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2007年11月27日 (火)

感劇話その55 マチャアキ大奮闘の「音二郎一座」

 日比谷にできたシアタークリエのこけら落とし公演、三谷幸喜作・演出の「恐れを知らぬ川上音二郎一座」を観てきた。さすが三谷さんで、相変わらずたくさん笑わせてくれる。まずとにかく、音二郎一座の役者陣が豪華。戸田恵子、浅野和之、今井朋彦、小林隆、堺雅人、阿南建治、瀬戸カトリーヌなどなど、三谷組といっていい人たちがずらりだし、映画「有頂天ホテル」でメイド役を好演した堀内敬子に至っては、流暢な青森弁でまくしたてるのがお見事(ご本人は東京出身のはず)。彼女が放った「ほんじなし!」という言葉、私は夫が秋田出身なのでたまたま知っていたので反応してウケまくってたけど、隣りのY子さんはきょとんとしていた。「ほんじなし」とは、秋田では「常識知らず」、とか「どうしょうもないやつ」みたいな感じで使われるみたいだが、津軽弁ではシンプルに「バカ!」みたいな感じらしい。というか、秋田弁にしかない言葉だと思っていたけど、となりの青森にもあるんだなーと納得した。
 似たことが大分と宮崎にもあって、大分出身の私は、大分の「よだきい(つかれた、めんどくさい、の意)」は、大分にしかない完全無欠の大分弁だとずっと思っていたのだが、東京に来て宮崎出身の人と話したら、「よだきい(大分弁と同じ意味)は宮崎弁だ!」と、その人も「よだきい」は完全無欠の宮崎弁だと思っていた、ということがあったのだ。隣り同士でつながっているから当然というか、ありがちな話ではあるんだよね、やっぱり。
 ちょっと方言の話で暴走しましたが、話をお芝居に戻すと、そういう三谷組というか、舞台出身の人たちはやっぱり発声も演技も慣れている感じで、それに比べてどうしても主演のユースケサンタマリアや常磐貴子は普通に見えてしまうのがちょっと気にはなったが、まあそれでも熱演だったと思う。瀬戸カトリーヌ、うまくてびっくり。そしてなにより熱演だったのが、おそらく一座の中でも最高齢の堺正章。八面六臂の活躍で、走ったり飛んだりと大奮闘のマチャアキ。12月末まで、二ヵ月近く毎日のようにあれをやるなんて、すごーいと思う。たぶん誰よりも元気だな、マチャアキ。

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ポスターより。

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