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2008年10月 6日 (月)

感劇話その74 神無月で早くも忠臣蔵――「志の輔noにぎわい」

 志の輔は毎月いろんなところで落語会をしている。去年は毎月のように新宿の明治安田生命ホールで行なわれる会に行っていたが、今年はけっこう横浜にぎわい座に行っている。いつも一緒に行く観劇仲間のかよちゃんが横浜市民であることも大きな理由なんだけど。にぎわい座で行なわれる志の輔の落語会は「志の輔noにぎわい」。
 今日はお弟子さんの噺はナシで、1席目から志の輔が出てきたので驚いた。ときどきそういうときがあるようなのだが、にぎわい座公演が2、3ヵ月ぶりだったということもあったのだろうか。1席目は『身投げ屋』。前にも聞いているが、柳家金語楼の創作落語をもとにした噺だということは今日初めて知った。身投げ屋を真似する男が滑稽で笑える。2席目は『買い物ブギ』。これも以前聞いた噺だったが、わかっているにもかかわらずその場その場の言葉に笑ってしまう。相変わらずそのへんがすごい志の輔さん。2席目の前にロケット団の漫才があって、初めてだったけどなかなかおもしろかった。
 中入りの後、三たび志の輔登場。マクラが忠臣蔵と豆腐の話だったので、もしかして『徂徠豆腐』かなーと思ったが、忠臣蔵の創作落語だった。これは初めてで、あとで知ったが、『忠臣ぐらっ』というタイトルらしい。酒屋に身をやつして吉良邸の絵図面を手に入れる岡野金右衛門と、酒屋の周辺の町人たちをコミカルに描いた噺。忠臣蔵の落語がないということで作ってみた噺だそうだが、志の輔が忠臣蔵を作るとこんな感じなのか〜、という感じ。大工とか蕎麦屋(店の名は「長寿庵」)とか、いろんな町民が出てきてにぎやかに話すところは、志の輔の落語らしいなという感じもした。たしかに赤穂浪士の中にはほんとは討ち入りが嫌だった人もいたかもしれないよなあ……とか思ったり。それにしても10月となって早くも忠臣蔵の噺を聞いたりすると、もう年末が迫ってきているんだなあというフシギな気分になってくる。夏が終わるともう年末だ……。

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チラシです。

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