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2009年1月16日 (金)

感劇話その81 今年も幕開け! 志の輔らくご in PARCO

 今年も志の輔師匠は1月のパルコで初笑い。1月にパルコの志の輔を聞くのがここ数年の行事のようになってきた。相変わらず満員御礼。師匠は風邪気味で喉の調子が悪いといっていたが、敢えて言われないとわからない感じの熱演だった。
 1席目は新作の「ハナコ」。どこかの温泉旅館が舞台で、何事についてもあらかじめ逐一説明してしまう女将と仲居たちにうんざりしてしまうお客の話。最近のいろんな偽装にまつわる事件を受けての噺で、たとえば「源泉かけ流し」が偽装でないことをちゃんと見せるために、寒空の中、わざわざ浴衣姿の客を遠くの源泉まで延々歩かせて証明したり、料理に使われている素材が国産であることを証明するために、すべての野菜の生産者を部屋に呼んで、食事の前に対面させたり、挙句の果てには国産牛の生産者と、これから食べられるウシちゃんまでも連れて来られる……たしかに顔を見て名前まで聞いてしまったら食べようという気にはなれないよねー……。偽装されるのはたまらないが、なんでもかんでも逐一ご報告されるのも、タイミングと場合によってはうざくなってしまう、というお話。なんか、ほんとにありそうな話だ。
 二席目は「狂言長屋」。これは2年前のパルコでも聞いたが、そのときの狂言師は茂山千三郎さん。今年は茂山正邦さんが登場。狂言の場面が挟み込まれる展開がちょっと贅沢で、楽しい。師匠も狂言がんばっていた。そして三席目は「柳田格之進」。これも好きな噺なので嬉しかった。浪人柳田格之進の落ち着いた威厳のある話し振りが大好き。じつは私、志の輔師匠の“武士の語り”のファンだ。だから「徂徠豆腐」とか「抜け雀」なんかも大好きなのだ。

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チラシです。

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