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2009年2月 1日 (日)

感劇話その85 やっぱり馬はかわいい。騎馬スペクタクル「ジンガロ」

 先日、御招待券をいただいて、騎馬スペクタクル「ジンガロ」を見てきた。場所は木場公園内の特設シアターで、東京都現代美術館の隣り。最寄り駅の清澄白河の近くには小山登美夫さんのギャラリーがあるので、去年はしょっちゅう通った場所だが、現代美術館は駅を挟んでわりと逆の方向。あちらまで行くのは去年の春以来だった。
 ジンガロは、人馬一体のパフォーマンス。今回は二度目の日本公演で、新作「バトゥータ」は、スピード感や躍動感にあふれたスペクタクルだった。「バトゥータ」に関して大した予備知識ももたず、個人的な思い込みで、もっと静かなパフォーマンスだと思っていた私は予想外の展開にびっくりしたんだけど、でも、すぐ目の前で疾走する馬のスピードたるや、それはもうすごくて、そこに一体となってさまざまな芸を繰り広げる人間との、あの息の合い方はほんとに驚きで、迫力満点だった。合間合間に出てくる純白のウェディングドレス姿の女性と白馬も、なんとも素敵。女性の長いヴェールの先についている風船が、ゆったりとゆるやかな弧を描くシーンは神秘的で、印象的な美しさだった。
 ルーマニアの民族音楽の生演奏にのって繰り広げられる人生のさまざまなエッセンス、ということで、日本人にはいまいちわかり辛い部分もあったかもしれないが、私はとにかく馬を見られるだけで幸せだった。あんなふうに統制がとれていて、音楽をちゃんと理解しているかのような、一糸乱れぬ動きは感動的で、どの馬も美しい。優雅なウェーブかかかった尻尾の先までも美しかった。きっと、こういうパフォーマンスって馬と人が相当に心を通わせていないとできない動きなんだろうなあと思う。どのお馬さんもとてもおりこうさんだ。最後にはリラックスして勝手に水を浴びたり、砂の上でゴロゴロしているコもいたし……最近、こんなふうにがんばっている動物を見ると、いじらくして涙が出てしまいそうになる。盲導犬とか、警察犬とか、水族館のアシカやシャチとかも……これも歳かしら……。

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ウェイティングスペースの中にあるエルメス・ショップ(エルメスは協賛)には大きな木彫りの馬が(左)。そして、ジンガロの宣伝ハガキ。

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