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2009年4月10日 (金)

感劇話その91 嬉しくなった♡。小三治の「野ざらし」

  午前中に原稿の一部修正について編集者とメールでやりとり。午後からは半蔵門へ。

200904101218000


最高裁の桜はもう散り始めていた。





 桜吹雪の中を、最高裁のおとなりの国立演芸場へ。今月は開場三十周年記念の落語会をやっていて、今日は上席の最終日。お目当ては喬太郎と小三治だ(ともに初体験)。とりわけ小三治さんはいまチケットがなかなかとれない噺家さんで、前から一度聞いてみたかったところに、文楽&落語仲間のかよちゃんが「こんなのあるけど、とれたら行く?」と、今日の会のことを教えてくれたので、「はいはい、行きます! お願いします!」と、お願いしたら、いつものごとく鮮やかにチケットをとってくださり、晴れて今日の日を迎えた次第で。
 寄席みたいに、漫才の人とか紙切り芸の人とか、合わせて9組も出てくるので落語も比較的短めの演目ばかりだったようだ。喬太郎さんは「初天神」。いろんな噺家さんで何度も聞いている噺だが、喬太郎の豊かな表現力ゆえか、小憎らしさと可愛さが入り交じった子供を見事に浮き立たせていた。どうみてもメタボなおじさんの喬太郎が子供らしさをすんなり感じさせていて見事。何度も聞いている話でもこうやって楽しめるところが落語のおもしろさだ。紙切りの林家正楽さん、2度目だったけれど、いつみても切り絵がきれいですごい。ふにゃふにゃした動きもおもしろい。
 大トリの小三治は、マクラで趣味のスキーの話や野球チーム(落語家仲間の)に入っていたときに王さんと試合をしたことがあるという話、釣りの爆笑エピソードなどをひとしきり話した後で、始まったのが「野ざらし」。あっという間に引き込まれ、圧巻は向島に釣りに行った八つぁんが、釣り糸を振り回しながら歌を歌うところ。これはあとで調べたらサイサイ節という歌の替え歌らしいのだが、♪鐘がゴンと鳴りゃあ〜♪……なんたらかんたらと、やけに調子よくて能天気で、八っつぁんの馬鹿者らしさがよく出ていてもう楽しさいっぱい。もっともっと聞いていたかったなぁ。「野ざらし」も以前聞いたことがある噺だけど、こんなに楽しい噺だったっけ??という感じだった。初めて聞く小三治が「野ざらし」だなんて贅沢♡。素敵な時間を過ごして嬉しさいっぱいの帰路となる。

200904121416000


今月の公演案内と、三十周年の記念品として配られたメモ帳

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