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2008年12月16日 (火)

感劇話その78 冬の噺はぬくぬく、あったかい。

 昨日、先日「和楽」で取材した柳家三三さんの落語会に行ってきた。取材時に新宿の末広亭で初めて彼の落語を聞いて、いいなあと思ったのがきっかけだった。“冬噺三夜”と題して三夜続く会の初日で、ゲストは春風亭一之輔と三遊亭好楽。一之輔さんは「初天神」。以前、花緑さんとか他の人でも聞いたことがあったが、一之輔さんはテンポもよく、いきいきとしていた。好楽さんは、テレビの「笑点」で見るときとまったくキャラが違っていて、こっちのほうがぜんぜんいいわ、という感じだった。なんというか、艶があるというか、ベテランらしい落ち着きと色気があって。小話っぽいお楽しみネタをつなげていたんだけど、ほっと安心して楽しめる感じだった。そして三三さんは一之輔さんの後と、仲入り後の好楽さんの後で、合計2席。「二番煎じ」と「橋場の雪」。末広亭で聞いた「権助提灯」の女房の、なんともいえない色っぽさというか、しなをつくる感じが印象的だったのだが、「橋場の雪」の後家さんにもそれが感じられて、なんか嬉しかった。
 火の番の夜回りをする旦那集が番所にお酒や獅子鍋のネタを持ち込んで一杯やる「二番煎じ」と、旦那の夢に出てきた後家さんの話に激しく嫉妬する女房の噺「橋場の雪」。冷え込む夜に、番所で土瓶でお燗した酒を飲んだり、獅子鍋をつついたり、かたや、こたつで熱燗をちびちびやりながら幸せな夢に突入していったり……どちらも、冬って、ほっかほかなんだな〜と感じる噺だった。二席目の藤色の着物姿もとてもお似合いだった。

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