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2008年8月29日 (金)

感劇話その67 いまさらですが、今年上半期の“かんげき(観劇&感激)”

 たまっていた新聞の整理に続いて、雑誌やらチラシを整理していたら、今年上半期に観たままブログにアップしそびれていたものが出てきた。考えてみたら5〜6月は小山さんの本の追い込みで、劇場には行ったものの、すぐにブログに書くような余裕もなかったんだなあ……と。かなり時間も経って、いまさらではありますが、簡単に振り返っておきます。

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文楽5月公演。演目は『鎌倉三代記』、『増補大江山』、『心中宵庚申』、『狐と笛吹き』。



 『鎌倉三代記』に出てくる女房のおらちさん、もろ肌脱いでおっぱい出して姫様に水汲みや米の研ぎかたなどを指南するところが、威勢が良くておもしろい。『心中宵庚申』は、姑の意地悪さと、お千代と半兵衛の哀れさが胸に迫ってきて、しみじみ涙を誘う。近松の最後の世話物だそうで、さすがという感じ。

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源平北越流誌『わが魂は輝く水なり』。野村萬斎と尾上菊之助が戦国武将の父子約で共演。清水邦夫作、蜷川幸雄演出。


 萬斎さんの老いた武将ぶりが見物だった。萬斎、菊之助の2人のシーンは落ち着くけど、他のシーンでは1本調子な印象を受けることが多かったのがちょっと残念な気が。


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6月に行った、よこはま「万作・萬斎の会」。演目は『魚説法』、『箕被(みかずき)』、『千鳥』。




 まだ説法をマスターしていない新米の僧が、お布施に目がくらみ、知っている魚の名前をやたらと織り込んで説法らしく聞かせようとする『魚説法』。新米の僧を萬斎さんの息子、裕基くんが演じていた。裕基くんはまた背が伸びたようだった。千鳥で太郎冠者役の萬斎さんが発した「ちりちりや、ちりちり〜」のフレーズが、しばし耳について離れなかった。万作さんは『箕被』の夫役はもちろんだが、芸話がまた魅力。今回は狂言面の話で、あっという間に終わってしまい、もっともっと聞いていたい気分だった。
 それにしても、月日の経つのは早いなー。もうすぐ9月。また文楽公演の月です。次は早めにアップするようにします。

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