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2009年12月25日 (金)

クリスマスの日に……、

 25日。子供の頃は、この日の朝、目が覚めてベッドの足元にあるサンタさんからのプレゼントをみつけるのが毎年楽しみだった。中年の今はそんなことはあるはずもないが、そう考えると、子供のいない日本人の大人にとってのクリスマスというのはほとんどがイヴの夜に集約されていて、食事して、配偶者や誰かにプレゼントをしたり、されたり、という、そういうパーティ行事のようなものになっているのだなあと改めて思われる。昨夜のデパ地下のケーキショップやワインショップに群がる人や長蛇の列を思い出すにつけても、それを実感させられます。自分もしっかりその構成員の一人になっているわけだし。それにしても、周りに独身や、結婚していても子供のいない友達が多いせいか、イヴの夜も「家でだんなと二人、鶏つくね鍋に梅酒」とか、「彼氏と寿司屋」とか「いままだ残業中」みたいな声が年々多く聞かれるようになっているので、キリスト教徒でもない私もこの先、年をとっていくにつれてだんだんクリスマスというものを特に意識しなくなっていくのかもしれないなあと思ったりもする。今年はさらに、大不況で街全体がいまいちクリスマスモードが盛り上がらない感じもあったから、よけいにそんなことを考えた。今年はわらびにクリスマスのとんがり帽子も被せないままだったし……。
 そこへいくとオーストリア在住の高校時代のクラスメイト、ゆりちんの過ごし方はぜんぜん違う。「待降節」というのがあって、クリスマスの4週間前の日曜日から始まり、クリスマス直前の日曜日まで、日曜日ごとにろうそくに1本ずつ火を灯し、クッキ―を焼いたりする。クッキー焼きは大切な仕事で、どんなに忙しくてもやるらしい。ゆりちんも、ある待降節の日、熱が出そうな予感がしているのにもかかわらず熱が上がる前にと、しっかりクッキーを焼いていた。日々の生活の中にごく自然にクリスマスがある感じで、12月になると日1日とクリスマスムードが高まっている様子がブログからも伝わってくる。さすがにヨーロッパはキリスト教のカレンダーと生活が密着しているのだ。
 さて、インターネット・ラジオの80年代チャンネルでも1〜2週間前からクリスマス・ソングが頻繁にかかっていたが、なかでもよく耳にしたのは、Band Aidの「Do they know it’s Christmas?」やU2の「Christmas(Baby please come home)」、Chris Rea「Driving Home For Christmas」、ジョンとヨーコの「Happy Xmas (War Is Over)」などなど……。どれも20代の日々をぎゅいーんと思い出させてくれる曲でした。

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