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2009年1月22日 (木)

感劇話その82 軽やかにスーツ落語〜柳家花緑独演会

 柳家花緑さんの独演会に行ってきた。場所は新宿紀伊國屋ホール。劇団ラッパ屋の公演期間中に、ラッパ屋のセットそのままの中に高座を作って行なわれる“昼席ラッパ亭”(2日間のみ)で、19日が柳家喬太郎さん、そして今日が花緑さんだった。
 出囃子が流れて、カラフルな椅子やテープルが並ぶ室内セットの中に現われた花緑さん。1席目は「二階ぞめき」。吉原通いが大好き、といっても、女が好きなのではなくて吉原の雰囲気とか、ひやかしが大好き、という若旦那のために、番頭が家の二階を吉原そっくりに改造する、という話で。できあがった二階のミニ吉原で、花魁と客、さらに自分の一人三役の芝居に入り込む若旦那がちょー変で可笑しい。
 ラッパ屋の鈴木聡さんとのトーク、そして中入り後、花緑さんはスーツに着替え、2席目として鈴木さん作の新作落語「死刑台のカツカレー」を披露した。花緑さんが“スーツ落語”をやってみたいといっていたことは、年末の新聞のインタビュー記事で見ていたが、ライブで見たのは初めてだった。スーツ姿もぱりっと決まってるし、現代の話だからスーツでも何の違和感もなく聞けたし、おもしろい試みだとも思うが、落語としては個人的にはこの噺を初めて聞いたときのほうが、インパクトというか迫力があったような……前はたしか、ポール(刑務所のコック)と13号(死刑囚)が網走から北千住まで、バイクかなんかで突っ走るときのくだりが、ビュイーンびゅいーんビュイーンと、今回よりはスピード感があったような。ちょっとそんな気がした。それはさておき、スーツ落語はこれからどんなふうに展開していくのか楽しみだ。

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