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2009年5月19日 (火)

無関心……、

 ニューヨークから一時帰国しているカメラマンのK子さんとランチするので、代々木公園の近くの洋食屋さんへ。久々にハンバーグを食べた。150グラムと200グラム(250だったか? 忘れた)があったが、迷わず150 グラムを注文。約一年ぶりに会ったK子さんは相変わらず、はつらつとしていた。ステーキランチをオーダーして、食べっぷりも元気だ。さすが30代。多めにもられたご飯も完食だった。私はちょっと残した。
 K子さんの話では、ニューヨークでは日本みたいに新型インフルに過敏な反応はしていない、とのこと。「機内検疫なんてやってるの、日本だけですよ! そんなに侵入を防ぎたいんなら鎖国でもするしかないじゃないですかね〜」と、呆れている様子だった。きっと機内で長く待機させられたんだろう。まあ、日本人は楽観的か悲観的かといえば何につけても悲観的で、過剰反応する国民だからね……。ニュースで見る限り、大阪では街を歩くほとんどの人がマスクを着用しているようだが、東京ではまだ、ぽつりぽつり。代々木界隈も表参道も、電車の中も1車両に1〜2人という感じだった。これは、“まだ川の向こうだし”みたいな危機感のなさなのか、それともちょこっとニューヨークみたいな“感染したらしたで、仕方ないし”みたいな感じなのか(なことはないか……)、まあこれも時間の問題となるのかな。でも、あんだけ感染者が増えて学校が休校になっている大阪でも、家から出てカラオケボックスで遊んでいる高校生とか、ファッションだから、マスクはかっこ悪いから、とかいってマスクなしで闊歩している高校生の姿を見ると、気にする人がどんだけ気にして騒いでも、みるみる感染が広がっていくのも仕方ないんだろうなあという気もしたりする。
 たまたま、本当に偶然だけど、昨年末に、某企業の広報誌で、新型インフルエンザが大流行したときの備えみたいなテーマで、国の新型インフルエンザ対策の専門家委員会の委員をつとめていらっしゃる北里大学の和田耕治先生(いまテレビで引っ張りだこの一人になっている)にお話をうかがったことがあった。そのおかげで今の自分の中には、ああ、こうなったら次は自宅待機だなあとか、水と食料備蓄とか、なんとなく流れが事前に描けている気がするのでそんなに慌ててはいないんだけれど、そのときに和田先生がいっていた言葉でいちばん印象に残ったのは、“いちばん怖いのは無関心である”ということだった。なるほどなーと思った。
 私みたいなフリーだと、用事があるときだけ電車に乗って出ていけばいいわけだけど、毎日満員電車に乗って通勤しなくちゃいけない人は、感染が広がってきたら嫌だろうなあ……車内中がマスクだらけ。あ、でもそんな事態になったときには会社とかも一時休業になって、出歩く人も少なくなるのかなあ。そんなことをあれこれ考えながら帰りの電車に揺られていたら、じわじわとお腹が痛くなってきた。ハンバーグの後に調子に乗ってデザートまで食べたから、食べ過ぎだったのかなあ……プリンとアイスがちょこっとずつだったのに……アイスと珈琲が合わなかったのかなあ……と、トホホな気分で帰宅。

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