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2010年3月 3日 (水)

感劇話その133 黒木メイサがまたまた魅力的だった『飛龍伝2010ラストプリンセス』

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 今日はお雛さま。ということは母の誕生日、というわけで、昨夜あわててちょっと送るものを手配。こういうときにインターネットはほんとに便利です……。
 先月はオリンピックに熱中していたおかげですっかり書きそびれていたカンゲキ話のいくつか。そろそろ書いておかないと忘れちゃうというわけで、今日は新橋演舞場で見てきた『飛龍伝2010ラストプリンセス』のお話を。
 飛龍伝、いつぶりだろう、と思ったら、富田靖子と筧利夫で見た『飛龍伝90』以来だったことに気がついた。なつかしの女性誌Pで舞台関連のインタビュー連載をしていた頃だ……。あの後、ヒロインを牧瀬里穂、石田ひかり、内田有紀、広末涼子などが演じ続けてきて、そのときはいまいち触手が動かなかったのだが、今回は黒木メイサということでがぜん気になっていて、あの感激を再び? という思いで劇場に出かけた。
 黒木メイサのよさは予想通りだった。去年の舞台『赤い城 黒い砂』で、彼女の素晴らしい殺陣と堂々の演技を目の当たりにしていたから、なるほど2010年の神林美智子を美しく激しく魅力的に演じているなと納得。対して相手役である山崎役の石原軍団はというと、長い長い台詞を覚えるのに精一杯という感じがどうしても否めず、勢いがいまいちでちょっと残念。武骨で田舎者で、でも誰よりも熱い。そんな筧利夫の山崎は圧巻だったなあと改めて思う。桂木役の東幹久のほうは年の功(?)でかなりがんばっていたと思うけど。あとはカラテカの矢部太郎が意外によかったです。それから、渋谷亜希もさすがにつか作品の常連らしく、きれいでスタイル抜群だし、ダンスはうまいしで、いいアクセントになっていた。黒木メイサがよかっただけに、こうなってくるとやっぱり筧利夫の山崎、春田純一の桂木、という往年の名コンビがいまだになつかしく、この二人が黒木メイサにからんだらどんな飛龍伝になるんだろうと、ありもしないよけいな願望を描いてみるのであった。でも、どっちももうおじさんだしなあ……。しかし黒木メイサはいいですね、また次を見たくなる女優さんだと思った。
 そうそう、それから、もいっこ、この舞台で感激したのは後半の方で、私の青春の思い出の曲であるイタリア映画『メリーゴーランド』のテーマ曲が流れたことだった。青春の思い出といっても、甘酸っぱさとかそんなものとは関係なくて、ただ単に中学時代に見ていちばん泣いた映画だったわけなんだけど(実家の部屋にまだポスターが貼ってある)、もう何十年ぶりかで耳にして、ハッ! と心が動いたのでありました。思わず家に帰ってYoutubeで探し出し、名シーンを見ながらまたうるうるしてしまう始末で……この曲、どういう経緯で今回採用されたんだろう……と、ちょっと気になりました。そんなこんなの、今年の『飛龍伝』だったけど、闘病中のつかさんには早くよくなっていただきたいなあと切に思うのであります。

201002171553000


ポスターやチラシの写真はこれ。

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