何倍も大変そうけど……。

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ベランダでまだがんばっている夏の花。11月のハイビスカスはなんだか椿みたいです。

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掲載誌

 25日発売の「セオリー」(講談社)にて、人生の大そうじというテーマで3人の方のインタビュー記事を書いています。コピーライターの仲畑貴志さん、もとNHKアナウンサーでエッセイストの山川静夫さん、そして、キャバレー王といわれたハリウッドグループ創業者の福富太郎さん。仲畑さんは大の骨董好き、山川さんは歌舞伎や文楽の超愛好者で著書も多数、福富さんは近代日本画(主に美人画)や洋画の一大コレクターと、それぞれお仕事以外に深く心酔する趣味やライフワークをお持ちで、人生を何倍も楽しんでいらっしゃる。だけど、増えてしまったコレクションや身の回りのいろんなものを、この先どうしていこうと考えているのか、いないのか。三者三様の“人生のそうじ術”のお話はとてもおもしろかった。時間的にはかなり追われてハードだったけれど、終わってしまえば既にもうなつかしい……。

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いろんな”そうじ”がある......。

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2010年11月28日 (日)

抜歯。その後……、

 木曜日に奥歯とその隣りに埋まったままだった親知らずを抜いた。このブログでも何度か書いていた歯茎の慢性的炎症の原因が、CT検査によって、歯茎の中にできた嚢胞であったことが判明。それが奥歯とその隣りの親知らず、さらに上顎洞にまで至っているので奥歯も親知らずも抜くしかない、ということになり、手術になった(といっても部分麻酔ですが )。奥歯は数秒で抜けたが、親知らずは埋まり方が複雑だったのか、難航して30分以上もかかってしまい、終わったときにはもうぐったりで放心状態でありました(親知らずの抜歯の細かいことは書きませんが、経験したことのある人ならわかっていただけるかと……)。夜も放心状態で早く休み、翌金曜日は朝イチから出発して八ヶ岳に日帰り取材。八ヶ岳にアトリエをもつ某俳優さんの取材で、休むわけにもいかず。けっこう睡眠をとったのに顔はなんだかぼこぼこして、唇の端っこには血の塊、クマもひどいなあと思っていたけど、お相手も特にぎょっとはされなかったみたいだし、とにかく仕事は順調に、楽しく終わらせた。
 ところが、夜に都内に帰り着き、カメラマンNさんと夕飯を食べていたら(抜歯していない側の歯だけで噛む)、だんだんとほっぺたが腫れてきた。鎮痛剤と抗生物質を飲んでいるので痛みはひどくはないが、土曜日になっても腫れはひかず、顔は完璧に片側がブルドック状態……口も半分くらいしか開けなくなり、豚汁の里芋も箸でさらに小さくして食べるようなことに。夜に知人のお誕生日パーティーに出席する予定だったが、やむなくキャンセルし、丸1日安静にしていた。そんな状態だったので、ブログも数日更新できず。今日になって久しぶりにキーボードぱちぱちしています。顔はまだちょっと下膨れ。平安時代だったら美人さんだったかも、なーんて。でも、今日は口唇ヘルペスも出てきてしまい、なんだか情けない顔になっている。とにかく、親知らずの抜歯はもう二度とごめんだ。といっても、あとの3本は20代のときに既に抜いているからその心配はないんだけど。あのときはこんなに腫れたっけかな……まあ、今回は一度に2本も抜いたし、親知らずの抜歯ではちょっと切って、縫ったりもしたから、そのせいもあるのだろうか……いずれにしろ、久々になかなかヘビーな経験でありました……。それにしても、2本の抜歯でこんなに腫れるんだから、歯が折れてほお骨も陥没骨折しているという海老蔵の顔は、いったいどんなことになっているんだろうか、とちょっと考えてしまった。

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気をとり直して、取材の帰りに撮った南アルプスの眺めです。

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2010年11月23日 (火)

ぬくぬく

 寒くなってきたせいか、わらひが毎晩布団に入ってくる。一昨年くらいから冬になるとなぜか布団に入ってくるようになった。それも決まって私のほうで、夫の布団には入らないので、夫はそれがおもしろくないようだ。わらびの寝方はすっぽり布団の中に入るわけではなくて、体は丸めつつ顔だけ布団からのぞかせているので、外から見ると人間と同じような寝方に見える。さらに、頭を枕に乗せる。人の枕に。わらびらしいのは、最初は遠慮気味に枕の端っこに頭を乗せているのに、いつのまにかじりじりと中央に迫ってくるところだ。ふと夜中に目が覚めたとき、私は寝床からはみ出て落ちそうになっていて、わらびが枕を占領していることもあるくらいだ。添い寝するとぬくぬくで嬉しいけど、寒くて目が覚めるのでちょっと困る。ほかのお家の猫ちゃんはどうなんだろうか。あと、顔が近くに来すぎてひげがこっちの鼻の穴に入りそうになるのはくすぐったいので、ちょっと苦手だ。寝返りをうって私が背中を向けると、後ろでわらびが伸びをして、つっぱる手脚の肉球が私の背中にタッチする。そのまま背中をもんで(叩いて)くれないかなあと思う。

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2010年11月22日 (月)

アポ入れと、動物病院で考えたこと……、

 次の取材のアポ入れが始まる。取材をお願いしたい人の事務所に電話して企画書をファックスし、返事を待つ。これが始まると、先方からいつ電話がかかってくるかわからないので、食事中でも、かかってきた電話はとらなければならない。別の仕事の取材中とか打ち合わせ中だったらもちろんとれないが、身内や友達との会食中などは、失礼して外に出て電話をとることになる。夫とか妹夫婦とか、仕事仲間はそういう事情を理解してくれているから、なにもいわれないけれど、知らない人が見たら、お行儀の悪い失礼な人間だと思われるんだろうなあ……などと思いながらレストレランの外に出て電話をとる、なんてことがよくあります。今日も、夫と待ち合わせて恵比寿で食事中、携帯をチェックしたら数分前の着信履歴があり、午前中にファクスを送った事務所からだったのであわてて外に出て電話。多忙な人たちの取材時間を確保するのは、一刻を争うことも多いので、そういうアポ入れの時期はそんなふうにちょっとあわただしいこともある。
 今日は食事の前に、いつもの療法食を買いにわらびの病院へいった。そしたら、待合室に、包帯をぐるぐる巻かれたわんこ(たぶんミニチュアダックス)が飼い主さんにだっこされていて、ちょっと痛々しかった。お隣の白いわんこ(たぶんポメラニアン)は見た目は元気そうだったけれど、以前にけっこうな大手術をしたのだとかで、術後の具合を見てもらいに来ている、とのこと。大きな病気したり怪我したりしているわんこやにゃんこも、けっこうたくさんいるんだなぁ……そう考えたら、うちのわらちゃんは大した病気もなく無事に19歳と半年も過ぎ、ただ、歳のせいで腎臓が弱ってきたので去年の秋から療法食にチェンジしたら、その療法食のおかげか、体調も安定し、今も食欲はガンガンにあるし、足元はちょっとよろつくけれど、自分でしっかりトイレまで行ってうんちとおしっこもしっかり出ているし、まだちょっとしたジャンプもできるし、猫パンチも健在だし、怒ったらハーッとアピールしまくるし、そういう意味では極めて元気。ありがたいことだと思う。状況が変わるときもいつかは来るんだろうと思うけれど、わらびの今のマイペースな毎日が1日でも長く続いてくれたらいいなあと思うばかりだ。

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甘えているけど偉そうな状態......、

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2010年11月21日 (日)

今日のこと、3週間前のこと……、

 昨日夕方に原稿を出し終えてから一気に脱力し、その後の夕飯から今日1日は主婦業に専念、とはいっても炊事と洗濯して、あとはたまった新聞をひたすら読んで回収に出したくらいで。あっという間に安息日(?)が終わった。何をやっていても、気がつけばすぐに夕方になっているような気がする今日この頃。
 先月末、台風がやってきた土曜日に、お友達の白洲さんのグループ展と、これまたお友達の弟さんの三線教室の発表会をはしごした日のことをふと思い出す。この日はなんだか、午後の時間がたっぷりあったような……。違うことをいろいろやっていると充実した気持ちになれて、時間が過ぎていく感覚がそんなに感じられないということなのかな……。
 グループ展はアクセサリーの白洲さんと、バッグの藤田さんと、布をさまざまに加工したり、質感の違う素材を組み合わせてストールやオブジェを作るテキスタイルの原田さん、の3人展。会場のギャラリーICHIYO(成城)は住宅の一部をギャラリーにしていて、こじんまりした居心地のとてもよいところだった。三線教室の発表会は下丸子の大田区民プラザ。成城から電車を乗り継いで約40分で到着。三線の先生、金城盛長さんは三線作家でもあり、夫の三線を作ってくださった方。演奏の方でも全国に三線教室をもっていて、北は北海道から南は沖縄までの各教室の生徒さんたちが東京に集結しての発表会だった。これが、素人とは思えないレベルの高さでちょーびっくり。大船の教室の生徒さんの中には師範になられた人もいたりして、みなさんかなり本格的なのに圧倒されてしまいました。習い事もここまでくれば大したもの、という感じで。聴きごたえたっぷりで楽しませてもらったのでした。それにしても、そんな金城先生に作ってもらった立派な三線があるのに、我が家に最近ぜんぜん音色が響かないのはつくづくもったいない限りです……。

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白洲さんのグループ展のご案内カードと、三線教室発表会のプログラム

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2010年11月19日 (金)

ちょっとした徒労感……、

 ネットの古書店に注文した本が昨夜、届いた。いま書いている原稿の資料になりそうだと思ったのだが、中身を見てがっかり。既に手元にある資料とだぶる内容、しかも情報量はとても少なく、結論としては、わざわざ買い求めるほどのものではなかった。送料とあわせても1000円ちょっとだから大損というわけではないけれど、ちょっとした徒労感を味わうことになってしまった。20年近く前の書籍で書店にはほとんどないのでネットで注文したんだけど。書店だったら手に取って該当箇所をペラペラめくって、内容をチェックすることができるけど、ネットではそこまではできないからね。最近は目次や最初の数ページを抜粋して見ることができるところも出てきたけれど。ちょっとリスキーだけど値段と見合わせて、はずれでも仕方ないか、でももしかしたらなにか詳しい情報が、と思って頼んだのが、見事に裏目が出たというわけでした。書店さんの対応は迅速で、助かったけどね。ま、こんなこともあるか。

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2010年11月18日 (木)

続いていくこと……、

 週末までに2ページの原稿を出すことになっている。昨日は資料を読んでいて、家の中にいるといまいち気分がダレてしまうので、資料ひとそろえと本を数冊バッグに入れて、電車に数分乗って自由ヶ丘まで遠征してとあるカフェで自習。寒いのに出かけてしまった……。でも、おかげでおいしいコーヒーをのみながら資料読みは進みました。時々あります、こんなことが。
 ところで、一昨日、代官山に向かう際、前の用事(資料の本探し)が予想外に早く終わり、時間があったので、恵比寿から歩いた。チェックしたいことがあったので、恵比寿駅から代官山に向かって駒沢通りを直進。この道は普段タクシーやバスではわりと通っているが、車の中にいると周囲のお店のことなどほんとど見ていないので、そういう意味では、ゆっくり歩くのはとても久しぶりだった。てれてれ歩き、恵比寿駅と槍が崎交差点の中間あたりまで来て、あった。それは「コルシカ」というイタリアンレストラン。
 学生時代に代官山近辺をうろうろしていて、何回かここでご飯を食べたことがあった。いわゆるイタリアンブームが来る前からあって、きっちりしたお料理を出してくれて、でも、気取った雰囲気はなくて、学生でもちょっとふんぱつしたら食事ができる感じだったので、誕生日とか、お祝いで何回か、来ていたのだ。わー、まだあった、と思ったらなんだかちょっと嬉しかった。ちらりと中が見えたけど、家族連れやカップルなどで、けっこう混んでいた。今も人気なんだなあ……ドアのところには、「おかげさまで今年で40周年を迎えました」という旨のメッセージが掛かっていた。40年……。どんどん新しいお店ができてはつぶれている中で、すごいことだなあと思った。25年くらい行ってないかも。お料理は変わっていないのかな。近いうちに行ってみたくなった。
 それから、同じ通り沿いに、結婚前に着なくなったブランドの服をよく買い取ってもらっていたブティックも、まだあった。入ってみたら、壁の色柄も中の雰囲気もほとんど昔のままで、これもちょっと嬉しかった。このお店はたぶん90年前後からあったと思うので、それでも20年選手ということになる。これもすごいかも。恵比寿、代官山といえば人気のエリアだろうし、周りの店舗はどんどん変わっているのに。利用してくれる人がたくさんいるから、長い間ちゃんと生きているということ。一つのお店が長く続くことって、ちゃんとそれなりに意味のあることなんだなあと、かみしめたのでありました。

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2010年11月17日 (水)

いろんなことがつながっている……、

 仕事で夏からアメリカに行っている友人Tくんが一時帰国したということで、昨夜、仕事仲間4人で食事。代官山のワインバーへ。お店の名前と地図をチェックし、念のためにお店に電話もして場所を再確認して辿り着いた地下の店へ。階段を降りているとき、頭の中にふっと店内の光景が浮かび、あ、ここは以前に来たことがある……と感じた。中に入ると、ますますその想いが確信に近づく。しかし、いつ、誰と来たのか思い出せない。でも、来たことがある、ぜったいに。お店の人に聞くと、オープンは5年前だという。そうだ、たしか来たのはオープン直後だった……。はっきりしないのがなんとも気持ち悪いので、記憶の糸をたぐり寄せ、5年前頃に一緒に来たかもしれないと思われる友達にメール。店の名前や場所を伝え、「ここ、一緒に来たことあったっけ?」と、情けない内容の質問。そしたら、「あるある、一緒に行ったのは私!」と、向こうはしっかり覚えていた。どうやら、当時、取材でお世話になったお店の関係者が独立して新しく出したお店、ということで、4、5人で行ったということのようだ。なんとなくビジュアルとしては覚えていたけれど、お店の名前とかすっかり忘れていたわけで……さんざん、店名とか地図とかチェックしたのに現場に来るまで思い出せなかったんだもんね。これって記憶力がいいのか、悪いのか。まあ、いいとはいえないですね。5年ぶりにいただいたワインバー「ラ・フォルナーチェ」のお料理。前と同じメニューかどうかはわからないが、とっても美味しかった。これは確かです。
 ところで、会食中の会話で、仕事仲間のO編集長が愛用しているスーツを作っているのが私の古い知り合いのRさんだったことが判明。なんと、いまはご近所で家族ぐるみで食事もしているらしい。私は昨夜、Rさんの奥さんのMちゃんがデザインしたチュニックを着ていて、「いいね、それ」といわれたところから話が始まり、そこまでつながったということで。O編集長とはなんだかんだ10年来のつきあいになるけど、共通の知り合いがそんなふうに発覚するなんて、お互いびっくりした夜でありました。聞けば、隣りに座っていたTくんもO編集長の勧めでRさんのスーツを1着作ったのだそうで……なんだか、いろんなことがいろんなところでつながっているんだね、というか、世の中やっぱり狭いということ、なのかしらね。余談だが、私の隣りにいたギャルYは、私のと同じチュニックが欲しいというので、Mちゃんに問い合わせてみたら、もう在庫がないのだそうで、ここまではいまいちつながらなかった。惜しい。

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「ラ・フォルナーチェ」のコールラビと自家製アンチョビのロースト(O編集長撮影。以下同)





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焼きリゾット







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ミネストローネ。これも絶品♡。

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2010年11月16日 (火)

感劇話その156 城田優のトートに釘付け。ミュージカル『エリザベート』@帝劇(9月)

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 9月に観た『エリザベート』のことを書きそびれていた。8月からロングランだったけど、ついに先月末で終わってしまったので、甚だ"遅かりし由良之助"ではありますが。
 こんなに時間が経ってしまったのにあえてここでご紹介しようと思ったのは、死神トート役の城田優が、とてもよかったからなのだ。まじで。
 ミュージカル『エリザベート』は、実在したオーストリア、ハプスブルク家の皇后エリザベートのお話。少女時代に黄泉の国の王であるトートに見初められたエリザベートが、訪れる死への誘惑と闘いながら力強く生きる姿を描いたもので、宝塚でも再三上演されている人気演目だ。エリザベートの心を惑わす美しく妖しい死神トートの役は、東宝ミュージカルではこれまで山口裕一郎や内野聖陽など、実力派の役者が演じ続けている。それが、今回の公演では、山口裕一郎に石丸幹二と城田優が加わったトリプルキャストで行なわれた。この話を友人Bから聞いたのは夏前だったか。え、劇団四季出身の石丸さんはともかく、城田優くん、ミュージカルやるの? しかもトート?? と驚く私に、Bが滔々と説明してくれた。
「あのね、城田優くんは“テニミュ”出身だから、もともとミュージカルは得意なの」え、テ、テニ……なにそれ? と思わず聞く。「テニミュというのは『テニスの王子様』というミュージカルで、城田くんはそれに出て人気が出て、それからテレビにばんばん出るようになったのさ」へえええ、そうだったのか。と、次の瞬間、私は思った。城田優のあのビジュアル、あの長身、ハーフ特有のあの美しい、現実離れしたといってもいいくらいの整った顔立ちでトートをやるのは、すごい合っているかもしれない……。それで、チケットをお願いしたのでありました。エリザベート役も、私の好きな朝海ひかるだし。ちなみに、私はこれまで特に城田優のファンだったわけでもないのだが、彼のトートにがぜん興味をひかれてこうなった、というわけで。
 で、観てみたら、予想以上に素晴らしい城田トートに終始釘付け状態。歌はうまいし、声もよく伸びる。そしてあの長身、長い脚にニーハイブーツがすごく似合って、ロングヘア姿は、オスカルかフェルゼンか、てな具合で(ちょっと古い?)。まさに、この世のものとは思えない美しさ、妖しさがいっぱい。夢の世界の人を見ているようで、しかも朝海ひかるを相手に堂々と演じ切っていた。この若いトートもありだなあと、つくづく思ったのでありました。久々の、新しい発見という感じで。これ、城田くんのはまり役になったりしないかな。テレビでは知ることができなかった彼の魅力がすごく出ていたと思います。舞台でもっと観たい人かも。朝海ひかるのエリザベートは華奢で上品でありながらも芯のある力強さがよく出ていた。相変わらず美しくて、かわいかった。

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右端が城田くん。ルドルフ(皇太子)と、少年ルドルフの子役ちゃんもすごいがんばっていた。

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掲載誌

 15日発売のpen最新号、「オトナの大学」特集の中で記事を書いています。10月12日のブログに書いていたのはこのことで、先月上旬に大学など3カ所を取材。20代の頃、隣り駅だったのにもかかわらず一度も足を踏み入れたことのなかった東大駒場キャンパスに行って講義を受けることができたのは、ちょっと嬉しかったな……。

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人気教授の特別講義、社会人でも受講できる講義など、たくさん出ています。

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2010年11月15日 (月)

冬支度……?

 今日は午後からぐんぐん気温が下がって、夕方に資料探しに本屋に行こうかと思っていたけど、思わず明日に延期。いま(日付が変わるちょっと前)の外の気温は9度とか8度とか、らしい。一気に季節が冬にがぶり寄り。がぶり寄りといえば、横綱白鵬の連勝がついにストップ。土を付けたのは稀勢の里だった(決まり手は、寄り切り、です)。白鵬の偉大さに異論はまったくないけれど、稀勢の里は以前からもっと早く大関になってほしいと期待していたおすもうさんだったので、ちょっと嬉しかった気持ちも。白鵬には双葉山の記録という目標があったから、それを目前にして負けたのはショックかもしれないけど、また明日からがんばってほしいと思う、のであった……とにかく、勝ち続けるって大変なことだよね。
 それにしても、この冷え込み。冷たい雨もしとしと降ってきて、ついに今夜はファンヒーターのスイッチに手がのびてしまった。異常な熱さが続いた夏場に瀕死の状態になっていたベランダの野菜たちが、10月になって涼しくなってきた頃から徐々に息を吹き返し、ようやく最近、元気に実をつけ始めていたのに。こんなに急激に10度を下回ってしまって、生育が止まったりしてしまわないだろうか心配。穏やかな日々は長くは続かないということか。今年のベランダはなんだか受難続きです。このまま気温が低くなるなら、そろそろハイビスカスやパパイヤの鉢は家の中に入れてあげないといけないかしら……。

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復活してきていたピーマンとししとう(数日前撮影)。違いがあんまりわからないけど......。

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掲載誌

 「和楽」(小学館)最新号にて、“水戸徳川家の美と知と心”の連載記事を書いています。最終回の今回は、水戸家に伝わるキリシタン道具について。取材は9月でまだまだ暑い時期に暖炉の火を燃やしたりして汗だくになったことを思い出しました。なんかなつかしい感じ……。

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第一特集は「書」です。

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2010年11月14日 (日)

小さなお店の大きなシアワセ……、

 先週後半は体調も戻り、木金と続けて外食。どっちもよいお店だったのでちょっとそのお話を。木曜日は観劇の帰りに、シアターからほど近いモロッコ料理やさんへ。三軒茶屋の「ダール・ロワゾー」。カー&フードジャーナリストの小川フミオさんから以前話を聞いて、一度行ってみたかったお店。『K2』のお芝居が世田谷パブリックシアターだったので、ちょうどいいと思って帰りに行ってみたんだけど、どれも美味しくて、すごく気に入った。肉詰め野菜のタジン、ラムのクスクス、トマトサラダ。久しぶりにエスニックなお味を堪能。

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インテリアもお皿も、店内はモロッコ一色。駅からほど近い、エコー仲見世商店街の中にある。




 金曜日は五反田と目黒の中間あたりで5時から打ち合わせ。終わって外に出たらとっぷりと暮れていた。資料を預かる約束をしていた編集者Bが、目黒にちょーゆるい旨い居酒屋があるのでそこへいきませんか、というので、行ってみた『よし祥』。気のいいおじさんがやっていて、テレビがついていて、テーブル数席とカウンター。たしかにちょーゆるい雰囲気だけど、魚がめっちゃ美味しい♡。量が多いと聞いていたので少なめにお願いしたお造り盛り合わせと特製茶碗蒸しでお腹はいっぱい、日本酒2杯でちょーいい心持ちになり、さくっと飲んで食べて、とっても心地よかった。シメたばっかりというしめ鯖は魚の旨味たっぷりで、赤身も美味しかったし、茶碗蒸しは優しい味の出汁がじゅわじゅわで、鶏やらよもぎ麩やら具沢山。全体的にとても品のよいお味で、おっちゃんやるね♡という感じで、大満足。

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ゆるさもおじさんのキャラも居心地よし。昼間は海鮮丼が有名らしいです。雅叙園の近く。




















 たまたま今回はどちらもすごいこじんまりしたお店で、庶民的。その“こじんまり感”の中に、すごいあったかい豊かなシアワセが詰まっている感じがした。『ダール・ロワゾー』なんかはちっちゃいお店がひしめきあう三茶の商店街にある。昔ながらの鰻やさんやおでんやさん、婦人服店や化粧品店なんかが立ち並ぶ、どことなく懐かしい、でも活気ある雰囲気の商店街の中で、他のお店と同じように小さいけど活気いっぱいでがんばっている。夜はけっこう寒くなってきたので、今の自分はこういうお店で、気の合う人とゆるゆる飲んで美味しいものをつまんで、ほっこりしたい気分なのかもしれない。どちらもそんなことを感じさせてくれるお店だった。

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2010年11月13日 (土)

感劇話その155 ずっと肩に力が入りっぱなし。迫力の舞台『K2』@世田谷パブリックシアター

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 木曜日に行ってきた舞台『K2』のお話。堤真一と草彅剛の二人芝居だ。『K2』はアメリカ生まれの戯曲。世界第2の高峰K2登頂に成功したものの、下山途中に遭難し、身動きとれなくなってしまった男二人。その極限状態で起こる心理ドラマを描いたお話だ。ブロードウェイで絶賛され、日本でも80年代から数回上演されている。草彅つよぽんは以前の『瞼の母』で、予想外に役者魂を発揮しているのを見て以来、また舞台を観たいなと思っていたし、堤真一との二人芝居と聞いて、がぜん興味を募らせていたのでありました。
 幕があくと、いきなり目の前に巨大な氷壁が現れる。舞台は地上8100メートル付近の岩棚。それも、人間二人がくっついて座って余裕があとちょっとしかないくらいの狭ーいスペース。この舞台装置だけでも、見ているほうとしては思わず肩に力が入る。そんな場所で、身動きとれなくなっている二人。零下40度、寝袋もテントもないところで奇跡的に一夜を無事に明かしたけれど、一人は足を骨折している。そしてザイルは1本しかない……。内容が内容だけに、最初の緊張感というか、肩にずーっと力が入った感じが最後まで、途切れないまま続く。終わって拍手をしていても、しばらく心の中に冷たく重たい石がずっと残っているような、なんともシリアスな人間ドラマだった。
 つよぽんがザイルを使って氷壁を上り降りするシーンは、舞台とはいえ、けっこうはらはらするし。あんな極限状態で、理性を失わず物事を判断することができるのか。“受け入れる”とはどういうことなのか。重たいテーマです。状況設定といい、心理描写といい、あんな緊迫した世界を舞台で描くというのは、かなり難しいんだろうと思うけど、それをやり切っているのもすごいなあと思った。荒ぶる「動」のテイラー(つよぽん)と、怪我を負ってずっと座ったままの「静」のハロルド(堤真一……静なんだけど、心の底に持つエネルギーの迫力、大きさみたいなものがすごくよく出ていた)、この二人の男の魂のぶつかり合いも、見応えありでした。

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チラシですみません......。

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2010年11月10日 (水)

菊を食す。

 忙しかった先週までの反動なのか、季節の変わり目だからか、なんかここ数日体調がいまいちで、昨日今日と鼻炎気味。いつも気温が下がり出す頃に始まるアレルギー性鼻炎のようなので、今日は念のため薬を飲んだ。気温が下がってきたことが原因といえば、喘息の気配もけっこうあり、このところは毎日1回吸入剤も服用している。加えて“だるおも”な感じがけっこう強いので、今日は午後から資料探しに出かけようと思っていたのをやめにして、1日家でうだうだした。といってもソファにごろりして、録画したまま貯まっている番組をいくつか見ただけ。それでもしばらく横になっていたら夜には炊事する元気が出てきた。
 ということで食べ物の話になりますが、自分は秋田出身の人と結婚してなかったら、きっと一生食べなかったんじゃないかなあと思うのが、菊である。菊。お花の菊。食べられる菊のことだ。山形県には「もってのほか」という名前の食用菊があるが、これは赤というか、紫っぽい色をした花だ。これはけっこう知られていて、都内の料理屋さんとかでたまに見ることもある。一方、秋田の食用菊はほとんどが黄色。黄色い菊といえば、よくお刺身の飾りとして添えられている小さな菊の花を思い浮かべる人が多いかもしれないが、あれよりもっと大きくて、いわゆる一般的な観賞用の菊の花と同じくらいのサイズ。この黄色い菊の花を食べるのだ。
 初めて秋田の実家の食卓でこれを食べたときは衝撃だった。たぶん、九州人はほとんど知らないのじゃないかと思う。鮮やかな黄色い塊がお皿の中に入っていて、これは何かと尋ねると、菊を茹でたものだという。え、菊を食べるの?? と思いながらおそるおそる、ポン酢か三杯酢をかけて食べてみたら、すっごいおいしい!! シャキシャキした歯応えがたまらない、さわやか〜なお味で、お酢にすごく合う。こんなの今まで知らなかった!! その瞬間からすっかり菊のファンになった私。秋田へ帰ると義母が自分の畑で作っている菊をたくさん食べるようになった。菊の花のガクの部分をとり、花の中心は苦みが強いので残して、周りの花弁をむしる。沸騰したお湯にお酢をちょっと入れたところにこの花弁を入れて、さっと茹でる。絞って食卓に出す。それだけ。お好みのお醤油や酢をかけて食べる。アクはそんなにないのでもしかしたらマヨネーズも合うかもしれないと思うけど、まだ私は試したことがない。先週末に、秋田のお義母さんがまた野菜と一緒に菊を送ってきてくれたので、今日は土佐酢をかけていただいた。菊には肝臓腎臓機能の改善や疲労回復などの効能があるらしいので、ちょうどよかったかも。ありがたや。

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左の黄色い菊の花をたくさんむしって茹でると右(手前)に。今日はゴマをかけてます。

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2010年11月 9日 (火)

感劇話その154 生志ってこんなにブラックだったっけ? とオドロキ笑った「生志のにぎわい日和」__11月8日@にぎわい座

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 厳戒態勢の横浜に昨日も行ってしまった。というのも、土曜日の志の輔に続いて月曜日の生志のにぎわい座のチケットもとっていたので。でも、昨日は夜の部だったし、桜木町に留まっていたのでおまわりさんも土曜日ほどたくさんは見なかったけど。それでも地下鉄のホームなんかにもいるんだよね、おまわりさん。みなとみらい地区の飲食店は休業で、名物観覧車も停止しているらしいし、これで各国の首脳が集結する日になったら、いったいどんなことになるんでしょう。生志もマクラでぼやいてました。検問が厳しくて道が渋滞でぜんぜん進まない、とか。
 この日は開口一番から生志さんご本人が登場。前座の人がみつからなかったらしい。前座ってひっぱりだこなのね? 前座の代わりってことで、開口一番にふさわしい(?)『子褒め』で軽くジャブを打ち、次は立川談奈が登場して『勘定板』。これは初めて聞く噺だったが、いわゆる下ネタの勘違いもの。トイレ事情が独特な田舎から江戸見物に来た客が宿屋で巻き起こす事件……。こんなことほんとにあったんかいな、って感じですが。次は再び生志がでてきて、『茶の湯』。後半はちょっと尾籠な話になってくるので、今日はひょっとしてその路線なのか……、と、ちょっと気になったけど、最後の3席目は『文七元結』でしっかり締めてくれました。今回の『茶の湯』のご隠居さんはそんなに歳には感じられなかったが、なんか抜けている感じがよくて、小僧の定吉とのやりとりも脱力系な感じで楽しかった。
 『文七元結』の中で私が好きな場面は、吉原の「佐野槌(さのづち)」の女将さんが粋なはからいというか、心意気を見せてくれるところ、と、左官の長兵衛さんが、身投げをしようとした文七を救うために大事な50両を手放すところとか、後で返しにきた50両を「江戸っ子は一度出したものを受け取れるか!」といって固辞するところあたりで、まあ長兵衛さんの江戸っ子気質が出まくるところはみんなが好きな場面だと思うけれども。そんなふうに、「佐野槌」の女将さんしかり、長兵衛さんしかりで、江戸っ子の心意気がこれでもかというくらい盛り込まれているお噺なんですね、『文七元結』というのは。めでたしめでたしでスカーっとする締めも気持ちいいし。そういう意味では、私的にお気に入りの“見せ場”はどれも、生志さんはいい感じに話してくれていた。欲を言えば、女将さんはもっと貫禄ある感じでもよかったかもしれないけど。
 あ、そうそう、ゲストは漫才のナイツ。若手お笑い芸人として最近テレビでよく見かける人たちの中にいる人たちだ。もちろん生で漫才を見る(聞く)のは初めて。毒舌ネタが随所に出てきてけっこうおもしろかった。
 それにしても、今回さらに印象に残ったのは、生志のマクラの強烈さ、だった。APECの厳重警備のこともそうだけど、その他、昨今の政治ニュースや社会的問題をばっさり斬る生志。しかもそれがけっこうなブラックジョーク混じりで。残念ながらここではとても文字にして書けないことばかりなんだけど、でも、すごい笑えた。生志って、こんなにブラックな人だったっけ? と、連れのかよちゃんと話しながら、おまわりさんだらけの桜木町駅に吸い込まれて帰ってきました。次はどんなマクラを聞かせてくれるのか、そこも楽しみになったりして。

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チラシと演目です。

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2010年11月 8日 (月)

感劇話その153 始まったとたんに不覚にも涙……の『しじみ売り』は新版です。志の輔のにぎわい_11月6日@にぎわい座

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 土曜日に行ってきた志の輔のにぎわい座。数ヶ月ぶりだった。開口一番は立川志の太郎の『つる』。鶴がつーーっと鳴いてきて気に停まり……、というやつだ。続いて、志の輔の1席目は『王子の狐』。狐が若い女に化けたところを目撃した男が、逆に狐を騙そうとして、その女(狐)を料亭に連れて行くお噺。マクラは奇しくも最近テレビのロケで訪れたという東京の王子稲荷神社とその近辺の話だった。ちょうど王子を訪れた後だったから『王子の狐』にしたのだろうね、たぶん。『王子の狐』は、まさに王子稲荷や料亭の「扇屋」が出てくる噺だし。
 「扇屋」といえば卵焼きが有名な料亭で、90年代に卵焼きの取材で行ったことがある。江戸時代、それも家光の時代の1648年の創業という超老舗で、私が取材した頃にはまだ料亭だった記憶があるのだか、なんと今は料亭はたたまれ、卵焼き屋さんとなって卵焼きのみ販売されているらしい。ぜんぜん知らなかった……木造と瓦屋根ですごく風情のあった料亭の建物も、今はないようだ。これも時代の流れなのね……。扇屋名物の卵焼きは折りにぴっちりと入っていて、焼き印がしっかりついていて、分厚くて、噛むと甘い出汁がじゅわーっと口の中の広がる、なつかし〜いおいしさだった。
 仲入り後のゲストにテツandトモが登場。生ジャージ、生「なんでだろう♪」を初体験。一頃テレビに出まくっていた芸人さんが、こうして寄席などの舞台に出てくると、よく「落ちぶれた感じでなんかかわいそう」という人がいるけど(実際、このときも連れがそういっていた)、芸人さんの本来の活躍の場は寄席というかこういうライブの舞台なんだし、こういうところのお客さんを大事にして活動していった方が、きっと息長く活躍できていいと私は思う(そういうあんたは何様だよって、感じだよね、すみません。ま、ギャラのこととかわからないから無責任なことはいえんけど……1人の客としての意見です)。実際、テツとトモの二人は歌もうまいし、会場を沸かせるコントもいっぱいで、すごく楽しかった。
 志の輔の2席目は『しじみ売り』。大好きな話で、しじみ売りの少年が出てきて、あ、『しじみ売り』だとわかった瞬間から不覚にも涙が出てきてしまった私……老化現象もあると思うが、実際、あの少年のけなげないじらしい喋りを聞いているだけで、クライマックスに行く前から鼻をすすっていた人は会場に何人もいた……。『しじみ売り』は病気の家族を助けるためにしじみを売る少年と、鼠小僧次郎吉とのふれあいを描いた噺なんだけど、私は志の輔のこの鼠小僧が大好き。『徂徠豆腐』の荻生徂徠くらい好きだ。何度聞いてもいいなあ、うまいなあと思う。『しじみ売り』は古典落語だが、志の輔はクライマックスの筋立てを少し自分流に変えていて、そこがまたじんわりと、いい人情話になっている。
 という土曜のお昼の落語会。いい気分になって帰りは桜木町からみなとみらいまでぷらぷら散歩。ところが、みなとみらい地区には昨日から始まったAPECのために全国から集められたおまわりさんたちが至る所にいて、ものすごく物々しい感じだった。ぷらぷら歩いたりなんかできないくらい、路上にも駅の構内にも10メートルおきくらいにおまわりさんが。でも、中華街への行き方とかを観光客から聞かれて立ち往生しているおまわりさんもいて、なんだかいろいろご苦労さんなことだなあと思ったり。とにかく、横浜方面はしばらく大変そうです。

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演目です。テツandトモの芸って、コミカルソングだったんだね。

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2010年11月 7日 (日)

ようやく浮上というか脱出……。

 久々にかなりのハードワークで、しばらくブログの更新ができなかった。先月20日過ぎからなんだかんだタイトになってきて、A誌の原稿を出したのが24日。その翌週は校了と、B誌の取材の続き。そして先週の1週間は、1日の月曜日に最後の取材をし、火曜日からはひたすらテープ起こし&原稿書き。木曜日夜までにインタビュー原稿を3本B誌に送るというミッションで、結果的には火曜日の午後に1本目、水曜日夜に2本目、そしてその約24時間後の木曜日の夜に3本目を送り、なんとか任務を完了することができた。金曜日は一部直しが入った3本目の原稿の修正作業で、最終的に金曜日夜にすっかり手離れ。とりわけ火水木の3日間はほとんどMacにはりつきで、しゃかりきに働いた……怒濤の3本でありました。
 そんなわけで、メールもしばらくは仕事以外の件にはまったく対応ができなかったし、自分のブログの更新はおろか、毎日楽しみにチェックしている友人や知り合いの人たちのブログも数日覗かないまま。やっと長いトンネルを抜けて、昨日から徐々に日常モードに戻りつつある、と書きたいところだが、昨日、午後から落語会に行ったら、友達が開口一番「顔がえらい疲れてるね、忙しかったの?」……はい、そうなんです。忙しかったんです。お肌の疲れは一晩爆睡したくらいでは戻らないようで……。とほほという感じだけど、まあ、力出し切った後だから、仕方ありません。加えて、以前より回復力が落ちているということなんだろうね。しゃかりきに働いたら、同じだけしゃかりきに休むか遊ぶかして、リフレッシュしないと。
 とりあえず日常を取り戻しつつあるので、カンゲキ話ほか書きそびれたままの話題もあるし、今日からまたしばらくはブログもほぼ日モードでできるようにしたいと思います。

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