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2008年5月13日 (火)

感劇話その64 Back to the ここ数ヶ月の”感劇”

 昨日、久しぶりに感劇話を書いたので、このへんで、ここ数ヶ月書かないままたまっていた感劇話を一挙アップしておくことにします。

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なんと、2月の文楽公演から書いていませんでした。時間が経ち過ぎですが、「冥途の飛脚」、「二人禿」、「ひばり山姫捨松」、「壺阪観音霊験記」、「義経千本桜」の5演目。「壺阪……」の座頭沢市と、「義経……」の源久郎狐を演じた勘十郎さんが素晴らしかった。勘十郎さんにはこのところ、観るたびにうならされてます。

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柳家花緑さんの独演会「花緑ごのみ」。ご招待いただいて、2月22日に行ってきました。江戸時代のSF作品ともいえそうな「頭山」(数年前にアカデミー賞の短編アニメ作品賞にノミネートされた作品だけど、もともとは有名な小噺。)や、左甚五郎のエピソードを噺にした「竹の水仙」など。江戸情緒たっぷりでよかった。

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3月末に横浜能楽堂で観た企画公演「狂言から生まれた人形浄るり」。素囃子「男舞」に続いて、狂言の演目「節分」と、それを原作として生まれた創作上方浄るり「隠れ笠鬼女面影(かくれがさきじょのおもかげ)」を上演するという、とてもおもしろい企画。創作浄瑠璃に出演したのは桐竹勘十郎さん。

 文楽ではいつも舟底という低い舞台の上で、舞台下駄という高い下駄をはいて人形を遣うのだが、このときは能舞台なので、当然下駄など履けるはずもなく、勘十郎さんは足袋のみ。人形遣いの姿が頭から足先まですべて見渡せるというのもまた新鮮で、なかなか見応えある舞台だった。

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立川一門の立川生志さんの真打ち昇進披露公演。出演者は立川談志、立川志の輔、春風亭昇太、立川志の吉、柳家小菊という夢のラインナップ。談志師匠は愛弟子のために、調子が悪くて声が出辛いのをおしての出演だった。生志さんは、真打ちまで20年もかかったという苦労人(?)だけあって、すでにベテランの風格で、とても達者でした。


 4月末には、友達に誘われて、パルコ劇場で『49日後...』というお芝居を。古田新太、八嶋智人、池田成志、松重豊、小田茜、の5人の舞台。ちょっとサスペンス風のお話。事前に何もチェックせず、「このメンバーならおもしろくないわけがない」という言葉に誘われて。まさしくそんな感じ。小田茜も予想ガイによかった。その数日後には、志の輔の独演会に。立川志のぽんの「子ほめ」に続き、「バールのようなもの」と、おなじみ大岡名裁きの「帯久」。そういえば、志の輔はちょうど公演が重なって、長野の聖火リレーを見学したらしく、その話もおもしろかった。

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連休明けには、桂小米朝の独演会に。ついに初体験。二乗、歌之助という二人のお弟子さんもとても達者で、小米朝の世界にすっかり魅了された。兄弟子の志雀さんに稽古をつけてもらったという「八五郎坊主」と、米朝師匠の十八番の「百年目」。番頭の陽気さが愉快だった。


 前から小米朝は一度聞いてみたかったのだが、期待以上に華があるというか、おもろい。上方落語がみんなそうなのかわかんないけど、とにかく堪能しました。また聞きたい感じ。
 以上、2月以降の“感劇話”を駆け足で振り返ってみた。仕事が立て込んでも、舞台だけはできる限り……と思って通っているんだけど、なんにも考えずに大笑いしたり、じんわり涙を出したりすることで、なんとなく心のもみほぐしをしてもらっているような気がしているから、舞台と、エンターテナーのみなさんには本当に感謝している今日この頃。今日は、立川に取材に行って来た。南武線の車窓からの景色はみずみずしい緑がたっぷりで、往復の移動は意外となごめました。

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