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2009年9月27日 (日)

感劇話その113 今年の牡丹灯籠聞き納め?__月例三三独演

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 
 しばらくサボっていたせいで、気がつけば9月ももうあと数日。9月のカンゲキは9月のうちに、ということで、今日は落語会を2つまとめます。
 9月11日は三三さんの独演会。今月も日本橋公会堂だった。開口一番は市江さんの『牛ほめ』。続いて三三さんの1席目は『魂の入れ替え』。初めて聞く噺だった。鳶の頭と先生といわれる人の魂が入れ替わってしまう、とぼけたドタバタ噺。職業や性格の違いによるキャラクターの対比がうまく出ていた。2席目は『五貫裁き』。大岡裁きによって理不尽な徳力屋が意外なしっぺ返しをくらう噺。1席目に続き、どんどん勢いがつく感じの三三さん。この噺も快調に飛ばし、仲入り後には前月からの続きで『牡丹灯籠〜三』で、栗橋宿の噺。
 江戸から逃げて栗橋宿に落ち着き、新しい人生をおくっている伴蔵とお峰、お国のその後が描かれる。お峰の霊が店の使用人に次々と憑依していく様子がおもしろい。すべては因果応報なんだけれど、その中で飄々と生きる医者の存在が際立っていて、印象深かった。つかみどころがないというか、じつは本物のワルなのか。それに比べると伴蔵やお峰の悪さは小粒に見えてくる。今年の夏は芝居や落語で何度となく『牡丹灯籠』を聞いたけれど、それもこれでついに最後だろう。それにしても三三さんは走り続けている感じがしました。

200909221326000


プログラムより。

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