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2008年8月31日 (日)

感劇話その68 流れる雲に目をやりつつ、薪狂言

 「横浜能」の2日目、茂山家が演じる「薪狂言」を観に行ってきた。「薪狂言」とは、夜に屋外で行なわれる狂言のこと。屋外に能舞台を作り、その周りにかがり火を灯して演じられる狂言。演じられるものがお能の場合は「薪能」となるわけだ。場所は、横浜能楽堂のすぐ裏手の掃部山公園。
 8月末の薪狂言。普段なら、まあちょっとは蒸し暑くても、浴衣姿かなんかで行ったりして、気の早い秋の虫の声なんかもちょっと聞こえてきたりして、風流ねえ……、てな感じのはずなんだけど、なにしろ今年は今の時期、毎晩ゲリラ豪雨の襲来、というリスクがあるので気分はフクザツ。昨夜、行なわれる予定だった1日目「薪能」のほうは、案の定、夕方からガンガンに降っていたので能楽堂の中で行なわれたということだが、今日は日中たまに晴れたりもしていて、開演時間(18時半)近くになっても雨は無いので、予定通り、公園のほうの席につく。
 かがり火が灯され、舞台の後方に、この公園のトレードマークである衣冠束帯姿の井伊直弼の銅像が浮かび上がる(もともとこの公園は、直弼を忍んで旧藩士たちがこの銅像を建てたことから始まっている)。予定演目は、『鳴子遣子』、『鬼ヶ宿』、『千鳥』(ちりちりや、ちりちり〜♪、です)の3曲。なかでも『鬼ヶ宿』は、直弼が作り、お抱えだった茂山千五郎家に与えた狂言の秘曲、だそうで。エピソードも十分おもしろい……のだが、なにしろ気にかかるのは空の様子で、舞台に目をやりつつも、背後の直弼の銅像と木々のシルエットの間にぽっかりあいた、空の様子が気にかかる。
 雲がどんどん動き、空が現われてほっとしたかと思うと、またすぐにぶ厚い雲が覆い尽くしてくるという始末。低く唸る雷も聞こえてきたりして、もう気が気でない。たまにぽつぽつと落ちてきたりすると、あわてて席を立つ人もいたりして、数分でおさまるとまた席に戻ってきたりと、あわただしい。情けないが、完全に雨雲に弄ばれている感じ。気の早い人は傘を差したりするのだが、傘をひろげると後ろの席の人が見えなくなる、というわけで注意され、仕方なく傘を閉じる。最後の『千鳥』では、そんな気が気でない時間が十数分続いた挙句、フィニッシュとともに雨脚も強くなって、観客一同、傘を差して一気に退散、という具合だった。ひょっとしたら最後の方、演じる千之丞さんは雨の具合を見て、少し短くしたのかも……という思いも抱いてしまうくらいに、舞台の終わりとともに雨が一気に激しくなった。結局、ザーザー降りはそのまま夜半まで続いた。いつも楽しめる茂山狂言だけど、今回は、千作さんが休演になってしまったことと、雨雲に翻弄されていまいち舞台に集中できなかったのがちょっと残念だったかな。

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パンフレットの表紙の一部です。

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2008年8月30日 (土)

ゲリラ豪雨とやら

 最近なにかと耳にしているゲリラ豪雨とやらに、ついに昨夜、遭遇した。中目黒のキコで食事中、ものすごい豪雨になって、ぜんぜんやまない。数時間経っても激しさは衰えない。傘さしても絶対にびしょぬれ、の勢いだ。キコから駅まではちょっと距離があるのでタクシーを呼んでもらって帰った。が、みんな考えることは同じのようで、道はかなりの渋滞。思わぬ時間がかかってしまった。雨は夜半過ぎに少し弱まったものの、結局、一晩中降り続けて、朝のニュースでは、うちからそんなに遠くない場所で土砂崩れがあったらしい。
 もっとひどい被害を被っている人たちも、全国各地にたくさんいる。先日、取材で行った金沢近郊の旅館も、数週間前のゲリラ豪雨で1階のフロントのカウンターの高さまで浸水したのだそうで、被害は甚大だった。たまたま今まで直接的な被害を受けていないだけで、自分たちが住んでいる地域もいつ何時、襲われるかわからない。いったいいつまでこんな天候が続くのか。さすがにちょっと不安。

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2008年8月29日 (金)

感劇話その67 いまさらですが、今年上半期の“かんげき(観劇&感激)”

 たまっていた新聞の整理に続いて、雑誌やらチラシを整理していたら、今年上半期に観たままブログにアップしそびれていたものが出てきた。考えてみたら5〜6月は小山さんの本の追い込みで、劇場には行ったものの、すぐにブログに書くような余裕もなかったんだなあ……と。かなり時間も経って、いまさらではありますが、簡単に振り返っておきます。

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文楽5月公演。演目は『鎌倉三代記』、『増補大江山』、『心中宵庚申』、『狐と笛吹き』。



 『鎌倉三代記』に出てくる女房のおらちさん、もろ肌脱いでおっぱい出して姫様に水汲みや米の研ぎかたなどを指南するところが、威勢が良くておもしろい。『心中宵庚申』は、姑の意地悪さと、お千代と半兵衛の哀れさが胸に迫ってきて、しみじみ涙を誘う。近松の最後の世話物だそうで、さすがという感じ。

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源平北越流誌『わが魂は輝く水なり』。野村萬斎と尾上菊之助が戦国武将の父子約で共演。清水邦夫作、蜷川幸雄演出。


 萬斎さんの老いた武将ぶりが見物だった。萬斎、菊之助の2人のシーンは落ち着くけど、他のシーンでは1本調子な印象を受けることが多かったのがちょっと残念な気が。


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6月に行った、よこはま「万作・萬斎の会」。演目は『魚説法』、『箕被(みかずき)』、『千鳥』。




 まだ説法をマスターしていない新米の僧が、お布施に目がくらみ、知っている魚の名前をやたらと織り込んで説法らしく聞かせようとする『魚説法』。新米の僧を萬斎さんの息子、裕基くんが演じていた。裕基くんはまた背が伸びたようだった。千鳥で太郎冠者役の萬斎さんが発した「ちりちりや、ちりちり〜」のフレーズが、しばし耳について離れなかった。万作さんは『箕被』の夫役はもちろんだが、芸話がまた魅力。今回は狂言面の話で、あっという間に終わってしまい、もっともっと聞いていたい気分だった。
 それにしても、月日の経つのは早いなー。もうすぐ9月。また文楽公演の月です。次は早めにアップするようにします。

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2008年8月28日 (木)

切り替えはタイヘン……。

 昨日から月末締め切りの原稿書きを再開。でも、さすがに昨日は頭が働かず、けっこう1日近くぼーっとしていた。夕方から別の取材も1本あったが、話を聞いている間も眠くなる始末。とても原稿に集中できる頭にならなかった。お酒を飲んでいるわけでもないのに。身体の疲れが脳神経にも来ているような感じだった。結局、夜も早めに爆睡し、今日は朝からフル回転。ようやっと頭が原稿仕様になってきて、雑だった原稿を整理、推敲し、夕方に編集者にメール。いま、10時過ぎなんだけど今夜ももう眠たい。やはり今月は移動が多すぎたなあ。移動した距離だけしっかり疲れたんだなあ。反省。来月からは仕事を受ける際も、自分の身体のことをもすこし考えよう……。
 出張先でも、夜、ホテルに戻ったら少しは原稿書けるかなと思っていたけど、とんでもなかった。疲れもあってか、やはり頭が“そこ”にいかないのだ。奇しくも、今日仕上げた原稿は、超クリエイティブなお仕事をしているある男性のインタビュー記事だったんだけど、このような人はすごく頭の切り替えが早くて、かつそこに向かう集中力がものすごく強い、のだ。だからこそ人の何倍もの仕事をこなせるんだろうなあと、つくづく思いながらキーボードパチパチしていたんだけど……私なんかは、とてもとてもそんなことはできないし、切り替えもヘタ。とにかく、自分のペースでコツコツ、やれるだけのことをこなしていくのみ。

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今日のワラビ。原稿書きの最中に邪魔しにきた。最近、忙しかったから不機嫌なのか、目つきがキビシイ......。

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2008年8月26日 (火)

晩夏の日本海

 昨日、今日と再び北陸を取材。昨日も朝5時に家を出て羽田へ。疲労も蓄積してきた感じだったが、夜、久しぶりにホテルで湯船にのんびり浸かったら今朝はだいぶ身体がラクだった。やはり日々のメンテナンスは大事だなぁ。
 北陸も東京同様、先週と比べてかなり涼しくなっていた。ほんの数日経っているだけなのに……。昨日は海のそばの片山津温泉あたりで取材。移動の合間にちょっと日本海に出てみた。

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汐の香りが強くて、なんだかなつかしい和みの景色。





 田んぼの稲の穂も2〜3日の間に緑から黄味を帯びている。セミもまだ元気に鳴いているが、赤とんぼも飛んでいる。そういえば、内子ではまだ30度と猛暑だったけど、赤とんぼは飛んでいたなあ。季節は少しずつ、着実に秋に向かっているようだ。今回のカメラマンTさん(先週のTさんとはまた別人)は、かなりの晴れ男のようで、天気予報は雨だったが、行く先々で撮影のときには必ず雨雲が離れて空が明るくなった。かなりの神通力とお見受けした。仕事も終わり、羽田に着くと東京はまた雨だった。雷雲はなかったけどね。これで8月の移動生活もついに終わり。たまった原稿書きが待っている......。

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昨夜行った金沢のお寿司屋さんで、万十貝の焼きもの。はまぐりのような感じで、でも食感はもっとしゃきしゃきしていて美味。別名白貝とも呼ばれ、石川県産は特においしいとか。

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2008年8月24日 (日)

今年も内子座

 昨日、内子座(愛媛・内子町)に文楽を観にいき、今日の昼過ぎに戻ってきた。やはり内子座に行かないと夏が終わらない、というか、もう年中行事に組み込まれているような感じかも。

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(左)今年もお約束のホームでじゃこ天。(右)内子座の近くの和蝋燭屋さん。




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(左)パンフ(右)変わらぬ内子座のたたずまい。今回は公演中に雨が降り出して帰りは涼しくなった。



 今年の演目は、『卅三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)』と、『碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)』。どちらも初めてだった。『碁太平記……』のほうは、奥州白坂出身の娘が話す言葉が奥州訛り(今でいう東北弁)で、義太夫で初めて聞く東北弁が新鮮だった。『卅三間堂...... 』は、息子のみどり丸の、あどけなくも頼もしい姿が見ていて心地よかったなあ。
 内子座のチケット売り出しは春なので、内子座に行くことが決まった時点では、まだ8月の他の予定はぜんぜんわかっていないわけで、その後にいろんな予定が決まってくるわけなんだけど、今年は公私ともにいろいろと入って、結果的にいつもよりずっと忙しい夏になってしまった。週代わりで各地を転々と。しかもすべて交通手段が飛行機で、そのクライマックスが先々週末から来週火曜日までの約10日間。はあ、CA並みです……でもすべて自己責任。ただ、さすがに歳のことを考えると、あとでガクッと来ないかとちょっと心配。来月は移動は入れないようにしようと思う今日この頃なのでした。

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2008年8月23日 (土)

昨日いった草間彌生さんの個展

昨日いった草間彌生さんの個展

 なんとまた最終日駆け込みだった。観る側の姿勢として、やはりこれはいかんと反省。これからはなるべく初日に近い時期に行こうと心に誓った。なるべく早い時期に・・・。開催期間をみて、「あ、まだまだ数日あるから大丈夫・・・」と思っちゃうのがいけないのだ。作品のほうは、白いキャンバスにマーカーペンのみでびっしりと緻密に描かれた草間さんならではの世界が壁を埋め尽くして、すご〜くおもしろかった。今回のラインナップは草間さんご自身がぜったいに手元に置いておきたい作品とのこと。写真は案内状で、この作品ももちろんありました。

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2008年8月21日 (木)

雨雲のご機嫌

 今日は金沢市の近くで取材。昨日以上に雨が降ったりやんだりで、しかも降るときはわりと強い雨なので屋外の撮影が予定通りにはいかず、屋内の撮影中に小やみになった数分間にあわてて外へ出て撮影するなど、ちょっとバタバタしてしまった。ランチの時間がとれないままフル回転で仕事をこなして帰りの便に間に合うように空港へ行き、そこで遅い昼食。カメラマンのTさんと二人、空港内のレストランで、お腹激減りだったので「日本海丼」と揚げ餃子をオーダー。思わずビールも飲みたかったが、Tさんが羽田から運転だというので私も我慢。日本海の幸がのった丼にカニ酢と煮物、味噌汁がついた定食と、揚げ餃子、食べ過ぎかなと思ったけどきれいにたいらげ、さらにデザートとコーヒーまで。
 5時半に小松空港を飛び立ち、予定通りなら6時半には羽田に着陸、だったが、羽田上空に強い雷雲があるので大島上空ですべての飛行機が旋回待機、とのアナウンスで、40〜50分も空をグルグル。たしかに窓の向こうでは雲がビガビガに光っていた。結局、無事に着陸したのは7時半。さすがに揺れて、ちょっとドキドキしたが、地上では局地的に激しい雷雨だったようで。ということで、雨雲にいろいろと翻弄された1日だった。取材であってもお天気にはかなわないのでこればっかりはどうしようもないわけで、今回は雨雲のご機嫌が悪かったということですが……あとで聞いて知ったのだが、今回同行したカメラマンTさんは前回、水沢で岩手大地震にも遭ったとのことで……災害カメラマンだったのかしら……なーんてね(もちろん冗談です)。
 たまプラーザから乗ったタクシーのラジオでオリンピックのソフトボール決勝戦を聞きながら帰宅。帰り着いてテレビを付けたら金メダルが決まっていて、ニュースを見ながら感涙。

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(左)これが「日本海丼」(右)小松空港では夏晴れだったのに......。

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2008年8月20日 (水)

竹林@北陸

 朝5時に家を出て羽田へ。小松空港に降り立ったのが8時半頃。今日明日は北陸某所で取材です。今回は比較的ゆったりしたスケジュールだと思っていたら、、昼間は雨が降ったりやんだりの合間をぬっての撮影で、結局なんだかんだ日没近くまで忙しく働きました。カメラマンがシャッターを切る脇で後ろの竹林をパチリ。清々しい美しさだった(でもいっぱい蚊に刺されたけど……)。

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2008年8月18日 (月)

週末のホテルで

 今回の帰省のメインイベントは、高校の同期生の一斉同窓会。某ホテルにて、百人くらい参加したようで、こんな大規模な同窓会は5〜6年前に一度開催されて以来(たしか)2回目、らしい。私は今回が初参加。なにしろ、お盆の時期に帰省するのもめったにないことで(たいていずらして帰っているので)、東京にいてちょくちょく会っている人を除いてほとんど30年ぶりに顔を合わせる人ばかりだし、さらにさかのぼって小学生のとき以来初めて会話した人もいたりと、いやはや、なつかしさ全開でした。
 不思議なもので、確実に歳月は流れていて、それぞれの時間を過ごしているのに、ひとたび顔を合わせると一気にその時間がどこかにすっ飛んで、30年もご無沙汰だった気が全然しないところが同級生のいいところだなーと、改めて嬉しくなった。それにほとんどみんな、見た目も変わっていなかったからすぐにわかったし(まじで)。あっという間に一次会、二次会と流れて、二次会が終わったら時計は12時でびっくり。ちょっとコーフンの夜でした。みんなまた会う日まで元気でね〜。

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3年生のときのクラスメートと。

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週末の居酒屋で

週末の居酒屋で

 週末は大分の実家に帰っていました。今月は週代わりで移動が続く。今週からはさらにピンボールのように東へ西へと動きます。これはある居酒屋の壁でみつけたホーローの看板。この水原弘と、そして由美かおるの殺虫剤の看板、子供の頃に父の田舎でよく見かけたなあ・・・。

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2008年8月14日 (木)

アートとお金のフシギを考える。

 今月初めに、ギャラリスト・小山登美夫さんの最新本が発行された。タイトルは『その絵、いくら?』。いまや世界的なアーティストとなった奈良美智、村上隆らをいち早く世界に紹介した小山さんが、アートとお金の関係を語っている。今回、原稿構成を担当させていただいた。今年初めから何度となく清澄白河のギャラリーや小山さんのご自宅を訪ねてインタビューを重ね、原稿をまとめ上げたのが6月。この時期はほとんど死んでましたが(編集者Aさんにもいろいろご迷惑をおかけしてしまった)……出来上がってみると、もう遥か遠い昔のことのような。
 個人的にもともとアートや美術館巡りは好きだったが、コンテンポラリー・アートにはあんまり詳しくなかった。しかし、今回の仕事で小山さんからいろんなお話を聞きながらたくさんのことを勉強させていただき、この取材を続けている間に、平行してアートのオークションの取材記事を書いたりもしていたので、春先まではけっこうアートな日々で、コンテンポラリーに対する興味もぐぐんとアップ。おかげで行きたい展覧会が増えてしまって、嬉しい悩みのような……。とにかく、私にとってはいろんな意味で、今年前半のいちばん力の入ったお仕事の一つ。
 アートをお金で語ることは、とかくタブー視されがちで、特にコンテンポラリーに関しては「なんであんな絵がこんなに高いの?!」と、不思議に思う人も多いようだが、小山さんのわかりやすいお話で、アートの値段のカラクリや、”な〜るほど!”というようなアートの見方が解説されている。書店の美術コーナーに並んでいるので、読んでいただければ幸いです。

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『その絵、いくら?』 小山登美夫著(講談社セオリーブックス)

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2008年8月13日 (水)

浅草の夜は熱かった。

 秋田から義弟の家族とそのお友達家族が東京観光に来ている。昨夜、秋田を車で出発し、渋滞の下り車線を尻目にスイスイ運転で、約7時間半で浦安に到着したという。今日は姪っ子たちを連れてディズニーランド観光。お父さんたちは昨夜から不眠不休でこの酷暑の中をがんばった。夕方早めにホテルに入り、夜は浅草の下町風の居酒屋で飲みたいということで、私も仕事を終えて一足先に神保町から浅草へ移動、お店の席を陣取っておくことに。
 6時半というのにお目当ての店「鈴芳」はすでに9割がたいっぱいで、仕方なく路地に面した外側のテーブルに座る。暑さを心配したが、日が落ちてきて風が出てきたのでなんとかしのげた。結果、エネルギーがぜんぜん尽きない子供たちがすぐ脇の路地を走り回って遊ぶこともできたので、よかったみたい。かたや、お父さんお母さんはキンキンの生ビールと生ホッピーに唸りながら、アルコールが回ってくると早くもお疲れのご様子。そりゃ、不眠不休だものね〜、ご苦労様です。
 それにしても、数日前に秋田で遊んだばかりの姪っ子は相変わらず超元気。1つ下のお友達と二人、お店のお兄さんの似顔絵を描いて愛嬌をふりまくるわ、すぐ近くのテーブルの男の子とすぐに友達になって路地で跳ねまくるわ、おそるべしの社交性とテンションの高さである。明日は予定を変更して、ディズニー・シーに行くという。既に何回か行っているのに……なんといってもディズニー、何度行っても楽しいんだよね。それにつけてもお父さんたち、本当にお疲れさまだ。お友達のパパは30代だが、うちの義弟は私の一つ下だから、チーム・アラフィー。なのにホントによくがんばっている。自分と夫だったら体力的に絶対無理だろうなあと思ったり。きっと秋田に帰ったらドーーンと疲れが出るんだろうなあ。子供たちの熱い夏はまだまだ続くのだ。

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コワいもの知らず(うちの姪っ子は右側です)。

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2008年8月12日 (火)

熱烈観戦

 家で作業の日。企画書を作ったり、月末の取材の計画書を作ったりと、1日キーボードをパチパチしながらオリンピックをチラチラ。体操男子の妙技にみとれつつ、柔道、サッカー、ソフトボールと、今日は女子の活躍が目立っていたなあ。大和なでしこ元気なり。日曜日の内柴、月曜日の北島、そして今日も、アスリートたちの活躍に熱狂しながら、こちらまでエネルギーをもらっている感じの毎日。
 なでしこジャパンの澤穂希選手にインタビューしたのは3年前。あのときに北京のことを聞くと、次はぜひメダルをとりたいけれど、それよりもまだまだ目の前の1試合、1試合を大切に積み重ねていきたい……、と話してくれた。たしか2月の、みぞれの中での練習試合を撮影しながら、カメラマンとピッチの脇で傘を差しつつ、脚が凍り付きそうになったことを思い出す。あのときは、まだまだ先にあった北京の舞台がいま目の前にあって、ちゃんとまた代表選手になって、1戦目のニュージーランド戦からついに見事なシュートを決めて(彼女はあれがオリンピック初得点だった)、今日もまたゴールを決めたりと、大活躍している澤選手を見ていると、勝手にこっちまで嬉しくなってくる。そして、オリンピックに出続ける選手たちの想像を絶する技術力と努力と苦労と時間に想いを馳せるたびに、なんとものすごいことなんだろうかと圧倒されている。

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2008年8月11日 (月)

イタチごっこ?

 列島がお盆休みに入ったせいか、東京は電車の中がけっこうすいていて嬉しい。昼は久々に友達のみっちゃんとランチ。みっちゃんが未経験のマダムキコに行くことにした。夜はいつもお世話になっているが、ランチは私もかなり久しぶりだった。昼からのんびりランチというのも、久しぶりだったし〜。

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アミューズは、おひさまコーンのブランマンジェ・バニラ風味。デザートみたいなやさしい甘さが食欲を刺激。最近はコーンもいろんな品種がありますね。


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まながつおのグリル。野菜もたっぷり。タンドリーチキンのような風味のスパイスが効いている。



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先日もいただいた、桃とクリーズチーズのデザートにバジルのシャーベット。



 お昼からシアワセに口福・満腹になり、渋谷で買い物をして帰宅。今日も今日とて、外を歩くとすごい汗をかいている。今日はとくにすごかったかもしれない。ランチにうまい生ビールを飲んだせいやろか? 水分補給を怠ると去年のように腎臓結石が出てしまうので、今年は水やスポーツ飲料を携帯して念入りに水分補給しているのだが、大量に水分を出して、たっぷり補給、そしてまた大量に出して、また補給、の繰り返し。え、これでいいのか? ひょっとしてイタチごっこ? と思ったりもしてしまうのだが。そうはいってもしっかりこまめに補給していないといけないんだろうなあと思いつつ。今年は救急車に乗りたくないし。 

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2008年8月10日 (日)

盛夏@秋田2008

 義父の三回忌の法事で、週末は秋田で過ごしてきました。東北といっても日中は連日30度近い暑さだから、暑い! でもさすがに山や緑が多いので、東京のような空気のこもった息詰るような暑さは、ない。そして、朝夕には涼しい風が通るのでほっとする。夫に聞けば子供の頃よりも確実に夏は暑くなっているそうだが、それでもなんだか、昔ながらの日本の夏の正しい暑さがあるような気がした。
 今日は夕方の飛行機の便までの間に、男鹿までドライブ。

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男鹿といえば、なまはげ。今はこんな大きい像が迎えてくれる。




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八郎潟を埋め立ててできた大潟村や鳥海山など、360度のパノラマが楽しめる緑の山、寒風山からの眺め。




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寒風山の展望台の展示ホールでなまはげの歴史なんかを見ることもできる。この人形の、障子の隙間から怖々のぞく子供の表情がオモシロイ。ちょっと小さいけど、クリックしてみてください。わかるかな〜。



 見晴らしの良さ、美しさはもちろんだが、とにかく肉眼で見る大潟村の大きさに圧倒された。つまり、かつて琵琶湖に続く日本で二番目に大きい湖だった八郎潟の大きさと、それを埋め立てて大潟村を作ったというその干拓事業の壮大さ……。八郎潟の昔の写真などもあわせて見ているうちに、いろんなことを考えさせられた。戦後の食糧不足を解消するために国策として造成された農地。干拓のために仕事を変えていった漁師たち。入植してきた農家に、その後、突きつけられた減反政策。自給率40%前後という日本の現状を考えるにつけ、日本政府の政策って、なんだかなー……と、フクザツな気分に。とまあ、こうして真夏の緑の秋田を飛びたち、戻ってきたというわけでした。

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2008年8月 6日 (水)

ハシゴならず

 夜7時から人形町で撮影があったので、その前までに用事を終えられるように計画して家を出た。
 まずは清澄白河の小山登美夫ギャラリーに、桑久保徹さんの個展を観に。

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桑久保さんの絵は、細かい丹念な塗り込みがおもしろい印象を与える。ゴッホの影響を強く受けているとのことだが、色も私の好きなタイプ。これはビーチを描いた作品。



 そこから丸の内へ移動して、丸善にて「アルプスの少女ハイジの世界」展で原画と版画を観る……はずだったのだが、6時前に着いたときには既に終了していた……。最終日だったので、いつもより早く終了していたのだった(涙)。連日へこたれそうな猛暑なので、出かける用事をなるべく夕方に集中させようと思ったわけだが、それがいけなかったみたいで(涙)。残念だった。不二夫ちゃんのキャラクターが小学校時代のココロの友なら、ハイジは中学校時代のココロの友。
 書店で適当に時間を潰して7時に間に合うように人形町へ。撮影は無事に終了。その後、表参道で仕事仲間とエスニックご飯。酷暑が続くので、発砲系の飲み物と、スパイシーなご飯がひときわうまい。しかし、たくさん汗かいた日だった。

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2008年8月 4日 (月)

キケン信号......。

 女性専用列車に揺られて10時に大手町へ。夏休みで女子学生とかがいないせいか、いつもよりは好いている感じだった。今日も今日とて、あっぱっぱーな格好(意味わかります?)では行けない仕事なので、朝から駅まで行くだけで汗だく。さらに打ち合わせ終わって12時過ぎに大手町の外に出たときの、あのバターのようにまとわりつく空気の不快さ。この暑さは、勤労意欲を根こそぎにするやばい暑さだと思った。34〜5度あったとか……まじでやばいです。今月、もつかしら。早くもキケン信号。
 暑さで家を出るときについカーディガンを持って出るのを忘れたら、打ち合わせ中、会議室のエアコンが効いていて1時間以上経つと腕がじんじん痛くなってきてしまった。やっぱり上着は必携だ。今日おうかがいした会社は8日〜18日まで夏休みだそうで。大手はそれくらいが多いのかしら。私は、まとまった休みはまた秋かなあ……なんか、暑さで文章もダレ気味ですみません。夜はキコで暑気払い。冷えたシャンパン、生ビールみたいにぐび飲みしてこれまたキケン信号。

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スタミナつけなきゃと久々にお肉。タタキ(あっさり!)と野菜とジュレ、おいしー。デザートはバジルのシャーベットとモモ(の不思議ちゃん)。サワヤカで超美味(赤っぽくなってスミマセン)。

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2008年8月 3日 (日)

不二夫ちゃんは永遠なのだ。

 昨夜、居酒屋にいる時間に一緒にいた友達が携帯のニュースサイトをチェックして赤塚不二夫が亡くなったことを知った。すぐに仕事中の夫にメール。夫もショックを受けていた。うちでは「不二夫ちゃん」、と日頃勝手に呼ばせてもらっていた。長く闘病を続けていたことは周知のことだったが、「ついに……」という気持ちと、説明の付かないぐらぐらした気持ちと、いろんなものが混ざって複雑な気分になった。
「おそ松くん」が誕生したのは私が生まれて2年後。私にとってはアトムや星飛雄馬と同じように、おそ松くんの六つ子、ニャロメ、イヤミ、チビ太、ハタ坊、デカパン、ケムンパス、ベシ、レレレのおじさん、アッコちゃん、よっちゃん、バカボン、バカボンのパパ、ウナギイヌ……みんなアイドルだった。アイドルというか、ココロの友というか。授業中、ノートによくケムンパスとべしの絵を描いたりしていたなあ……。
 ひと月くらい前に、朝日新聞の文化欄で、手塚治虫の娘さんのるみ子さん、水木しげるの娘さんの悦子さん、そして不二夫ちゃんの娘さんのりえ子さんの座談会を読み、不二夫ちゃんが手塚るみ子さんをホテルに誘ったというエピソードに大笑いして、不二夫ちゃんは元気なんだろうか……と、思い出したりしていたのだった。たくさんの楽しい思い出をありがとうございます。これからも、不二夫ちゃんは永遠なのだ。ご冥福をお祈りします。

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今日の朝刊1面にも記事が。

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2008年8月 2日 (土)

“数えきれない”すごさ

 「暑いねー」がすっかり口癖になってしまった。今日は午後2時から田町で取材。この季節になると日頃は素足にサンダル履きだが、さすがに取材となるとそうはいかないのでストッキングや革靴などを履く……が、この暑さの中ではかなり苦痛。こんなこといったらネクタイ姿のお父さん方には申し訳ないとは思いつつ。
 取材したジャズジャーナリストの小川隆夫さんの話はとてもおもしろかった。さすがにお家の中はレコードとCDだらけ。ご自分でも把握しきれていないとおっしゃりつつ、家だけでも1万枚はあるのでは、と。床が頑丈な家じゃないとだめだろうなあ。CDもプラスチックケースをはずした状態で棚にびっしりんこ。コレクターの鉄則ですな。我が家も夫と私のを合わせるとかなりの枚数になるが、比べられるはずもない。倉庫に預けているのも含めると3〜4万枚はあるということだった。ジャズだけじゃなくて、ビートルズ、ストーンズ、日本人アーティストたちのあらゆるアルバムも満載。うちにあるのと同じフィル・スペクターのアルバムをみつけて嬉しかった。というか、ありとあらゆるアルバムがあるのは確かなんだけど。何かに凝っている人の話を聞くのはやっぱりおもしろい。
 汗でべたべたになって帰宅して、シャワーを浴びて、夕方からは知り合いに紹介された地元の居酒屋Sを初体験。生もの、焼き物、すべて仕事は丁寧で、純米酒もわりと充実。そば粉のピザなんかもあった。最近は、明るいうちから飲めるとちょっと得した気分で嬉しい。

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2008年8月 1日 (金)

舞妓屏風絵

 表参道ヒルズで京都とバリの美味しいものや素敵なモノを紹介するイベント「花ざかりKYOTO ×PARIS」というイベントが開催されている。去年、取材で知り合った京都の風呂敷屋さん「掛札」も出展するという連絡をいただいたので、昨夜は前夜祭のプレスパーティに行ってきた。
 「掛札」のモダン風呂敷はニュータイプもできて、相変わらず好調そう。デザイナー・英敬さんの弟の康之さんも春からお店のスタッフに加わって、ますます盤石な感じだった。“美味いもん”では、太秦プリン。カラメルが苦めでよかった。

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イベントのチラシと太秦プリンのロゴマーク




 パーティの目玉は金子國義画伯が墨で描く「舞妓屏風絵」。MONKBEAT featring GOTA(屋敷豪太)によるライブ演奏をバックに、金子國義画伯が舞妓さんの絵を即興で屏風に描く。金子画伯を取材したのはもう十数年も前のことになるが、相変わらずお元気そうで。あれよという間に素敵な屏風絵完成であった。

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(左)舞妓さんと登場した金子先生。舞妓さん、きれいだった〜。(右)バンドは階段の数段上で演奏。

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