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2009年8月28日 (金)

夏の終わりに……、

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今日の雲はこんな筋になっていた。すじすじ......昨日から一転、秋へと前進? 




 今日は幼なじみのKさんと10年ぶりくらいに会ってランチ。小学生の頃、いつも一緒に遊んでいた友達だ。いまは大学生を筆頭に4人のお子さんのお母さんを立派につとめている。でも見た目は昔とぜんぜん変わっていない。当然ながら、共通の話題である小学校時代のことに話の半分以上の時間が割かれるわけだが、そこでびっくりすることが……。自分(つまり私)のことなのにもかかわらず、自分ではまったく覚えていない昔のことの数々が、彼女の口から飛び出す。あのとき(私は)こーだったとか、こんなことを言っていたとか……。え、私が?! ほんとに?! ぜんぜん覚えていない。そして、言われてもまったくその状況を思い出せなかったりすることもある。忘却の彼方に去ってしまった真実なのか、あるいは、彼女の思い違いもあるかもしれない。まあ、どれも大した内容ではないんだけど。
 そういえば先日、大分に帰って中学高校時代の友達に会ったときも似たようなことがあったなあ。友達の記憶の中には長年居座っているのに、自分自身の記憶の中にはぜんぜん、すっかり陰も形もいなくなっている私自身のことの数々……。なんだか不思議。もしかしたら私が誰かのことで長年ずっと覚えている記憶も、時間の流れで無意識のうちに自分の都合のいいように少しずつ変化していたり、何かのはずみで違う方向に思い込みをしたままになっていることがあるのかもしれないなあと、思ったりする。
 Kちゃんの話の中で思わずうなずいたこともあった。小学校の修学旅行のとき、夜、布団を敷くときに私がシーツをぴんぴんに張っていたのに驚いた、ということだった。それは間違いなく真実だ。今でも布団やベッドのシーツはぴんぴんに張っていないと気持ち悪くて眠れないから。でも、小学校の時から既にそうだったんだなあと思うと、なんかおかしい。なんだか今年の夏は帰省もしたりして昔の友達に会う機会が多かったからか、昔の自分を思い出すことがいつにも増して多いような……夏の終わりにふとそんな心持ちになっている。

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2009年8月27日 (木)

まだまだ......?

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今日(午前中)の空はこんな感じだった。





 まだまだ夏雲って感じかなあ。思わず写真に撮ったのは、昔、20代で初めてニューヨークへ行ったとき、メトロポリタン美術館でジョージア・オキーフ展をやっていて、そのときに買って帰ったポスター(かなり大判)を思い出したからだ。雲海のような、一面白い雲がもこもこと描かれている作品だった。独身の頃、しばらくベッドのそばの壁に貼っていた。それは今日の空よりはもう少しやさしい色目だった記憶があるけれど。今日は気温もちょい高かったし、まだまだ夏も頑張っているのかしら。

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2009年8月26日 (水)

感劇話その110 王道が素直に楽しい白酒独演会  

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた勝手な造語です。念のため。文楽、歌舞伎、落語、お芝居その他ライブの感想をまとめています。) 
 落語の日が続き、昨日はにぎわい座(地下のホール“のげシャーレ”)に白酒さんを聞きに行った。桃月庵白酒さんの独演会だ。数ヶ月前に大田区での落語会で初めて白酒さんの落語を聞き、好感触だったのでもう一度聞いてみたくなって。のげシャーレのこじんまりした雰囲気もあってか、アットホームな会だった。
 開口一番は若手さんの『金明竹』。この噺の関西弁でまくしたてる口上のところが相変わらず私には意味不明だが、この朝呂久さんという噺家さん、体型的にも白酒さんと名コンビみたいでおかしかった。続いて白酒さん登場。余談だが、今月行った落語会はマクラがほとんどといっていいほど選挙と薬物関連だった。まあ時節柄、そうなるのもうなづけますが。その他の話題では、白酒さんの場合はデンマークの新聞から取材を受けたという話が意味も無く笑えた。マクラでも既に落語みたいで。
 一席目は『お化け長屋』。前に小三治で聞いた話。白酒さんは早口な喋りもちゃんと丁寧に聞かせてくれるようなところがあって、わかりやすい。二番目に家を借りにやって来た人の威勢のよさがもうパンパンパンッ、て感じにすごくて、笑い続けてしまった。二席目は『鰻の幇間』。これは初めての噺で、幇間が使う“丘釣り”、“穴釣り”という専門用語を初めて知った。幇間(=太鼓持ち、男芸者)がお客を魚に見立て、往来でお客をキャッチすることを“丘釣り”、家にいるお客を外に連れ出す(その後、ごちそうさせる)ことを“穴釣り”と呼ぶらしい。『鰻の幇間』は、お客を釣ったつもりが逆に鰻を食い逃げされ、買ったばかりの下駄まで持っていかれてしまう噺で、幇間の失敗談というか、情けない喜劇。いい思いをしようと執拗なまでに客をよいしょする幇間の姿が印象的で、それだけに、まんまと騙されたとわかった後の哀れさが一層際立ってくる。


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チラシです。

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2009年8月25日 (火)

感劇話その109 『牡丹燈籠』の夏……三三独演会

 昨日は三三さんの独演会に@日本橋公会堂。初めての場所。水天宮前駅からほど近い。新しいのか、ホール内の客席もゆったりしていてきれい。
 1席目の『船徳』に続いて、圓朝作の『牡丹燈籠』の一、仲入り後に『牡丹燈籠』の二。そして、続きは来月の独演会で、ということだった。
 先週のお芝居に続き、今週は落語で『牡丹燈籠』。チケットを押さえた時期には噺の中身はまだ知らないので偶然の結果なのだが、まあ、季節柄こういうこともあるのだろうなあ。たとえば、文楽と歌舞伎で同じ演目を見比べたりするみたいに、名作はジャンルを超えて上演されることが多々あるから、こちらとしてはいろんなところで比較したりしながら味わえるので、それも楽しいものだ。
 今日の2席は区分すると「お露進三郎」と「お札はがし」の段ということになるのだろうが、三三さんのお峰(伴蔵の女房)は、先日の蘭ちゃん風とは違い、どちらかというと杉村春子風に近い、いかにも江戸のおかみさんという感じで、これはこれでなかなかよい雰囲気。伴蔵さんはまさにべらんめえ調だ。お露と進三郎は、出会いの日と、次ではもうお露が死んだことになっていて、先週のお芝居で描かれていた、その後の二人の逢い引きと文箱にまつわる下りは、今日は出てこなかった。時間の関係で、はしょる部分も当然出てくるのだろう。何度も書くけど、圓朝のお話通りにやると15時間くらいかかるらしいので……。どこを生かしてどこをはしょるか、というので、その噺家さんがどういう部分をより強調したいのか、みたいなところがわかるようでおもしろい。
 『牡丹燈籠』はエネルギーのいる噺だろうに、1席目の『船徳』もかなりアクティブで、カロリー消費量の多そうな噺だった。遊びすぎて勘当された若旦那の徳さんが船頭になるというお噺で、そのダメ船頭ぶりが情けなくてユニーク。ご自身でも、チャレンジャーだ、みたいなことをいっていたが、敢えて過酷な道を選ぶというのか、自分に課す、というのか。噺家さんも体力勝負だもんね。喬太郎なんかを見てもほんとにそう思う。いつもながらいいお着物の三三さん。とくに3席目の、藤色というか、薄いブルーグレーのような色のお着物は味わい深い、いい色だった。着物を見ると、やっぱりもう秋の始まりなんだなー、という感じだ。

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プログラムです。

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2009年8月24日 (月)

ベランダ栽培な日々/ゴーヤ編

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ゴーヤの簾の陰より、残暑お見舞い申し上げます。





 つーか、今日からすっかり風が涼しくなってきた。日差しは強いし気温も高いのに、湿度が落ちて風は先週よりぐんと涼しい。過ごしやすくて心地いいけど、やっぱり秋が近付いているってことだねえ……ちょっと寂しいような。上の写真を撮ったのは1週間くらい前で、今日の青空の色はこのときよりもちょい薄いような……。夏休みも残り1週間。小学生時代だったら、ちょっとずつ焦り出す時期だ。

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やはり1週間前の、収穫直前のあばしゴーヤ(左)と、中長ゴーヤ。




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無事に収穫した。相変わらず小ぶり。沖縄からいただいた種だけど、育つ環境が違うからかなあ、やっぱり。でも味は相変わらず苦みばしっていいてグーなんですよ。



 ゴーヤの葉っぱも下の方からやや薄黄色になってきた。そろそろ終わりってことかな……。今年は梅雨の曇りが長くて、梅雨明けのカーーッと照りつける日が少なかったから成長がいまいち、ということなのかな。それともうちのベランダのプランターだとこれが限界ということかしら。雌花が少なかったのはやっぱり摘芯をしなかったから? と、いろいろと総括しようとしている今日この頃。

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しかし、今朝、新たな雌花を発見して人工授粉(そーっとやらないと、いつも花弁が落ちてしまいます)。




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そして、どういうわけだか、他より2ヵ月以上も遅れて芽を出してきた末っ子もがんばって成長している(何故かキノコまで引き連れて......)。大器晩成型か??



そんなわけで、今年のゴーヤ栽培は、まだまだ終わらないのであった。

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2009年8月23日 (日)

夏の終わりの花火

 昨日は多摩川の花火大会だった。毎年、世田谷区のたまがわ花火大会と、川崎市の多摩川花火大会、というのが、多摩川をはさんで同時に行なわれる。共同開催というのではなくてあくまで別々なんだけど、隣接する世田谷区と川崎市(高津区)、それぞれの河川敷で同時に行なわれるのがここ十数年のお約束になっている。見る側からすれば、開催場所が近いので(川のこっちとそっち、みたいな)一度に二つの花火大会を楽しめるのは嬉しい限りなのだ。家からも見えるので、毎年のこの日、家に居るときはゆるゆる飲みながら花火鑑賞となる。

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なかなかうまく撮れないんだけど、こーんな感じで。



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ん? まるで20世紀少年の巨大ロボット、のような……?


 花火の撮影はむずかしいということを思い知った。思えば去年の札幌の花火はちょー間近だったので携帯でもそこそこ撮れたのだが、今回はさすがに距離があるからか、デジカメでも大苦戦。早々にあきらめて飲みながらの鑑賞に専念した。この多摩川の花火が終わると、そろそろ夏も終わりかなあという感じになる。

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2009年8月22日 (土)

感劇話その108 心の闇を照らし出す牡丹燈籠__舞台『怪談 牡丹燈籠』  

(“感劇”は、感激と観劇を合わせた造語です。念のため) 
 今週、原稿がアップしてから、舞台『牡丹燈籠』を見に行ってきた。圓朝作の落語をもとに、劇作家の大西信行がお芝居用に加筆したという話なので、落語の『牡丹燈籠』とは微妙に違う部分もある。以前、落語で聞いたのも志の輔の高座だけだが、それも第一部は複雑な人物相関図を作ってそれを解説しながらのストーリー説明、そして第二部にクライマックスの部分を落語で、という感じで全段を超特急で2時間半でやるというスタイルだった。なにしろ、圓朝のオリジナルの話は超大作ですべてを話したら15時間もかかるような壮大な内容らしいので、それを2〜3時間のお芝居にするには、当然、いくつかの部分だけをフィーチャーしてやるしかないわけで。この大西版の『牡丹燈籠』も、世間的に一番有名なお露さんと新三郎の話にからめて、伴蔵とお峰、お国と源次郎、という三組の男女の話が描かれている。前半は、新三郎に恋い焦がれて命を落としたお露と乳母のお米が幽霊となって夜な夜な現われ、結局、新三郎をあの世に連れて行ってしまうところまで。休憩を挟んで後半は、新三郎を裏切る形で大金を手にした伴蔵夫婦と、お国と源次郎のその後が描かれる。伴蔵夫婦だけでなくお国と源次郎も罪を犯して江戸を離れているのだが、1年後、当然のように彼らはみな、自分たちが犯した罪の報いを受けることになる。因果応報というか、人の心の闇というか、愚かさというか。これも、先日の『心眼』のように、幽霊よりも人の心がいちばん恐ろしいわ、という、ある意味普遍的なテーマなのかも。また、おなじみの“カラン、コロン”の下駄の音というのは、このお芝居では出てこない。
 伴蔵の段田安則はいつも通りの安定感というか安心感で見ていられるし、お峰役の伊藤蘭もがんばっていた。言葉がものすごく歯切れのいい江戸弁で、そのインパクトがすごくあるなーと感じたが、大西さんの脚本がもともと杉村春子のために書かれたものだということを後でパンフレットを読んで知り、なるほどなあと思った。まさに杉村節という感じで、蘭ちゃんのかわいいイメージに比べると最初はちょっと違和感がある気もしたが、堂々と演じていた。瑛太は“美丈夫”な新三郎のイメージにぴったりで、居てくれてありがとう、という感じ。初めての舞台ということでベテラン勢に囲まれて大変だろうなと、おばちゃん的心丸出しで見ていたが、最後に死ぬ場面は、さすがという感じだった。
 お露さんの柴本幸はとてもきれいなんだけれど、なにしろ背がぐんと高いので、恋い焦がれて命を落とした幽霊のはかなさ、か弱さ?、みたいなものを出すのはかなり辛いのではないだろうかと思ったのがちょっと残念。でも、瑛太と二人で初々しい雰囲気がすごくあったのはよかったと思う。お国の秋山菜津子は、以前『わが魂は輝く水なり』の巴役を見たときのイメージがちょー強烈で、それに比べると今回のお国の悪女ぶりというか魔性ぶり?は、かわいらしくさえ感じられる。源次郎役の千葉哲也はとくに後半、もの悲しい雰囲気が出ていてよかった。それから、乳母のお米役の梅沢昌代さん、去年の『瞼の母』にも出ていたけど、いつみてもうまいなあという感じです。以上、ほんとに勝手に言い放題な観劇メモですが。回り舞台を生かしたセットというか美術は、特に最初の水辺のシーンが流れるようにきれいだった。

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ポスターやパンフレットの写真は、写真家の加藤孝さん。

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2009年8月21日 (金)

ふるさとの味……♡

 先日、幼なじみの恭子ちゃんが夏休みで東京に来ていたので会ってきた@下北沢。恭子ちゃんは何度かこのブログにも登場しているが、地元大分で学校の先生をしながら役者としてお芝居もやっていて、年に何度か東京公演にも来ている。今回はお休みを利用してこの秋の東京公演の劇場を下見に来ていたのだった。

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なんと私のブログを見ていてくれて、お土産に吉四六漬けを持って来てくれた……これこれ、ひさしぶり〜♪♪。




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加えて、由布院温泉の山荘「無量塔」のオリジナル粒マスタード(バジル風味)も。これはトキハ(地元の老舗デパート)の地下二階でも売られていて、先日帰ったときに買おうか迷ったものだった〜。タイムリーというか、以心伝心? でびっくり。


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ちなみにこれは由布院温泉「玉の湯」のオリジナル桃ジャム。こちらは先月、由布院に旅行した大学時代の友達、有子さんからのお土産。桃のやさしい香りと甘さがおいしー。



 というわけで、友達ってほんとにありがたいものだ……。このほかにも干物とか練り物とか、柚子胡椒いろいろとか、いま我が家の冷蔵庫には大分の名産品がちょっと集結している。ふるさとの味、いいものです。

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2009年8月20日 (木)

感劇話その107 セットの中を縦横無尽に__柳家喬太郎独演会

 先日、喬太郎の独演会に行ってきた。喬太郎はルテアトル銀座で舞台に出演中で(役者としては初舞台らしい)、そのお芝居『斎藤幸子』のセットをそのまま生かして、その中で落語をやるというスタイル。この手法は以前、小米朝&花緑さんの会で経験したことがあるが、芝居のセットの中に高座を作るというのはなかなかにおもしろいやり方だと思う。せっかくこんな立派なセットがあるのだからと、座布団の上だけじゃなくてセットの中を自由に動き回って落語をやったり、とかもできるわけで。まあ、そんなことしない人もいるだろうけれど、喬太郎は今回、オープニングの登場の際(屋根の上の物干し台から登場)と二席目でそのあたりにもトライしていた。
 一席目は『お菊の皿』。これはやはり夏場の定番なのか、この夏、3度目だ。もちろん喬太郎で聞くのは初めてだけど。前に聞いた志の輔のバージョンと比べると、お菊さんの登場がショーアップされてからの噺のほうに時間を多めに割いている感じだった。照明も派手に使っていたのは、やっぱり芝居のセットならでは、だったのかな。喬太郎は歌まで(1コーラス!たしかお菊さんのブルースだったか何か......)歌っていたし。
 お次は瀧川鯉橋さんが出て来て『だくだく』。なにもない長屋の壁に絵師が室内の風景を書き込んでいくシーン、まくしたてる感じでどんどん進んでいくのがおもしろかった。インテリアというか調度品が江戸の頃のもののようなので、知らない単語も多かったんだけど、そのへんをあまり気にしなくても勢いのある雰囲気は楽しめた。続いて喬太郎の二席目は彼の新作の『ほんとのこというと』。これは現代の話で、落語というよりもまさに一人芝居みたいに舞台のセットの中を転げ回り、移動しまくって演じていた。あれを見る限り、喬太郎は役者もやれると思ったけど。内容はかなりブラックジョークというか、薬物とか売春とかの話が出てきて、最後に向けてその勢いがどんどん激しくなっていって、ちょっと笑っていいのかどうなのか、という部分もあるんだけど、たぶんそういうところが喬太郎ならではの世界というのか、真骨頂なんだろうなと思った。
 仲入り後、寄席みたく江戸曲独楽の三増紋之助さんが登場。独楽といっしょにトトロのぬいぐるみも回して回して、会場は大盛り上がりだった。紋之助さん、大ホールという寄席とは全然違う雰囲気の場所に最初はとまどっている様子だったけど、なんのなんの、しっかりみんなの心をわしづかみにしていた。そして喬太郎の三席目は『心眼』。それまでの楽しいお祭り気分を一掃するかのようなシリアスな内容のお噺だ。目が不自由な按摩の梅喜が薬師如来に日参し、満願の日についに目が開く。すると……。人間の心のダークサイドを容赦なく暴き出すような内容で、怪談とは違う意味でちょっとぞっとしてしまう。喬太郎の表情も真に迫って怖い……。下げは「目が見えないとは妙なものだ、寝ているうちだけよおく見える……」。これは圓朝作のお噺らしいけど、圓朝って、聞くほどにすごい人だったんだねえ。というわけで、大いに笑わせたりぞっとさせたり、歌ったり、変化しまくる喬太郎であった。

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こんなふうに舞台で斉藤由貴ちゃんと共演しているようです。

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2009年8月17日 (月)

待ち、の数日

 週明け(つまり今日明日)に出す予定の原稿、ほぼできているのだが、土壇場で使えるかもしれない資料を新たにみつけて先週末にアマゾンに注文。今朝、ポストに届いた。さらに編集者も新しい資料をみつけたとのことで、今日発送してくれた、との連絡が。そんなわけで、追加資料がそろう明日まで、ちょっと作業は中断。ぽっかりあいたのでたまった新聞や録画したビデオ見たりしてうだうだしてしまった。

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2009年8月15日 (土)

ながーく愛して

 ここ1週間くらい、毎日夜に決まって鼻血が出るのでちょっと不愉快。ちょくちょくこういうことがあるのだが、以前、医者に聞いたら、数分で止まるなら特に心配はいらないといわれた。今もその域を出ないので特に心配はしていないのだが、ここ数年は年に数回、こんな感じだ。
 最近は芸能界の話題が沸騰しているが、ある意味、自分の中でいちばん印象が深いのは女優の大原麗子が亡くなったことだ。麗子さまには甚だ申し訳ない話なのだが、じつは私は昔から、大原麗子さまに声が似ているといわれることがある。お許しください。声です、もちろん顔じゃないです。最初に言われたのは高校生3年生の時。保健室の先生からだった。私の声が「すこーし愛して、ながーく愛して」の、あのサントリー「レッド」のCMの声に似ている、というのだ。えーっ。自分ではちょーびっくりしたが、一緒にいた友達も、「あ、うんうん! 似ている!」というので、いつの間にか“私の声は大原麗子に似ている”のかなあと思うようになり、以来、時々、真似してみたりしては親や親戚や友達や、社会人になったら会社の上司なんかにウケていたことがあった。
 やがて「レッド」のCMもなくなり、月日は流れて、そんなことがあったこともすっかり忘れていた今年の冬のこと。夜、帰り道でタクシーに乗って運転手と話をしていたら、家が近くなった頃に運転手さんがこういった。「お客さんの声さあ、さっきから誰かに似てるなあと思ってたんだけど、いま思い出したよ。大原麗子の声に似てるんだよね、そういわれたことない??」ひゃーっ、私の記憶は一気に遥か30年前にタイムスリップ。「あ〜、そういえば昔、よく言われてました〜!」みたいな感じで、しばしいろんなことが怒濤のように頭の中を駈けめぐったのだった……。
 そんなことがあってから約半年後、先週、大原麗子さまは天国にいってしまった。声が似ているといわれた云々は関係なく、というか、そういうことがある以前から大好きな女優さんだった。愛くるしくて美しくて。映画『居酒屋兆治』で麗子さまが高倉健さん演じる兆治に向かっていう「栄治さん(兆治の本名)、あなたが悪いのよ」という台詞も忘れられない。人々からながーく愛された麗子さまに、声だけでも似ているといわれたことが数回あったということは、私の人生の密かな自慢なのでした。ほんとにすみません。心からご冥福をお祈りします。

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2009年8月14日 (金)

彦一VS吉四六

 原稿書きが追い込み体制に入ってきた。そろそろ引き蘢り体制に備えておやつ買い出しにいかないと(??)。こないだの整体院でいわれたことが気になるので、なんとなくMacに向かうときの姿勢(椅子の座り方)も意識しているつもりだが、それも最初だけで、だんだん時間が経ってくるとまたいつものようにぐにゃぐにゃしたり、傾いた猫背気味の姿勢になっている。気をつけないとなー。肩回しもやらなくちゃ。そして集中力が切れそうになると気分転換にブログパチパチしているという……いつもとおんなじパターンだ。しかし世の中、お盆休みなので、マンションの人も少ないようだし電車もスーパーもすいている。ちょっとゆったりで嬉しいような、ぽかんとするような。
 原稿をやっていて思い出したのだが、先月書いていた原稿の資料を探してネットをうろうろしているときの話。関連資料として「彦一とんち話」をチェックすることになり、当該サイトに立ち寄ってみた。「天狗のかくれみの」の話で有名な彦一。久しぶりに目にした名前だった。彦一というのは民話で知られる人物の名前で、熊本県に伝わるとんち話の主人公だ。熊本といえば私たち大分のお隣りの県。そして大分にも昔から有名なとんち話の主人公がいる。そう、今や焼酎の名前にも冠されて全国区になった吉四六だ。私たちが子供の頃は、大分の子供ならほとんど吉四六さんのとんち話はいくつか知っていたし、吉四六が出てくるお芝居なんかも小学校の体育館で見た記憶がある。オペラにもなったんだよね、たしか。吉四六漬けというお漬け物(もろみ漬け)もあった(今もある)。私はその中ではニンジンが好きだった。余談だけど。それで、彦一に関するウィキペディアなんかも見たりなんかしていたら、おもしろい記述を発見したのだった。それがこれ(↓)。
「彦一話には吉四六とのとんち比べというものがあり、地元の彦一が勝つ話がある。これこそ郷土愛がにじみ出ているものであり、また隣国の豊後国に対する対抗意識の表れでもある(一方、吉四六話にも同様の話があり、こちらでは吉四六の勝ちとなっているのも興味深い)。」
 なんか楽しくて、思わず笑ってしまった。誰の書き込みかはもちろんわからないけれど、ほのぼのしているというかなんというか。こんなことやって原稿中にいろいろ中段しているわけで……。今回もなんかめっけもんがあるかしら。蛇足だけれど、彦一は実際の人物かどうかはわからないけれど下級武士ということらしい。一方、吉四六は江戸時代に実在した人物で庄屋だったとか。さらに付け加えると、私は彦一や吉四六のようなとんち者は一休さんを筆頭に各地方にそれぞれいるものだとずっと思っていたのだが、以前、ちょっと調べてみたら意外とそうでもなかったのだった。

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2009年8月13日 (木)

ちょっと困るこんな時

 お盆開けに出す原稿と同時進行で、昨日から次の取材のアポ入れ準備、根回しなどをちょっと。関係者に企画書を送り、返事を待つ。夕方、約束があって友人と店で会っていたらいきなり携帯が鳴る。店内で喋るのは憚られるので外に出てとったら、企画書の件で関係者から速攻でレスが。大事な話なのに、外の道路にトラックが走って騒音がひどく、なかなか聞き取れない。こういうときって、困るんだよねー。外に出たら話しやすい静かな場所なんて簡単には探せないし、といってお店の中で携帯で話すのは他のお客さんに迷惑だし。みんなはどうしているんだろう、こういうシチュエーション。外でどうしても仕事の電話をしなきゃいけないことが、時々ある。昨日は結果的には、隣りのビルの階段をみつけてそこに入りつつ車が途切れた隙を見計らい、あやまりつつ相手に再度用件を話してもらい、話が見えた。そして今日はさらにそのやりとりが進んでいるので、問題はなかったのだが。

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2009年8月12日 (水)

猫好きの店

 やはり大分に帰っていたときのこと。とあるビストロのようなワインバーのようなお店に入ったら、店の主人もお客さんも誰もいない。どうやら奥の個室にみんな集まっているようで、のぞいてみたら、仔猫の救出作戦がいままさに始まろうとしているところだった。聞けば、個室の壁の向こう側から仔猫の鳴き声がするとのことで、大の猫好きである店の女主人は仕事そっちのけで救出を試みていたところなのだった。店の近くに住みついている白い母猫が最近子供を産んだようで、たぶんどこかから、壁裏の配管の空間だか隙間に落ち込んでしまったのだろう、ということだった。
 というわけで、店の営業もしばし中段。お客さんも気心知れた人ばかりのようで、主人の猫好きも周知のことらしく、みんなで見守っていた。結局は声のする場所の壁(木の板)を男性客にお願いしてブチ割ってもらい、そこから手を入れて仔猫をキャッチ。さらにもう1匹いたのでそれもキャッチ。というわけで、綿毛のような真っ白の仔猫が二匹、ニーニー鳴きながら無事保護された。みんな拍手してほっと一安心。ちょっと感動的な救出劇だった。ママ(女主人)の胸に抱かれてほわんと安心した様子の1匹。もう1匹は目やにで片目がつぶれそうになっていた。二匹ともダンボール箱に入れられて個室の片隅に。そこから営業再開で、カムバックしたママの腕を振るったお料理と冷えたワインがさらに美味しかった。今日、一緒に行った友達に確認したら、仔猫はその後、母猫がきて無事に連れて行ったそうだ。よかったよかった。それにしても、店の主人が猫好きじゃなかったら、あの綿毛たちはどうなっていたんだろうか。なんとか親が救出に来ていたかもしれないけれど、そうじゃなかったかもしれないし。とにかく、落ちたところが猫好きのママのところでよかったよね。

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前菜。右端のゼリー寄せ、特に美味しかった♡。





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仔猫のことバチパチしてたら、いつの間にかわらびも寄ってきていた。

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2009年8月11日 (火)

8月に改めて……。

 実家に帰っている間、夜は家に一人だった。考えてみればこちらではもうずっとマンション暮らしなので、家族4人で長く暮らしていた一軒家に夜一人で寝るというのは、ちょっと怖かった。実家がある場所が静かな住宅街で墓地も近いからよけいに、あたりが寝静まった夜はちょっとした物音にもどっきりしたり。そんなこともあってなかなか眠れず、気晴らしに夜中もずっとテレビを点けて見ていた。ところが、大分では終夜放送のテレビ局はNHKのみで、民放は2時くらいには終わってしまう。こんなときに限って時期が時期だけにNHKは第二次大戦のときの兵士たちの証言集や戦争関連のドキュメンタリー番組を一晩に2番組続けて流している。日頃はすごく興味深く見る番組なのだが、今回ばかりはモノクロームで映し出される悲惨な戦場の様子や元兵士たちの壮絶な証言に、重たく不安な気持ちがさらに倍増されてしまうのでよけい辛かった。でも、テレビを消して本でも読もうと思うとそれもまたちょっと不安。そんな感じで、結局、朝の4時近くまでNHKと対峙して、うっすら明るくなる頃に寝入るという毎日だった。
 それはさておき、今年も終戦の日が近づいて戦争関連の番組が増えている。たまたま夜中に一人で見るのは辛かったとはいえ、戦争を実態として知らない世代としては、あの戦争のことをもっともっといろんな手段で(テレビやら書物やら、人の証言やら)知らないといけないなあと思っている。20代の頃はただ楽しいだけで沖縄に行っていたが、ここ数年は、遅ればせながらいろんな人を通じて沖縄戦の話を聞くことも徐々に増えてきた。これからも、聞き続けていきたいと思っている。

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2009年8月10日 (月)

副作用......。

 薬のお蔭で喉の痛みは徐々に緩和されてきた。ただ、3つもらった薬のうちの1つである抗生物質の副作用と思われる症状で昨日からお腹をかなり壊しているので、今日はそれを飲むのを辞めて、残りの2つ(痛み止めとはれを緩和する薬)を飲むようにしてみた。ネットでその抗生物質について調べてみると、副作用にお腹の具合が悪くなるとちゃんと明記されていた。主に子供がそうなりやすい、とあったのでちょっと複雑な気分でもあるのだが……こんなに副作用がハッキリ現われたのは初めてだ。やがて夜にはお腹の調子もほぼ平常運行に。薬の効果もすごいけど、ときとして副作用もしっかりあるということだろう。薬は4日分出ているので明後日の分まであるわけだが、喉の痛みはほとんどなくなってきたので、もう服用を辞めていいかも。
 さて、実家に帰っていたときの話。日中は病院通いだが、夜は家に一人なので、何日かは友達と食事をした。いつものことながら同級生と会うと理屈抜きで心がほっとしていい時間を過ごすことができるから、友達というのはほんとにありがたいものだ。

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高校3年生のときのクラス仲間。2枚ともほとんど一緒だけど撮影担当者もちゃんと入ってもらうとこうなりました。みんなぜんぜん変わらないねー。

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遅れてきたMくんも一緒に。こうなってくるとやっぱりアラフィーって感じ??



 とにかく、この日の他にも地元であったみなさん、楽しい時間をありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。

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2009年8月 8日 (土)

雨上がりの虹

 親の術後の経過も順調だし、お盆開けに出す原稿があるので昨日いったん関東に戻ってきた。こっちも九州とおんなじくらい蒸し暑い。昨日の朝から喉に痛みがあり、昨夜から今朝にかけては更にひどくなった(唾を飲むのも痛い)ので午前中に病院へいく。すると、風邪ではないが喉の炎症がかなりひどいとのことで、薬を3種類出してくれた。風邪ではないので熱も上がらず、だから動いても辛くはない。食欲もある。というのに、何かを食べようとすると喉が痛くてなかなか受け付けない。昼に飲んだ薬でだいぶ治まってきたが、なんなんだろうね、これって。
 一昨日、病院の帰りに整体へ行ってみた。ウォーターベッドの水流はかなり衝撃的だったが、いろんなことやってもみほぐされて、翌日のもみかえしもなく、わりとラクになったかも。そこの先生の話では、私の腰痛(主に左側)は、右側の股関節が硬いことから来ているらしい。もう少し整体院に通ってみようかな。そして、整体の帰りに雨上がりの空に虹を発見。あわてて数枚、撮ってみたが、よくよく見ると、アーチが二重だった。なんかいいことがある前兆かしら。ちょっと得した気分で嬉しかったな。

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数枚撮ったうちの2枚

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2009年8月 4日 (火)

蝉のシャワー

 家族の入院で日曜日から実家に帰ってきている。手術も無事に終わり、今朝は大音量の蝉の鳴き声で目が覚めた。ものすごい近い。たぶん庭の何かの木に止まっているんだろう。あんなに間近に蝉を聞いたのは久しぶりだった。庭の野菜は伸び放題になっていて、はじけそうなミニトマトを収穫していたらあっという間に何ヶ所も蚊に刺されてしまった......。

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今朝の収穫(左)と、かぼちゃの密林

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