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2008年1月31日 (木)

back to the最近のお仕事〜亥から子へ

 年末年始にあれこれと悩んだこともあったが、仕事は続いている。年末から最近にかけてできあがった仕事を振り返る。

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某広報誌で、NY在住の日本人アーティスト、吉野美奈子さんを紹介。



 10月に取材して12月末に発行。吉野さんは日本で優秀な会社員をされていたが、あるときアートに目覚めていろいろと努力した末に単身NYへと渡り、9・11を乗り越えていまも彫刻家、画家としてマルチに活躍されている。彼女のドラマチックな人生はここではもちろん、雑誌の限られた誌面で書ききれるものではぜんぜんないんだけど、今回は修復家という彼女の一面にスポットをあてて取材した。美奈子さんはものすごく前向きでエネルギッシュで、日本の忙しさをひきずってぼろぼろに疲れた身体で取材に突入した私は、彼女からたくさんの力と癒しを与えてもらった。NY在住の日本人女性写真家、宇寿山さんにも素敵な写真をたくさん撮っていただいた。

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「セオリー」(講談社)の最新号で、脚本家で映画監督の大宮エリーさんにインタビュー。



 取材の日のことは以前このブログにも書いたが、とにかくファンだったのでご本人に会えたのがうれしくて、ややキンチョ—した。想像以上におもしろくて楽しくて、そしていい人だった。なんか、ワインか焼酎でものんびり飲みながらあーでもないこーでもないとぐたぐた話し続けていたいような、そんな人。人が好きだという彼女のキャラクターが、やっぱりその仕事に現れているんだなーと、話を聞きながら一人納得していた私。
 こうして続けて書いてみると、どちらもバリバリ活躍中の日本人女性である。大宮エリーさんもこれから映画や舞台の仕事で海外に出ていくのかもしれないし。こういうがんばっている女性たちに会うと、取材しながらもすごくいい気をもらえているようで、いい刺激を受けているなあと思う。だから疲れていてもなんかいい気持ちになれる。今年に入ってこれからしばらくは取材相手が男性ばかり続くんだけど、今度はどんな出会いになるんだろう。

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2008年1月30日 (水)

野菜、豚、そして九州の味

 今週は外食が続いている。月曜日は2月の取材の打ち合わせを兼ねて編集者Bと、中目黒の「N_1155」へ。有機野菜を使ったメニューが中心のワインバーで、グリルやベビーリーフなどをいただく。ベビーリーフをカイワレのようにスポンジで発芽させたままの状態でテーブルに出すというのはおもしろかった。バルサミコやオイルを添えてくれていたけど、何もつけずにそのままつまんで食べるのがいい。マスタードリーフなどはベビーでもしっかりぴりりと辛かった。

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左がグリルで、右がベビーリーフ。ファームon the テーブルという感じ。




 火曜日は取材の後、急きょ入ったロケハンがらみで「ローブリュー」でおいしい豚を堪能。数年ぶりだったけど、やはりここの豚さんは美味しい。

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相変わらずこんなのがどーんと出てくるけど、脂がやさしくてまいうー。



 しかしやはりヘヴィだったのか、ちょっとお腹が疲れ気味に。そして今日は某広報誌の新年会で茅場町の「じのもんや」へ。九州各県のうまいもんがいろいろとそろっているお店とのことで、やはり同じスタッフで2年程前にも行った。担当者に九州食マニアでもいるのか。またしても、佐賀県の名物という「ブラックモンブラン」なるアイスでしめる。九州名物で子供のおやつでは定番的存在、とのことだが、大分県人の私は2年前にここで食べるまでその存在すら知らなかった……似たようなチョコアイスはあったけど、それがブラックモンブランだったかすら定かではない。大分の友達はみんな知ってるのかなー、と2年前と同じことを考えながら完食。お腹がいまいち心配だったにもかかわらず1本たいらげてしまったので帰り道ヒヤヒヤだったのだが、無事に帰宅した。

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こういうものです。大分のみなさーん、知ってましたか?




 そして、外食ロードは明日まで続く。年末年始でもないのに、ちょっとヘヴィー。仕事で食べるのは仕方ないし、おいしくて楽しいんだけど、調子に乗って食べ過ぎたり飲み過ぎたりしないようにとか、体調管理に気をつけないと、などと改めて思う今日この頃なり。やっぱりそのへんは、20代の時とは違うねえ……。

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2008年1月27日 (日)

ハートウォーミング

 試写会の日に起こったちょっとした出来事。新橋の駅で改札を出る際、駅員さんのいるブースのそばから出ようとしたら、駅員さんから「お客さん、手袋落としてませんか? いま係員が事務所に持っていくところなんだけど」と、声をかけられた。え? と思って手元を見ると、左手は手袋をしたままだったが、右はパスモをポケットから取り出す際に手袋をはずして手に持っていたはず、なのにそれがない。その日は、真っ赤な手袋だった。
 「さっき赤い手袋が落ちてるのをみつけて、別の駅員がいま事務所に持っていくところですよ。お客さんがおんなじのしてるから、そうじゃないかなと思って」と、駅員さん。わーー、それ、きっと私です。あわててすぐそばの事務所の入り口にかけこむと、カウンターのところで赤い手袋をもった駅員さんが、中の係員に渡そうとしているところ。「あ、あのー」といって駆け込む私をみつけ、左手を見た駅員さんは「あ!」。かくして、忘れ物お預かり所に届けられる直前に、手袋は無事に私のところに戻ってきたというわけで。「すみません、ありがとうございました」を連発する私。改札の駅員さんにもお礼を申し上げると、「いやー、まさにおんなじ赤い手袋をしたお客さんが目の前に現れたから、そうかなと思いましてね」といってくださった。ありがたや、ありがたや。
 たかが手袋ですが、駅員さんの細やかな心遣いがうれしくて、心がほっとあたたかくなる出来事だった。赤いから目立ったということもあったんだろうけど、駅なんて、ごった返してるから手袋くらい落としても気づかれないことも多いし、あのときに駅員さんに声かけてもらわなかったら、あとで気づいたときにはどこで落としたかわからなくて、探そうにも探しようがなかったかもしれない。そんな感じで、これまでに何度手袋を片方なくしたかわからないんだけど、こんなふうにやさしく救済してもらえる手袋もあるんだなーと。ラッキーで、ちょっとしたハートウォーミングなお話、でした。

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2008年1月26日 (土)

ジェットコースター・ピンポン・ムービー

 久々に試写会に行ってきた。その名も「燃えよ! ピンポン」。オリンピックの出場経験もあるかつての天才卓球少年が、FBIからの秘密指令を受けて、殺された父親の敵討ちをするべく世界卓球デスマッチに参加するという、痛快でおバカなカンフー・アクション&卓球ムービー。何も考えずに楽しめる感じの映画なんだけど、(それぞれ、好きな人には)細部のこだわりがいろいろと楽しめる作品だった。
 まず、かつての天才卓球少年で今はすっかりメタボな主人公ランディを演じるダン・フォグラーのキャラクターがすごく魅力的。30を過ぎてもしつこくデフ・レパード(ヘビメタのバンドです)の熱狂的ファンという設定がイカす。対するヒールのトップの中国人、フェンを演じるのはクリストファー・ウォーケン。ご存知「ディア・ハンター」でアカデミー助演男優賞を受賞した個性派の名バイプレイヤーで、もうこの二人のキャラクターと卓球という設定だけでも見る前からわくわくさせられていたのだが、C.ウォーケンは期待以上の“変ちゃん”ぶり。それから紅一点のマギー・Qの鍛えられたボディがセクシーで超かっこいい。ほかにも個性的キャラの出演者ばかりで、題名からも想像できるようにブルース・リーの映画の要素もちょろちょろと組み込まれていたりして。ほんとにくだらなくて、なんか沈みがちな気分も吹っ飛ばしてくれるような楽しい映画でありました。“エルトン・ジョンの払い下げのような服を好む”というフェンの設定が超愉快。この映画の影響かどうかはわからないが、いまNYあたりではピンポンがけっこうブームだという話も。

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左から、C.ウォーケン、マギー・Q、そしてダン・フォグラー。

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2008年1月23日 (水)

目黒な日

 昨日は目黒詣での日だった。午後、アクセサリーデザイナーのSさんと待ち合わせ、ボクゥのバッグの展示会へ。今回もデザイナー伊藤さんのかわいく素敵な新作がずらりで、Sさんと二人で悩みまくった。伊藤さんのバッグを持っていると、「え、かわいいじゃんコレ。どこの、どこの!?」とがぶり寄られることがまじで多く、そのたびに、「じゃ、今度の展示会に一緒に行きますか」と、次々と新しいお客さんを紹介している私。そして、連れて行った人は必ず、どれもこれも欲しくなってなかなか選びきれずに、うーんと悩みまくるのであった。そんな感じで、ちょっとした広告担当状態の私なのだが、そうやって自分の好きなものを気に入ってくれて使ってくれる人が増えていくのは楽しいし、嬉しくもある。
 展示会の後、銀座にのりちゃんの写真展を観に行き、夜はデザイナーのYさんと会うのでまた目黒へ。Yさんにはずっと名刺のデザインをしてもらっていて、今年の年賀状デザインもお願いしたので、そのお支払いのついでに食事も。こないだ行った、ワインバーというかスペイン・バルのような「キッチンセロ」に再び。今回は白菜のサラダに感激した。茎がすごーく甘くて、小気味いいほどシャキシャキ。クリームチーズのソースをからめてあるだけのようなのだが、ちょっとおかわりしたくなるようなお味だった。人気のメニューらしい。というわけで、1日に2回も目黒に行ってしまったのである。あ、そういえばデザイナー率も高かった。アクセサリーデザイナー、バッグデザイナー、そしてグラフィックデザイナー。目黒とデザイナーの日だったわけですな。

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カリカリベーコンと、細き切りこんぶものっかっている。

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2008年1月22日 (火)

美しい職人さんの姿も必見

 写真家山口規子さんの「メイキング・オブ・ザ・ペニンシュラ東京」写真展を観に行ってきた。昨年、出版された同名の本の中からセレクトされた写真が展示されている。彼女とは、彼女が文藝春秋の社員カメラマンだった頃からのおつきあいで、一緒に海外取材にもたびたび行ったりしていて私にとっては妹みたいな存在なので、いまさら“山口さん”と書くのはなんかいまいち心地悪い感じ。なので、いつものように、のりちゃんにします。
 独立されてから持ち前のバイタリティでガンガンいろんな雑誌で活躍しまくっているのりちゃん。仕事を頼みたくてもしょっちゅう海外取材に出ていて会えないままのこともたびたび。去年の出版記念パーティのお誘いを受けたときには私の方がバタバタで、また会えなかったということもあって、この写真展の案内が来たときには、今度こそ、と思っていた。
 会場に行ったらご本人が受付にいて、1年ぶりくらいに会えた。忙しさのせいか、前よりちょっと痩せたかなと思ったが、元気な機関銃トークは変わらずで、あーのりちゃんだーと、安心した。で、この本ですが、高級ホテルのきれいな写真のみならず、メイキングなので、ホテルスタッフや、建設に携わったたくさんの職人さんの写真も出てくる。それがおもしろい。

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これは写真展にも出ていた写真だけど、こういう左官職人さんとか。




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テーブルセッティングのトレーニングの様子とか。




 ほかにも、配管工のおじさんとか、研磨する職人さんとか、金箔砂子師、和紙デザイナー、鳶職の人たちとか、現場で汗する職人さんの表情がとてもいいし、美しい。のりちゃんは「クレアトラベラー」などのきれいなホテル写真で知られていることも多いけれど、昔から、人を撮ってもらうと本当にいいなあと思うことが多いので、そんなのりちゃんの魅力というか力がよく出ているいい本ができてよかったね、と心から拍手をおくった。すっかり売れっ子になっているけど、今年はまた一緒にお仕事ができるといいなあ。しっかり著書にサインしてもらって帰ってきました。のりちゃんが書いてくれたメッセージは、“写真力で心通力!! ”。のりちゃんらしい。

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「Making of The Peninsula Tokyo」(文藝春秋刊)

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2008年1月21日 (月)

思慮が足りない……。

 午後から打ち合わせのために渋谷のセルリアンタワーへ。天気予報ではこの冬1番の寒さで雪も降る、とかいっていたので、ぶ厚いセーターに厚手のコートを着込み、昔の着膨れの子供状態で出かけていったのだが、電車に乗り込んだところで後悔が始まる。外にいる間はそれでよくても、電車とか建物の中はけっこう暖房がきいているので、ビッグセーターでは暑いのだった……でもって、多少遅れ気味になってしまったので渋谷の坂を駆け上がって行ったりしたもんだからさらに暑くて、最初の数分間は汗をふきふき。この汗をまたちゃんとふいておかないと今の時期はすぐに風邪をひいてしまうので要注意なのである。ちょっと失敗でした、と話す私に、いつも冷静で物静かな編集者A氏は、「僕は、中は薄着にしてコートをしっかりあったかめのやつにしてきました」とおっしゃる。そう、それが正解です。明日から気をつけよー。いつもの如く、思慮が足りなかったー、というお話でした。
 しかし、負け惜しみではないけど東京のビルは空調がききすぎているところがまだまだ多いような気がする。セルリアンはそうではなかったけれど、日頃からよく行く編集部や制作会社も夏はシベリアのように寒くて、冬は、え、沖縄か?! というくらい暑すぎだったりする。そういうところで多くの女子は、夏は靴下をはいてウールの膝掛けをかけてカーディガンをはおったり、冬は(暖房が効きすぎて乾燥がひどいので)自前の加湿器を持ち込んだりしている。このご時世にもかかわらず、クールビズやウォームビスなんてどこ吹く風状態である。でもやっぱり不経済だし、無駄も多いと思う。北極グマのことを考えても、その極端さをもうちょっと緩和できないのかなあと思ったりすることがある。ところで結局、今日の天気予報は外れで東京に雪はぜんぜん降らなかった。

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猫は汗をかきません。

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2008年1月20日 (日)

手紙を書く

 コリアンの翌日、編集者Sらと新年会で久々に大はじけ。その翌日は今年初の二日酔いでつまづき、そのぐったりをひきずって週末まで過ごす。反省の気持ちも込めて土日は連ちゃんで寒中ウォーキングで汗を流し復活。夫がむか〜し景品で貰ってきた万歩計を探し出してきて、(夫が装着して)初めて使ってみたのだが、約50分近くノンストップで歩いて、「何歩だと思う?」と聞くので、1万歩くらい? とこたえると「そーんなにいくはずないじゃん、3421歩でした」と。え〜、そんなもんか。当然私は夫より歩幅が狭いので、1・5倍としても、それでも5000歩ちょっとか……意外と1万歩って、2時間くらいは歩かないと到達しないものなんだなーと思ったのだった。
 それから週末、久々に手紙を2通書いた。一つはある種の業務連絡だが、もう一つは故郷にいる高校の同級生へ。昨年、手紙をもらっていたのだが、返事を出しそびれたままずるずると年を越し、年賀状に「返事をまだ出してなくてごめんね」とお詫びの言葉を書いていた始末で。で、ようやくちゃんと返事が出せたのでほっとした。手紙を書くこと自体、久しぶりだったのに加え、長年、万年筆を使うことがなかったのだが、年末に年賀状を書くのに久々にモンブランを取り出して書いてみると、自分でも驚くほどその書き心地のよさに数年ぶりに開眼した、というわけで、手紙もそれで書いてみたのだった。まあそんな具合に、なかなかに心地よいのんびりした時間が過ごせたのでありました。

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ウォーキング帰りにわらびに新しいブラシを買った。早速ブラッシングすると、気に入ってもらえたみたいです。

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2008年1月15日 (火)

お初づくしのコリアン新年会

 仕事仲間で新年会。月島の「韓灯」へ。東京でいちばん、といわれる韓国料理ということで、すごい楽しみに出かける。いつもながらセッティングをしてくれたFさんが事前にサムゲタンを予約しておいてくれて、まずこれをいただく。今年最初のサムゲタン。絶品驚嘆。

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石鍋にたっぷり入ったのを取り分けて。味がついていないのでお好みで、と塩を別に渡されるが、最初はそのままいただく。



 大きめの若鶏1羽がスプーンで骨ごとほろほろとくずれて、肉質はもっちり。塩を入れずとも鶏の味がじんわり出ていて、身体に染み入るような美味しさだった。ときどき出会うナツメや栗や高麗人参のかけらに喜んだりしながら、2杯目にはちょっと塩をふってみると、また味が引き立つ感じに。
 そのあとは、お店自慢のこだわりの肉を数種類焼く。情報によれば、店主が納得する素材がないときには入荷もなく、当然出せないメニューも出てくる、らしいのだが、タン元、カルビ、ほっぺ、ザブトン(肩ロースと前腹の間の肉で、1頭の牛からほんのちょっとしかとれないらしい)などを塩で注文。ザブトン、細かい霜降りで脂がぜんぜんしつこくなく、すごくやわらかい。ほっぺは歯応えがうまし。久々に美味しいお肉をいただいてしまった。最近、前ほどガンガンに肉を(特に牛は)食べたいとは思わなくなっているのだが、たまに美味しいのを適量食べると、やっぱりシアワセな気分になるんだなーということを改めて実感。お店のお母さんの自家製コチュジャンがこれまたびっくりで、辛すぎず、うまみがたっぷり。これだけでマッコリが飲める絶品驚嘆。こんなコチュジャン、初めていただいた。これを肉につけて食べても超おいしー。初めての感動づくしで、シアワセな夜。メンバーの結婚話も飛び出して、ハッピーづくしの夜、でもありました。

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秘伝のコチュジャン。

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2008年1月14日 (月)

感劇話その62 不思議空間で初体験の舞台。「空白に落ちた男」

 今年も3連休は多いんだろうなあ。私の周りでは、3連休になっても休み明けに提出みたいな仕事が増えて、結局1日は仕事したりしてるのが現状、という人が多くて(自分も含めて)、3連休の連発はあんまり歓迎されていない。でもまあ、子供たちは嬉しいだろうしね。それに仕事がそんなに忙しくないときだったらのんびりできるし、って、何を言いたいのかというと、今日はそういう、のんびりムードの3連休最終日だったというわけで。
 編集者Nさんからお誘いいただいて、ダンサーの首藤康之さんが出る舞台「空白に落ちた男」を観てきた。後で知ったが、なんと今日が初日だった。私はバレエ・ファンではないが、マシュー・ボーンの「白鳥の湖」で首藤さんを観たいと思ってチケットを買ったにもかかわらず、首藤さんがケガか何かでキャスティングが変わったということが過去にあったりして、首藤さんのダンスは一度はこの目で拝みたいと思っていたので、お誘いを受けたときには二つ返事でお受けし、楽しみに出かけていったのであった。
 そんな感じなので、ろくに今回の舞台の内容もチェックせずに行ったのだけれど、幕があいてびっくり。こ、コンテンポラリーなダンスというだけでなく、マイムとダンスが合体したような無声の舞台。最初は、うわ、これついていけるかなーとちょっと心配になったが、cobaが書き下ろしたという音楽にのって、椅子やテーブルや棚など生活空間のセットのアイテムを巧みに使いながらのダンスというかマイムというか、しなやかでアクロバティックなカラダの動きにどんどん目を奪われた。首藤さんのソロのパートではバレエを思わせる優美な踊りも披露されてうっとり。出演もしていた小野寺修二さんの作・演出ということで、終わってみれば、ダンスやバレエに詳しくない私でもしっかり楽しめて、おもしろかった。こういう舞台は初めてだったので、かなり新鮮な気持ち。
 会場は江東区森下にあるベニサン・ピット。染物工場を改装したという180 席の小さな空間というシチュエーションもユニークで、功を奏していたと思う。しかし、昨年の神楽坂の劇場もそうだけど、いろんなところにおもしろいスペースってあるもんだよね。個人的には梶原暁子さんというダンサーも、すごくいいなあと思いました。

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チラシです。ボケボケですみません。

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2008年1月12日 (土)

感劇話その61 1年ぶりの「歓喜の歌」。志の輔らくごin PARCO

 今年最初の感劇話は1月恒例の志の輔in パルコ。昨日行ってきた。去年のパルコで初めてきいたオリジナルの「歓喜の歌」が映画になったということで、その記念に今年は全日程「歓喜の歌」をやるというのは事前にわかっていて、他のネタは毎日変わるようなんだけど、昨日は「異議なし!」と「抜け雀」の2席だった。「歓喜の歌」がけっこう長いので、他は1席しかやらないのかな、と勝手に思っていたのだが、なんのなんのでみっちり3席。7時開演で終わってみたら10時であった。「異議なし!」も「抜け雀」も秀逸で、かなり充実した夜だった。
 マクラで地球温暖化問題にふれ、温暖化防止の国際会議に対する素朴な疑問を呈した直後の「異議なし!」では、見事にマクラとのつながりが、糸がするすると解けるようによくわかって、その構成の緻密さに思わずうなってしまう。絵描きと宿屋の主人とのやりとりがおもしろい「抜け雀」は、もともとは上方落語のネタらしいが、志の輔は武士とか学者の語りも味わい深く、この「抜け雀」に出てくる絵師の親子の語りがまたいい。噺のテーマとは関係ないけど、息子のほうの絵師が宿屋の主人に対して、彼の女房のことを「あれは女ではない。男の命を削るカンナだ……」という台詞が妙に心に突き刺さりましたです。カンナにならないようにがんばろー。って何を。
 そして1年ぶりに聞いた「歓喜の歌」。内容がわかっているにもかかわらず不覚にもまた涙。そしてやっぱり最後に本物のママさんコーラスの方々が登場して歌いだす頃には、周りには鼻をすする音があちこちで。今年も志の輔は絶好調のようで。大満足の初笑いだった。

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チラシです。

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2008年1月10日 (木)

名刺もってない……。

 昨日の夜は打ち合わせを兼ねて編集者Bと、とあるワインバーへ。マダム以下スタッフは全員女性でがんばっていた。小さな店なので、厨房で鍋をふるうシェフの女性もできた料理を自ら運んでくれたりする。そのシェフの白い腕には、比較的新しめの赤い火傷のあとや、切り傷が数カ所……。主婦はビギナーに限らず台所で作る傷がけっこう耐えないものだけど、シェフともなれば、仕事量も鍋の大きさも火の強さもぜんぜん違うわけだから、さらにであろう。赤く浮き立ついくつかの傷を見ながら、これはさしずめ名シェフの勲章なのかなあと、そのハードワークを思う。料理の味は家庭的なやさしさだった。
 たまたま偶然に、あとから来店して隣りに座ったお客さんが、編集者Bと同じ会社の編集者さんであった。初対面なので名刺を出されたのだが、私はあいにく名刺を持参していなかった。仕事のときはもちろん携行しているが、“今日は以前から知っている人との打ち合わせだけ”みたいなときには、ほとんど名刺を持ち歩かない私である。荷物は少しでも少ない方がいいし。でも、“そんなときでも、いつ誰に会うかわからないんだから、いつでも名刺は持ち歩くようにしなさい。名刺入れじゃなくてもお財布に1、2枚でも入れておけばいいじゃん”、と、まさに編集者Bからいつも言われているのであった。まさに昨日のようなケースも、その“いつ誰に会うかわからないから”のケース、というわけで。こういうことは今回に限ったことじゃない。“あー、またもってないんだ、名刺……”と、あきれるB。“すみません”と、初対面の若い女性編集者に詫びる私。いつもの構図だった。
 フリーにとって人脈はとても大切で、いつどんなことが原因で仕事につながることもあるかもしれないんだから、名刺は配っておいて損はない、というのがBの主張で、これはきっとたいていのフリーの人にとっても正論だろう。なのに横着して持ち歩かない私。“今年はちゃんと持ち歩きなさいよ”と、また諭された。でも、名刺を財布に入れるのはなんとなくいやだから、手帳に1、2枚でも常にはさんでおくようにしようかな……。

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名刺?  んなもん、持ってませんがな(何故か関西弁......)。

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2008年1月 9日 (水)

一喜一憂

 昨日の話の続きみたいになるけど、年賀状に「ブログを楽しみに読んでいますよ」みたいなことを書いてくれている人が何人かいて、こんな私の他愛のない独り言を、そんなふうに思ってくださるなんて、ほんとうにありがたいというか申し訳ないというか、嬉しいことだなあと思う。
 年末に、たまたまネットで、以前私が書いた記事に対するある読者のコメントを目にして、ものすごく落ち込んだことがあった。雑誌というのは、その字の通り、読み捨てられる媒体である。それでも自分なりに、いつも全力投球で仕事をしているつもりでいる。それでも、そんなことは読む人にとっては全然関係ないことだということも、重々承知しているつもりでいる。純粋に、できあがったものを見て、それがある人にはおもしろい記事でも、ある人にはぜんぜんつまらなかったり、ある人にはすごく魅力的に思えても、ある人には至ってなんの新鮮みもなく写る。常にそういうものであるということを、ふまえているつもりでいるし、読んだ人すべてがいいと思う記事なんて、あり得ないこともわかっている。こんなことをいうとちょっと大げさに聞こえる人もいるかもしれないが、署名で原稿を書いているということは、この記事のあらゆる責任を私が負っていますよ、という覚悟の証だとも思っている。それに対して自分の名前も明かすこともないままネットで言いたい放題を述べるコメントなど、いちいち気にすることもない、という気持ちももちろんある。でもときに、そういうコメントが心に刺さって落ち込んでしまうこともあったりするわけで……なんか人間ができてないというか、まだまだですね……。その数日前には、インタビューをして原稿を書いた取材相手の方から、「とてもいい記事を書いてくださってほんとうにありがとう」という旨の丁寧なコメントをもらったりして、すごく嬉しくて、こういうことがあったりするのもこの仕事を続けていられる理由の一つなのかなあと改めてかみしめたり、ということもあった……。どっちも現実。もちろん常に何らかの評価を気にして書いているわけではないのだけれど、そんな具合に、一喜一憂したり、浮いたり沈んだりを繰り返しながら、私はこの仕事を続けているわけである。だからってもうやめたいと思ったことはまだないし、これから先もきっと、そういうことの繰り返しなんだろうなあと思っている今日この頃、なのだ。

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2008年1月 8日 (火)

それぞれの時間

 年賀状を改めて1枚1枚見返してみて、しばらく会っていない人の近況を把握。遠くにいてもう長いこと年賀状のやりとりしかしていない学生時代の同級生の子供の写真を見るたびに月日の流れを感じている。それからまた、近くに居ても、もう何年もごぶさたしている人で、そのうち数人が葉書にメールアドレスを書いてくれていたのでメールを出してみると、相手もすぐに返信をくれて、それでまたいくつかの近況がわかったり。時間に追われている日々ではなかなか確認できないことを、この年明けのちょっと落ち着いたときにできたりしている。しばらく会わないうちに、会社勤めを辞めている人もいれば、闘病生活をしていた人もいる。自分にもいろんなことがあったように、彼らの時間の中でもそれぞれいろんなことが起こっているんだなあと、かみしめる。
 夕方、近所のデパ地下のわりとよくいく魚やさんで魚を買ったら、店のお兄ちゃんに「今年もよろしくお願いします」といわれた。そんなにしょっちゅう会話をしているわけでもないのに、なんとなく覚えていてくれたのかなあ……とか思って、びっくりするやら、ちょっと嬉しいやら。

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2008年1月 7日 (月)

始動

 4日に九州から戻り、週末をうだうだと平穏に過ごし、今朝は昨夜の鍋の残りのスープにご飯と七草を入れた七草雑炊の朝食を食べて、さてさて今日から始動。といっても、年明けでもよかった原稿を年末に出し終えているので、しばらくはゆったりモードである。ふふふ。とはいえ、こんなときでないとできないので経理のチェック作業等をちょっとだけ真面目にやる。
 でも生来が怠け者なのでそれも長くは続かず、洗濯機を回しながらごろごろしてお正月に録画しておいたテレビ番組(「プロフェッショナル」のイチロー特集など)を見たりして。イチローのある種のストイックさというか完璧主義さ加減に心の目が点になりながら(だって、7年間も家では毎朝欠かさず同じカレーを食べ続けるなんて、やはりフツーの人にはちょっとできないことだと思うし......)洗濯物干したりしているうちに夕方になり、夜はお正月に会えなかった妹と自由ヶ丘で食事。カジュアルでそこそこのイタリアンレストランを見つけてそれなりに満足。という1日であった。滑り出しとしてはまずまず平穏というか、怠けモードというか。相変わらずのこんな調子ですが、この1年もよろしくお願いしまーす。

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こちらは相変わらずの寝正月。お正月スペシャルで2カットお届けします。

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2008年1月 3日 (木)

大分駅で寝台特急「富士」に遭遇

大分駅で寝台特急「富士」に遭遇
昔はブルーの車両だけだったと思うけど、今は先頭が赤になってます。鉄ちゃんたちが周りでたくさん写真やビデオを撮っていた。あの方たちはほんとにこんなところにまでしっかりいらっしゃるんですね〜。私は向かいのホームからパチリ。

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南由布から見た由布岳

南由布から見た由布岳
昨日の写真は湯布院の街なかから、これはその約30分後に隣の南由布駅のそばから撮ったもの。ゆふいんの表記は湯布院と由布院の2種類があって、混同されがちなんだけど、住所表示では由布市湯布院町となってます。駅名は由布院。山は由布岳。

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2008年1月 2日 (水)

湯布院晴天

湯布院晴天
由布岳がくっきりです。実家で年を越し、元旦から家族で湯布院にきています。1日は吹雪でしたが、今日は午後からきれいに晴れ。青空バックの由布岳、なかなかに凛々しくて美しい。

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