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2009年12月31日 (木)

楽しい1年になりますように……、

 今年もいろんなことがあった。昨年の大晦日にも書いたように、出版不況はますます深刻化していて、フリーのチームはかなり虫の息。知り合いの中には徐々に雑誌以外の仕事にスライドし始めた人もいる。さてさて、来年の今頃は私も一体どうなっていることやら……。
 高齢で一時はちょっと心配な状態になったわらびの体調も、療法食のおかげでいまは安定し、かつおぶしや煮干しに頼らず療法食だけでも積極的に食べるようになってくれている。元気に走り回ってジャンプすることもしばしば。この調子で無事に19歳を迎えてくれたらと願うばかりである。
 来年こそ、今年よりちょっとだけでも世の中が明るくなって、楽しいことの多い年になってくれたらいいなあと願いつつ、今年このブログにお立ち寄りいただいた方々、どうもありがとうございました。

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来年も元気にがんばります。

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2009年12月30日 (水)

忘年会ラリー

 年内提出かと思っていた原稿の締め切りが年明けと判明したので、今年は28日にはなんとなく仕事納めとなり、一気にまったりモードに。そうしたらなにをするにも、新聞を読んでいてもすぐに眠くなったりして、かなりだらけたモードになってしまった。夜は夜で忘年会がだらだらと続く。日曜日は渋谷の“G”の常連さんチームで忘年会。これは毎年有馬記念の日に、昼の2時ごろから始まる。途中有馬記念をラジオで(昨今はワンセグで)チェックしつつみんなで一喜一憂しながらだらだら飲むという、酒飲みのまったりした会。夕方には河岸を代えて二次会、三次会と続くのだが、さすがに昼から飲んで食べているので今年は二次会で引き上げ。 
 しかし今年はちょっとした事件が。恒例のビンゴ大会でなんと私が一番にビンゴし、また、恒例の現金じゃんけんで夫が優勝。さらに夫はビンゴの景品で「森伊蔵」までゲットした。いつもくじ運から見放されている我が家には珍事というかサプライズというか......。思えば今年はいろいろあったので、最後に神様がぷち飴をくれたのかなと思うことにした。ありがたや、ありがたや。
 月曜日は同級生女子で中華のプリフィックス。有機野菜の土鍋蒸しXO醤ソース添えなど、最近は中華もヘルシー・メニューが充実しているお店が増えてきたみたい。一番少ない7品のコースにしたが、ポーション小さめとはいえ最後はかなり満腹。しかし昨日の飲み過ぎもあり、紹興酒は抑え気味にして終了。にもかかわらず、解散後にメンバーの一人と仕事の打ち合わせも兼ねてバーへ行き、ラフロイグのソーダ割と赤ワイン飲んでしまった……なんのための紹興酒の自重やったのか……。
 そして昨日は、友人のTグッチたちと地元の忘年会。若者チームも交えて焼き肉屋さんで。カメラマンTさん&夫&私のアラフィ・トリオは年々、お肉があんまり食べられなくなっていることを実感しつつ、ナムルやカムジャタン(鍋)中心にいただく。おさむさんの店に行った土曜日から4日間続けて飲んでいるので、ここでもマッコリは控え気味に。しかし、二軒目のバーでシャンパン1杯とラフロイグのソーダ割を飲んでしまった……なんのためのマッコリの自重やったのか……というわけで、本日はあっさりとたら&豆腐&白菜鍋で休肝日に。結果的に見ると、今月はなんだかよく飲んだ気がする。来年は週に2日以上は休肝日を作りたいと思う今日この頃であります。

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レタスチャーハン。中華やさんのチャーハンってどうしてあんなにおいしいんだろう。

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2009年12月27日 (日)

年内に行っておきたかった店

 ただ今、忘年会ウィーク・パート2に突入中で、二日目の今日にしてすでに胃腸がお疲れの気配……。だったら飲まなきゃいいんですけどね、そうなんですけど。
 昨夜は久しぶりに大好きなおさむさんのお店へ。かなりごぶさたしていたので年内に一度、食べに行っておきたかったし、相変わらず美味しくて、ついつい食べて飲んでしまった。お刺身には、ノースカロライナ産の天然まぐろが登場し、これは光り物至上主義で日頃はまぐろに特に強い興味を抱かない九州人の私も目からウロコのおいしさだった。背に近いほうの身だそうけど、繊維がちゃんとあって、それでいて上品なやわらかさで、赤身のおいしさ満喫という感じ。久々にまぐろのおいしさを味わわせてもらった。長崎産の天然岩ガキというのも初体験の絶品で、白ワインがすすむ。変わらない美味しさでいて、行くたびに新しい発見があるのがこのお店の魅力。最後におさむさん特製のオムライスまでいただき、口福の夜でした。
 そういえば、おさむさんの店は長く日曜定休だったのだが、数ヶ月前から日曜日も営業をしているとのこと。お客さんにカメラマンやヘアメイクやスタイリストや編集者など出版業界関係者が多いので、この不況のあおりを受けて客足が去年よりかなり減り、「青色吐息なんで、行きていくためですよ〜」といっていたけど、こんなところにも出版不況の波が容赦なく……うーん、こんなに美味しいのになあ……でもそりゃそうか……と、我が身のおかれている状況と照らし合わせる。とくに雑誌業界は来年の今頃はいったいどうなっているんだろうなあと思うと、無邪気に美味しいお料理に喜んでもいられない気になりそうだが、逆にいえば、せめて美味しいものを食べているときくらい、楽しんで堪能してワイワイばかを言っていたいなあと思うのでありました。

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盛りつけも美しいお刺身と、ふろふき大根♡。

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2009年12月26日 (土)

感劇話その126 忠義と肉親の情の狭間で……__12月文楽公演本公演

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 今月の文楽(既に公演は終了)は鑑賞教室と本公演の2本立てで、本公演のみを鑑賞。「近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)」と「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」の2演目だった。「近江源氏……」は初めて。今年なにかと話題になった“愛”や“義”がテーマの忠義もので、敵味方に分かれて戦うことになってしまった兄弟のお話。兄弟それぞれの息子同士が戦い、捉えられる弟側の息子、義を貫くために愛する我が子を犠牲にする弟と、その弟や甥っ子への肉親の情と主君への忠義の間で苦悩する兄と、その母……双方の家族の間で、たくさんの苦悩と不条理が描かれる。またしても、父のため、家のためにと子供が若い命を散らす話で、このパターンは何度見ても辛いというか、釈然としないというか。子供の人形の頭(かしら)が純粋で美しい顔立ちをしているのが、よけいに悲劇を感じさせられる。「伊達娘……」はおなじみ八百屋のお七の話だが、愛する男への強い想いから、雪でつるつるすべる火の見櫓のはしごを何度もすべりながら上っていくお七の一途さに、いつも心を打たれてしまう。ぜんぜん関係ないのだが、櫓に立つお七と、その周りの雪の中で格闘するお杉、弥作の3人の姿を見ているうちに、何故か前に見た勘三郎さんの「三人吉三」のラストシーンを思い出してしまった。

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プログラムの表紙(右)と見返し。人形は右から「近江源氏......」の盛綱、小四郎、微妙、篝火。

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2009年12月25日 (金)

クリスマスの日に……、

 25日。子供の頃は、この日の朝、目が覚めてベッドの足元にあるサンタさんからのプレゼントをみつけるのが毎年楽しみだった。中年の今はそんなことはあるはずもないが、そう考えると、子供のいない日本人の大人にとってのクリスマスというのはほとんどがイヴの夜に集約されていて、食事して、配偶者や誰かにプレゼントをしたり、されたり、という、そういうパーティ行事のようなものになっているのだなあと改めて思われる。昨夜のデパ地下のケーキショップやワインショップに群がる人や長蛇の列を思い出すにつけても、それを実感させられます。自分もしっかりその構成員の一人になっているわけだし。それにしても、周りに独身や、結婚していても子供のいない友達が多いせいか、イヴの夜も「家でだんなと二人、鶏つくね鍋に梅酒」とか、「彼氏と寿司屋」とか「いままだ残業中」みたいな声が年々多く聞かれるようになっているので、キリスト教徒でもない私もこの先、年をとっていくにつれてだんだんクリスマスというものを特に意識しなくなっていくのかもしれないなあと思ったりもする。今年はさらに、大不況で街全体がいまいちクリスマスモードが盛り上がらない感じもあったから、よけいにそんなことを考えた。今年はわらびにクリスマスのとんがり帽子も被せないままだったし……。
 そこへいくとオーストリア在住の高校時代のクラスメイト、ゆりちんの過ごし方はぜんぜん違う。「待降節」というのがあって、クリスマスの4週間前の日曜日から始まり、クリスマス直前の日曜日まで、日曜日ごとにろうそくに1本ずつ火を灯し、クッキ―を焼いたりする。クッキー焼きは大切な仕事で、どんなに忙しくてもやるらしい。ゆりちんも、ある待降節の日、熱が出そうな予感がしているのにもかかわらず熱が上がる前にと、しっかりクッキーを焼いていた。日々の生活の中にごく自然にクリスマスがある感じで、12月になると日1日とクリスマスムードが高まっている様子がブログからも伝わってくる。さすがにヨーロッパはキリスト教のカレンダーと生活が密着しているのだ。
 さて、インターネット・ラジオの80年代チャンネルでも1〜2週間前からクリスマス・ソングが頻繁にかかっていたが、なかでもよく耳にしたのは、Band Aidの「Do they know it’s Christmas?」やU2の「Christmas(Baby please come home)」、Chris Rea「Driving Home For Christmas」、ジョンとヨーコの「Happy Xmas (War Is Over)」などなど……。どれも20代の日々をぎゅいーんと思い出させてくれる曲でした。

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2009年12月24日 (木)

感劇話その125 今年の落語聞き納めはイヴの花緑さん__「花緑ごのみ」@紀伊國屋ホール 

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 

 紀伊國屋ホールに花緑さんの落語会を聞きに行く。花緑さん、ちょっと久しぶりだったのでとても楽しみだった。「花緑ごのみ」は花緑さんの独演会だが、今回の4日間はすべてネタおろしにチャレンジという企画だそうで。仲入り後の噺は4日とも「三軒長屋」で、初めの席がそれぞれ日替わりで、でもすべてネタおろし、なんだそうで。本日は「牛ほめ」でありんした。正直、「牛ほめ」も「三軒長屋」も花緑さんがネタおろしだというのは意外な気もしたのだが、というのは、私が前に何人かの噺家さんで聞いたことがあるネタだから、どちらも比較的ポピュラーなネタなのかしらと勝手に思い込んでいたからそう感じただけのことで、たしかに改めて考えてみると、何百とあるネタの中からその噺家さんがいつ頃どのネタを初演するかなんて、決まりは何もないわけだから、改めてそうなんだろうなあと、落語の奥深さを思ったのだった。
 マクラの鶴瓶師匠とシンクロニシティの話はなかなかおもしろかった。その勢いで「牛ほめ」に突入。さらに「時そば」まで披露してくれて仲入り。「牛ほめ」では、いつもおとぼけキャラになる不思議な与太郎のなんともいらいらする喋り方というか個性(私は、そう感じるのだが)がよく出ていた。「三軒長屋」は、短気でけんかっ早い鳶の連中の威勢の良さがすごく笑えて楽しい。花緑さんはこのへんの威勢のいいお兄ちゃんをやらせると味があるなあと改めて思った。「死刑台のカツカレー」に出てくるヤンキーのお兄ちゃん、みたいな感じで。
 というわけで、やや疲れがたまっているカラダを今日もまた笑いという全身エクササイズで心まで一緒にほぐしてもらった。考えてみたら今年は何度、落語にほぐしてもらったことか。忙しい最中に「せっかくとれたチケットだから」と無理して出かけて行ったこともあったけど、結果、笑って泣いて、いつもリフレッシュさせてもらったと思う。今年は今日が聞き納め。噺家のみなさんというか落語さん、今年もありがとう。いろいろお世話になりました。

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チラシ(左)と演目です。





 さて、落語会の後はいきつけのクリニックへと、およそイヴらしからぬ午後だったが、せめてと思い、帰りにそのまま渋谷まで歩く途中で今年も母校のツリーを拝んだ。そして、ワインとケーキくらいは、とピエール・エルメに立ち寄るものの、人が多くて気持ちが萎えてしまい、そのまま渋谷の駅ビルに寄ったら、なななななんとこちらはさらにどのお菓子屋さんも、そしてワインショップまでも長蛇の列……。思わず事業仕分けの日を思い出す始末であった。今年は“巣ごもり”クリスマスだとテレビでいっていたけれど、ほんとなのねーとしみじみ。ワインショップは比較的列の進み具合が早かったが、さらに人いきれの中で長時間並んでケーキを買う気力は残っていなかったので、わりと短めの列のお店で小さな生チョコレートのケーキを買って帰ったらこれがなんと大正解においしくて、かなり得した気分に。こうして今年のクリスマスも終わっていくのであった。

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母校のツリーは相変わらずで、ちょっとほっとする。

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2009年12月23日 (水)

忘年会通信

 仕事が一段落してふと我にかえると、なんだかんだもう年末……おそるべし……って、結局毎年似たような感じではあるわけで……やれやれ。忘年会も先週が第一次ピークで、今度の日曜日から続く数日がパート2。
 先週水曜日はカメラマンSさんと同級生でヘアメイクをしているIさんと、武蔵小山で打ち合わせの流れで忘年会。ここはSさんのテリトリーなのでお店もお任せし、「川島」という日本酒ソムリエさんのいる家庭料理屋さんへ。料理に合わせておすすめの日本酒が次々と出てくるんだけど、珍しいものばっかり(飲み過ぎで細かい銘柄など覚えていませんのであしからず)。

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最初に名物のジューシーなメンチカツを一人1個ずつ頼んでしまったので、のっけからかなりお腹いっぱいに……。でもおいしかった。これでもサイズは小なんです。



 あとは焼き牡蛎や野菜のグリル、チーズの粕漬けなどをつまみ、日本酒5種類くらい飲んだけど、その大半はカメラマンとヘアメイク両氏で消費していただき、私はちょっとずつ。それでも生酒や常温のお酒ばっかりだったので翌日の朝、けっこうきてました……。帰りにお店のママさんというか、お母さんからそれぞれお土産までちょうだいしてしまった。私たち女子チームはかわいい蛍光ピンク色のババシャツ……一瞬、びっくりする色だけどよくみるとかわいいんですね、これが。あったかそうだよ〜、ありがとうお母さん。
 翌木曜日は制作会社のスタッフやデザイナーさんたちと、雑誌チームの忘年会。茅場町の和食処「徳竹」で。

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くわいの素揚げに始まり、お刺身、焼き魚、角煮、みょうがのサラダ、手作りさつま揚げ、最後にはりはり鍋。どれも美味しかった。


 お刺身はぶりもしめ鯖もどれも新鮮で美味しく、どの料理も仕事の仕方がていねいで、おまけにこれだけ食べてもお値段は3500円(お酒代は別)。前日に続いてほんとにめっけもんのお店だった。最後ははりはり鍋にご飯と卵をいれて雑炊にしてくれたが、既にお腹がぱんぱんで、周りの30代前半の若者たちに私の分まで食べていただく。若者の比率が高い集まりだとこういう場合に大いに助かるのであった。
 金曜日は同級生数人で広尾のイタリアンレストランへ。話に夢中になり写真はぜんぜん撮れずだったが、イタリア人シェフが腕をふるってくれたお料理を堪能。ポルチーニのリゾットやお豆のピューレみたいのが特に印象に残るおいしさだった。ワインもよく飲んだ。一人が、ドラマ「坂の上の雲」の話をしたのをきっかけに、「仁」「不毛地帯」と、この秋冬は毎週見るドラマがけっこう多かったという話になる。たしかに。そういえば、「坂の上の雲」はたしか第二話だったかに、柳家喬太郎師匠が警察の署長役で出ていたのには驚いたけど。毎年年末に5話ずつ3年、って、そんなドラマ初めてなんだけど、11ヵ月もブランクがあったら前の年の話忘れちゃうから、きっと第二話の前に第一話の再放送やるよね〜、と、みんなで納得し合うアラフィー忘年会であった。
 しかし、さすがに三連ちゃんはカラダにきますなあ……ウチ飯の日はちゃんと休肝日にしてパート2にのぞみたいと思う今日この頃なのであります。

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といいつつ、今日は餃子を作ったのでつい一杯。残ったアンはキャベツで包んでロールキャベツ風餃子に。

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2009年12月22日 (火)

浅草・羽子板市

 先週は毎晩のように忘年会が続き、かつまた週末〜昨日までは原稿の追い込みでずっと死んでおり(日曜から昨日は何年ぶりかでカンテツしてしまいました……今日になってカラダはガタガタです)、しばらく滞っておりましたが、ちょっと復活してきたので先週撮影に行った羽子板市のことを。
 先々週、羽子板職人さんを取材に行ったのだが、その方が年の瀬恒例の浅草の羽子板市にお店を出しているので、初日に朝から繰り出して撮影に行ってきた。で、改めて考えてみたら東京生活も30年を過ぎるというのに浅草の羽子板市には一度も行ったことがなかったことに気がついたのだった。
 行ってみると仲見世は既にお正月状態で、鏡餅や羽子板の飾りやら新春浅草歌舞伎の宣伝やら、なんだかもう一気に年が明けたような大騒ぎになっていて、もちろん人手も多く、中国語やら韓国語やら(たぶん)もたくさん混じっていて、一瞬、初詣に来ているのかと勘違いしそうになるようなにぎわいであった。で、お目当てのおじさんの羽子板、買いたい気持ちもあったのだが、なにしろお値段が……。あとはちょっと前夜のお酒が残っている状態で人並みに揉まれるのにも疲れ、もちろんリーズナブルなお値段の小さなものもあるのだが、こういうものはもっとじっくり見てじっくり選んで買いたいなあと、勝手な理由をつけて購入を断念しながらまったりする私の横で、カメラマンKさんは負傷した足をおしてパシャパシャと、切れのいいお仕事をしていたのでありました。

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(左)仲見世の様子(右)こんなお店がぎっしり並んでいる。




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サッポロのビルの向こうに、建設中の東京スカイツリーが見える。

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2009年12月15日 (火)

ドリーム・アカデミーとインクのこと

 原稿1本目終了。夕方担当者にメール。このところ作業のBGMはもっぱらiTunesのインターネットラジオの80年代チャンネルなのだが、先日、数年ぶりにドリーム・アカデミー(The Dream Academy)の「Life In A Northern Town」が流れてきて、すごくなつかしい気分になった。
 昔、渋谷の東急ブラザの裏のビルの地下に、「インクスポット」というバーというか、飲み屋があった。私が初めて行ったのは82〜83年頃。長年通っている“G”の姉妹店なのだが、最初に知ったのはこちらの“インク”のほうだった。まだ大学生の頃で、かける音楽と居心地の良さが気に入って、社会人になったらここで最初のボトルキープをしようと心に決めた。その通りに、社会人になって、もらった最初のお給料を使って、ここでハーパーのボトルを入れた。バーボン……80年代という感じですねぇ……。それからちょくちょく“インク”に通い、そのうちに姉妹店の“G”も知ってそちらにもしょっちゅう行くようになり、ひどいときには仕事が終わって1軒目に“G”、二軒目に“インク”と、渋谷の駅をはさんで東から西に移動して飲み歩いたこともあった。20代は若かったねぇ……。ここのカウンターで、今も長くつきあっている大切な友達数人と出会ったりもした。
 85年のある日、当時の店長Fさんが「牧野さんがたぶん大好きだと思うバンドがデビューしましたよ」といってかけてくれたのが、イギリスのバンド、ドリーム・アカデミーのファースト・アルバム「The Dream Academy」のA面の1曲目「Life In A Northern Town」だった。Fさんのお見立て通り、シンプルなアコースティックの音がとても心地よく、数日後にアルバムをゲットしたのでありました。
 “インク”はその後、90年代に閉店してしまった。ドリーム・アカデミーも90年に解散。私の手元には結局、ファースト・アルバムだけが残っている。

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久々に出してみた。なかなか幻想的なジャケットなのです。
 

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2009年12月12日 (土)

「科学」と「学習」が休刊……、

 今月初めに流れた、学研の「科学」と「学習」が今年度で休刊になるというニュース……。小学館(「小学五年生」と「小学六年生」)に次いで学研よ、お前もかという感じだが、原因は昨今のご多分に漏れず少子化やらインターネットの普及やら、そしてなにより出版不況やら、仕方ないのかもしれないが、時代の流れということもあるのだろうか……。とにかく、子供の頃に親しんでいた雑誌が一つまた一つと消えていくのはやっぱり寂しいものだ。まあ、子供雑誌に限らず、いま自分が関わっている雑誌だってここ数年毎年のように次々と、歯が抜けるように休刊になっている、そんなご時世なんだもんなぁ……ひゅるひゅるひゅる……。
 「科学」と「学習」は小学校高学年の頃にたしか毎月買っていた。小学校の体育館の前に学研の販売員さんが売りにきていた覚えがある。「科学」は付録がけっこう立派だったなぁ……詳細はさすがに忘れてしまったけれど、星座表とかカメラとか、あったような気がする。今の子たちはおもちゃとかもすごい多様化していて何でも持っているから、昭和の子供のように精巧な付録にときめいたり喜んだりするようなこともあんまりないのかしら……って、これは私の勝手な思い込みか? とにかく残念なニュースなり。
 繰り返しになるけど、出版不況はすごい勢いだ。雑誌がどんどこなくなって、今は過渡期というか、雑誌というメディアそのもののカタチが変わろうとしている時期なのかもしれない。そんなこと思いつつも、自分はまだいま現在も印刷物の雑誌の仕事を受けて、締め切りに追われてひーこらいいながらやっているわけだけれど。来年はどうなるんだろう、同じことやっているのかしら、それとも……てなこと考えつつも、とりあえず目先の仕事を片付けるしかないわけで……。いま原稿二本抱えていて、今日から本腰入れて一本目にとりかからなきゃいけないのに、今週の疲れが出たのか、二人分のブランチと夕飯つくるのがやっとで、あとの時間は新聞読んだり録画していたドラマ見たりしてだらだらしただけだった。頭と身体がお仕事モードになかなかなれずじまい……まあ、こんな日もあるか。こういうときはいくら机に向かってもはかどらないので、気持ちを切り替えてのんびりお風呂に入ってたっぷり寝て、明日からしゃきっとがんばるしかない……なんて考えながらブログぱちぱち……なにやってるんだろう、私……。

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2009年12月11日 (金)

再編成……、

 夕方から歯医者に行った後、路線バスに揺られてわらびの療法食を買いに病院へ。なにもわざわざこんな日に出かけなくても、というくらい冷たい雨と風の1日だったが、予定を入れた日のお天気がそうなったのだから、仕方ない。私はけっこうそういうことが多い……これって運が強いのか? 弱いのか……? でも、取材ではけっこう晴れ女なんだけど。バス停で傘をさしてバスを待っている間もさぶかったな〜。バス停って、屋根なしのところが多いんだよね……。乗っている途中、あるバス停から、Jリーグの某チームの元監督だった方(外国人)が乗り込んできてびっくり。子供連れだったので、近くにお子さんの学校でもあるのだろうか。私以外の人は誰も気づいていないようだったけど、乗客はおじーちゃんおばーちゃんに主婦と子供が中心だったから、意外とそんなものかも。
 サッカーも天皇杯を残してシーズンは終了。トリニータも来期のJ2降格に向けて、契約が切れた選手は次々と退団が決まっているようだ。降格だし、債務超過額はすごいみたいだから、これまでと同じような条件で契約できない選手がいっぱいいるのだろうし、他のチームに移籍する選手もこれからどんどん出てくるだろう。数日前に退団が発表されたMFのエジミウソンも、どうやら神戸に移籍が決定したようで、よかった。選手が去って行くことは大分にとっては寂しいが、新たに活躍できるチームがすぐにみつかったことはなりよりだ。去年の9月、妹と二人でマリノス戦に応援に横浜スタジアムへ行き、(たしか負け試合だったと思ったけど)試合後、ガラガラのトリニータ応援席の最前列まで繰り出して、引き上げる選手たちに声援を送った時、「エジー!」と声かけたら顔を上げて手を振ってくれたことがあった。ナビスコ杯優勝のときも大きな原動力の一人だったエジミウソン、今までありがとう。新天地での活躍を祈りたい。来期、トリニータはこれまでとほとんど顔ぶれの違う選手たちで、新たにスタートすることになるんだろう。J1復帰に何年かかるかわからないけれど(ベルマーレは11年もかかったのだし)、1試合1試合、がんばってほしいなと思う。カズとゴンの2トップを相手に試合することもあるのかな……。

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2009年12月10日 (木)

時間がどんどん過ぎていく......。

 一昨日はブログをアップできずに爆睡してしまったのだが、12月8日はジョンの命日と、松木さんの「レストラン ビオス」のオープンの日だったんだ……と、今日、銀座に向かう電車の中で思い出した。前日の流れをそのまま続けながら日々を過ごしているうちに、なんか大事なこと、気にしなきゃいけないことを忘れてしまったままどんどん時間が過ぎていってしまうのは、なんとなく怖いことかもしれないなあと思う。いつも直近の目の前にある問題をクリアして行くことだけにしか目が向いていないというのは、なんだかなあ……。もちろん、ジョンの命日や松木さんのレストランのオープン日、というのは一つの例で、必ずしも思い出したから特にそれに対して何かをする、ということではないのだが、そこに思いを致すこと、が大事なんじゃないかなと思うので。師走だからというわけじゃなくて、今の自分はなんとなく精神的に余裕がないのかもしれない。今日は久しぶりに髪を切って頭がだいぶスッキリ軽くなったので、頭の中、心の中もスッキリ軽くしないとなあ……、と、つらつら思うのでありました。
 ジョンといえば、先月末の朝日新聞の夕刊にオノ・ヨーコのエッセイが載っていて、とてもおもしろくいい文章だったので、恥ずかしながら今になって私はちょっとヨーコという人のことを見直したというか、ちょっと好きになったのだった。それによると、女性には大きく分けて、鉛筆型、壺型、芋型の3つの体型があるという。ヨーコは自分は壺型だといっている。壺型というのはおそらく、上の方は細めで、下にいくほど安定感が増してくるような形のことをさしているのだと思われるが、え、ヨーコが壺型? あんなに細いし、鉛筆型なんじゃないかなあと、私は思うのだが。そして、壺型はやがて芋型になりやすいらしく、芋型は見た目も健康的にもよくないので、甘いものが好きなヨーコは芋型にならないように気をつけて、お菓子を食べないようにしようと決心した……。いい歳をしてまだスタイルを気にしている、といわれるかもしれないけれど、なんと言われようが、芋型になっちゃうのは嫌だ……と。え〜、鉛筆型なんだからお菓子食べてもいいよ〜、ぜんぜん鉛筆型だよ〜、と、既に芋型の私は思うのだが。
 エッセイはこれでおしまいじゃなくて、「腹八分で食べている方が、腹一杯食べるよりも長生きをする」という新聞記事を引用しながら、その実験に使われた猿の話になる。そして、“腹一杯食べさせた猿が快楽の表情で元気そうなのに対して、腹八分目で食べさせて長生きする身体になったとされる猿は、痩せてまったく惨めな顔をしている”としている。そして、“どうして猿にそんな残酷なことをしたんだろうと思いながら、朝のコーヒーにお砂糖を入れて飲んだ……。”で、エッセイが終わる。うーーん、女性らしい細やかでかわいい視点もありつつ、鋭さもあって、いい文章だなあと思った。オノ・ヨーコがこんな素敵なエッセイを書ける人だということを初めて知り、ちょっとヨーコさんに好感を持ったのである。それにしても、来年はジョンの死から30年になるなんて……もうそんなに経つなんて信じられない。時間がどんどん過ぎていく……。

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銀座・並木通りのライトアップ。かわいくてほのぼの系。

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2009年12月 9日 (水)

町田で取材→ラ・フランス100円

 昨日は1日資料読み。今日は電車を乗り継ぎ、取材で町田へ。翻訳家さんのご夫婦を取材。(これも媒体が出るまで詳しいことは書けませぬが)お二人ともおだやかでいい雰囲気だった。精神世界のことに詳しい方々で、自分の経験では、そのような人たちの中にはけっこう胡散臭い感じの人が多い印象があるのだが、今日のお二人はそんなことは少しもなく、ごく自然体で、お二人の心の幸せ感というものが伝わってくるようで、とても居心地のいい時間でありました。胡散臭い感じの人にあたると、こちらの気を吸い取られてしまうというか、嫌な気をもらったような感じになって、終わったらぐったりと疲れていたりするのだが、今回はほんとにいい心持ちだった。やっぱり人間もいろいろ、である。
 帰りに白ワインを買いたくて、途中下車していわゆる高級スーパーといわれるスーパーに入って物色。そしたら山形産の、見た目もハリがあって美味しそうなラ・フランスが1個100円、産直の白菜も2分の1個が100円で並んでいて、思わず買ってしまってお得な気分になったのだが、もしかしてこういうところもデフレの影響なんだろうか……だとしたら、それはそれで喜んでばかりもいられないというか、心配というか。連日、値下げやデフレのニュースが流れているけど、この先、日本経済はどうなってしまうんだろうか。なんか、お先はけっして明るくなさそうな感じもする今日この頃だ。とはいえ、100円のラ・フランス。「通常なら200円はしますよ〜」と、お客さんに大声で宣伝していた店員のおじさんに選んでもらったのだが、大正解。ちょい濃厚なんだけどさわやかな甘さとみずみずしさが程よく、とても美味しくて、やっぱり得した気分になった。ささやかな、今日のシアワセ。しかし考えてみれば、ラ・フランスというか洋梨なんて果物は、子供の頃には食べたことがなかったというか、知らないものだったんだよね。東北出身の夫は洋梨を子供の頃から食べていたというから、私が九州人だから馴染みがなかったのだろうか。それとも、単に私の家がそうだっただけなのか。

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でこぼこした愛嬌ある形。2個買いました。

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2009年12月 7日 (月)

長ーーーい1日

 また新しい1週間が始まる。朝9時に三軒茶屋でカメラマンKさんとS社のFさんと待ち合わせ、車で向島へ。御歳88、米寿の羽子板職人さんを取材。詳細はいつもの如く媒体が出るまで書けませぬが、その堂々たる職人魂に圧倒されて、午前中から気持ち良い滑り出し。近くで建設中の東京スカイツリー(新東京タワー)を初めて目の当たりにし、その巨大さにうなってしまう。これでまだ3分の1強の高さだという。ものすごい巨塔がにょきにょき生えて来ている感じで、この気持ちは建設中の東京タワーを見ていた昭和30年代の人たちの気持ちと似ているのだろうか。昔の方がもっともっと低い建物ばっかりだったから、もっともっと異様なものを見るような気持ちだったのかもしれないかな……。
 いったん帰宅して事務仕事などを片付け、遅めの午後から再び銀座方面で軽い打ち合わせ。夕方に歯医者に寄り、その後、中目黒で知人と居酒屋で忘年会。鍋をつついたりしながら焼酎のお湯割を数杯。忘年会と称する集まりが、これからちょくちょく飛び石的に続く。みんな不況だけど、忘年会くらいはぱっとやろうよということなのかしら。にしても、年々お酒が弱くなってきている感じなので、月末まで身体もつかしら。今週来週は仕事も立て込んでいるというのに……なんか矛盾しているかなぁ。とか思っているにもかかわらず、店を出てもう1軒、と、勢いで寒風の中、目黒川沿いを行軍してみつけたバーに飛び込み、モヒートとフラフロイグのソーダ割をいただく。1杯目のフレッシュミントもりもりのモヒートに歓喜。もう25年も営業しているというこのバー、なかなかのめっけものというか、なんで今まで何年も、それこそ20年くらいさんざん前を歩いていたのに知らなかったんだろう、と、驚き嬉しくなるほどであった。そして深夜に帰宅……長ーーーい1日だった。最初からこれでは身体がもちませんなぁ……。おまけに今夜は風がちょー冷たかったよ……。

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グラスの中にも上にもミントもりもり、のモヒート。

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2009年12月 6日 (日)

畑の中のフレンチ・レストラン

 ビオファームまつきの松木さんがこのたび畑の中にフレンチ・レストランをオープンさせる。その内覧会に昨日、出かけてきた。あいにくの雨だったが、畑と土に囲まれた「レストラン ビオス」の白い建物が視界に入ってきたときは、ちょっと感動。松木さんの夢がついにカタチになったんだなあと、しみじみしてしまった。
 ブッフェに並ぶ野菜のマリネ、蒸し野菜とパテなどをつまみながら、昼から辛口のシャンパンをいただき、シアワセ気分。家に送ってもらっているのと同じお野菜なのに、プロが作るとどうしてこんなにも素敵に美味しくなるのかと、改めて感動しつつ、ガラス張りのダイニング、個室、厨房の中、お外にあるバイオトイレなども見学。地元テレビ局のクルーも取材に来ていた。メニュー・ブックには松木さんの畑で採れた有機野菜をベースに、松木さんとコンセプトを共有する地元生産者さんたちの魚や肉、乳製品などとコラボレートした旬のメニューがずらり。ハムや魚の薫製なども自家製だそうで、改めて、ゆっくり食事しに来たいなあと思った次第。ランチもあるので、お天気のよい日にガラスの向こうに広がる畑と富士山を眺めつつのんびりお料理をいただくのもよさそうだ。夜には星がたくさん出て富士山がシルエットになる、とスタッフの方から聞いたが、それも素敵そう……。
 アクセスは、東京からは車で約2時間、電車なら新幹線の新富士駅か、身延線の西富士宮駅から、と、けして近くはない。でも「畑に直結したこの場所でレストランをやることに意味がある」といってこの事業を始めた松木さん。「中山間地における有機農業の新しいビジネスモデル」構築の第一歩だそうで、ご成功をお祈りしています。レストランのオープンは12月8日。

「レストラン ビオス」

営/11:30〜14:30(L.O.) 17:00〜20:00 (L.O.)定休日/毎週水曜日
予約・問合せ/TEL 0544-67-0095(レストラン ビオス 直通電話)
       Fax 0544-67-0098(ビオス、ビオファームまつき共通)
メールアドレス/bio-s@bio-farm.jp 
ホームページアドレス/http://www.bio-farm.jp/
住所/静岡県富士郡芝川町大鹿窪939-1

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左はレストランのエントランス。雨だったので暗めですが。右はイメージ・イラスト

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2009年12月 5日 (土)

最近届いた掲載誌〜ブロガーさんにインタビュー

 数日前に発売になった『おまかせ! みんなのおうちごはん ベスト128』(講談社)。人気お料理ブロガーさんたちのレシピ集だが、この中で各ブロガーさんへのインタビューの部分を担当した。合計10人。いずれも、お料理好きが高じてブログに掲載しているうちにどんどん人気が出て、評判になっている人たちで、お料理の本を次々と出していらっしゃる方もいる。自分がこうしてブログを運営している立場である私からすると、ブログとしてまめに更新するのもけっこう大変なのに、毎日新たなレシピを考えてお料理をして、それを写真に撮ってアップし続けるという作業をずっとやっていらっしゃる人たちはほんとーにすごい、と思うのである。それだけお料理が大好きな人たちなんだなーというのは、お話を聞いてよくわかったのだが、それに加えてどの人も、ご家族や読者に“美味しい”と喜んでもらえることがなにより嬉しくて、そのためにがんばっているということもすごく伝わってきて、“愛”もブログを続ける原動力なのね〜、と、しみじみしたのでありました。身近にある素材で手軽に、簡単に作れて、なにより美味しいご飯が満載の1冊。私もけっこう参考にさせてもらっています。

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料理研究家になったブロガーさんもいらっしゃる。

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2009年12月 4日 (金)

最近届いた掲載誌〜役者さんにインタビュー

 先月末に出た某企業の広報誌で、歌舞伎俳優の尾上菊之助さんのインタビュー記事を書いている。菊之助さんは数年前にも一度、対談のお仕事でお会いしたことがあったが、そのときに受けた印象は今回も変わらず、こちらの質問に対してじっくりと考え、丁寧に答えてくださる人という感じ。ゆったりと、一つひとつ言葉を選びながら、真摯に、自分の言葉で……きっと頭のいい人なんだろうなあと思う(抽象的な表現ですが)。4年ぶりくらいだったので、いちだんと男性として落ち着きが出てこられたなあとも思いましたが。そりゃそうか、30を過ぎて働き(?)盛りだもんね。ミーハーな一ファンとしては、ついに同級生の海老様も年貢を納められるようなので、菊様はどうなさるのだろうかというのも興味あるところですが。
 取材したのは10月。11月の公演で、父・菊五郎が演じてきた『盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』の三五郎役に初挑戦することへの意気込みを切々と述べてくださった。ご自身にとっては初めての世話物の立役、ということで、見に行きたかったのだが、結局、仕事が片付かず、劇場に行けないまま千秋楽の11月25 日をむかえてしまい、残念だった。
 歌舞伎やお能や狂言の人たちの多くは、そんなふうに自分の親や祖父や、そのまたご先祖様たちが演じてきた役を引き継ぎながら役者を続けていくわけで、常に父や祖父らと比較されて評されることがつきものなんだろうけど、そうやって親やご先祖の芸を受け継いでいく気持ちというのはどんなものなんだろうなぁと思って、インタビューでもいつもそのへんを聞いたりするのだけれど、結局のところ、その大変さや辛さや楽しさや醍醐味というのは、それを受け継いで実際に演じるご本人たちじゃないとわかり得ないものだから、それを正確に言葉で表現するのは無理だろうなと思う。簡単には言葉にし辛いものでもあるのだろうし。そう思いつつも、やっぱり好奇心と、なんというか、そういう世界に生きる人たちへのオマージュも込めて、伝統芸能の方たちには一度はそういう質問をしているのでありました。

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この日はジャケット姿だった菊之助さん。

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2009年12月 3日 (木)

東銀座→表参道→渋谷

 また数日暖かだったのに、今日は一気に冬。冷たい雨の中、打ち合わせで東銀座へ。終了後、顔の左側の喉と頭と耳の回りが昨夜から痛かったのと、喘息の予防薬が少なくなってきていたので、いつものクリニックへ。表参道なので、東銀座から一緒に打ち合わせをしたカメラマンのKさんの車に乗せていただき、交差点で落としてもらう。数日前に再開したというライトアップを見てみたが、Kさんも私も、なんか昔のライトアップのほうがきれいだったような気がするね、という感想。LEDって、なんとなく発色が寂しい色のような感じがすると昔から思っているのだが、やっぱりそういうことなんだろうか。まあ、街路樹の健康にも配慮して、以前よりも電球を巻き付ける面積もやや少なめみたいだし、Kさんが、LEDは電球の粒が小さいといっていたが、そういうことも関係しているのかも。
 喉やら耳の痛みは風邪からくるものかもしれないということで、抗生物質などを出してもらう。子供の頃に中耳炎を左右やったことがあり、その治療ですごく痛い思いをした経験があるので、超久々に中耳炎だったらどうしようかと、ちょっと不安だったが、耳鼻科にいくまでのものではなかったのかもしれない。とりあえず2、3日これで様子をみましょうということになった。それから、新型インフルエンザのワクチンに関して、以前と状況が変わったそうで、私レベルの喘息でも優先的に接種できるので希望するようなら申し出てください、といわれたが、副作用が気になることもあって、どうしようかな……。
 処方箋薬局を出ると雨が少し小やみになっていたので、母校のクリスマスツリーを見て渋谷まで歩くことにする。校門の前から見ると、こちらは以前と変わらない赤と黄色のライトで、なんだかあったかく、なつかしく感じられた。LEDではなさそうな感じだけど、どうなんだろうか……。渋谷に向かってさらに歩き、学生時代からよく行ったケーキ屋さん「シャンドン」のあるビルの前へ。「シャンドン」が9月に閉店したと聞いていたのだが(ビルの改修工事のため、31年間営業した場所を離れて下北沢に移転したとか)、現場に来たら本当になくなっていたので、ちょっぷり寂しい気分だった。

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2009年12月 2日 (水)

ぎょぎょっ、

 初めて甘鯛(ぐじ)を買ってきた。その顔のかわいらしさとか、池波正太郎の食べ物の話とかに出てくる記述でとても大好きなお魚だが、関東ではそんなに穫れないし、あったとしてもいいものはすごく高いしで、自分で買ってくることはこれまでなかった。でも今回、魚売り場で出会ったぐじは見た目も新鮮そうでお値段もそこそこ、それになりより、そのかわいい顔に「連れて帰って」と言われているような気がして買ってしまった。で、夫に頼んでさばいてもらっていたら……、

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ぎょぎょぎょっ、お腹の中から釣り針が……





 一度は釣り上げられる危機から見事に逃れていたぐじさんだったのね……それでもついにつかまっちゃったんだ。ラベルには島根産とあったけど。しっかり成仏してもらうために、美味しくきれいに食べてあげましょう、というわけで、甘鯛というと身は柔らかく淡白な味なのでお料理屋さんだと照り焼きとか、かぶら蒸しとか味噌漬け、粕漬けなんかがボピュラーなんだけれど、うちは超シンプルに塩焼きで。時々かぼすをかけたりしながら頭の骨と背骨と尾ひれを残してほとんどきれーにいただき、夫は骨にお湯をかけて「いい脂が出ている♪」と、嬉しそうにすすっていた。上品ないいお味のぐじさんでした。

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しっぽの色もきれいでしょ。


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2009年12月 1日 (火)

野毛の会……、

 ついに今年も最後の月、師走に入ってしまった。やはりというか、なんとまあ早いこと。師走の初日、お仕事仲間のカメラマンSさん、N社のMさん、制作会社のYさんと4人で“野毛の会”なるものを決行。ま、簡単にいうと、野毛のお店をいろいろ飲みまくろうという会ですね(てことで、いいんだよね?)。というのも、横浜の下町といわれる野毛エリアには、昔懐かしいような、安くておいしくておもしろい飲み屋さんがたくさんあるようで。数ヶ月前にこのメンツで撮影をしていたときにそんな話になり、野毛に詳しいSさんが知っているお店をいろいろご案内してくださるということで、休憩時間にその話で盛り上がっていたのだった。それがやっと実現できたというわけで。野毛は以前、横浜出身の友達に1、2度飲みに連れて行ってもらったことはあるが、私の中では未だほとんどその全貌を把握できていない。というか、なにしろ深そうで、簡単には把握できるようなもんじゃないと思うし、にぎわい座に行ってもその後に野毛でゆっくり飲むということもあんまりないし。なので、まさに探検気分&わくわくで出かけていった。
 逐一細かく書くのもなんだか野暮な気がするので、適当にはしょりますが、一軒目は、昭和の面影がそのまま残る一軒屋「武蔵屋」で、お燗と定番のおつまみをいただく。ここは日本酒は3杯までで、3杯飲んだら正しく帰りましょう、ということらしいのだけど、のっけからコップの燗酒はきゅーんと効いてしまいそうなので2杯で切り上げた。おからや酢玉ねぎ、鱈と豆腐の煮込みなど、おつまみはおふくろの味というかおばあちゃんの味で、そのあばあちゃんが土瓶にいれた燗酒を絶妙な表面張力でコップに注いでくれる、その技術たるや、すごいのひと言。カウンターの近くに太った猫ちゃんが二匹いた。3杯飲んだらおしまいなんだけど、なんだかずっと座っていたくなるような、なつかし〜あったか〜い雰囲気のお店。
 結局30〜40分くらいで出て(一人1500円くらい)、お次はこれまた有名な焼き鳥屋さん「末広」。レバー、超うまし。大きな椎茸も。ナンコツが品切れだったのは残念だったが。なんだかんだ4〜5種類頼んだが、最後の手羽先になったら胃が苦しくなり、まだまだいける雰囲気のおじさんと女子に一切れずつ食べてもらってなんとかクリア。ここではサッポロビールと熱燗をいただく(一人2000円くらい)。続いて3軒目はホッピーの仙人がいる小さなスナックで、初めてサーバーから出されたホッピー(白)をジョッキでいただく。1杯500円。おつまみは、薫製玉子が100円でスナック系が200円、と、ここも嬉しくなるお値段。
 てな感じで、ほんとにおいしくて楽しくてお財布にもやさしい、ディープな野毛散策であった。3軒ちゃちゃっと回って10時過ぎには解散。あとで調べてみたらどれも野毛の王道というか、酒飲みには外せない有名店、のようで、Sさんセレクション、さすがです&おそるべしである。

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「野毛末広」にて

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