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2008年12月31日 (水)

明るい年になりますように……。

 不景気にどんどん加速度がついてきて、連日、暗いニュースばっかり。世界のソニーやトヨタまで人員削減といっているのだから、本当に世の中をあげての不景気なんだなあと実感する日々だが、出版界もぜんぜん例外ではなくて、今年もお世話になっていた雑誌が一つ、休刊になった。ここ4、5年は毎年1〜2冊、歯が抜け落ちるように、関わっている雑誌が休刊になっているのが現状で、私を含めてフリーのライターやカメラマンさんは、文字通り働き口がどんどん少なくなっているわけだ。出版不況はもっとこの先も続くだろうなあと思うから、こんなご時世にいまお仕事があるだけでもありがたいと思わないといけないなあ、とも思ったり……。果たして来年の大晦日はどんな心境でいるのだろうかね......。オリンピック選手の活躍とか、ノーベル賞を受賞した先生たちとか、明るい話題もあったけれど、景気のことを考えるとどうしても気分が暗くなってしまう今日この頃......。でも、どうか来年は、今年よりみんながもっともっとパーッと、明るい気分でいられることがたくさんある1年になりますように。

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いろんなことしっかり見てます。

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2008年12月30日 (火)

師走のおいしいもの

 いよいよ今年もあと1日。年賀状は昨日あらかた書いてしまったけど、来年も元旦には届かないだろうなあ……いつものことで。年明けに出す原稿に関連したデータを編集者にメールで送り、今年の仕事納め。数ヶ月も山積みにしていた書類の中から要らないものをゴミ袋にほおり込み、掃除機をかけたら、部屋がちょっとだけスッキリした。
 はあ、今月もよく飲みよく食べましたが、そんな中から特においしかったもの、ちゃんと写真に収められたもの、をいくつか。

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「マダムキコ」の牡蛎のソテー。今年もいっぱいお世話になりました。



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「オーギャマンド・トキオ」のつぶ貝のソテー(赤くなってスミマセン。でも美味かった〜)と、豚肉の黒酢炒め。



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蕎麦「あん」のとろろそば。予想していなかったこのビジュアルに拍手。



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「よね津」のかつおのたたき、エシャレットの明太子和えと、くじらのフライ。くじらフライ、もんのすごく柔らかくて感激!

 元来、食い意地が張っているのでおいしいものが目の前に出てくると、写真を撮るのを忘れて手をつけてしまうことも多々、ある。だから、ここで紹介できなかったおいしいものも、たくさんある。でも、おいしいお料理は見た目もきれいなので、撮っておきたいなと思うのだが、その場の雰囲気で撮るのが憚られることもあるし。来年はどんなおいしいものとの出合いがあるかしら......。

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2008年12月29日 (月)

大人飲み?? 

 忘年会の後半に突入し、27日(土)から三連ちゃん。土曜日は妹夫婦たちと豚しゃぶ。日曜日は(忘年会代わりに)夕方から通常営業の“G”にちょっと顔を出し、なじみのお客さんの顔を見て、ソーダ割3杯飲んで、夜からは中目黒の“H”にて、仕事仲間の忘年会。“G”でちょっと飛ばして飲んでしまったので、2軒目ではセーブ気味にして、芋焼酎に漬けた梅酒をちびちび。編集者Sは日本酒をカッパカッパ飲みながら快調に飛ばして飛ばし過ぎ、撃沈手前。タクシーでSの家のそばで落として解散した。今朝になって、前夜の飲み過ぎを反省するメールが届いた。今夜また忘年会なんだそうで、今日は自重して大人飲みします、とあったけど、え? 大人飲みって、豪快にたくさん飲むことか??? なーんて。そして私も今夜はご近所さんのTグッチ率いる軍団との地元忘年会。これももう恒例で、5、6年以上は続いているだろうか……。さすがに私の胃腸も疲れてきて、“大人飲み”でマッコリもちょっとセーブ気味にいただきました。忘年会もこれで千秋楽なり。

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キャンドルライトではありません。いろんな梅酒です。ブレブレでございます(酔ってたのかなー)......。日本酒に漬けたもの、芋焼酎や黒糖焼酎に漬けたもの、泡盛に漬けたもの、いろいろあった......。”H”にて。

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2008年12月28日 (日)

牝馬の年でありました。

 ここ十年以上、12月の最終日曜日は渋谷“G”のお客さんたちの忘年会を昼からやっていて、みんなで一緒にラジオで有馬記念の実況を聞きながらだらだら飲んでいたのだが、今年は諸事情で“G”の忘年会が開かれず。家でつらつらと年賀状を書きながら久しぶりにテレビで有馬記念を観戦。ダイワスカーレットぶっちぎり。久々に買った私の馬券はあっさり負け。でも、堂々たる勝ちっぷりで、見ていて気持ちよかったな。牝馬が有馬を制したのは37年ぶりだとかで、秋の天皇賞のウォッカといい、今年は牝馬の年であったなあとしみじみ。そういえば、今年の有馬記念の出走馬にはキングヘイローの子供がいたり、グラスワンダーの子供もいたりと、自分がけっこう馬券を買っていた頃のおウマさんの子供たちが有馬記念を走るようになったのかと思うと、それでまた月日の流れを感じてしまったりしちゃいました。

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2008年12月26日 (金)

年の瀬

 気がつけば、じわじわと年末が近づいている。おとといあたりから、編集部に行って打ち合わせした後、最後に「よいお年を」と言われるようになってきた。たしかに、もうすぐ各会社も仕事納めだし、もう年内に会うことはないのだからそうなるわけなんだけど。そういわれるたびに、自分の中にまだとんとなかった年末の気分がちょっとずつ引っ張り出されてくる。そして、今日はバクダン低気圧みたいに風が強くて、気温も低くてピューピュー。ついに本格的に冬になったなあという感じがした。打ち合わせで銀座に行ったんだけど、平日の昼間だというのに人がものすごく多いのも、年末だからなんだろうか。ほんとにピューピューで寒かった。昨夜、仕事で札幌に行っている夫からテレビ電話で「八甲田山のようだ〜」といってきたけど、その画面の中はまさに、天は我らを見放した〜! 的な吹雪だったから驚いた。その吹雪は今朝も未だ続いていたようで、その低気圧の端っこのほうが関東でも猛威をふるっていたということだろうか。青森からのりんごも届き、大分からのみかんも届き、どんどん、冬になっている。年賀状、そろそろ書かないとなあ……。

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家の近所のアパートの植え込みでみつけた。こういう花って、春のものかと思っていたけど......小さい春?

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2008年12月23日 (火)

今年もこの季節……。

 不景気のせいか、今年は町にもクリスマスのムードがほとんど感じられない気がする。が、不景気は不景気なりに、忘年会シーズンはやっぱりやってきている。というか、こんな時だからこそ、それなりにでも忘年会くらいはパーッとやりたい、ということなのかもしれないけれど。というわけで、初日は20日。気心知れた同級生との会@ビストロ。前日の出張の疲れがまだ抜けきれないせいか、ワインが早く回ってけっこうはじけたかも。6人でワイン6本……よく飲みました。翌日は目覚めたらちょっと気持ち悪かった。
 そして昨日はライター&編集者仲間の会@お寿司屋さん。1日お酒を抜いて万全の体制で行ったつもりが、日中の仕事で思いのほか身体が疲れ、途中から飲酒をややセーブ。3人で焼酎1本(720ml)を開けたけれど、大半は一人快調に飛ばす編集者Sの胃に入ったと思われ、Sが二軒目にワインを飲もう、というのでとりあえずついて行ったものの、やっぱり私は1杯くらいしか飲めなかった。ワイン1本の大半はSとライターYちゃんに快調に飲み干された。店を出て、Sはカラオケに行きたがったけれど、Yちゃんと私にその力はもう残っていなかったので解散。夕方近くから外は昼間より一気に10度近くも冷え込んでいて、震えながら駅まで歩いた。自重したおかげで、二日酔いは免れたけれど、気温の変化か激しいので風邪やインフルエンザもなんか心配。でも、酔いどれの日々はもう少し続く。

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帰りが遅い日が続くせいか、最近、目つきがキビシイような......。

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2008年12月21日 (日)

宮島の鹿はやさしかった。

 金曜日は広島出張。カメラマンさんは奈良のときと同じ京都在住のOさんで、現地で落ち合うことになっていた。前のりにしてもよかったのだが、一人で前のりするのもなんか疲れる気がして、結局、日帰りにした。まだ真っ暗なうちに家を出て、帰宅したのは日付が変わるちょっと前。さすがに広島日帰りはこの歳にはきつかったかも。しかし、現地・宮島〜広島市はお天気もとてもよく、気持ちよかった。取材が押してしまって、飲み仲間のTグッチ(某大手出版社勤務)おすすめの穴子飯を買って帰ることが出来なかったのはちょっと心残り。

200812191216001200812191254000宮島の鹿は奈良の鹿と比べるとずいぶんのんびり、やさしい気がした。ここもやぱり角切りされた後だった。今年は(奈良は)雨でそんなに接触がなかったけど、去年、出合った興福寺の鹿は、鹿煎餅持ってる友達のスカートにかじりついたりして、けっこう凶暴だったし......。


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厳島神社の鳥居(左)と、焼き牡蛎屋の前にずっと居たネコちゃんズ。

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2008年12月18日 (木)

静かなスティングもいい。

 夕方までに原稿を仕上げて送り、夜はオーチャードホールでスティングのコンサート。そういえば、今年の2月には再結成したポリスのコンサートに行ってきたんだったが、今回はオーチャードホールという場所からして、アコースティック中心のステージかなと思ってチケットを購入。フタを開けてみると、全編リュートだけを使ったものだった。先頃、スティングが出したアルバムが、リュートを使ったカバー集で、16世紀にイギリスに実在した演奏家ジョン・ダウランドの曲をカバーしたものだが、それをそのまま実演したような構成だったようだ。
 奇しくもリュートは先週、フェルメールの絵でもみたばかりだったが(「リュートを調弦する女」)、マンドリンのようにボディが丸くて、ネックの部分が長く延びているような古楽器。だからというわけでもないが、なんとなく音色もクラシックな感じがする。ポロロンと流れるリュートの音を聞くと、何故か私はいつも映画『ロミオとジュリエット』の舞踏会のシーンを思い出す。もちろん、オリビア・ハッセーとレナード・ホワイティングのロミオとジュリエット。仮面をつけて舞踏会に潜り込んだロミオがジュリエットと運命的な出合いをするあの舞踏会だ。
 それはさておき、男女8人のコーラス隊による聖歌のようなきれいな合唱曲が数曲披露された後で、燕尾服を着たスティングと、アルバムでも共演したリュート奏者エディン・カラマーゾフ(やっぱりロシア人なのかしら……)が登場。時々、朗読をはさみながら、終始椅子に座ったままでリュートだけの演奏と歌が淡々と続く。そこにはポリスのスティングのシャウトもパワフルなアクションも、いっさいなかったけれど、リュートの音色もスティングの歌声も耳に心地よく、ゆったりと楽しめた。アンコールの1曲めはビートルズの「イン・マイ・ライフ」。歌い出すと会場から拍手が出た。ひょっとして、ビートルズのオリジナルでも出だしのメロディはリュートだったのかしら……と思った。次はスティング自身の「フィールズ・オブ・ゴールド」。これも拍手が出た。たぶん、アンコールになってやっと知ってる曲を次々やってくれた、という嬉しさが、私も含めてあったんだと思う。さらに続いて「メッセージ・イン・ア・ボトル」。ちょっとロックっぽくなってきたけど、楽器はあくまでリュートで、リュートで聞くのもまた一考だった。ほかにも1曲、題名は忘れたけれど昔のソロアルバムからアップテンポな曲を披露してくれて、何回目かのアンコールの最後の最後は日本の曲「さくら」だった。こんなにたくさんリュートの演奏を聞いたのは初めてだったけど、なかなかいいものでした。

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2008年12月17日 (水)

骨は若いみたいです。

 昨日は婦人科の定期検診の結果を聞きに病院へ行った。子宮がんなどの心配はなかった。今年は、骨粗鬆症のことが気になって(編集者Bからさんざん、歳をとってくると骨粗鬆症が心配だから、といわれていた影響で……)ついでに骨密度も検査してもらっていたのだが、そちらの結果では、どうやら私の骨は20代並み、らしい。骨密度(カルシウム量)の検査は初めてだったのだが、測定結果の紙によれば、「あなたと同じ年齢の平均骨密度と比較して104%に相当します。また、若年成人の平均骨密度と比較すると、99%に相当します」と、ある。ドクターの話では、骨粗鬆症になるのは80過ぎてからですね、だそうで。骨は若いみたいです。そういわれても骨は目に見えないせいか、実感があんまりわかないというか……お肌が20代並み、とかいわれたら飛び上がって喜んじゃうんだけど……でもやっぱり、親に感謝ですね。とはいえ、これに安心しないで、これからも豆や豆腐や納豆や野菜や魚をちゃんと食べていこうっと。たしか新聞で見たのだが、乳製品というよりも、カルシウムを効果的に摂るには野菜や豆が意外といいらしいです。

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2008年12月16日 (火)

感劇話その78 冬の噺はぬくぬく、あったかい。

 昨日、先日「和楽」で取材した柳家三三さんの落語会に行ってきた。取材時に新宿の末広亭で初めて彼の落語を聞いて、いいなあと思ったのがきっかけだった。“冬噺三夜”と題して三夜続く会の初日で、ゲストは春風亭一之輔と三遊亭好楽。一之輔さんは「初天神」。以前、花緑さんとか他の人でも聞いたことがあったが、一之輔さんはテンポもよく、いきいきとしていた。好楽さんは、テレビの「笑点」で見るときとまったくキャラが違っていて、こっちのほうがぜんぜんいいわ、という感じだった。なんというか、艶があるというか、ベテランらしい落ち着きと色気があって。小話っぽいお楽しみネタをつなげていたんだけど、ほっと安心して楽しめる感じだった。そして三三さんは一之輔さんの後と、仲入り後の好楽さんの後で、合計2席。「二番煎じ」と「橋場の雪」。末広亭で聞いた「権助提灯」の女房の、なんともいえない色っぽさというか、しなをつくる感じが印象的だったのだが、「橋場の雪」の後家さんにもそれが感じられて、なんか嬉しかった。
 火の番の夜回りをする旦那集が番所にお酒や獅子鍋のネタを持ち込んで一杯やる「二番煎じ」と、旦那の夢に出てきた後家さんの話に激しく嫉妬する女房の噺「橋場の雪」。冷え込む夜に、番所で土瓶でお燗した酒を飲んだり、獅子鍋をつついたり、かたや、こたつで熱燗をちびちびやりながら幸せな夢に突入していったり……どちらも、冬って、ほっかほかなんだな〜と感じる噺だった。二席目の藤色の着物姿もとてもお似合いだった。

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ミニ・プログラム

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2008年12月15日 (月)

朝のお寺はなんか落ち着く

 早朝ではないけれど、10時から仕事で増上寺へ行って来た。そう、今月はある企画で、寺社巡りをしているのです。ラッシュで電車が遅れるのを危惧して早めに出たら、30分以上早く着いてしまった……。

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でも、駅からお寺までの道の植え込みに、こんなきれいなものをみつけた。一角に集められた椿の花。思わず声をあげてしまった。誰の演出なんだろう。午前の光を受けてキラキラ光っていた。


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増上寺は修復工事が続いているが、この光景は相変わらず。




 いいお天気で空が青かったせいもあるんだろうけど、空気はぴーんと冷たくても、お寺の境内にいくとなんか落ち着く。こないだの中尊寺も興福寺もそうだった。雨が降っていても、なんとなく心地いいというか。やっぱり、いい気が宿っているのだろうか。江戸時代に建造された鐘楼堂とか見ているのも気持ちいい。学生の頃はお寺なんて何の興味もなかったのに。やっぱり、それなりの歳になってきたということもあるのかな......。

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2008年12月14日 (日)

今年もいろんな人に会いました。

 師走だけれど、なんだかまだクリスマス気分にもなれないし、年末という気分でもない。ただ、なんとなくの気ぜわしさはいつもの師走とおんなじ。原稿の締め切りが迫りつつあるのに、テープおこしを読んで原稿の構成を考えつつも、ついつい脱線、の繰り返し。いけません......。

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昨夜は文楽の後、赤坂「おんがね」でご飯。蒸し豚、ちょーウマだった。お肉を包むキャベツもグー。



 先月末以降に届いた掲載誌の中から。

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「和楽」最新号で、伝統芸能の若きスターたち、という企画で3人の方にインタビューした。落語家の柳家三三さん、文楽三味線の豊澤龍爾さん、和太鼓奏者の坂本雅幸さん。こういう、若手で頑張っている人たちの話を聞くのは、なんだか清々しくて、こちらも気分がリフレッシュされる感じで、とてもおもしろい。

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「セオリービジネス」最新号「楽しい会社」では、長野の伊那食品工業を取材。若手社員たちの表情がみんな生き生きとしていて、噂に違わずいい雰囲気だった。



 今年も仕事でたくさんの人に出会った。といっても、すっかり終わりじゃなくて、年内にまだあと数回取材が控えているんだけど……。いつも仕事はびゅんびゅん過ぎ去っていって、振り返るという余裕もないまま何年も過ごしている。まあ仕事に限らず、いろんなことがそうなんだけど……。今年の年末には、1年をのんびり振り返る時間があるかなあ。

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2008年12月13日 (土)

感劇話その77 あり得ない! けど、そこも見どころ ー『源平布引滝』

 12月の文楽公演は、鑑賞教室と本公演の2本立てで、ここ2、3年、私は本公演だけ見に行っている。鑑賞教室は学校主導による高校生の団体客がすごく増えてきているようだ。本公演は『源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)』。昭和45年以来の上演となる二段目から三段目の上演、だそうだ。平家打倒の旗印である源氏の白旗をめぐるさまざまな悲劇が繰り広げられる。
 白旗を託された女性、小まんは追っ手に迫られても、手にしっかりと白旗を握りしめて絶対に離そうとしない。それで(旗を守るために)、あえて小まんの腕ごと斬り落として海に落とす齋藤実盛。後ろの敵と一緒に自らを刺して壮絶な最期を遂げる木曽義賢。これも白旗を守るため。そして、白旗を握りしめたままの状態で網にかかった小まんの腕は、誰が指を開かせようとしても開かないのに、愛息太郎吉が触ると手を開く(死んだ後にも子を想い続ける母の魂)。自分の孫である太郎吉を木曽義仲の家来にするために手柄をたてさせるため、敵ながらわざと太郎吉の手にかかり、自らの首を切り落として壮絶な最期を遂げる瀬尾十郎……。と、壮絶であり得ない展開が目白押し。しかし、首が飛ぶような場面も人形ゆえに、生々しさやグロテスクな感じがそんなにないのが文楽ならでは。えー、こんなの絶対にあり得なーい! と思いながらもその変化に富んだ展開についつい見入ってしまうのもまた文楽の楽しさ、おもしろさだ。世話物のしっとりした心中話も大好きだけど、こういうデフォルメたっぷりで奇想天外なストーリー展開も見応えがある。太郎吉を遣うのは箕紫郎さん、太郎吉が亡き母の手にすがるシーンでは思わず涙を誘われそうになった。
 
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パンフです。実盛(後ろ)と瀬尾。

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2008年12月12日 (金)

ディズニーランド以来......

 まだまだ時間があると自分に言い聞かせていたフェルメール展の最終日がついに日曜日に迫ってきた。連日異常な混み具合で、それがいまだに続いているということは知っていたが、この土日は確実に、さらにさらに混むだろうから、行くなら今日しかない。夕方までに仕事に区切りをつけて、上野へ。東京都美術館に着いたのは5時前。美術館のサイトに毎日の混雑予報が出ていて、3時まではかなりの混雑、とあったので、さすがに5時ならいくらかすいてるだろうと思って行ったら、ぜんぜん甘かった。なんと、「ただ今のお時間は待ち時間が50分でございま〜す」と、係員の声が飛び続け、入り口前の広場には人の列というか、かたまりというか......。日本人って、こんなにアート好きな人がたくさんいるのか〜??? て感じに、あとからあとから人が来て、かたまりになっていく。50分・・・正直、ちょっと悩んだけれど、ここで見ないことにしたらやっぱり後悔するだろうなぁ......と、意を決して私も固まりの中に。予告通り50分待ちして、無事に入館。こんなに並んで入ったのはディズニーランド以来だった......。
 今世紀最多7点の来日ということで、特に印象に残ったのは『小路』と、『リュートを調弦する女』。みずみずしい色調がほんとにきれい。『ワイングラスを持つ娘』のステンドグラスも鮮やかだった。ただ、個人的には昔、ルーブルで初めて見た『レースを編む女』がやっぱりいちばん感激だったなあと......そんなふうに思ってしまったのは、長時間並んで大人数の中で見たことも、無関係ではなかったかもしれない、かな。でも仕方ないね、人気の展覧会なんだし……。
 

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チラシと入場券。帰り際に、「入場者数が90 万人を突破しました」と、係員が叫んでいた。

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2008年12月11日 (木)

赤身が美味しい

 このところ、移動した距離の分だけ疲れる年頃なので、昨日はほとんど何もする気がおきず、ひたすらうだうだしまくり。今日はちょっと持ち直して取材前の準備を進め、夕方からは丸の内の丸善に資料本漁りに。渋谷のブックファーストがなくなって以来、ほんとに不便している……。今日、丸善に行ったのは、本の量が豊富なのはもちろんだけど、その後で銀座に行く用事があったから。銀座のレストランにてニュージーランド牧草牛のクリスマスパーティなるものがあったので行ってきた。知り合いの編集者の親戚がニュージーランドビーフの宣伝を担当しているそうで、そのつながりで。
 これまで私はぜんぜん知らなかったのだが、ニュージーランドビーフは穀物飼育ではなくて、広大な牧草地の牧草を食べて育っているのだそうだ。ミート&ウール・ニュージーランド(ニュージーランドの食肉と羊毛から徴収される法定課徴金によって運営されている組織)の日本代表、ジョン・ハンドルビーさんによれば、よくある質問の中でも、「ニュージーランドビーフはオージービーフと、どう違うんですか?」と、いうのがいちばんガックリする質問なんだそうで……(私もほとんどそのレベルである)。牧草飼育なので安全・安心だし、赤身にはL-カルニチンもたっぷり含まれているのだとか。で、食べてみたけど、お世辞抜きでほんとーーーに美味しかった♪♪。カルパッチョとローストビーフを少しずつ。牛肉自体、久しぶりだったが、赤身がさっぱりとしてジューシーで、臭みも何もなくて。赤身の美味しさを噛み締めながら、ニュージーランド・ワインも楽しんだ夜……2〜3杯しか飲まなかったけど、なんか、けっこう早めに酔ってきたのは、やはり日帰り出張の疲れがまだあるのかな。

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2008年12月 9日 (火)

とりあえず今日のお仕事終了

とりあえずお仕事終了

 先週の中尊寺で発揮された神通力は奈良では発揮されず、雨に降られて外の撮影はアウト。屋内の撮影と取材は無事済ませてカメラマンと別れ、いま帰りののぞみの車内(18時半過ぎ)。エビスとチーちくでひといき(完璧オヤジなり) 。ちなみに、隣のおじさま(どーでもいいけど靴脱いで足組むのはやめてほしいんですけど・・・)は柿の葉寿司に「玉乃光」(缶)でひといきついてます。出張帰りのおじさんだらけの車内より。写真は雨の興福寺境内。鹿さんは角切りされた後だそうで、どれも角なしでした。

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今日は関西にきてます。

今日は関西にきてます。

 京都で一つ用事を済ませ、ただいま奈良に移動中。ぶらり一人旅。カメラマンとは奈良で待ち合わせ。またまたお天気が怪しい・・・。

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2008年12月 7日 (日)

東北に冬があった。

 金曜日(5日)は東北・平泉に取材に行ってきた。中尊寺とそのほか。お天気が心配だったけれど、雨粒が落ちて来る前にぎりぎり外の撮影は終わり、万事無事に終了。冬枯れの並木道、しーんと冷え込む空気、外に数分いる間に指先がじんじん痛くなってくる感じ、そして室内に入るとほこほこと赤くなっているストーブ……平泉にはまさに冬があった。東京も12月だし、冬物のコートなんかも着ているのだが、まだ自分の中では“冬”という実感が、なーんかいまいちわいて来なかった。でも東北はやっぱり、しっかり冬だった。翌日から雪が降ったかもしれないのでよけいに冷えていたのかも。あれから2日経ち、今夜はこちらもついに冷え込んできたようだ。なんかバタバタしていて、東北でぜんぜん写真、撮って来れませんでしたが……、これからまたちょこちょこ旅人な日々が始まります。

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2008年12月 2日 (火)

米の日

 週末に引き続き、今週も昨日今日と、アポ取り&リサーチでほとんど1日籠っていて、精神的にもやや閉塞状態。気分転換は洗濯と料理と近所のスーパーまでの買い物。今朝は宅急便が来て、お荷物二つです、といわれてどっしりと重い箱を渡され、中身を見て驚いた。一つは、友人が香典返しも含めて送ってくれたコシヒカリの新米の玄米3キロ。友人の知り合いが埼玉で作っているらしい。そしてもう一つの箱は、夫の仕事関係者からのお歳暮で新潟のコシヒカリが二種類(5キロ×2袋)。なんと一気に13キロのお米が家にやってきたのであった。こんなこともあるんだねー。思わぬ偶然にもびっくり。不景気の折、米さえ切らさなければ生きていけるぞという神様のお告げだろうかと思ったりして(なーんてね……)。とにかく、ありがたやありがたや。

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