« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

2010年7月31日 (土)

日照りの夏が復活……、

 一昨日は連日の酷暑が嘘のような涼しさで、思わず2年前に行った札幌の夏を思い出してしまうような過ごしやすさだったのに、たった1日でまた不快な蒸し暑い夏が復活……。昨日今日と、午前中は仕事部屋の窓をあけて、風鈴が弱々しく鳴る中で我慢してテープおこしをしていたが、風があまりにも温風で、湿気も満載でベタベタしてくるのに耐えられず、昼前にはエアコンをつけてしまう。無理に我慢していると部屋の中に居ても熱中症になってしまう昨今なので、変な忍耐も考えものかも。ここでも繰り返し書いているけど、暑さというより湿度の高さがなにより苦手な私でございます。
 約50分のテープおこしなのに、全部終わるまでになんだかんだ延べ3時間近くかかってしまった。集中力が途切れがちなのも暑さのせいかしら。いや、歳のせい? ってそんな……。でも、自分ではそんな気はないのだが、同い年で同業者のSなんかは“最近は昔では考えられないような見落としやミスをするようになって。これも歳のせいかしら”とか、しきりにいっているので、もしかしたらそういうこともあるのかな……そんな身体のちょっとした不具合で仕事に支障をきたすようになっては困るから、そんなことのないように、何事もしっかり気合いを入れてがんばらなくっちゃ、と思いを新たに。でも、無理はしすぎないようにして……。
 不快な暑さが続くけれど、セミたちは例年通りすごい元気だ。窓を開けていると、ミンミンゼミの大合唱がひっきりなしに響いてくる。2回冬を越したベランダのハイビスカスは日替わりで花を咲かせているし、ミニトマトの“アイコ”も色づいてきた。最近は朝だけでなく家に居るときは夕方にも水やりをしないと、朝見るとベランダの野菜たちはみんな葉っぱがしおれそうになっている。植物や虫たちは活力満々だ。

201008011425000

アイコは卵形のやや細長い形

| コメント (2) | トラックバック (0)

2010年7月30日 (金)

感劇話その148 野田地図『ザ・キャラクター』@東京芸術劇場  

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 昨日、野田地図『ザ・キャラクター』を見てきた。行く前は、古田新太に宮沢りえがどんなふうにからむのか、が楽しみだった。あらかじめオウムの事件をモチーフにしている芝居だということはわかっていたが、あまりのストレートさに(とくに後半〜クライマックス)正直、驚いた。この時期にここまでオウム事件をストレートに描く野田さんの意図はどこにあるんだろう、と、同行した蝶子と帰り道に話したりもしたのだが、私たちの頭で考えられるのは、単純に事件を風化させたくないということなんだろうか……ということくらいだった。
 題材が題材、しかも実際に起こっている事実であるだけに、見終わったときの行き場のない、救い用のない気持ちや重苦しさがけっこう大きかった。たとえばこれまでに見た『ロープ』も『キル』も『パイパー』も、野田さんが人間の暴力性や憎しみの心に深く斬り込んでいる感じだったけれど、見終わったときには一筋の希望の光が見えている感じがして、素直に感動できたのだが、今回はそうはいかなかった。拍手はしたけれど、それは役者たちの演技の迫力とか、そういうものに対してであって、お話に対してブラボー!と感動の拍手を送るような気分ではなかった。とはいえ、クライマックスに向かって、なんだかわからないけれど、怖さとかどきどきするような気持ちが高まって舞台により引き込まれていったのは事実。
 宮沢りえは相変わらず凛としてよかった。今回も、もう1ヵ月以上公演を続けてきているわけだから、声がかすれ気味だったけれど、それでも力強くてよかった。お話がお話だけに今回はりえちゃんのかわいらしさがにじみ出るような部分はなかったけれど。それから、チョウソンハと美波にはひき付けられた。恥ずかしながら今回の舞台を見るまでこの二人のことを知らなかったのだが、誰これ? すごい、と素直に思った。あとで、チョウソンハは北区つかこうへい劇団の一員だったことを知って、なるほど〜と納得。美波は美しくて激しくて、きらきらしていた。銀粉蝶さんも相変わらずうまい。橋爪功は『パイパー』のときはそんなに感じなかったのだが、今回は改めて、本当にうまい役者さんだなあと思った。あのよれよれ感とか、本当に物忘れがひどいのか演技なのかわからないと思わせてしまうようなところが圧巻。そう、それから池内博之も、声は通るし、迫真の演技。藤井隆も想像以上で、最近、気になっている田中哲司もよかった。
 古田新太は役柄が役柄だけに(教祖様だし)、まじなのか軽くいい加減なのか、つかみどころのない感じでわけがわからなかった。でも、逆にそれがあのキャラクターの怖さにつながっているのかな……。“書道教室で友達を殺してしまった弟の姉”という宮沢りえの役は、最後に「誰の目にも見えていなかった」といわれていたから、じつは既にこの世にはいない役だったのかも。途中からギリシャ神話がお話に絡んでくるのだが、私は詳しくないので、知っている人に比べたらそのことによる「そうか〜」という気づきがなかったかもしれない。
 今回は書道教室が舞台なので漢字が大事な役割を占めるモチーフとなっていた。それだけに、「弟」の「俤(おもかげ)」、「夢」は「儚(はかない)」とか、「姿」の中に「次の女」がいるとか、「魂胆」の中には「鬼」がいる、とか、「幻」と「幼さ」など、野田さんの言葉遊びは相変わらず絶妙で、しかもそれが筆文字で次々と描かれる、という演出はとてもおもしろかった。半紙や巨大な白い紙が効果的な背景となり、そこに筆文字や、映像が写し出されるという手法も斬新だったと思う。

201007291833000

ホール脇の壁のポスター

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月28日 (水)

うなだれひまわり・・・、

 今日は薄曇りで風があって、昨日までよりはいくぶん過ごしやすかった。34度くらいはあったみたいだけど、一度36度超えを経験すると、34〜35度でもかなり心地よさを感じるものなのね〜。そういう意味では人間の適応力もすごいということかしら・・・。夕方、わらびの病院に缶詰めを買いに行った帰りに、バスがなかなか来ないので、日差しがやや弱いこともあって、歩いてみることにした。目的地まで約30分・・・湿度はそこそこあったから汗だくにはなったけれど、意外と平気だった。ひょっとしたら歩いてもいいかもと思ってウォーキングシューズも履いてたし。途中、区民農園みたいなのがあって、色づくトマトやトウモロコシなんかの中に、大きなひまわりの花が数本。まるで東京スカイツリーみたいににょきっと生えていた。しかも、もう花びらはしおれ始めていて、たくさん種の詰まったお皿みたいなまん丸の頭が重たいのか、うなだれている・・・。まだこれから夏本番なのに、ここのひまわりたちは成長が早いのかな・・・。
 うなだれひまわりを見て、小学生の夏休みの絵日記に家の庭のひまわりのことを書いたなあ、と思い出した。うちの庭のうなだれひまわりの根元には、小さなマツバボタンの花が咲いていた。大きなひまわりの下に小さなマツバボタンが咲いていることを絵と文章でかいたら、そこを先生が、“よく観察していますね”と、誉めてくれたのだ。誉められたことって意外とずっと覚えているもんだね・・・

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月27日 (火)

シュウカツ……、

 今日は夕方から親戚のコ、Aちゃんと会っていた。夫の弟の奥さんの姪っ子(……親戚ですよね)。青森県出身で、東京は武蔵野の某大学に通う3年生。そろそろ就活=就職活動のお年頃だ。こんなご時世だから新卒の就職も狭き門で、あえて大学院にいく道を選ぶ学生さんも多いとかなんとか、ニュースなどで聞いた覚えがあったのだが、そのへんについては、さすがは偏差値の高い大学らしく、去年〜今年も先輩で就職浪人している人はほとんどいないらしい……それもすごいもんだ。で、当のご本人はといえば、どんな道に進みたいのかまだいまいちわからないそうで、とりあえずマスコミとかってどんな感じなんだろうかと、私に状況を聞きたかったようだ。
 中目黒にある、世界ピザ選手権で3年連続一位になったというピザ職人さんのピッツェリア「ダ イーサ」で(一度行ってみたかったお店。今日は連れが若者なので、迷わずここにしてみた……)、定番のマルゲリータをムチムチとほうばりながら話を聞く。自分が大学3年生のときのことを考えてみるにつけ、彼女の気持ちはよくわかる。実際に働いてみないことにはその仕事の詳細なんて、わかるわけもない。というか、私に比べたら、彼女の方がずっとしっかりしていると思う。大学3年生の頃なんて、まだ就職のことなんて何も考えていなかったもんなあ……時代も30年近く違うわけだし、私の就職活動の話はほとんど参考にはならない。どうしても編集者になりたくて出版社に入ったというわけでもなかったし。でもまあ、結果的には入ってみたら編集の仕事が好きになったというのか、性にあっていたというのか、それで今に至っているわけなんだけど……。そんなふうに、2年前に母校の高校生の前で話をしたことを思い出しながら仕事の説明をしたり、なんとなくわかる範囲で今の広告業界や出版業界の現状を話たりした。こんなんでいいのかなあ……と思いつつ。
 何が自分には合っているのか、自分は何をしたいのか、何が夢なのか、何が天職なのか、天職だと信じられるものを見出すことができて、そこに携わることができているのか……そういうのって、これから社会に出ていこうとする大学生だけに向けての問いかけじゃない。いくつになっても、一生かけて自問自答していくものなのかもしれないね。まあ、既にしっかり自分で答えに辿り着いている人もいるんだろうけど。逆に、いまのご時世、40代50代で就活真っ最中の人もたくさんいるわけだし……。まだどんなふうになっていくのかわからない、まっさらさらのAちゃんと向き合いながら、改めてそんなことを考えた夜でした。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月26日 (月)

オーガニックライフ

 女優の杉田かおるさんの本を作りました。先週末あたりから書店にも並び始め、アマゾン他にも出ています。タイトルは「杉田かおるのオーガニックライフ」。サブタイトルが“野菜のチカラで「優しさ」を知りました”。ここ数年、毒舌キャラ、負け犬、お騒がせ女優……というようなイメージが強かった杉田さんだけど、昨年のダイエットをきっかけにオーガニックの野菜を中心とした食生活に目覚め、以来、心身ともに穏やかで健康的な生活を送っている。そんな彼女のオーガニックな日々やライフスタイルの劇的変化を、太っていた時期や、もっと以前の心と身体の関係を振り返りながら紹介しています。食が変わると、身体もココロもプラスのサイクルで変化していく、という実体験をご本人が語っています。
 昨年末、ビオファーム松木の松木さんが主催する交流会で杉田さんのご家族にお会いする機会があり、彼女が松木さんの野菜塾に通っていることを知った。その際、ご家族の方が「本人(杉田さん)は、ずっと肉食系だったのがオーガニック野菜を食べるようになって、痩せただけじゃなくて、性格まで穏やかになったんで、びっくりなんです」という言葉を聞き、おもしろいなあと思った。それで、彼女のブログを見てみたら、なかなか素敵なことが書いてある。そこで、その経験を語ってもらって、まとめてみたらどうだろう、ということになり、交流会に一緒に参加した編集者MMさんと二人で企画を考えてみた。実際に杉田さんにお会いしてみても、これまでの生活への反省も含めて、食べることや野菜に関して、とても真剣に向き合っているなあと感じたし、毎回のインタビューもなかなかおもしろかった。
 今年の前半はほとんどこの仕事をやっていたような感じだったけど、紆余曲折あって最終的に原稿を上げたのが5月の後半。なんだかんだと当初の予定より時間がかかってしまったこともあって、実際に発売される頃にはなんだか記憶も薄れてきて、いまいち実感がわかないような感じもあったけど……でも、読んでくださった方からの感想をちらほらと聞くと、またちょっとずつ実感が沸いてきた今日この頃。
 3〜4年前に取材で知り合って以来、毎月おいしい野菜を食べさせてもらっている松木さんにも、今回はお仕事で、撮影ほかいろいろと、とてもお世話になった。そもそも、この本が生まれたもともとのきっかけが、松木さんのところの交流会だったわけだし……ありがとうございます。MMさんも松木さんと会うのはそのときが初めてだったのに、この仕事をきっかけにいろいろとご縁もできているようだし、人と人とのつながりやご縁というのは本当におもしろいものだなあと、つくづく思う。ほかにも、野菜塾の生徒さんたちや、杉田さんが通っているお料理教室のいとう先生、カメラマンさん、デザイナーさんほか、この1冊を作るのにお世話になったたくさんのみなさん、本当にありがとうございました。メインターゲットは一応40代の女性だけど、野菜のことや環境のこと、食と心の関係について、などに興味のある方は手にとっていただけたら嬉しいなあと思います。カラー写真のページでは、畑で作業する杉田さんの意外な(?)一面も見られます。詳しくは、こちらも。

201007271042001

帯の写真は松木さんの畑にて撮影。
(出版社/武田ランダムハウスジャパン)

| コメント (2) | トラックバック (0)

2010年7月25日 (日)

感劇話その147 天使の歌声に癒される……。

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 昨日は、小学校時代からの友人の娘さんが所属している世田谷ジュニア合唱団の定期演奏会を聞きに行ってきた。この合唱団、創立18周年なんだそうだ。児童合唱団のコンサートなんて、自分が子供時代に聞いたウィーン少年合唱団以来じゃないかというくらい、かなり珍しい体験。そうか〜、子供がいたら、バレエとかピアノとか合唱とか、お稽古ごとに通わせたりして、その発表会にこうやって足を運んだりということが、ちょこちょこあるんだろうなあ。実際、自分も小さい頃、ピアノの発表会とかに親が来てくれたもんだ……などとつらつら考えながら、下は4歳から、上は中学生までプラスOGの大学生のお姉さん4人が参加、という合唱団の歌声を聞いた。正直、予想以上にうまいのにびっくり。『おぼろ月夜』や『海』など、なつかしい合唱曲はとくに秀逸だった。なんだろう、ピュアな歌声が素直に心に響いてくるというのか、元気でキラキラしたハーモニーにストレートに感動させられた。井上陽水の『少年時代』は、去年亡くなった同級生との思い出の曲だったこともあって、さらに心の中で反響しまくってしまい、不覚にも涙が……。児童合唱団のコンサートで涙するおばさんなんて、あんまりいないよね。お恥ずかしい限りでございました。
 そして、第二部はこれまた私の好きなミュージカルの傑作『サウンド・オブ・ミュージック』だったので、『エーデルワイス』や『私のお気に入り』、『ひとりぼっちの羊飼い』など、名曲の数々を楽しみながら聴かせてもらった。ラッキィ池田夫妻のステージングというか振り付けも、なかなかかわいらしくてみんなよく合っていた。なんだろう……日頃こういうピュアな世界に縁がないせいなのかなんなのか(??)、自分でも驚くほど心地よくて、なんかほほえましくて、カンゲキしてしまったコンサートだった。ウィーン少年合唱団の謳い文句は“天使の歌声”だったけれど、かなり身近なところにも天使の歌声はちゃんとあるんだね、と実感しちゃったのであります。

201007261341000

歌の好きなちびっ子メンバー募集中だそうです。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月24日 (土)

感劇話その146 高座も夏ですな……月例三三独演@国立演芸場7/14

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 昨日はかなりの暑さと脱水症状を経験したせいか、寝る段になっても手足がぼあーっと暑くて、ひょっとしたら熱中症か? と思ってしまいそうな寝苦しさだったので、タオルでミニ氷枕を作って首の後ろ側に巻いて寝たら、わりとよく眠れて朝もわりと身体がすっきりになっていて一安心。連日のように、寝苦しさ対策や熱中症の予防策をテレビでもやっているけど、冗談抜きで今年は要注意だ。実家の母親にもしょっちゅう電話で警告しているし、私自身はそれでなくとも夏場は水分補給をしっかりやらないといつまた結石の発作が起こるかわからないという、いわばバクダンを抱えた身体なので、やっかいでございます……。
 と、ちょっとマクラが長くなったところで、先週行ってきた三三さんの落語会の話を(いつもタイムラグがあってすみません。カンゲキ話はなるべく日をおかずにアップしようと思っているのだが……)。
 今回の演目は次の通り。
『がまの油』柳亭市楽
『お菊の皿』柳家三三
『粗忽長屋』柳家三三
〜仲入り〜
『唐茄子屋政談』柳家三三

 夏バテ知らずの三三さんなのか、今月も三席しっかり話してくれた。市楽さんの『がまの油』は酔ってろれつが回らなくなったがまの油売りの口上が愉快なんだけど、口上の細かい部分が、私がこの話を聞くのが初めてだったせいか、早口でいまいちはっきりとは聞き取れず、それによって、酔ったあとの口上との違いがすぐには把握できなくて、笑いにすぐにはついていけない部分があった。それがちょっと心残り。三三さんの三席は、怪談話や唐茄子など、季節感たっぷり。『唐茄子屋……』は奇しくも先日、生志さんで聞いたばっかりだったので、なんとなく両者を比べてみたりしたけれど、やっぱり同じ噺でも噺家さんによって微妙に違うもので。三三さんは、吉原の花魁とのやりとりを回想する場面がなんかいつにもまして艶っぽくて、なかなかでした。若旦那のおじさんや、通りすがりに唐茄子を売ってくれるおじさんの江戸っ子べらんめえな調子は相変わらずのお手のものという感じで、楽しめた。
 『お菊の皿』は短めバージョンで駆け足で話した感じがした。次に『粗忽長屋』が控えていたせいかしら。個人的にわがままをいわせてもらうと、食べすぎで太ってしまったお菊ちゃんがだんだん世慣れ(?)していく感じとか、お菊の登場がどんどんショーアップされていくところをもうちょっとだけ補って詳しく描いてほしい気がしたけど。
 『粗忽長屋』は何回聞いても不思議な話だ。熊さんは本当に自分が死んだことさえ気づかないうっかり屋の極みなのか、あるいは、あわてものの極みの八っつあんがうっかりして死体を熊さんだと間違っただけなのか。いつも何が正しいのかわからなくなってしまって、終わったときに妙な気分になるのだが、今回の三三さんの噺ぶりもほんとうに不条理さが満ち満ちで、頭の中がぐるぐるしてしまった。これも噺家の力ということでしょうか。

201007261117000201007261117001


たまには三三さんのお顔と(別のチラシより)、プログラムのごあいさつの部分を......。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月23日 (金)

HOT & COOL

 今日は二十四節気の大暑。その名の通り、今日も暑かった……。連日、最高気温はどこまでいったやら、だ……。午後から上野の東京国立博物館へ。学芸員の方にお話をうかがいに。上野駅から博物館までの道のりは、ご存知の方も多いと思うが、かなりある。私の足で徒歩15分といったところか。そしてこの酷暑……。だが、上野公園の敷地内に入ると、道の両側にうっそうと茂る木々が日よけのアーチのような状態になっていて、直射日光を避けることができたので、意外になんとかしのげた。とはいえ湿度も相変わらずすごい。そして、噴水脇あたりにくると道はむき出しなので、じりじりと日照り……おまけに、学芸員さんに会うには西側の通用門から入らなきゃいけないので、博物館の正面入り口からさらに左→右と四角形の二辺の半分を延々歩く。
 ふらふらと西門にたどりつき、守衛さんに入館証をもらい、さらに平成館の入り口まで、いつもならなんてことのないゆるい上り坂を上がる頃にはもうくらくらで、汗もピーク……ところが、平成館の入り口に入ると一転、ものすごい涼しさで一気に身体が急冷……赤道直下のバリから一瞬でアラスカのフェアバンクスにワープしたような……百貨店やスーパーに入ったときに感じるような涼しさの何倍も上をいくような、ものすごい涼しさだった。博物館というのは、所蔵品の保管に配慮して温度を低めにしているのだろうか……と、思ってみたり。
 そこからはちょっとした迷路だった。エレベーターに乗って地下へ行き、そこから本館へと通じる通路を抜けていく。すれ違う人もほどんどいない通路の壁際にはダンボールで梱包された所蔵品が並び、カツカツと自分の足音だけを響かせながら進むこと数分……本館に入り、階段を上る。どこまでいっても静かで、涼しい。5分くらいは優にかかって、ようやっとお目当ての部屋へ。出していただいた冷たいお茶で身体の中からもクールダウンしたのも束の間、室内もかなり冷えていて、汗も引っ込んだどころか鳥肌が立ちそうになったので、あわててバッグの中からカーディガンを出してはおる。
 なんだかんだ小一時間取材して、再び熱湯のような空気の屋外に出て、上野駅まで着く頃にはまた汗だく……いやあ、すごい気温のアップダウンでございました。そこから約30分移動して、国際展示場のファッションフェアに出展している沖縄のブランド、ヨーカンをのぞきに。しかし最終日だったのであっという間に閉館となり、いつものように撤収作業を手伝ううちにまた汗だく……というわけで、帰りに飲んだ生ビールのおいしさは改めていうまでもありません。しっかし、この暑さ、いつまで続くのでしょうねえ……。大きい暑さは、はやくもこりごりでございますぅ〜。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月22日 (木)

石井好子さんとパリのこと

 シャンソン歌手の石井好子さんが亡くなられた。石井さんといえば、私にとっての最初の印象は、シャンソンではなく『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』だった。子供の頃、母が定期購読していた「暮らしの手帖」のなかに、いつもこのエッセイの自社広告が出ていて、何度となくそれを目にした。巴里(パリ)の空、オムレツのにおい……小学生の私は、そのタイトルの言葉のリズムのようなものに引かれたのに始まり、未だ行ったこともないフランスという国のパリという街のおしゃれな街並みや、貴婦人が食べる上品なオムレツという卵料理(うちでは卵焼きは出て来ても、母がオムレツをつくることはなかったから)やなんかのことを考えて、夢と妄想で頭の中をガンガンに膨らませていたものだった。
 以来、私にとって石井好子さんといえば『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』であった。大人になって石井さんが有名なシャンソン歌手であることを知ったけれど、その印象はずっと変わらなかった。古本屋さんでこの本をみつけて手に入れたとき、それが私が生まれて間もない1960年代前半に書かれたものであることを知り、豊かな文章のとりこになって、改めて石井さんが過ごしたパリの日々について思いを馳せてみたりした。そして、30を過ぎてついに初めて憧れのパリを訪れたとき、オムレツの香りが漂うはずもないのに、シャンゼリゼやモンマルトルを歩きながら、何度となく立ち止まって深呼吸をしてしまった自分がいた……。石井さんの御本が、私の頭の中にパリという街を最初に印象づけてくださったような気がしている。心からご冥福をお祈りします。最近、昭和の素晴らしい人たちの追悼みたいなことばかり書いているのは淋しいけど……。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月21日 (水)

うだる東京島……、

 うだるような酷暑が続いている……昨日は東京でも34〜35度だとか。でも、おとといの原宿は熱波と人ごみで鉄板のような熱さだったから、場所によっては36度以上はあったかもしれない。東郷神社の池でカメもうだっていた……。昨日は朝、ベランダで水やりと洗濯物干してただけでもくらくらしてきちゃったし、エアコンをタイマーにして寝ると、日の出の時間になるとものすごく寝苦しくて目が覚めるし、はあ、もう今からこんな具合で、夏が乗り切れるのだろうか……今日は午後から校了で神保町の編集部まで行かなくちゃいけない……着く前にうだりそうだなあ……スポーツドリンク必携かしら。前のマンションでは庭の施設の建て替えかなんかをやっていて、炎天下で作業する人たち、ほんとにご苦労様だ。ヒートアイランドと化した東京で夏を越すのは年々厳しくなっている。きっとこれがまだ1ヵ月以上続くんだよね。
 ヒートアイランドにかけたわけじゃないけど、先日、試写会に行ってきた映画『東京島』のお話を。桐野夏生のベストセラー小説を映画化したもので、この小説を読んだときの衝撃はすごいものがあったので、どんな映像になっているのか、すごく楽しみだった。見終わった感想としては、あの小説の大半にうごめいていた、人間の欲望の極限状態の様子を2時間余りにまとめるのは苦労があったのだろうとは思ったものの、ずっと飽きさせることない展開になっていたのはわりとおもしろかった。だけど、勝手に東京島は小笠原や沖縄のような、いやもっと灼熱のぎんぎんぎらぎらの暑苦しい猛暑の島だという思い込みがあった私としては、暑苦しさやじりじりした酷暑のような感じがもっともっと欲しかったなあ、みたいな気持ちがちょっと残ったのは正直なところでもあった。もしかしたら、小説よりは過酷さのトーンをちょっと落として、敢えてややコミカルな作品にしようとしていたのかな。
 エルメスの協力でスカーフ“カレ”が象徴的に使われていたが、たしかに素晴らしいスカーフの数々。ただあまりにスカーフが美しすぎて、ちょっとそれも不思議な気がしたかな。全体的にはサバイバル・エンタテインメントの映画として楽しめる作品で、一緒に行った編集者Bも喜んでおりました。主演の木村多江もすご〜くよかったし。

201007111539002201007111541000


映画のパンフレットの表1と表4

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月20日 (火)

幸せなランチ……、

 最近、外で食べたランチの中から2つ。
 その1は、書家の石川九楊先生のところに打ち合わせに行った帰りに、編集者Nさんと行った、白山の日本料理屋さん「松下」で。

201007141240000


鯛のかぶら蒸しにお刺身やおひたしがついた定食。ほろほろに似た鯛のあらのおいしさ、骨までしゃぶりつくしてシアワセだった……。煮汁の甘辛さもほどよく上品で、久々においしいあら煮を堪能♡。




 その2は、昨日、同級生のだるまさんとぐりちゃんと3人で行った、原宿のイタリアン「カヴァカヴァロ」でランチのコース。

201007191225000


これは前菜に出てきたトマトとなすのお料理。ペースト状にしたトマトを焼いた茄子でくるんだような、そんなお料理だった(詳しい説明を受けましたが、忘れてしまってごめんなさい)。冷たくて、トマトの甘さとやさしい酸味になすのほのかな苦みがあわさって……大人っぽいやさしい味で、すっごいシアワセだった♡。見た目もちょっとデザートのようなかわいらしさ。 


 このお店は最近気に入ってちょこちょこ行っているんだけど、美味しいご飯と楽しいおしゃべりで、落ち込み気味だった気持ちも浮上してきました。ぐりちゃん、だるまさん、どうもありがとう。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月19日 (月)

掲載誌

 今月12日に発売された「和楽」最新号で、「水戸徳川家の美と知と心」という連載の徳川慶喜についての記事と、文楽大夫の人間国宝・竹本住大夫さんの記事を書いている。そのうち、竹本住大夫さんの記事内に明らかな誤植が二カ所もあり、ご迷惑をおかけした関係者にお詫びとともにショックで放心の数日だった。発売されるまで、私も編集者も誰も気づかなかった。誤植というのは往々にしてそういうケースが多いのだが、あれだけ細かくチェックをしたつもりだったのに……とはいえ、自分では一生懸命、完璧だと思ってやっていたつもりでも、心のどこかに油断のようなものがあったんだなあと思うと本当に情けなく、恥じ入っている。自分なりに衝撃も大きかったが、それでも日々、新たな仕事に向かっていかなければならないので、二度とこのようなことがないように改めて肝に命じてまた精進していくしかありません。この場でも改めて、関係者の方々にお詫びを申し上げます。 

201007201640000

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月18日 (日)

朝8時の品川

朝8時の品川

梅雨明けしていきなり連日の猛暑。今日も暑くなりそうな気配満々の日差しです。品川で編集者とカメラマンと待ち合わせ。水戸まで取材に行ってきま〜す。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月13日 (火)

つかこうへいさんのこと

 月曜日の朝、ワールドカップ決勝の余韻にひたりつつ徹夜明けのようなぼけぼけ状態だった頭がはっと醒めたのは、つかこうへいさんの訃報を耳にしたときだった。闘病中と聞いていたが......残念でならない。思えば今年の冬に見た黒木メイサ主演の『飛龍伝2010 ラストプリンセス』、あれがつかさんが手掛けた最後の舞台になったわけである。あの際、入院中のつかさんは病床から電話で稽古をつけていたと聞き、こんなに芝居への意欲が強い人がそう簡単に去っていくことはないはず、と勝手な期待を抱いていたのだが。
 つか芝居は『熱海殺人事件』や『飛龍伝』を中心に何度となく見させてもらった。つかさんご自身にお会いすることはなかったが、つかさんの芝居に出演する役者さんに何度かインタビューをさせていただいたことがある。そのなかでもいちばん最初で印象深かったのが『飛龍伝90』の筧利夫さんだ。私も会社を辞めてフリーになってまだ数年の頃で、毎月書かせてもらっていた女性誌Pの舞台関連ページの取材の初期だった。筧さんと富田靖子さんの『飛龍伝90』を見て、つか芝居の魔力や、役者という仕事の凄さに驚き、開眼させてもらって、以来、小劇場にもちょくちょく足を運ぶようになった。
 私にとって、つかさんの舞台の魅力はその独特の攻撃的で赤裸々なセリフ回しや演出法はもちろん、最初はいわゆるテレビ向けのアイドルだと思っていたような俳優(主に女優)さんたちが、つかさんの舞台を経験することで一皮も二皮も何枚も脱皮して進化して新境地を開き、素晴らしい実力をつけていくことにあった。それらの俳優さんたちにとって、つかさんの芝居というのはおそらくそれまでに経験したことのない高く分厚い壁で、ゆえに乗り越えたときの達成感、手応えは相当なものがあったはずだし、乗り越えるために身につけたチカラと栄養が、その後の俳優人生に大いなる蓄えとなっているんじゃないだろうかと思う。つかさんは東京の北区だけじゃなくて、私の生まれ故郷の大分でも劇団を旗揚げしていた時期もあって、役者をしている私の友人もその稽古に参加させてもらい、影響を受けたといっていたことがあった。北海道でも演劇のセミナーをやっていたようだし、地方からの演劇文化の底上げや人材育成にも力を入れておられたようだ。つかこうへいさん、エネルギッシュで素晴らしい舞台をいろいろと見せてくださって、ほんとうにありがとうございました。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月12日 (月)

もう一つのMVP!

 ワールドカップも終わった。スペイン優勝、おめでとう! 延長戦も後半の10分を過ぎ、わー、この決勝でPK戦なんてむごすぎる、それだけはやめてよね〜、とじりじりしていたところ、後半11分あたりでイニエスタのシュートがついにゴールネットを揺らした……しっかりパスをつないで入れたゴールだった。ロッベンのシュートが決まっていたら、また全然違う結果になっていたかもしれないけれど、すごい試合だったと思います。MVPは何度もファインセーブをしたカシージャスだと思っていたけど(勝利が決まる数分前に泣いているような彼の顔が写し出されたのは印象的だった)、ウルグアイのフォルランなのね。でも、それもありか。いやいやしかし、もう一つのMVPは文句なしにタコのパウル君でありましょう! 前回はパオル君と表記しましたが、どうも“パウル”の表記が多いようですので、今日はパウル君とします。ドイツの水族館にいるタコのパウル君、3位決定戦のドイツの勝利もあて、今日のスペイン優勝も見事に的中。ものすごい快挙ではありませんか〜? シンガポールのインコのマニ君との占い対決に勝ったばかりでなく、これは世界一の的中力といっていいのでは?? おそるべしパウル君! もう一人のスターの誕生にございまする。
 はー、選挙もワールドカップも終わり。こんなに寝不足になるのも今日までか。家に居ながらにしての時差ぼけの日々とも、ついにおさらばで、日常が戻ってくる。でも、ワールドカップが終わってしまったのはなんとなく淋しいな……夢の後って感じ……もっと続けてくれないかな〜、なーんて。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月10日 (土)

ラストスパート

 木曜の夜は知り合いの編集者が作った美容本の出版記念イベントを兼ねた「べっぴん塾」なるものにご招待されていってきた。その本の著者で「べっぴん塾」の講師であるシルクさんという女性は、吉本興業所属のタレントさんで、うわさ年齢50歳にもかかわらず、独自のトレーニングと健康的な食生活で輝くような美肌とすばらしいプロポーションを維持している中年女性の美のカリスマ的存在。いやー、お肌の美しさを生で拝見し、タメイキものでありました。なんか、勇気もらった感じだわ〜。 
 そのシルクさん直伝のスペシャル美顔筋トレやカエル腹筋なんかを休憩中にはさみながら、今日もテープおこし→原稿書き。昼ご飯のあとですごい睡魔に襲われそうになったので、休憩してカエル腹筋をやってみたら目がしゃきっとしたのには驚いたけど、たまたまで、とくに因果関係はないと思われます……。原稿は10日に送りますと編集者にお伝えしていたものの、意外と行数がないので調整に予想外にてこずってしまい、それでも日付が変わる30分前頃にはなんとか仕上げて送ることができた。はー、これで原稿書きウィークもひとまず終了。
 そういえば、今朝の早い時間のうちはかなり空気が澄んでいて、この時期ならたいてい雲に隠れてしまう富士山の姿がくっきり。しかも、山頂部の雪の冠がほとんど(溶けて)なくなっていて、雪は縦筋のラインしかない、“すじすじの富士山”をハッキリ拝むことができた。これはなかなか珍しいことですだ。晴れているわりには昨日に比べて湿度が低いようで、この仕事部屋も夕方くらいまでは、ずっと窓を開けただけで仕事もできたし、南部鉄の風鈴が奏でる心地いい音をBGMにパチパチ作業してました。もうすっかり夏かいな? と勘違いしそうな日だったけれど、どっこい梅雨はまだ開けていないようで。あのジメジメした日はもうしばらくは続くということらしいです……。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 9日 (金)

タコ対インコも盛り上がる!

 ワールドカップの優勝国予想で世界が盛り上がっているが、今や世界的に有名になった、ドイツの水族館に棲むタコの占い師、パオル(パウルという表記もあり)君。これまでドイツの勝敗予想をすべて当ててきている強者で、準決勝でスペインがドイツに勝つと予想したときは、寿司にしてやる! パエリヤにしてやる! と、一部のドイツ国民の怒りをかったり、はたまたスペイン側からは、「我々の勝利をみごとにあててくれたパオル君の身柄を保護してあげなければ」みたいな声明も出されたりと、連日の猛暑にさらされているヨーロッパの一部でさらなる応援熱をあげているわけだが、ここに来て、パオル君に強力なライバルが登場。アジアはシンガポールに棲むインコのマニ君だ。
 マニ君は鮮やかなグリーンの羽がとってもきれいで、ちょっと大きめのダルマインコみたいにぽてっとしたかわいいインコ。準々決勝の4試合と、準決勝のスペインの勝利をすべて的中させたという、こちらも強豪だ。パオル君の占い方は、大好きな餌の貝が入った二つの箱(それぞれの箱の表に対戦国の国旗を貼付けている)の、どちらの箱の貝を食べるかで勝利を予想するというもの。対してマニ君は、国旗を描いたカードを裏返して並べておき、どちらかを選択してくちばしではさむというスタイル。今日の占いで、パオル君は優勝をスペインと予想。そしてマニ君はオランダ。さあて、どちらが真の勝者となりますことやら。ちなみに、3位決定戦のパオル君の予想はドイツの勝利だとか。ファイナルに向けて、場外もいろんなカタチで盛り上がりが続くワールドカップなのでした。

201007052141000_2


この方はおフランスを応援していたのにね......。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 8日 (木)

ずるずると過ぎてしまい、気がつけばもう……、

 ワールドカップのテレビ観戦による家にいながらにしての時差ぼけと、原稿書きの追い込みでずるずると時間が過ぎ、また数日ブログが更新できずでした。月火とずっと原稿やっていて、火曜日夜の日付けが変わる頃に最後のコラムを出し終えて、そこから一気に爆睡、のつもりが、ウルグアイ対オランダの後半戦の頃に目が覚め、そのまま最後まで見てしまう。こんな調子なので、昨日は昼前まで二度寝したあともなんとなく身体がダレていて、次の締め切りが土曜日なのに、結局うだうだしてしまう……。そして今朝はまた、ドイツ対スペイン戦をしっかり見て、その後、数時間睡眠……そんなこんなで、やっぱりワールドカップが終わるまではなんとなくずるずるいきそうです。とはいえ、残すところ試合は3位決定戦と決勝の2試合のみ……そう考えると淋しいものです。
 ドイツ対スペインはドイツが予想外に点が取れず、じりじりする熱戦。値千金の1点を決めたのが、ディフェンスのプジョルだった。すばらしいヘディング。プジョルって、見た目もけっこうワイルド系だけど、じつにアグレッシヴでいい選手なんだよねー。数年前にトヨタカップで来日したときの試合を見て、その動きにカンゲキしたことを思い出してしまった。さあて、オランダ対スペインの決勝戦はどうなることやら。決勝戦でも華麗なるパスサッカーを見ることができるだろうか。ワールドカップが終わってしまうのは淋しいけれど、すごく楽しみな試合だ。
 ところで、日曜日がどうなるかわからないので、昨日、ひと足お先に期日前投票に行ってきた。気がつけば、投票日ももうすぐじゃん。ワールドカップと大相撲の一連の問題で、すっかり盛り上がりに欠けているような参院選だけど、期日前投票の会場にはけっこう次々と人が来ていたから、じつは意外と投票率が上がったりして? てなことないか……。比例区の投票の際、改めて候補者名や政党名を確認しながら、当選させたくないと思う人はけっこうハッキリしているんだけど、ぜひとも当選させたい人って、いまいち浮かばないなあ……といって、政党名もねえ……などと、しばし考えてしまった。月火とずっと家に籠って原稿ぱちぱちやっていたときも、選挙カーが回ってくる音をそんなに聞かなかった気もしたし……今回の選挙はどのあたりで盛り上がっているんだろうか。

| コメント (1) | トラックバック (1)

2010年7月 4日 (日)

オグリありがとう!

 ブラジルだけでなくアルゼンチンまでも、ベスト8で敗退とは……ほんとに何があるかわからないのがサッカーで。でも、あんなに何もできない感じのアルゼンチン、初めて見た。昨日のブラジルといい、今日のアルゼンチンといい、王者も崩れる時というのはあんなものなんだろうか……。それにもまして、ドイツの強さは圧巻。硬直しているアルゼンチン選手の間をスイスイと縦横無尽に、勇猛果敢に走りまくっていたような感じだったドイツ。おそるべしゲルマン魂だ。メッシも南アフリカを去る……。こうなってくると優勝はオランダか、ドイツか、はたまたスペインか……。でもパラグアイも惜しかったな。パラグアイ対スペイン戦を見ながら、この赤いユニフォームのパラグアイがブルーの日本代表だったら……と、何度となく考えてしまった。 
 しかし、今朝の新聞を見てもっと驚いたのは、オグリキャップが亡くなったことだった。昨日はほとんどニュースもチェックしないままだったので、今朝まで知らなかった……しかも骨折だったなんて。ショックだ。もう25歳とはいえ、もっと長生きしてくれるだろうと勝手に思っていたし。オグリキャップは、私が競馬の馬券を買うようになるきっかけを与えてくれたお馬さんだ。1990年当時、机を置かせてもらっていた事務所のおじさんはじめ、日参していたバー“G”のお仲間がよく馬券を買っていて、何気に私も興味を持ち始めた頃に、あのオグリの有馬記念での勝ちっぷりを見て、なんてすごいんだろう! と、お馬さんのすごさに感動してしまった。そして、あのときの競馬場の「オグリ」コール……あれも忘れられない。オグリはそれが引退レースだったけれど、あの有馬記念を機に競馬への興味がぐんとわいて、それから時々、馬券を買ったりするようになったのだ。今の若い人たちはオグリというと小栗旬、かもしれないけれど、私たち世代はオグリといえばオグリキャップなのだ。そういえば、当時はオグリのぬいぐるみとかもあって、大人気だったなあ……私は買ってないけどね。
 2007年には種牡馬からも引退して、のんびり余生をおくっていたというのに、思わぬ事故で、残念だ……。どうか天国でやすらかに。オグリキャップさま、大きな感動をありがとうございました。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 3日 (土)

感劇話その145 ネタおろしもあって盛りだくさん__生志のにぎわい日和@横浜にぎわい座7/2

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 8強から4強へのワールドカップ。ここにきてブラジルが敗退してしまった……一人退場した後で、なんか機能不全に陥っていたようなブラジル、初めて見た。もちろん、オランダの強さも光っていたけどね。カカも南アフリカを去る、か……。
 昨夜はこの熱戦の前に、にぎわい座に生志さんの落語会を聞きに行っていた。演目は次の通り。
『家見舞い』立川こはる
『千早フル』立川生志
『マサコ』 立川生志
〜仲入り〜
太神楽曲芸 翁家和助
『唐茄子屋政談』立川生志

 久々のこはるちゃん。相変わらずハギレがよくて聞きやすい。『家見舞い』は前に三三さんで聞いたが、今日のはちょっと短くしたバージョンだったかも。でも、開口一番でこれだけしっかりした噺を聞けるのは、なかなかない、かも。しかし、これは何回聞いても「やめて〜」って言いたくなる噺だ。生志の『千早ふる』は、下げなど微妙にアレンジをしているようだった。『マサコ』は昇太作の新作落語のネタおろしだそうで(しかも、昇太が自分以外の人にはまだ誰にも教えていなかった噺、ということらしい……)、初めて聞く噺だったけれど、ブラックジョーク的な部分があるので最初は喬太郎の新作落語かなあ、とか思っていたら、後で昇太と判明。昇太ってこんな噺も作るのね、と思ったらご本人でも聞いてみたくなった。
 曲芸。こういう寄席ならではの芸が見られるのも、にぎわい座の落語会の楽しいところ。包丁を使った皿回しは怖くて目が開けられなかったけど。なにしろ、昨日の席は前から3列目だったので、なにかの拍子で失敗して出刃包丁が飛んで来たらどうしよう、みたいな変な恐ろしさにキンチョーしながら見て(見てなかったけど)いたのでありました。
 そして『唐茄子屋政談』。これは志の輔で聞いたことがある人情噺。私は以前の『井戸の茶碗』同様、生志はこのような噺がすごくいいなあ、合っているなあと思う。もちろん、『マサコ』みたいなのが間に一つ挟まるのも悪くないけどね。生志さんは丸くて安心感のある外見だけれど、ちょっと渋めの武士(役人)とか、人情味のある町人のおじさんとかやらせると、予想以上にいい味を出してくれると思うので、江戸の人情噺をまた聞きたいと思うのでありました。今日の『唐茄子屋……』の親戚のおじさん、それから次々と唐茄子を売ってくれる通りすがりのおじさんも、とてもよかった。ちなみに唐茄子とは、お分かりの方も多いとは思いますが、かぼちゃのことです。

201007051423000201007022136000


薄いピンク色(オレンジ系か?)の着物もお似合いでしたぞ。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 1日 (木)

縁というもの……、

 先日、おつきあいのある出版社が飯田橋方面から神田方面に引っ越した。その話を聞いて、神田かぁ……自分には不馴れな場所だなぁ……と思っていたら、今日の某誌(別の出版社)の取材先は神田だった。取材相手の工学博士の事務所がJR神田駅のすぐそばの場所だったのである。こんなこともあるのねえ……。でも、担当編集者さんも私と同じく神田は不馴れで、早めに行って取材前のすり合わせをしようと駅周辺のカフェを探すが、あるのは居酒屋系のお店ばかりで、二人で駅の周りをぐるぐる回ってやっと1軒それらしき店を発見。取材が終わり、ランチしていきますか、となったときも、お店はたくさん立ち並んでいるのにどこに入っていいのやらさっぱり見当がつかず、しばしまたぐるぐる、という感じでありました。
 先週、数年ぶりにデザイナーの友達と飲んだのだが、私が今年に入ってずっと関わっていた本の仕事と同じ出版社の仕事を、じつは彼も最近ちょくちょく受けていたことが判明。担当者はぜんぜん違うのだけれど、こんなこともあるのねえ……。まあ、業界はなんだかんだいって狭いから、そういうこともそんなに珍しくはないのかもしれないが。そして、その同じ出版社というのが、今回、神田に引っ越した出版社なのであります。
 そんなふうに、些細なことなのだけれど、人とのつながりというか、縁みたいなこととか、縁がある人とはやっぱり何かしらあるものなんだなあと思った最近の出来事でした。

| コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »