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2007年12月23日 (日)

感劇話その59 国立劇場 それぞれの忠臣蔵

 今月は歌舞伎でも国立劇場に行ってきた。カメラマンKさんにお誘いいただいて。時節柄の忠臣蔵。しかし、大石内蔵助や浅野内匠頭というメインどころの人たちではなく、脇の人たちにスポットを当てた演目が3本。忠臣蔵に関わる人々の人間模様を描いている。
 中山安兵衛が堀部彌兵衛の養子となるまでを描いた「堀部彌兵衛」、赤穂浪士と華々しく戦った吉良方の侍、清水一角の討ち入り直前までの様子を描いた「清水一角」、そして、吉良邸の隣りに屋敷を構える大名・松浦鎮信の討ち入り当日を描いた「松浦の太鼓」。吉右衛門が堀部彌兵衛と松浦鎮信を好演。とくに松浦鎮信は、赤穂浪士の討ち入りを心待ちにし、仇討ち成功の報せに小躍りして喜ぶちょっとコミカルな大名を楽しく演じていた。ただ、どうしてだか、白塗りをしていかにもお殿様みたいにふぉっふぉっと笑うときの表情とか声が、心の中で何度打ち消しても江守徹に見えてきて仕方なかったんだけど……(吉右衛門さんごめんなさい)。なんだかホームドラマを観ているような、すごくわかりやすくて気楽に楽しめた3本。いつもいつも壮大なものばかりじゃなくて、こんな歌舞伎もたまにはいいなと思った。

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(チラシを分割して撮影)。中村歌昇、中村歌六さんらも2役ずつ好演。

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