武勇伝という名の……、
草彅つよぽんの事件以来、自らのことも含めて酔っぱらったときの醜態についていろいろと考えている私である。それにしてもやはり反響は大きかった。秋田の義弟夫婦(つよぽんのファン&酒飲み)も「つよぽんが容疑者!? たかが泥酔で家宅捜査&容疑者…ゴロちゃんは、メンバーだったはず…。社会影響考えると泥酔大臣の方が重大事案だった気がしました。」とか、「なんで鳩山大臣があんなこというんだ(怒)」とかメールしてくるし。
たしかに、大声でわめき続けたという点では他人に迷惑をかけていたことになるのだろうが、全裸になっただけで公然わいせつで逮捕というのはちと大げさな気も、しなくもないような。誰かに見せて怖がらせたり脅かしたりしたわけではないようだし。見せたとしても、つよぽんの裸だったら人によっては迷惑ではない、かもしれないし(セクハラとおんなじ考え方)、なんてね。私はこれまでに3回露出狂に遭ったことがあるが(内、2回は同じ場所で同じ人物だった)、いずれもすっごく気持ちが悪かったから、あの時、私が交番に訴えていればあの変態男はれっきとした公然わいせつ罪で逮捕されていたと思う。
そんなことを思ったりするのも、自分も酒飲みの部類に入ると思うし、自分も含めて酔って醜態を晒す人たちをこれまでにゴマンと見てきているから、それらと比べてみると、つよぽんの”逮捕”というのはなんかオオゴトにし過ぎ?? とか思ったりするからなのである。飲むと脱ぎたくなる人というのは意外と周りにもいたりするし(私は、ないけど)、編集者の飲み会で、酔ってくると必ずお尻を出してハンカチ芸をする人もいる。でもそれらは(人によって好みや見解は分かれるとしても)犯罪といえるほどのことでもない。昔、酒癖の悪いカメラマンがいて、沖縄の離島取材に行った時、西表島でしこたま飲み、翌日座間味島に移動したときにはまだぜんぜん酒が抜けていなくてヘレヘレで撮影ができなかったということがあったが、これなどは完璧に人に迷惑をかける、自覚の足りない飲み方だ。この人は酔っぱらってしまうともうダメで、路上で眠ったりして車にひかれそうになったこともある。でも飲み過ぎで逮捕されたことはない。
飲んで人に迷惑をかけた経験……夫は20代の頃、飲み過ぎて次の日に友達(女性たち)と飲み会の約束をすっぽかしたことがあるという。これもまあ迷惑をかけたことにはなるが、ぜんぜんかわいいもんだ。私もやはり20代の頃、友達の披露宴に出るために実家に戻っていて、その前夜、飲み過ぎて次の日ぜんぜんつかいものにならず、披露宴を欠席してしまったということがある(その夜一緒に飲んでいた友達のYちゃんは、すっかり平気で披露宴に出席)。これは呼んでくれた友達に対して大変失礼なことだし、大迷惑である。その日は明け方4時頃に家に戻り、家の敷地には入ったものの玄関まで辿り着く前に駐車場の片隅で寝ていたところを母親に発見されたという大失態であった。いまだに母と妹はこのときのことを我が家の恥として思い出話にしている。きっと死ぬまでいわれるんだろうと思うけど。夫は私とつきあい始めた頃、二日酔いで出勤途中にがまんできなくなって電車を降りて、東横線の某駅の線路に思い切り波動砲を発射したこともある。朝のホームのいちばん端っこで、彼の背中をさすっていた私。まだつきあい始めて日が浅かったからなあ......。
そんなふうに、小さなものから大きなものまで、人にいえることからいえないことまで、迷惑の一つや二つ、いや五つや六つ、いや……。こうして、酒飲みはいろんな失敗を経験しながら大人になっていくのでございます(強引)。そして、そんな醜態も、月日が流れればある種の武勇伝として笑い話のネタにされてしまうのである。まあつよぽんの場合は超有名人だから社会的影響も大きいし、CMその他の契約とかがあって、それらの被害を考えると多方面に多大な迷惑をかけたことになるんだろうから、その意味では笑い話にはならないかもしれないけれど、とにかく、お酒を飲む人と飲まない人とでは、捉え方がかなり違うんではないかなーと思ったりした今回の事件でございました。
醜態は、いろいろ見ています......。



コメント
Darumaさん、ありがとうございます。お父様のお言葉、沁みますねえ......。
投稿: わらB | 2009年5月 3日 (日) 00時50分
若かりし頃、父によく言われました。
「酒は、飲めるのなら何杯でも飲んでもいいぞ! ただし、酔うちゃいかん」
ニュースを聞いて、この言葉の意味をかみしめました。
投稿: Daruma | 2009年4月27日 (月) 23時33分