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2008年9月28日 (日)

感劇話その73 大爆笑。小米朝と花緑の二人会

 まもなく米團治を襲名する小米朝が、東京で小米朝の名前でやる最後の落語会ということで、「小米朝ファイナル」と銘打っての二人会。この二人が二人会をやっているとはちょっと前まで知らず、今回初体験だった。考えてみたら二人とも、それぞれ東西の人間国宝を父と祖父にもつというサラブレッド同士だ。
 それぞれ二席ずつ、小米朝の「親子茶屋」に続いて花緑「粗忽長屋」、中入りの後、花緑「初天神」、小米朝「青菜」というラインナップ。「親子茶屋」でお座敷遊びをする若旦那を演じる小米朝は、もう地でやってんのかなと思わせるほど、いかにも若旦那、という感じで(実際、若旦那だし)ハマっていた。花緑さんの「粗忽長屋」は初めて聞いたけれど、むちゃくちゃ楽しくてよかった。「初天神」も親子のやりとりが微笑ましい。「青菜」は上方落語でおなじみのネタらしいが、これも私にはお初。小米朝が、一席目の遊び人の若旦那と打って変わり、漫才コンビのような植木職人の夫婦と、出入り先の主人とその奥方を、巧みに語り分けいて、もう大爆笑。一仕事のあとの一杯の美味さもよく伝わってくるし……。小米朝、達者です〜。
 中入り後のトークもおもしろかった。じつはこの会場、サンシャイン劇場では、現在、ピーター主演の『罠』というお芝居が公演中で、今日も午後の公演があった後、セットの前に金屏風を立てて落語会をやっていたという、変則的スケジュールだったようなのだが、トークの際にはその金屏風をはずし、実際のお芝居のセットがあらわになったその前で二人がお喋り。セットの階段をそれぞれ役者風に降りて来るのもおかしかった。そういえば、二人とも役者としても活躍している。落語家のサラブレッド、お坊ちゃん、そして芸達者と、なかなかニクい共通点のある二人、なのであった。

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ポスターです。

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