« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

2008年9月29日 (月)

クリエイティブな人たち

 今月25日に発売された「セオリー」(講談社)で、演出家の野田秀樹さんと、ジャズ・ジャーナリストで外科医の小川隆夫さんをインタビューした記事が掲載されています。

200810011135000200810011143000


野田さん(左)と、小川さん(右)。それぞれオフィス、ご自宅にて。



 考えてみると“最近のお仕事”をここで紹介するのは久しぶり。今年の春夏はほんとにイレギュラーなこと続きで余裕が無かったなあと改めて思う。
 取材したとき、特に小川さんのときは8月頭の猛暑のど真ん中。野田さんは今月初めだったけど、やっぱりまだかなり蒸し暑かった。それが今や、油断して風邪ひきそうになるほど急激な冷え込みで、なんだかなー。一気に季節が進んでしまった感じ。
 今回のテーマは、「クリエイティブな人たちの成功方程式」。それぞれの人たちのお仕事ぶりや仕事感についていろいろとお話してもらったわけです。小川さんには、大好きなジャズの世界を仕事にして、二足の草蛙を履き続ける生活の楽しさを聞かせてもらった。野田さんは、脚本を書くことの苦しさと、本を書いてから芝居ができあがるまでの一連の仕事の醍醐味を話してくださった。とても簡単には言い切れないけど、ごく大雑把にまとめるとそんな感じ、かな。お二人とも50代。自分の信じる道をずっと邁進し続けている男の人は、とても魅力的だと思ったし、いろんなことを考えさせられて、勉強させてもらった気がする。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月28日 (日)

感劇話その73 大爆笑。小米朝と花緑の二人会

 まもなく米團治を襲名する小米朝が、東京で小米朝の名前でやる最後の落語会ということで、「小米朝ファイナル」と銘打っての二人会。この二人が二人会をやっているとはちょっと前まで知らず、今回初体験だった。考えてみたら二人とも、それぞれ東西の人間国宝を父と祖父にもつというサラブレッド同士だ。
 それぞれ二席ずつ、小米朝の「親子茶屋」に続いて花緑「粗忽長屋」、中入りの後、花緑「初天神」、小米朝「青菜」というラインナップ。「親子茶屋」でお座敷遊びをする若旦那を演じる小米朝は、もう地でやってんのかなと思わせるほど、いかにも若旦那、という感じで(実際、若旦那だし)ハマっていた。花緑さんの「粗忽長屋」は初めて聞いたけれど、むちゃくちゃ楽しくてよかった。「初天神」も親子のやりとりが微笑ましい。「青菜」は上方落語でおなじみのネタらしいが、これも私にはお初。小米朝が、一席目の遊び人の若旦那と打って変わり、漫才コンビのような植木職人の夫婦と、出入り先の主人とその奥方を、巧みに語り分けいて、もう大爆笑。一仕事のあとの一杯の美味さもよく伝わってくるし……。小米朝、達者です〜。
 中入り後のトークもおもしろかった。じつはこの会場、サンシャイン劇場では、現在、ピーター主演の『罠』というお芝居が公演中で、今日も午後の公演があった後、セットの前に金屏風を立てて落語会をやっていたという、変則的スケジュールだったようなのだが、トークの際にはその金屏風をはずし、実際のお芝居のセットがあらわになったその前で二人がお喋り。セットの階段をそれぞれ役者風に降りて来るのもおかしかった。そういえば、二人とも役者としても活躍している。落語家のサラブレッド、お坊ちゃん、そして芸達者と、なかなかニクい共通点のある二人、なのであった。

200809301050000


ポスターです。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月27日 (土)

不敗神話ついに……、

 昨夜はお世話になっている編集部のアルバイトちゃんの送別会。誰もが認める超優秀なアルバイトちゃんで(まじで編集者よりも仕事できそうな勢いなんです……)、私もかなりお世話になったので、参加した。そのアルバイトのTちゃんとおわかれするさみしさと、お世話になった以前の仕事のことなどいろいろ思い出して万感胸に迫り、飲み過ぎて久々に二日酔い。お風呂で汗を出してもまだ重い足をひきずって、午後から日産スタジアムへ。今日は、連勝を続ける大分トリニータと横浜マリノスの試合日であった。
 前回、札幌に勝って13試合連続負け知らずとなったとき、もちろん喜んだけれど、同時にちょっと不安にもなった。いつかは絶対に負ける時がくる。それがいつになるのかと思うと……。それで、今日はついに負けてしまった。トリニータ、14試合ぶりの黒星。マリノスには苦手意識があるのかなあ……マリノスったって、今年はかなり下位なのに……去年も日産スタジアムで0ー5と大敗しているしなあ……シャムスカさまは審判の判定に猛抗議して退場になってしまうし……今期、初めて応援に来たというのに寂しい結果だったなあ。
 まあでも、勝ち続けていればいつかは負ける。レスリングの吉田沙保里のように、1敗のあとは金メダルに一直線だー! と、切り替えて焼き鳥食べて一杯飲んで帰宅。

200809271409000


今日も元気なトリニータ応援団。アウェイ席は残念ながらけっこうガラガラ。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月25日 (木)

感劇話その72 華やかで楽しい『歌仙』ーー狂言ござる乃座40th Anniversary

 友達が行けなくなったということでラッキーにもチケットを譲り受け、宝生能楽堂に行ってきた。万作の会が主催する公演は、今日の「狂言ござる乃座」のほかにも「野村狂言座」、「万作を観る会」、「よこはま万作・萬斎の会」などいくつかの会があり、それぞれ目的や内容が違っているのだが、この「ござる乃座」は、もともと萬斎さんの狂言の研磨と新しい曲に取り組む場として約20年前に始まった会で、今回でもう40回を迎えるのだという。個人的には最近は「よこはま……」や「野村狂言座」が中心で、横浜能楽堂や国立能楽堂に行くことが多かったので、「ござる乃座」&宝生能楽堂は久しぶりだった。
 今日の演目は、狂言『咲嘩』、『歌仙』と、素囃子『盤渉楽』。『咲嘩』は萬斎さんの太郎冠者が、ちょっと意地悪でおとぼけで痛快。咲嘩役の万之介さんは相変わらず飄々としていい。『歌仙』は、絵馬から抜け出してきた六歌仙(有名な六人の和歌の名人たち)が繰り広げるにぎやかなやりとりが楽しくて、とっても華やか。プログラムを見ると、この曲は普段狂言では使わない能がかった道具が必要になるので、これまでなかなか上演できなかったそうだが、今回は装束を誂えたのだそうで。柿本人丸(柿本人麻呂のこと)、僧正遍昭、小野小町、在原業平、猿丸太夫、清原元輔といった面子が勢揃いすると、顔ぶれも装束もはぁっとタメイキが出そうなほど豪華で艶やかで、そこはかとなく雅な雰囲気。
 ところが、会話が始まると、まるで現代劇を見ているような俗っぽさが出てきてじつに楽しい。小野小町にお酌をしてもらおうとプレッシャーをかける人丸(万作さん)はまるで上司のセクハラだし、それぞれに出される歌のお題目もちょっとエロっぽかったりして笑える。遍昭と小町の仲を疑う人丸のジェラシーが発端で4対2の喧嘩、さらにエスカレートして弓や刀を持った戦いに、と、なんだかドタバタ喜劇みたいにまでなってしまってびっくりするのだが、弓を構えた業平が遍昭を狙い、そこに小町が割り込んで盾になると、業平の矢がほろりと落ちるあたりは、やっぱり小町はみんなのアイドルなのね〜という感じで、微笑ましいというかなんというか、じつに楽しうございました。

200809301049000


プログラムの表紙には、過去39回の公演写真が。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月24日 (水)

怖い夢みてるの?

 ソファでくつろいでいたら、隣りの部屋で寝ていたわらびが「ニーッ」と鳴いて目を覚まし、こちらに一目散に駆け寄ってくる。抱き上げるとしばしゴロゴロ。こういうことが、たまにある。私たちはその行動を、怖い夢でも見て目を覚まし、甘えたくなって来るんだろう、と勝手に分析している。ワラビの場合、日頃から甘えてそばにくるということがそんなに頻繁にあるわけじゃないのだが、こんなふうに飛び起きたときは、必ず近寄ってくる。そしてしばしゴロゴロ。だから、怖い夢でも見たのかなあと。でも実際問題、猫は夢を見るのだろうか……。わからないけど。そして、数分間ゴロゴロした後は、満足してプイっと行ってしまう。わらびの謎の行動パターンその1、である。昼間、誰もいないときにそうなったら、目が覚めた後どうしているのかなあと思うと、ちょっとかわいそうになるんだけど。

200809241217000


寝ぼけてます。

| コメント (1) | トラックバック (0)

2008年9月23日 (火)

感劇話その71 寛治さん、傘寿記念の「寛治を聴く会」

 洗濯して布団干してシーツ替え、ワラビも草食べて毛玉吐いて、いつもの休日。気温は高いけど湿度が低く、サワヤカで気持ちいい。洗濯物干しながら空気のさわやかさを感じる季節に、やっとなってきたのかな。
 午後から「寛治を聴く会」へ。寛治を聴く会は、お人形の入らない、義太夫と三味線だけの素浄瑠璃。今回は、寛治さんの傘寿記念(まもなく御歳80歳になられるそうで)ということで、演目はお祝い事にふさわしい「寿式三番叟」と、「廓文章 吉田屋の段」。「三番叟」は太夫さんも4人、笛や鼓や小鼓、大鼓なども入って華やかさいっぱい。「廓文章」のほうは、私には初めての演目で話を完璧に理解するにはちょっと難しかったが、寛治さんの三味線は相変わらずぐぐっと聴かせる。激しくひく場面でも、相変わらず細くてしなやかで軽やかな指使いに引き付けられる。聞けば、寛治の会はもうこれまで既に関西で5回、関東で5回ずつ交互に開催されているそうだ。私は去年の関西を含めて、今年でまだ3回目。文楽公演に通ううち、寛治さんの三味線をいいなあと思うようになって、年に一度のこの会を聴きに来ている。一昨年は急な仕事が入ってチケットを友人に譲ったりしたこともあったけど。寛治さんの当面の目標は八十八歳まで現役、ということらしいので、私もまた来年も楽しみに聴かせてもらいたいなと思っている。

200809232303000


プログラムの表紙もほんのりピンクで華やぎ気分。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月22日 (月)

相性

 昨夜飲んだのに、今朝は比較的すっきりした目覚めだった。最近は、ワイン2、3杯で酔っている感じがしたり、次の日にカラダに残っているような気がするのに比べて、同じ3杯でも、ウイスキーはいつもそんなに酔わない気がする。ウイスキーの方が度数は強いのに。でも、ストレートで飲むワインと違って、ウイスキーはロックにしたりソーダで割ったりしているから、だろうか。あるいは、醸造酒と蒸留酒の違いだろうか。あるいは、ワインには酸化防止剤が入っていることが多いはずだから、そのせいで酔うのだろうか。はたまた、20代からずっとバーボンを飲んできていて、ワインを本格的に飲むようになったのは30代になってからだから、ウイスキーの方にカラダが慣れている、のだろうか。それとも単に、ワインよりもウイスキーと相性がいいのだろうか……いろいろ考えてみるけどわからん。以上、最近何度となく考えていること、でした。

200808181709000

この方との相性は、いいと思っているんだけど......(思っているのは私だけ?)。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月21日 (日)

また雨の日曜日

 昨日は台風一過で気持ちよく晴れたのに、今日は新たな低気圧がやってきて、また雨の日曜日。しとしと降る中、公私ともにつきあいのあるフォトグラファー、ugaさんの写真展に行ってきた。

200809220951000


これはご案内ハガキの一部。作品はすべてモノクロ・プリント。




 いつも雑誌の仕事で見ているugaちゃんの写真とはまた違って、長年しっかり撮り貯めた渾身の作品が並んでいた。それぞれ額装までこだわっていて、1点1点すべて違う額。写真と額装とトータルで作品の世界観とか、ugaちゃんの感性が伝わってくる感じで、とても見応えがあった。
 写真展の会場が渋谷だったので、激しくなった雨の中、数分歩いてGへ。1ヵ月ぶりだった。ハイボールを3杯、トム・ウェイツの『Ol'‘55』をリクエストしたりして和んで退散。日付が変わろうとしている今の時間、外は雷がビガビガに光り出して、雨はちょっと治まっているみたいだけど、雷嫌いのワラビが今夜も不安気な顔……。

200809201233000


ちょっといろいろあって、しばらくワラビの写真を撮ってなかったけど、久々に。相変わらず写真嫌いだからちょっと厳しい顔。わらびファンのnaomiさん見てくれるかな......。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月20日 (土)

ETERNAL SONGS

 ちょっとおもしろいコンサートがあるから行きませんか、と、知り合いのKさんに誘われて、行ってきた。“ETERNAL SONGS”を集めたコンサートだということで、直訳すれば「永遠の歌」。永遠に愛される歌、歌い継がれる歌、を集めたコンサート。内容は、70年代以降の、主にニューミュージック系のヒット曲を、アーティストが一人一曲ずつ披露するというもので、もっと簡単にいうと、懐かしい名曲コンサート、という感じ。
 全20組のうち主な出演アーティストと曲は、こんなラインナップ......。 石川ひとみ「まちぶせ」、五十嵐浩晃「ペガサスの朝」、大橋純子「シルエットロマンス」、欧陽菲菲「ラヴ・イズ・オーヴァー」、小坂明子「あなた」、サンプラザ中野くん(爆風スランプ)「Runner」、タケカワユキヒデ「銀河鉄道999」、田中雅之(元クリスタルキング)「大都会」、中西圭三「Choo Choo TRAIN」、藤田恵美(Le Couple)「ひだまりの詩」、ブレッド&バター「あの頃のまま」、BORO「大阪で生まれた女」、松崎しげる「愛のメモリー」、もんたよしのり「ダンシングオールナイト」、渡辺真知子「かもめが翔んだ日」……とまあ、ある年齢以上の人(さしずめR45くらいやろか?)にはもうたまらん懐かしのヒットソング集なわけでした。国際フォーラムのホールAといういちばんでかい会場にもかかわらず、客席は9割型埋まっていて、お客さんは圧倒的に50代以上って感じだったけどね。とにかく、ほとんどのアーティストが生で聞くのは初めてだったんだけど、歌自体のすばらしさはもちろん、彼らの変わらぬ声や歌のうまさには素直に感激させられました。シンガーって、すごいですね、改めて。私のイチオシはBOROでした!

200809220207000


いまだにカッコいいです、欧陽菲菲(チラシより)。

| コメント (1) | トラックバック (0)

2008年9月19日 (金)

感劇話その70 魅惑のりえちゃん、『人形の家』

 宮沢りえ主演の舞台『人形の家』を観てきた。去年、『ロープ』を観たときに宮沢りえの舞台のよさに目を醒まされた感じがしたのだが、今回も、妻ノラを演じるりえちゃんは輝いていた。これはまぎれもなく彼女を観るお芝居だ。前半、弁護士の夫の愛に守られた幸せな妻を演じるときの、きらきらした愛くるしさ。後半、夫の支配的な素顔を知り、一人の女性として生きることに目覚め、決別していくときの強さと潔さには思わず引き込まれてしまう。とにかく、美しくて可愛らしいことは疑う余地なしで、そこに強さも加わって、最強のりえちゃんである。
 夫役の堤真一は、前半は、この役は別に彼が演じなくても……って感じだったが、後半、激昂してからエンディングまでは一転、本領発揮だった。客席の真ん中に置かれて四方から見ることができる動く舞台や、衣装(とくにノラの)も素敵で、美術も衣装も担当は女性。演出家デビット・ルボーの他は女性スタッフのがんばりが光る舞台だった。

200809201318000


チラシです。またまた金子国義先生の絵が素敵。

| コメント (1) | トラックバック (0)

2008年9月18日 (木)

ウニ好きの涙

 キャプションを仕上げて午後に原稿をクライアントに送り、そのあとは何も手がつかず、ただただウダウダと、だらけた時間をむさぼった。夜、一仕事終えたお祝いにワインを開ける。といっても、夫は飲み会なので、ほんとにささやかな、自分で自分にお疲れさまの乾杯。しかし、しかーし! 昨日、夫が北海道から買ってきてくれた、利尻島産塩水生ウニという極上のごちそうが……。パックから3分の1だけ出して、白ワインとともにいただく……あ〜〜、なんというまろやさ、甘みを含んだ馥郁たる香りとうま味……(号泣)。疲れで緩んでいる涙腺が刺激される。いっておくが、私はかなりのウニ好きだ。こんなに美味しいのは7月に札幌で食べたウニ以来だ……やっぱりすごいわ北海道。原稿終わる度にこんなお祝いやってるわけじゃないけど、ま、今回はいっか!

200809211124001200809192104000


拝んじゃいます(涙)。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月17日 (水)

結局、ぎりぎり……。

 昨日で全部仕上げてデザイナーに渡そうと思っていた原稿だったが、結局今日までかかってしまった。朝からずっとやり続けた原稿Aを夕方6時過ぎに送り、その後、ピッチを上げて原稿Bを11時過ぎに送って、ひとまず一段落。結局、デザイナーさんに時間的な負担をかけてしまうことになって、申し訳なかった。反省しつつ、数日ぶりに何も考えないで寝られそうなちょっとした開放感を感じつつ、今日はこのまま爆睡します。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月14日 (日)

感劇話その69 襲名披露で華やかな9月文楽公演

 昨日、今日と文楽公演にいってきました。

200809151340001


昨日は一部。『近頃河原の達引(ちかごろかわらのたてひき)』と、『本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)』。これはパンフの表紙で『本朝……』の名シーン。



200809151346000


今日は二部。『奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)』。この婆がそりゃもう怖いんです……(写真はチラシより)。



 『近頃……』は去年、奈良の興福寺で行なわれた寛治さんの素浄瑠璃の会で、一部、聞いている。素浄瑠璃でも最後の方は情景が浮かんできてしみじみしたけど、人形が出てくるとやっぱりさらにリアルになるし、猿のかわいらしさがまた目を引く。猿回しを遣っている紋寿さんがしみじみよかった。
 『本朝……』はやはり前に二度見ているが、毎回微妙に演出が違う気がする。そのうち1回は内子座で、舞台も狭く奥行きもないので、狐の数も動きもミニマル・スタイルだったが、もう1回は京都・南座で、規模はほとんど今回と同じだと思う。南座の時のほうが、狐の動きがもっとエグザイルみたいにグルグルしていた感じがしたけど……でも、今回もじゅうぶん見応えがあってよかった。特に、今回は吉田清之助さんが五世豊松清十郎を襲名した襲名披露公演でもあったので、清十郎さんが遣う八重垣姫の左を、勘十郎さんが遣うというなんとも贅沢な布陣。主遣いを務められる人は左を遣ってもやっぱりいいもんだなあと思ってしまった。勘十郎さんが足を遣ったら、それはそれでまたすばらしい足になるんだろうなあ。
 『奥州……』は、すごい大作なんだけど、なにしろ話が入り組みすぎていて、いろんな人が別人に化けていたりと、ちょっと難しい気もした。場面場面では、わかりやすくていいところがあるんだけど。目の見えない袖萩とその娘・お君とのやりとりがこまやかで、特に、雪の中でお君が袖萩に自分の着物を脱いでかけてあげるシーンは涙を誘う。その後、袖萩の母親が垣根越しに打掛けを投げるところくらいまで、母子三代の情を描くシーンでは何度も涙が出てしまう。後半、「一つ家の段」では鬼より怖い婆が出てくる。勘十郎さんが遣っているのだが、ぞっとするほど迫力満点。それにしても、久々の襲名披露公演だったが、口上はやっぱり華やかで、なんか清々しい気分になって、いいものだ。ところで、土曜日は文楽のあとで横浜スタジアムに横浜・中日戦を観に行く、というイレギュラーなダブルヘッダーだったんだけど、かなりの熱戦で横浜が勝ち。ダントツの最下位ながら大分出身の内川も活躍して、なかなか楽しめた。しかしさすがに疲れました......。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月11日 (木)

ビタミン補給

 昨日、一昨日と一気にエライ涼しくなったと思ったら、夜になってくしゃみ連発であやうく熱出そうになった。汗かいて寝たら朝になってなんとか治ったが、もう暑くなったり寒くなったりでカラダがおっつかないス

200809111823000


今日は妹と食事。こんな日はビタミン補給で蒸し野菜。このテの蒸し野菜は3、4年前からマクロビのレストランではよくあったが、最近はそれが徐々に一般化してきているようだ。


 人参、かぼちゃ、甘くてうまかった。昨日送った金沢の原稿は、今日、午後、編集者からいろいろと確認電話がかかってきたが、その後、無事に入稿された模様。週末にかけてゲラ校正となりそうだ。
 

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月10日 (水)

また一つ終わり。

 昨日は夕方6時頃に原稿を編集者に送った後で、2日ぶりに1階の郵便ポストよりも外に出た。編集者S、ライターのYちゃんと会う約束をしていて、原稿が終わらなかったら欠席するつもりでいたが、なんとか終わったし、ひと仕事終えてのビールをキュッと飲みたかったので、1時間遅れて寄り合いに参加。疲れ顔のすっぴんに髪ボサにだったけど……ま、身内のようなものなんで。2日ぶりに外の空気を吸ったといったら、これまでに最長で何日家から出なかったか(仕事で)、という話になって、5日とか1週間とか、恐ろしい話が……引きこもり自慢しても仕方ない。
 疲れも抜け切っていないし、ここ数日は睡眠不足でもあるので、ビールの後、お酒を口に入れたらすぐに酔うかなと思っていたが、頭がハイになっていたせいか、ぬる燗2合飲んでもぜんぜん元気。しかし、正しく解散して家に帰ったとたんにグルグル回ってきてバタンキューだった。やれやれ……。一段落まではあと数日。
 今回の原稿準備をしている間、日曜日に大分トリニータは見事にナビスコ杯決勝進出を決めた。テレビ中継がなかったのでモバイル情報で試合結果を確認して大喜び。その夜、同級生3人と「決勝戦は国立(競技場に)行くぞ」と連絡取り合ったのだが、以後、日を追うごとに在東京の同級生の間で「決勝戦は国立!」ムードが高まり、いつの間にかみんな熱狂的サポーターとなって、参加人数が増えている。
 いつもは入れ替え戦スレスレのところで踏みとどまっていたトリちゃんが、今年はなんとリーグ4位にいるのですごーい! と小躍りしていたところに、ナビスコカップ決勝まで……今年は梅崎も浦和に移籍して、戦力に不安を感じていたが、予想ガイの大活躍でほんとに嬉しい。やはり、シャムスカ(監督)の力も大きいんだろうなあ……すごく楽しみになってきた。
 今夜は家ご飯の後、先月末に出したインタビュー原稿の校正紙が出てきたので、目を通してお仕事終わり。

200809100901001


夏が戻ってきたせいか、葉っぱだけになっていたブーゲンビレアが新たな花を開かせた。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 7日 (日)

そんなにうまくはいかない……。

 木曜日のインタビュー原稿は、金曜日からテープおこしにとりかかり、今日の昼前にいったん送った。昨夜から朝までやって一気に仕上げようと思ったけれど、12時過ぎたら眠くなってきたので、目覚ましに熱めのシャワーを浴びる。抹茶の緑茶割を飲んでさらにしゃきっとさせて続行したが、3時過ぎになったらサッカー日本代表のバーレーン戦が気になってきて、その頃には原稿は9割がたできていたので、たまにテレビをチラチラと。結局、日本代表が勝ち点3をあげた頃にひととおり書き上げたものの、後半部分、いまいち頭がクリアじゃなかったので推敲が必要。明るくなっていったん就寝。大して眠れなかったが、朝8時過ぎからまた読み直して整理して、結局11時に完成させて編集者にメール。
 というような半日で。その後、簡単ハムキャベツサンドをつくって食べ、昼寝をしようと試みるが、頭はほげほげしているものの、しっかり眠り込むことがいまいちできず、結局そのままうだうだして夕方に。18時過ぎに編集者から連絡で数カ所直しが入り、結局18時半過ぎに仕上げて送り、ひとまず終了した。あと火曜日までに約8ページ分の原稿、そのあと中旬までにあと1本。今日午後、時間があいたのですぐに次の原稿に取りかかろうとしてみたものの、頭が働かず、やっぱり無理だった。スーパーマンじゃないから、そんなにうまくはいかない、よねー。ちゃんと寝て明日から切り替えて再開。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 4日 (木)

焼き肉ランチ、のつもりが……。

 11時半から劇作家・野田秀樹さんのインタビュー。お芝居は何度となく観ているが、取材するのは初めてで、インタビュー前は自分でもなんだか異様にぴりぴりしていたが、実際にお会いすると予想以上にたくさんお話ししてもらって、ひと安心。超ご多忙なうえに、来年1月の舞台の本執筆の最中という気の抜けない時期にお時間を割いてもらって感謝感謝だった。取材後の雑談で、よく行くレストランKが同じだったことが判明してビックリというおまけつき。
 終わって編集AさんとカメラマンKさんとランチ。Kさん行きつけの渋谷の焼き肉屋Sへ。常連客に役者さんが多いお店で、私も十数年前に行ったことがある。マッコリのボトルに松田優作の名前も……。なつかしいやら、ふと考えたら焼き肉屋さん自体が超久しぶりだったので、なんか新鮮。入稿でヘロヘロのAさんは「精をつけたい」というのでガッツリ焼き肉か、と思ったが石焼ビビンバ。私も「精をつけたい」のでガッツリ焼き肉か、と思ったがメニューを見て結局、冷麺セット。食欲だけはしっかりあるんだけどな〜。Kさんも冷麺セットで。なんとなく肉ガッツリにいかないのは、やはりみんなアラフィーだからか……(年下のAさんをいつも自分たちと一緒の括りにしていて申し訳ないが)。でも、お店のお母さんが焼き肉を一皿おまけにつけてくれて、それはしっかりいただいたんだけどね。明日から数日原稿書きが続くので、エネルギー補給はしっかりせねば。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 2日 (火)

タメイキ……。

 巡業、もとい、移動続きの疲れがまだ全然とれない。食事の後はもちろん、移動中はすぐに眠くなるし、集中力がいまいち出なくて、なんだか頭がぼーっとしている。これは、ゲリラ豪雨の後でいきなり戻ってきた酷暑と酷湿(ものすごい湿度の意味)のせいもあると思われるが、疲労が蓄積している身体にこの気候がさらにこたえる。沖縄に住んでいる友人のG とメールでやりとりしていて、「随分行ったり来たりしてるなあ。年なんだし、そりゃあ疲れるよ。ぬるめの風呂にゆっくり浸かって、ビールをキューッが一番効くぜ。」と、お諌めを受けのだが、はい、まさにその通りで。でも反省しても既に巡業、もとい、移動は終わってしまっているので、せめて、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる日々。
 今朝はぼけぼけの頭を抱えて、混み混みの女性専用車両に揺られ、9時半に神保町の某編集部へ。編集者と一緒にレイアウト入れのための写真セレクト。昼前に終わって帰り道、銀行のATMに立ち寄る。日傘を閉じてATMの脇に置き、こんなことしたら置き忘れそうだなあ、と思いながらお金を引き落とし、いそいそと銀行を出て向かいの書店に電話注文しておいた本(今週木曜日の取材のための資料)を取りに行く。そして15分後、日傘を置き忘れてきたことに気がつき、あまりにもわかりやすい自分のバカさ加減に脱力。日傘はちゃんと銀行の窓口に預けられていた。この夏に買ったばかりの、濃い青(紺ではない)にちょっと花の刺繍が入った、私にしてはちょいラブリーな日傘。無事でよかったわ〜。でも、落ち込んだ。疲れか、加齢か、ぼーっとしていたせいだ。落ち込んでいたら夜に同級生の編集者Bから「最近タクシーの中に忘れ物をすることが多い」とメールが。やっぱ歳のせい、なのか……。

 200809022051001

つぶしたジャガイモにホウレン草、カリカリベーコン。夫と久しぶりに行った中目黒Eのご飯にほっと癒される......。

| コメント (1) | トラックバック (1)

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »