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2009年1月12日 (月)

感劇話その79 ドラマがしっかり目に浮かんだ「文七元結」

 今年もたくさん観劇して、感激して、“感劇”します。ところで、いつも読んでくださっている方にはおなじみですが、“感劇”は、観劇と感激を合わせて私が勝手に作った造語。演劇やコンサートや落語や狂言や、いろんな舞台ものを見たときの感想を書いているときに使っているもので、このブログ内でしか使っていない。でも、こないだも、「“みぞうゆう”の不景気」とか話していたら、「そんなこと言ってると、本当に使うときにも間違えちゃうよ」といわれたことがあったので、原稿を書くときに、感激や観劇が、感劇にならないように注意しなくっちゃ、です。
 さてさて、今年最初の感劇は、柳家三三さん。寒空の下、国立演芸場で行なわれた独演会に行って来た。期待通り、いや、期待以上だった。鈴々舍わか馬さんの「千早振る」も快調で、知ったかぶりのご隠居が元気。三三さんは「宿屋の仇討」と、仲入りの後、「文七元結(もっとい)」。「宿屋……」は志の輔師匠でも聞いたことがあったが、三三さんのも旅人三人のはしゃぎぶりが愉快。旅先で、あんなふうにテンション高くうるさく騒いでいる人たちって、確かにいる……。そして圧巻だったのは「文七元結」。左官の長兵衛の、ちゃっきんちゃっきんの江戸っ子気質がすごくよく出ていて、娘のお久の親を思う心、そして最後は近江屋の心憎い采配に思わず目頭が熱くなる。それぞれの人の気持ちが豊かに表現されていて、聞き応えたっぷりという感じだった。また追っかけたい人が増えちゃったようです。

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プログラムっす。

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