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2010年10月28日 (木)

今日に限って……、

 昨夜、今日へと日付が変わる少し前に、メールでゲラが送られてきた。最近は12時前後になると睡魔に襲われることが多いのだが、3ページだし、やってしまってから寝たいと思い、コーヒーをいれて飲みながら確認作業。そのまま目が冴えてしまうかと思ったが、終わったらほどなくしっかり眠気がやってきた。最近やたらと眠いのだけれど、これも……と、またついつい歳のことを考えてしまう。もうそういうものなんだと思って、いちいち考えるのはやめにしよう、と思った。
 今朝は予報通りこの秋一番の冷え込みで、冷たい雨……12月下旬の寒さだって。布団からなかなか出られなかった。
 ユーミンの大好きな『DESTINY』という曲の歌詞に、♪どうしてなの 今日に限って 安いサンダルをはいてた……♪というのがある。あの曲のようなドラマチックな話じゃないけれど、こんな、この秋一番の冷え込みの、冷たい雨の降りつける、そんな今日に限って、ニューヨークから一時帰国しているお友達の美奈子さんとランチする約束をしていた。しかも、1ヵ月以上前からピンポイントで今日のランチ時間を指定されていたのだ。そんな日がこの秋一番の冷え込みで、こんな冷たい雨になるなんて……これは私の日頃の行いが悪いせいだろうか。それとも、美奈子さんが雨女……? と、なんだかなーという冴えない気持ちで出かけていった。でも、案の定、美奈子さんに会って話すと元気になれた。
 美奈子さんは、大きなノートパソコンやら自分の(活動記録の)ブックなど、たくさんの荷物でふくれたショルダーバッグを抱えながら傘をさし、ハイヒール姿でカツカツと、人混みの竹下通りから私の前に現われた。何故、原宿だったかというと、彼女が今日1日の自分の動きに合わせて指定してきた場所が青山、表参道、原宿近辺だったから。最近、私が気に入ってよくランチをするイタリアンが原宿にあるので、じゃあそこにしよう、ということになったのだ。
 以前のブログにも書いたと思うけれど、画家として、彫刻家としてニューヨークで活躍している美奈子さんは、いつも私に元気をくれるミューズ的存在。彼女は常に前向きで、常に何かに挑戦している。今回は、アメリカでのアーティスト向け就労ビザの更新の為に帰国したのだが、普通は専門の弁護士や法律家に依頼して作ってもらう大使館への提出書類を、なんと自分で作成し(英語の法律用語なんかも自分でしっかり調べたりしたらしい)、提出したらあっさり認められたのだという。「だって、プロに頼んだら5000ドルもとられちゃうんですよ……」と美奈子さん。たしかに5000ドルは高い……円高とはいえ。でも、たいていの人はそういう正式な書類を自分で作ることは難しくてできないから、しかるべく専門家に頼むわけで……それを、彼女は何ヵ月もかかって自力で勉強してその書類を作ったわけで……彫刻制作の傍らで。そんなことする人、他にはいない。少なくとも私の周りには。美奈子さんはいつもそんな調子で、なんというか、そのエネルギーにびっくりさせられることばかり。話を聞いていると、いつのまにかこちらも元気な心になってしまうのだ。それが不思議。約2時間おしゃべりして、次は阿佐ヶ谷に行くといって、美奈子さんはまた竹下通りの傘の中に消えていった。夕方にはまた別のアポイントがあるので原宿に戻ってきます、といって。私はその彼女の元気な背中に、ありがとう、と心の中でお礼を言った。

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2010年10月27日 (水)

寒波襲来……、

 東京に木枯らし一号。え、もう冬ですか? 今年は気持ちのいい秋晴れの日をろくに経験しないまま、もう冬になってしまうのか……。記録的な猛暑といい、今年の気候はなにかと驚かされること続き。やっぱり地球がちょっとずつ不調を訴えているのだろうか。明日はもっと、12月並みに冷えるというし、しかも冷たい雨だというし、まだちゃんと衣替えもしていないというのに、一体何を着ていったらいいのか……。
 今日もデジタルレコーダーとパソコンでテープおこし。来月頭に3本のインタビュー原稿を仕上げる。2人分の取材はもう終えていて、3人目は来週の月曜日。担当編集者さんをやきもきさせないように、なるべく今週末には2人、いやせめて1人分の原稿はあげておきたいところですが……。作業日程を考えるとハードだけれど、インタビューの内容はとっても面白い。今回は60代〜70代のおじさま方に話を聞いていて、既に取材したお二人は70代後半。長年にわたって打ち込んでこられた趣味やお仕事の話を中心にお話してくださるのだが、人生のいろんな経験をもとにした厚みのあるお話は聞いていてとってもおもしろく、興味深く、もっともっと聞いていたい気持ちになってしまう。趣味や道楽にしろ、何事かを徹底的に極めている人の言葉というのはほんとに味わい深いものです。最近は自分の父親に近い世代の方々の話を聞いているのがすごく楽しい私……そういえば、文楽で好きな太夫や三味線や人形の人たちもみんな70代以上で、「それはあなた、看○○専だわねぇ〜!」と、口の悪い友達に茶化されたことがあったけど(なんというか、もう少しましな言い方があると思うのだが……)、でも、偶然にもほんとうにそういう歳の人たちなんだから、仕方ない……

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2010年10月26日 (火)

ウォークマン生産終了のニュース……、

 日曜日に原稿を出し終え、夕方からわらびの療法食をもらいに病院へ。夜は翌日の取材の資料に目を通し、月曜日は朝から神保町の編集部で校了作業をした後、午後から銀座でインタビュー取材が1件。今日は検査の結果を聞きに病院へ、と、なんか身体をしっかり休めないまま新しい週が始まってしまっている。
 数日前にテープおこしの話を書いたと思ったら、今夜、ソニーがカセット式ウォークマンの国内生産を停止、というニュースが。時代の流れとはいえ、公私ともにカセット式ウォークマンにたっぷりお世話になった世代としては、ちょっと淋しい気分。大学時代にはもっぱら好きな曲をレコードからカセットに録音してお気に入りの編集テープを作り、ウォークマンに入れて移動中に電車の中でよく聴いたものだ。ボーイフレンドに自作の名曲編集テープを贈ったりもしたし、贈られたことも……青春の1ページですなあ……。録音もできるタイプが登場してからは、ウォークマンはインタビュー取材には欠かせない仕事道具にもなって、いっぱい活躍してくれた。
 思い出の音楽テープのいくつかは捨てられずに今もずっと本棚の一角に積まれていて、おばあさんになったら日がな一日こういうのをのんびり聴いているのもいいなあ、とか思うことがあるので、そのためにもカセットテープ再生用のカセットデッキやウォークマンは手元にキープしておかないといけないなあ、と思っている私。カセット式ウォークマンが生産されなくなるということは、だんだん品薄になってそのうちに販売店でも気安く買えなくなるということだろうから、ここは老後の楽しみのためにも、引き出しにしまったままの昔のウォークマンがちゃんと使えるのかどうか、そのうちにチェックしておかなくちゃ、と、二ュースを聞きつつ考えてしまった......。

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2010年10月23日 (土)

テープおこしという作業……、

 昨日は原稿2本を送り、今日は外出の日だったので、残り1本は明日中に仕上げる予定。
 先日のブログを読み返していてふと思った。そういえば、テープおこし、と書いているけど、それは正確にはテープおこし、ではない。そもそもテープおこしというのはその昔、取材やインタビューをテープに録音していた時代からの呼び名で、要するに取材のテープを改めて聞き直してその内容を書き出す作業のことだ。昔、というか、10年以上前までは、録音した取材テープをウォークマンなんかで再生させながら、内容を手書きで書いていたものだ。しかし、録音のための道具でいえばテープは10年くらい前からMDになり、そして、2、3年前くらいからはデジタルレコーダーになっている。ただ、これはあくまで私の場合であって、私はなんでも対応が遅いので、そういう切り替えに敏感で早い人は、私よりもっと早い時点でMDやデジタルレコーダーに移行していると思うけど。
 そして、以前は手書きでおこしていたが、いまはキーボードを叩いてパソコン内に保存するようになっている。だから、このところ私が原稿を書く前にやっているテープおこしという作業は、厳密にはテープおこし、ではないということになるわけだ。にもかかわらず、今のところテープおこしにとって代わる新しい呼び名がないので、昔と同じようにテープおこし、といっているのでありました。あと、テープおこしを専門にやっている人がいて、テープリライターとかいってたようだけど、その呼び名はいまはどうなっているんだろうか……。と思ってちょっとネットでチェックしたら、今もテープリライターで通っているようです。
 テープおこしといえば、昔のテープ時代は、インタビューテープは特に、聞き取りにくい部分や、相手の微妙な表現部分なんかを何度も何度も小刻みに巻き戻して繰り返し聞くことがあって、巻き戻しボタンを酷使しすぎてウォークマンが壊れてしまったりとか、よくあったもんだったなあ……手書きするのも、疲れると他の人にはぜったい読めない字になっていたし……そこらへんは、プロの速記の方なんかはすごいもんだけどね。そんなふうに、テープおこしの三種の神器(ウォークマン、紙、筆記用具)も今じゃデジタルレコーダーにパソコン、だから三種じゃないわけで。ライターの仕事は、こんなところもペーパーレスになっているのでありました。明日、3本目の原稿送ったら、また次のテープおこしだ。

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日曜日の披露宴のお裾分けが、まだ元気。

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2010年10月20日 (水)

「講座」と「高座」……、

 午前中からいつもの歯医者さんに。考えてみたら昨日も目黒に打ち合わせに来たんだから、そのあとに歯医者にすればよかった、と電車の中で思ってみたが、歯医者さんもけっこう予約でいっぱいだから、うまく予定をつなげようとしても実際はできたかどうか……ま、今日になってそんなこと思っても仕方ないんだけど。
 午後からはずっとテープおこし。私のMacは「こうざ」と入れると「高座」と変換される。今回のテープおこしは「講座」という言葉がよく出てくるので「講座」と出したいのに、何回やっても最初に「高座」が出てきて、10回くらい繰り返したら、やっと「講座」がいちばんに出てくるようになった……そんなにいつも落語のこと書いてたっけか……まあ、書いてなくはないというか、「こうざ」という読みがなの漢字については、これまでの実績では「講座」よりも「高座」の頻度が高かった、ということだ。
 それにしても、同じ音の「こうざ」でも「講座」は講師の座る場で、大学などで行なわれる講義のこと。かたや「高座」は寄席などで噺家や芸人が演じるための一段高い場所、と、意味はぜんぜん違うというか、真逆のような世界になるのだから、なんかおもしろい。Macさんもせっかく「高座」を覚えてくれたのに、今回は圧倒的に「講座」の頻度が高いので、また一つ新しいことを認識しないといけないね。これで今回の原稿が終わって、また落語の話とか書こうとしたとき、「こうざ」と入れたら一番に「講座」が出てくるんだろうなあ……と、どうでもいいつぶやきを続けている暇があったらテープおこしの続きをどんどんやらなくちゃ〜。ではではまた〜。

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2010年10月19日 (火)

季節到来

 今週は原稿締め切りと校了が重なりそう……がんばれ、私。来月頭まで。
 レイアウトが上がったということで、午後一に目黒の編集部に打ち合わせに行った。その後、編集者とランチしてその帰り、かねてより友人たちから「あそこは安い!」と勧められていた目黒駅地下のスーパーへ寄ってみた。ほんとに安かった。昨今、まだお高い野菜類も、質が良くてお安いものが多く、長ネギ、水菜、ブロッコリ、えのき茸、しめじ、生椎茸、きゅうり、柿、しゃぶしゃぶ用豚ロースなどを買って2000円でおつりがきた。すごい。感動して、紹介してくれたBにメールしたら「そうなのよ、駅の別サイドにあるちょい高級スーパーで同じだけ買ったら3000円だよん」と返信が。うーん。うちの近所のスーパーと比べてもずっといいわ。目黒は仕事と歯医者で時々来るので、多いに利用したいと思った次第です。
 ところで、今日のランチは和食やさんで、カキフライを注文。ついに牡蛎の季節到来。お店の壁に、「今年のチリ地震による津波の影響で、気仙沼の養殖牡蠣が流されて不漁のため、三陸産の牡蠣の入荷が例年に比べて少なめになっております」とのお報せが貼られていたが、本日の牡蠣は別のところのだったのかしら。いずれにしろ、とってもおいしかったけど。それにしても、大地震に落盤事故と、チリは今年、大きな災害や事故に見舞われたわけだ。でも、落盤事故のほうは大惨事にならなかったからよかったけどね。そして今夜は目黒で仕入れてきた野菜も含めて鍋にした。もちろん、かぼすも大活躍で。今シーズン初の鍋。ついに鍋の季節も到来……。北海道の道東では最低気温が氷点下になってこの秋一番の冷え込みだったそうだが、あんな猛暑の夏だった今年も、いよいよだんだん寒くなってくるのだろうか。

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2010年10月18日 (月)

宴のあと……、

 美食が夢のあと……。今日は眠くて眠くて身体が“だるおも”で、仕事もぜんぜんはかどらず。昨日、1日中ヒールの靴を履き、出ずっぱりだったせいかしら……ぬるめのお湯にのんびり浸かって寝たにもかかわらず……楽しいこと続きでも身体は疲れてしまう、これが歳ということなのか、とまた考える。ま、ほんとに“だるおも”なんだから仕方ない。こんな日もあるさ。
 録画していた先週放送のケンミンショーを見る。先週・今週は京一郎夫婦の転勤先が大分なのだ(番組を知らない人にはなんのことだか、わからないと思いますが)。見ると、大分県出身の私も知らないことがいっぱい。ニラをたっぷりのせたちゃんぽん風の麺“ニラちゃん”が、いま大分では名物なのだとか、ほんとか? かぼすももちろん登場し、かぼすの正しい絞り方(切り口を上に向けて、果汁が皮をつたって落ちるようにする)がしっかり紹介されていたのは嬉しかった。プロレスラーの藤波辰爾(大分県出身)がかぼす大使だったとは知らんかったが。県民性や言葉は九州より関西に近い、というのはまさしくその通り。そして、チョコレート菓子、スナック菓子、プリンの購入額が全国一で、大分県民は筋金入りの甘いもの好きだ、というのも、知らんかった……ほんとか? 私の知り合いはみんな甘いものが苦手で酒好きばっかりだ。大分空港の手荷物受取所の天井に、県内で撮れた魚の魚拓が飾られている、ということも初めて知った(グッドデザイン賞を受賞しているらしい)。なにしろ、帰省のときはいつも荷物は宅急便で送り、飛行機には預けないので、降りたら手荷物受取所に留まることなくほとんどスルーしていたから、ぜんぜん知らなかったよ……こんな私、大分県民といっていいのか??? 転勤ドラマ、今週の後編も要チェックだ。

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2010年10月17日 (日)

美食の1日……、

 こんなダブルヘッダーは滅多にない。まず、お昼前から友人(女性、デザイナー、30代半ば)の結婚式&披露宴に出席。3時頃終了し、夕方6時からは、学会のために上京してきている中高の同級生(K教授、49歳)を囲んで数人で会食。
 結婚式はといえば、これほどの美男美女カップルはなかなかいるもんじゃない、と思うほど見目麗しい新郎新婦で、目の保養をさせていただいたのはもちろん、披露宴会場のホテルオークラのお料理はもう、美味しくて品が良くてほどよくて、久しぶりに素晴らしいフレンチを堪能させていただき、目も福、口も福で、大大満足でございました。特にコンソメスープ、いやー、久々に美味しいコンソメをいただきました。さすがオークラ♡。披露宴は細部にわたり新郎新婦の工夫やこだわりの想いが感じられるようで、数ヶ月前から忙しいお仕事の合間に準備に奔走する新婦の話をけっこう聞いていただけに、素敵な披露宴が見事に成功して本当によかったね〜、と何度も声をかけてあげたくなってしまった。
 それにしても、当然のことながらもうこの歳になると同級生の結婚式などはほとんどないので、本格的な披露宴というものは数年間ごぶさただったのだが、披露宴の終わりにあたり、結婚式からのその日のドキュメンドビデオが音楽付きで流されたのには驚いてしまった。新郎新婦はもちろん出席者まで全員登場し、お色直しの前くらいまでしっかり映っている。オークラのスタッフさんも出てきて、新郎新婦からの感謝のメッセージも入っていたりして、この2〜3時間の間によくぞここまで編集して、すごいよね〜、これも二人のこだわりなのね〜、と、同級生のBと感激していたのだが、夜のK教授を囲んだ会食の折、すごかったんだよ〜、とその話をしたら、今はそれは結婚式場ではほとんど常識で、大分でもしょっちゅうやっているよ、といわれてビックリ。私とBが知らなかっただけなのでした……。そりゃそうか、今や結婚式の演出もどんどんハイテクになって、あれこれ趣向を凝らさないと、お客さんに逃げられてしまうんだろうしね。とにかく、いろんなところで時代はどんどん進んでいるということを、今更ながら思い知ったのでありました。
 会食のほうは、ワイン好きな教授のためにビストロで行なわれ、偶然にもフレンチ続きとなったのだが、さすがに昼間の飽食のために夜になってもなかなかお腹がすかない私は、エゾジカやトリッパは男子に任せ、野菜を中心につつかせていただいた。こういうとき、数人でシェアすることができるお店は便利。そんな中でも、モンサンミッシェルのムール貝はしっかり堪能させてもらいました。ジビエも出てきて、すっかり秋の味覚ですなあ……でも、まだお腹がくっちい。明日からは数日粗食だな。

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披露宴のメニュー。ホームメイドスモークサーモンと帆立貝の季節野菜のムース詰め、ラヴィオリ仕立て、と、ホテルオークラ特製コンソメ・ベル・メール


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ベリーのシャーベットとリモンチェロのグラニテでお口直しをして、シェフのカービングサービスによる特製フィレ肉のポワレ、伝統の赤ワインソース添え


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キューピッド役となった新婦の上司をはさんで。本当に美しい花嫁花婿ですが、ブログにはこれくらいの遠景でとどめておきます。

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2010年10月16日 (土)

予想外の展開……、

 15時から北千住でインタビュー取材が一件。当初の予定では17時には終了、とのことだった。がしかし、今日の取材のお相手は80歳近いというお年にもかかわらす、2時間近く元気にお話しになり、それから撮影をしてもまだまだ絶好調でおしゃべりを続け、それどころか、飲食店を経営していらっしゃる方なので、次々とシャンパンやワインやサンドイッチやフルーツを出してくださり、会話はますます絶好調に。とはいえ、先方との当初の予定では17時までということだったので、私は次の予定を入れており、申し訳ないことだが理由を説明して18時過ぎに撤収させてもらった。こういうことはしょっちゅうあるわけではないが、取材では何が起こるかわからないし、やっぱり取材のあとにはあんまり予定を入れておかないほうがいいな、と反省。もちろん、今日は2時間の内に取材として必要なことはひととおり聞くことができたと思っているが、もっと話を聞いていれば、さらに何かが聞けるかもしれない可能性は、ある。なにより、お話が面白いし、ご本人がとてもご機嫌でお話してくださっていたので、なんだかほんとに申し訳ない気持ちになりながら、取材場所を後にした。こんなふうに予想外の展開というのは、仕事においてもときどき、いや意外とあるもの、だったりするんだよねぇ……なかなか読めません。

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2010年10月14日 (木)

ミッション・コンプリート……、

 チリの救出劇は全員無事に終了。昨日から私の頭の中には「チチチ・レレレ!」がこだましっぱなし。最後の作業員を地上に生還させたあとで、地底に残った5人のレスキュースタッフが「任務完了」みたいな幕を掲げていたのが印象的だった。英語でいうところのミッション・コンプリート(Mission Complete)のスペイン語バージョンみたいなもんだと思う。「任務完了」という言葉の重みをこれほど感じたことはなかったかもしれない。いやいやほんとに、大あっぱれでありました。この奇跡の生還は映画化されることが既に決まっているらしいけど、まじでこんな筋書き、普通では書けない。まさに事実は小説よりも奇なり、である。だけど、愛人問題まで世界に知られちゃった人は今後のこともしつこく報道されるんだろうか。世紀のドラマも、ハッピーエンドなことばかりではないのかもしれない。
 今夜は久しぶりにカメラマンのKさんと会食。Kさんは私の仕事仲間の中でも、雑誌界の仕事状況の変化をいち早く察知して、数年前から雑誌以外のジャンルにも徐々に仕事を広げ、シフトさせつつある人。暇だよ〜、とおっしゃっていたが、お仕事ぶりはすごく充実しているように感じられた。私はといえば、気がつけばこれから来月の頭までに出す仕事がなんだかんだ増えて、ちょっとパツパツになってきつつある……結果、自分で自分の首をしめることになってきているわけだけれど、でも、もちろんどれもやりたいと思ってお受けした仕事だし、やるっきゃない、とおたかさんの心境(たとえが古すぎ……)。とにかく、今の自分は目の前のミッションを一つずつ、コツコツと完了させていくしかありません。

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2010年10月13日 (水)

ビバ・チリ!

 今日はチリの救出劇に釘付けだった。原稿をお昼には送ると編集者に伝えていたのだが、一人目の人が地上に上がってくるのが12時過ぎくらいだったので、最後の行数を調整しながら気もそぞろ……結局、しっかりお一人目の救出を見届けてから原稿に戻り、仕上げて送ったのが12時22分だった……。それから約11時間以上がすぎ、日付が変わろうとしている今も救出は続いている。一人目の作業員を乗せたカプセルがにょきっと地上に顔を出した瞬間から、家族との感激の対面に至るまで、見ているこちらも感動のもらい泣き。でもきっと私だけじゃなくて、あのときの感動、祝福の気持ちは、世界が一体になった瞬間だったのではないだろうか。それにしても、救出の技術的なこともスゴいけれど、人間の心、精神力の強靭さ、結束する力に改めて心を突き動かされる。よくがんばったよね〜。それにみんなけっこう元気そうだし、ほんとにすごいことだ。最後の33人目の救出まで、そして、地底に救助に向かったレスキュースタッフ全員が無事に上がって来るまで、このままうまくいきますように!

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2010年10月12日 (火)

学び欲……、

 今週末にインタービューする人の著書をがんがん読み進めなければいけないのだが、なんだか集中できない。肩も異様に痛い。頭上には上げられるけど、ひょっとしてこれは50肩というやつかしら……。今日は夕方から打ち合わせで、分厚い資料をずっしり下げて帰って来たので、湿布はって寝ようっと。
 先週から、大学が学生以外の人たち(ビジネスマンとか主婦とかOLとか、高校生とか)を対象に開いている授業を取材している。考えてみたら、私は学生時代、自分が通っている大学以外のキャンパスにはほとんど足を踏み入れたことがなかったので、今回、前から一度行ってみたかった大学(たとえば上智とか、駒場の東大とか)の構内に入ることができるのも、なかなか興味深く、出かけているのだが、そこで改めて感じるのは、“学びたい欲求”をもったオトナたちがたくさんいるんだなあ、ということ。オトナ専用の講義はもちろん、たとえば高校生向けの講義(これは入学促進のためのオープンキャンパスとかに似ているシステムといえる)でも一般の人も参加可能、というのがあって、そこには見たところ私と同年代か、明らかにひと世代、二世代は先輩であろうという方々も数多く参加している。
 思えば私も、学生時代はあんなに時間がたっぷりあって、今考えると興味深い授業もけっこうとっていたにもかかわらず、熱心に授業を受けた記憶がほとんどなく、30代後半くらいから、“今さらだけど、改めて、心理学とか、西洋音楽史とか、日本の伝統芸能の歴史とかの講義をどこかでちゃんと受けてみたいなあ……”なんて思うことが、ちょくちょくある。これもある意味、学びたい欲求、みたいなもので、それがその歳にしてやっと出てきたというのか……。仕事をしながら、自分がより興味を抱いてきた事柄をもっと掘り下げてみたい、というような感覚……。同級生にも似たような思いを持っている人がいて、人間って、みんなけっこうそういうものなのかしらね、と思っていたのだが。今回の取材では、まさにそういう思いを持って自分が学びたい事柄をみつけて、お金を払って積極的に授業を受けに来ているオトナたちをたくさん目のあたりにしているわけで。なかなか興味深いことだなと思っています。

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掲載誌

 今月号の「和楽」(小学館)にて、”水戸徳川家の美と知と心”の連載企画の記事を書いています。今回は、水戸家に伝わる古筆の名品の数々をご紹介しています。

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表紙の秋も深まってます......。

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2010年10月11日 (月)

体育の日、芸術の秋……。

 今日は体育の日ですと。昨日じゃなかったんだ……。休み明け13日締め切りの原稿の筋立てを考えながら(しつこい)、つらつら過ごす。夕方には世田谷美術館にでもいってこようかしら。今日が最終日の「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」のご招待券が手元にあるし……。
(***数時間経過)
 結局、行ってきました世田谷美術館。用賀の駅から徒歩で片道20分弱なので、お散歩にもちょうどよかったし。スイスのヴィンタトゥール美術館が所蔵するヨーロッパ近代&現代美術のコレクション約90点で、すべて日本初公開、ということらしい。ゴッホが複数枚描いた「郵便配達人 ジョセフ・ルーラン」のうち、バックが黄色いタイプが1枚。アンリ・ルソーの「赤ん坊のお祝い!」も来日。ピカソやゴーギャン、レジェ、ユトリロ、クレー、ジャコメッティの彫刻などなど、あ、モネも1枚、ルノワールも数枚あったりして、とにかく19世紀末以降のヨーロッパ美術の流れがよくわかるようなコレクションで、楽しうございました。最終日の夕方でもけっこう人が入っていて、日本人ってアート好きなんだ〜、って、先日の一村展に続き改めて思ってしまいましたです。そういえば、2年前にギャラリストの小山登美夫さんの本を作る際、「世界の年間企画展の最高入場者数を見ると、毎年、日本の美術館が必ずトップ10のうちに4つか5つ入っている。日本人はアートが大好きな国民なんですよ」と、小山さんも言っていたっけ……まさに。

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チケットにも、ルソーとゴッホの作品が。








 そうそう、先日行ってきた「誇り高き デザイン 鍋島」展(@サントリー美術館)も、平日だというのにかなりの入場者数だった。こちらは鍋島藩の窯の草創期から幕末に至るまでの代表的な作品をそろえた展覧会で、タメイキの出るような美しいお皿のオンパレード。壺の文様のお皿とか、二つの円形をずらして重ねたような形の中に、背中を丸めたうさぎと、残りの白い余白部分を細長い三日月に見立てたデザインのお皿など、今見ても斬新なデザインがたくさんあって、改めてそのクリエイティビティの豊かさに舌をまいたのでした。

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ギフトショップで買った、鍋島焼きのお皿の形の絵はがき......写真に撮ったら実物(はがき)というよりもまるでお皿そのもののように見えませんか〜

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2010年10月10日 (日)

わらしべ長者……?

 今日は髪を切りに行った。約3ヶ月ぶり……8月9月は仕事も含めてなんだかいろんなことがあって、疲れがたまってきていた気がするので、けっこう短く切ったら気分までスッキリ軽くなった。女ってほんとに簡単な生き物だよね、ということかしら。いや、あたしがってことか……。
 ところで先日このブログにも書いた、岩手県在住の友達が、かなりかぼすに興味津々のご様子だったので、こないだ5個くらい封筒に入れて送ってみた。私の知る限り、東北ではかぼすを使った経験がほとんどない人が多いと思うので、試してみて口に合わなかったら仕方ないので、最初はちょこっとだけ、と思って。そうしたら、えらい気に入ってくれて、焼いた秋刀魚にかけたり、お味噌汁に絞ったり、焼き鳥(塩)にかけて楽しんでいるご様子。「秋刀魚は想像できたけど、味噌汁も慣れてくるとなかなかうまい!」と、歓喜のメールが。そればかりか、お礼に秋刀魚を送ってくれるという。そんな、ちょっとしか送ってないからいいよ、といったのだけれど、どーんと宮古の市場から直行の秋刀魚が、ある日、届いた。しかも、その日の朝に水揚げされたものが、なんと同じ日の夕方に到着。流通技術の進歩ってすごいのね……。さっそくクール便の発泡スチロールを開けてみたら、なななんと、銀の太刀のように輝く立派な秋刀魚さんが10尾も……!!(写真参照) 友達にいわれた通りに、到着当日はお刺身にしてみた……は、初めて秋刀魚をおろしてみた……皮をはぐのに苦戦してあんまり上手にできなかったけど、なんとか……でもちょーうまかった(涙)。ほどよく脂がのっていて……。そして翌日は塩焼きに。いうまでもなく大分のかぼすをぎゅっと絞って、これまた美味かった。ほんとにありがたやの秋刀魚三昧。なんでも、今年は秋刀魚が不漁、とひところは言われていたが、最近はけっこう平年並みにたくさん穫れるようになってきたというから、よかったよかった。その友達の話では、盛岡ではかぼすが1個100円で、秋刀魚は1尾60円だとか。かぼすは東京でも1個100円のところがある。やっぱり地元を離れると高い……。
 それにしても、たった5個のかぼすが10尾の秋刀魚になって帰ってくるなんて、“まるでわらしべ長者だな……”と夫にいわれる始末。まあ、そうかも……。でも後日、ちゃんとかぼすを追加で一箱送っておきましたので、念のため。こうやって、かぼすの普及に一役かえたことをうれしく思う今日この頃なのでありました。


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こんなのが氷入りで届いた......(実物は写真よりずっとキレイよ)。Bさま、ありがとう!

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2010年10月 7日 (木)

は〜、もう木曜日ですと……。

 バタバタしてまた数日ブログをお休みしてました。週末からとりかかった原稿、結局、書き終えたのが今日の夜中の1時頃。日曜日にだいたいの筋立てを考えつつ 、月曜日に新たに取材した内容をそこにドッキングさせて仕上げる、というものだったが、火曜日の朝イチから別件の取材が入っていたりと、原稿と取材が重なってしまい、なんだかんだ時間をとられたこともあり……。実質2時間の取材でも、前後の移動とかを合わせると結局は半日近く時間をとられることになるし、ロボットくんじゃないから、帰宅して着替えてすぐハイッ! と原稿に取りかかる、ちゅーこともできないし。大層にいいたいわけじゃないけれど、原稿書くときはできればじっくり、どっかり腰を据えて頭を集中させて、あれこれ考えながらやりたいので、他のことに頭がちょくちょくいくと、それだけ能率も悪くなるんだよね。元来、器用じゃないもので……って、だから土日にかなりがんばれたらよかったんだけど、なかなかそうもいかず、なんだかんだ、月曜日の取材のテープおこしを火曜日までひきずり、火曜日の夜から水曜日はお尻に火がついた状態で追い上げて、という感じになってしまったわけなのでした。まあ、原稿書きの時期に別の仕事を入れたのも自己責任だから、ぜーんぶ私の責任ですけど。
 まあでもそんなわけで、終わってちょいと一段落。そういえば、月曜日の取材は東京国立博物館の学芸員さんにお会いしたのだけれど、7月末以来、約2ヵ月ちょっとぶりの東博。7月末のときはもう、ものすごい猛暑で、上野駅から東博まで歩く約15分がほんとうにサウナか熱地獄のような状態で、着いたときにはすでにヘトヘト、だったわけだけれど、今回は季節も進んで湿度も低く、同じ上野駅からの道程も、鼻歌混じりで♪♪♪途中の国立科学博物館のクジラさんなんかを撮影したりして、ちょっとした余裕のお散歩気分だった。そして、東博の入り口に着いたときにほよよ〜んと素敵な香りに包まれて……なんとキンモクセイが小さなオレンジの花を咲かせていたのでありました。大好きなキンモクセイの香りは、正真正銘の秋のサイン。狂気の熱さが猛威を振るった後の、今年の秋は、普通の秋なんだろうか。どんなふうになるんだろうか。
 そんなわけで、昨日の午後からはたまにコーヒー飲むくらいで夕飯も食べないままずっと原稿をやっていて、終わってお風呂に入ってそのまま爆睡したので、ノーベル賞のニュースも今朝、初めて知った。そして、大沢親分の訃報にもびっくり。先月の放送で、渇! のコーナーを見ながら、親分すごく痩せたよね、って夫と話していて、それから2週続けて番組をお休みされていたので、なんだか気になっていたのだが。大沢親分には90年代に一度、インタビューでお会いしたことがある。まだ私が30歳そこそこだった頃で、今よりお肌にハリもあった頃だったと思うので、親分も現役は引退して、たしか二度目の日ハム監督になられる前くらいだったかと思うけど、”アラ還”くらいのお年頃だったろうから当然バリバリにお元気で、ときどき、今ならセクハラともとられそうな言葉を発しながらカラカラと笑って、でも親分がそういうことを言ってもなんだかそんなに憎めない感じで、エロすぎない感じで、まあしょうがないか、親分だったら、という気分にさせてくれるような人だという印象を持ったことを覚えている。まだセクハラという言葉もなかった時代だったと思うけど……。日曜日の親分の渇! がもう聞けないのは淋しいな……。ご冥福をお祈りします。

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科博のクジラさん......そういや、えらい曇りの日でした。

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2010年10月 3日 (日)

久々に外出のない土日だった。

 キャベツ半玉、大根2分の1本、コーヒー豆一袋、食パン1袋、ワイン1本、水切りネット一袋、餃子の皮一袋、ハム1パック……これだけなのに、金曜日、スーパーからの帰り道、やたらとその重さが腕にくい込んできてキツかったのに我ながら驚いてしまった。体力が落ちてしまったのかしら……それとも、2分の1とはいええらい密度の高いキャベツと大根、だったのか……。風邪っぽいのは落ちついて、体力も普通に戻ってきているはずなのに、そんな感じでちょっとびっくり。
 この土日はどっかり家にいて、テープおこしと原稿書き。あと、月曜日に取材に行く先生のところに追加資料のメールをしたりと、机にはりついている時間が続いたので、気がつくたびにタオル体操で肩や首を動かしたり、むくみ予防に足首体操をしたりしていた。目も疲れやすくなっている感じで、数時間おきに目薬を点眼。なんだか、病気ではないとはいえ、身体の気になるところがあちこち……こういうのも半世紀生きたという一つの証、なのかしら。これからは、日々のちょっとしたメンテから心がけていかなきゃなと思う今日この頃。
 夕飯は、冷蔵庫にあるものをおでん風に。がんもどきを除く材料(根菜類と鶏手羽、ゆで卵など)と水、出汁類は最初からいっせいに鍋にいれ、沸騰したらとろ火で1時間くらい放っておく、という手抜き料理。テープおこしが終わって、原稿の"筋立て”をつらつら考えていると、台所からうっすらといい匂いが漂ってくる……。ついこないだまで、しゅわしゅわのハイボールとかをぐびぐび飲んでいたのに、気がついたら煮込み系とか、あったかいコーヒーや紅茶がじんわり美味しく感じられるようになってしまっていて、いまいちはっきりしない、と愚痴っていたのにもかかわらず、じつは季節はいまやすっかり秋??、になっていることを痛感してしまったのでありました。

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どう見ても鳥にしか見えない洋梨......、

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2010年10月 1日 (金)

季節変わって……、

 夏なのか、秋なのか、晩秋なのか、ブレまくってはっきりしない気候が続いているけど、ついに今日から10月。暦の上では秋真っ盛りだ。9月最後の日の昨日はまだ雨の名残りがあってうすら寒かったが、今日は晴れて、外を歩くとちょっと蒸す感じも。そろそろいい加減カラッとさわやかな秋晴れ、という日を感じたいものだ。
 9月最後の日の昨日、秋本番を再確認させてくれる季節の便りが偶然にも二つ続けて届いたのでびっくり。一つは、いつもお米を買っている農家さんから新米が。そしてもう一つは大分から、かぼすが一箱。新米は農家さんのサービスで、毎年新米がとれると契約しているお客さんに送ってくださるもので、こちらとしてはありがたい限り。かぼすは、毎年、実家の母が知り合いの農家さんに頼んで送ってくれるもので、これも毎年の楽しみの一つ。お鍋や焼き魚にかぼすをぎゅっと絞っていただく……これぞ秋のおいしい食卓の到来、って感じなのだ。秋刀魚にはすだち、が全国的にはメジャーなのかもしれないが、大分県人にとっては、柑橘系はかぼすが常識。これは昔も今も、変わらない。
 たまたま一昨日、某編集部で念校の作業に没頭中に、岩手県在住の友達が携帯に「(ラジオで)今、大分放送のアナウンサーが、味噌汁にかぼすを絞るのは大分の常識ですって言ってたけど、本当?」というメールをiPhoneから送ってきた。その場ですぐに返信したけど、本当です。大分県人はなんにでもかぼすをかけちゃう。去年もこの時期にブログに書いたような気がするけど、ほんとに、焼き魚はもちろん、唐揚げにでもお味噌汁にでも、しゃぶしゃぶにもお刺身にも、かぼすをちょっと絞るとギュっと美味しさが広がって、風味豊かになるんだから。でも、まだいまいち、すだちほどメジャーになれなくて、どうもかぼすはあまり知られていないようだ。名古屋にいるお味噌屋さんの友達も、よく知らなかったし……。これは宣伝力が足りないせいなんだろうか。大分にも、宮崎のセールスマン、みたいな存在がいたらいいのかなあ……。まあでも、全国区になっていなくても、かぼすのおいしさは大分の人は充分に熟知しているから、それでいっか。
 もちろん、すだちにはすだちのおいしさがあって、白身やイカのお寿司にちょっと絞ったりするともう絶品で、私はそれも大好き。あとは土瓶蒸しなんかにも、合う。だけど、かぼすはかぼすで微妙にすだちと風味が違う。この季節になるとかぼすにぐぐっと心がいって、秋から冬の食卓にはコレなしではいられない、という大事な食材の一つになる。大分県人にとって、かぼすはそれくらい、とっても大切なものなのでした。昨夜は早速、砂肝のネギ塩炒めにちょっと絞ってみたけれど、皮も厚すぎず、果汁がたっぷりで、今年の出来はとてもよさそうだ。
 そういえば昨日、来週取材する人に送る資料をコンビニでけっこう大量にコピーして、それを大事に抱えてレジに並んだら、私の前にすごい量の煙草(10カートン以上あったんじゃないだろうか……)を大事に抱えている女性がいた。おお、これが世にいう駆け込みまとめ買いというやつか、と、思わず凝視。それもまた、今日から新しい季節になるというサインの一つであったのでした。

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ありがたや......。

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