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2006年11月30日 (木)

霜月ラスト・デイ

 霜月最後の1日。朝、冷え込んでどんよりと曇っていたせいか、頭がなんか重くてなかなか仕事モードにならなかった。やっと昼前になって、明日が締め切りの原稿のためのテープおこしに着手。
 いまだにインタビュー取材にはテープレコーダーを使っている。インタビューなどのテープおこしでは、同じ箇所を何度も巻き戻して言葉を確認したりするので、巻き戻し機能を酷使しているうちに故障したテープレコーダーがこれまでに数台ある。取材時には資料なんかも持ち歩くので、荷物が少しでも軽いほうがいいと思って、録音機能のついたMDプレーヤーに変えたこともあったが、そうするとその細かい巻き戻しがうまくできにくいので、結局、またテープレコーダーに戻っているという現状だ。今のはかれこれ3年近く使っている。
 しかし、いまは軽くてスリムで多機能なICレコーダーもたくさん出そろっているから、いいかげんそっちに変えようかと思ったりもしているのだが、なかなか行動に移せない。文明の利器を信用しない訳ではないのだが、ICレコーダーなんかの場合、スイッチを入れただけで本当に録音されているのかどうなのかが目に見えないのが、なんか不安なのだ。万が一、なにかの不具合で1時間のインタビューがまったく録音されていなかったとしたら、原稿書けないわけで(昔、MDのときにそういうことがあった。頭が真っ白になるというのはああいうときのことをいうんだと思います)……その点、テープがゆっくりと回っているのが目で確認できる昔ながらのテープレコーダーは、まだ安心できるという……まあなんともアナログ的思考の私なのである(そういいながら、じつはテープのときにもなんかのミスで録音されていなかったことが一度ある。再生ボタンを押したときに、なーーんにも音が入ってないとわかったときのあの恐怖......かなりヘヴィな体験です)。でも、身近なところで編集者Sもつい最近ICレコーダーに代えて重宝しているようだし、そういうのを見ると、やっぱりそろそろICにするかなあと、今日も思ったりしたのでありました。
 夕方から打ち合わせで六本木へ。月末日だったせいか、銀行の自動支払機にはどこも人の列ができていた。5時過ぎにはもうとっぷりと暮れて、心なしか道行く人の歩く速度もいつにも増してちょっとスピードアップしてきているようで、年末の気ぜわしさがもう始まっているみたいな感じ。苦手な季節がやってくる。そういえば、キャピトル東急が今日でいったんクローズドになった。リニューアルオープンは2010年頃らしいが、「オリガミ」のハンバーガーはそのときまた食べられるのかなあ。

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水木しげるサンとか、住大夫さんとか、澤穂稀選手とか、ドンペリの醸造家さんとか......いろんな人の話を聞いてるレコーダーさん。長年の仕事の大切なパートナー。

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2006年11月29日 (水)

苦手なもの

 数日ぶりに晴れて、午前中に洗濯2回。経費精算の続き(月末なので)やら、請求書書きやら、銀行にお金を振込みやら入金やらで数時間。経費の精算はこまめにやっておかないと、たまると後でタイヘンなことになる。私はけっこうそのへんがまめじゃないので、気がつくと数ヶ月もしないままだったりして、担当編集者を焦らせてご迷惑をかけてしまったりすることもあるが、ここ数ヶ月は適度にアナウンスしてもらっているせいか、わりとどこもコンスタントにできている(気がする)。
 もともと経理関連の作業が苦手だ。めんどくさくて大変で。忙しい日が続くとそのへんが後回しになるので、気がつくと封も切っていないままの支払い通知書や払込書とかが、がんがんたまってしまうことも……そして、そういうずぼらな性格が招く苦難の集大成が毎年の確定申告だ。あんなの、毎月こまめにやっていればそんなに大変なこともないんだろうけどなあ、っていつも思いながら、結局、毎年提出期限ギリギリの頃に一年分をバタバタとやっている……夏休みの宿題と同じ。人間て、つくづく成長しない生き物だと思う(一緒にされたら困るという人はもちろんたくさんいると思いますが)。よし、来年こそ……と、今から思ったところであんまり意味ないか。鬼が笑うね。とはいえ、年が明けたらすぐにそういうことを考えなきゃいけない時期になるわけで……そう考えると、ほんとにもう年末なんだねえ。師走は目の前。
 弁解する訳じゃないけど、同業者には経理関係が苦手な人のほうが多いような気がする。みんな経費精算をため込んだり、確定申告は期限ギリギリだったり、間に合わない人だって……。ものを書いたり編集したりすることに対する指向と、こまめに経費計算したりすることに対する指向って、相容れない別のものなんだろうか。文系と理系の違い? ……って、単に自分の周りにずぼらな人が多いだけ? 類友(るいとも)か?

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2006年11月28日 (火)

汗だくのピアノ・マン

 目が覚めたらかなり二日酔い寸前だったが、またな〜んとか免れた。やっぱり飲み過ぎだったんだね。5人で4本は……。昨夜の参加者の一人、Yヨシくんからも「二日酔い」というメールが来ていた。まあ、仲間で会うとたいていそんな感じではありますが。Yヨシ君はたしか健康診断で血液検査とかあるとかいっていたから、ほんとは夜9時以降は飲んじゃいけなかったんだけど……だいじょうぶだっただろうか(あとからいっても遅いけど)。
 昼までに体調を整え、月末なので経費の請求書書いたりする作業をやって、3時からは東銀座で打ち合わせ会議に出席。なんとなくずっと身体が重かったのは、きっとアルコールが残っていたんだろうと思う。月曜日に飲み会というのは、やはりチャレンジャーだったかしら。なーんて、あとから反省してもね……。
 夜は、8年ぶりに来日したビリー・ジョエルのコンサートに東京ドームへ。個人的にはビリー・ジョエル初体験なので、来日が決まった7月頃からかなり楽しみにしていた。「マイ・ライフ」に始まり(←興奮してたから既に記憶がいい加減ですが……)、「Honesty」、「ストレンジャー」、「素顔のままで」、「シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン」、「イタリアンレストランで」、「ムーヴィン・アウト」、「オンリー・ザ・グッド・ダイ・ヤング」、「ビッグショット」、「ザンジバル」、「New York State Of Mind」、「アレンタウン」……もう2時間以上歌いっぱなしで、しかも知っているヒットソングばかり(25曲も歌ったらしい)。そしてアンコールはやはり「ピアノ・マン」。歌声もそんなに昔と変わらないし、ロックっぽい曲のときはピアノから離れてスタンドマイクをバトンみたいに振り回したり、投げちゃったりするくらいアクティブなのに驚いたりもして、熱のこもったとてもいいステージだった。バックのミュージシャンもかなり上手だし、充実した大人のライブだったと思う。アンコール1曲目も元気な曲で、そのままハアハア息が上がった状態で、汗もふかずにピアノに向かい、ブルースハープ(ハーモニカ?)吹きながら「ピアノ・マン」を熱唱するビリー・ジョエル。おじさんがんばってた。体型はかなり太めになって、つのだひろかジャン・レノかって感じだったけど、がんばってた。ヒット曲ばかりで2時間半も続けられるということも(アーティストとして)すごいことだし、57歳という年齢にしてあのパワーにも感動でありました。いいね、こういういいコンサートに来ると元気になれるし。

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2006年11月27日 (月)

月曜から飛ばし過ぎ?

 昨日から続く雨でなんか蒸し暑い変な日。鬼怒川温泉で取材してきた書道の特集のレイアウト出しのために必要な小見出しやらの諸原稿をまとめて編集者に送り、夕方から六本木で別誌の軽い打ち合わせ。夜は、久しぶりのサッカー好き同級生の会合でワインレストランへ。いつものようにサッカーの話やら、アイルランドの話やらタスマニアの話やら縄文人の話やら日本人の話やらなんやかやと他愛のない話をしながらワインを飲む。気がつけば5人で白1本に赤3本……飲み過ぎだったかも。まあ男性陣(男子3人、女子2人だった)のほうが割合としては多く飲んだことは間違いないけど。男子は食後にグラッパも飲んでいた。女子は別腹のデザートで。いつもながら、同級生との飲み会はなんかほっとできて楽しい。しかし週明けの月曜日から飛ばし過ぎ?
 ワインが気持ちよくなじんできた8時頃、書道特集担当の編集者から「原稿がまだ来ない」という携帯メールがきた。3時過ぎには送ったはずの原稿が、である。念のために編集部宛と担当者個人の自宅PC宛てに2通送ったのだが、編集部に届いていないとの報せ。こちらからは確かに送られていたのでその旨メールを返信した。そして数十分後、「編集部のメインPCの調子が悪くてネットワークが作動しないみたいなので自宅に帰って作業することにしました」とのメールが。最近、ネットワークの調子がおかしいという編集部がほかにもあったのでなんか気になった。いまや原稿もレイアウトもやりとりはほとんどPCだから、ネットワークの調子が悪いとかなりまずいというか困るはずである。作業がなんにもできなくなるだろうし。便利になってもそういう不便さがあったりするから裏腹だ。飲んでいてもメールで追跡されたりするのもそうだし……。

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2006年11月26日 (日)

平和な週末

 24日(金)は朝5時起きで鬼怒川温泉へ。某月刊誌の仕事で書道家の先生の取材&撮影だった。来年の春に本を出そうとしている書道家さんとは別の人のお仕事で、たまたま書道の仕事が重なることになったわけなんだけど......つまり、何気に書道はブームのようだ。都内に戻ってきたのは8時過ぎ。編集者Sと二人、自由ヶ丘の蕎麦屋さんで食事して解散した。鬼怒川も寒かったけれど、都内もかなり冷え込んでいた。
 25日(土)。久々に昼近くまで爆睡。午後になってごろごろしながら朝刊に目を通していたら、テレビ欄に「伝説の至芸・吉田玉男」の文字を発見。玉男師匠の追悼番組をやっていたことを知り、あわてて見始める。途中からだったけれど、曾根崎心中だった。見たところ数年前の、玉男さんもまだまだかなりお元気そうな頃の舞台の映像のようだった。ちょうど、「天満屋の段」の、徳兵衛がお初の白い素足にすがりついて自殺の覚悟を告げるシーンだった。そして道行(みちゆき)。この玉男さんと蓑助さんコンビの曾根崎を私は何回観たんだろうか。番組の最後に、静かに玉男さんの写真が映し出された。いつものあの、うっすらと笑みをたたえたような清々しいお顔と目が合った瞬間に、また泣けてきてしまった。もうあの徳兵衛を見ることはできないんだなあと、またしみじみしてしまった。
 夕飯は久しぶりにロルキャベツを作り、ゴボウやジャガイモ、サツマイモ、カリフラワーなどと一緒にポトフのようなものにしてみた。

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巻いたところ。





 26日(日)。午後から新横浜に、大分トリニータ対横浜マリノス戦を観に行く(サッカー観戦も久しぶり〜)。トリニータは今年は現在7位と、J1昇格以来最高位をキープしているのでもっと早くその活躍ぶりをじかに見たかったのだけれど、なんだかんだで都内近郊での試合観戦を逃し、この時期になってやっと実現。マリノスも今年は調子が悪いせいか、ホームでの最終戦だというのにスタジアムはガラガラだった。しかしトリニータはディフェンダーのクリアミスのような渋い1点を獲得し、アウェーで見事に勝利して現状維持。マリノスには中澤、久保と、好きな選手がいるのだが、今日はしっかりアウェーの席で大分を応援(中澤は出てないし、久保は後半途中から出てきただけだったし)。大分の梅崎が予想以上にがっしりした体型なのに感激して、またちょっと好きになった。
 夕飯は鰆の柚子胡椒焼きと、おひたし(小松菜、あしたば、スナップエンドウ、四角豆)とホタテなど。無性に青菜のおひたしが食べたかったので、グリーンを複数入れて山盛りに作った。あしたばの苦みと歯応えの強い存在感が爽快な一皿になった。てな感じで、久々に平和な土日だったかも。

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試合後、サポーター席にあいさつにいくトリニータのメンバーたち。っつーか遠くてわかんないし、まじでがらがらだし。

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2006年11月22日 (水)

ハッスルと、発声……。

 最近、マックの作業中はインターネットのラジオで70年代ヒットチャンネルを聴いていることが多いのだが、今朝、アクセスして第一曲目はヴァン・マッコイの「ハッスル」。いきなりハッパをかけられた気がしてしばらくいい気分で仕事した。それにしても久しぶりったい……と、口調がいきなり福岡弁。昨日見た「東京タワー」の影響ばい。福岡弁といっても博多弁とは厳密には違うらしい。リリー・フランキーの故郷は筑豊の田舎町ということだから、博多弁というより福岡弁なんだろうけど。そのへんはうちの妹夫婦(義弟は福岡市出身で、妹は大学時代から福岡にいたので)のほうがずっと詳しいのでこれ以上は書かないことにする。しかし、大泉洋はけっこうちゃんと福岡弁を話していたと思うんだけど、地元福岡の人にしてみたらそうでもないという感想になるのだろうか。それにしても、福岡弁は大分弁に比べて印象も強く個性的な気がして、妹夫婦が福岡弁で話しているのを聞いていると、いつのまにか自分も「….したと?」とかいってしまいそうになるから不思議なのだ。
 ついでに「東京タワー」話で続けるが、驚いたのは少年役の神木隆之介君の声変わりであった。子役というのは小さい頃からテレビで活躍しているから、そのかわいい声がずっと印象的だったりするんだけど、そういう子が少年になって、顔はまだかわいいのにちょっと野太い声になったりするのを聞くと一瞬、ぎょえっと思ってしまう。もちろん子役たちのせいでもなんでもないんだけど。あまりにも小さいときから有名になっていると、そういう時期を経ていかなければならないからタイヘンだなあと思ってしまった。最近、「Dr.コトー診療所」のタケヒロ君も数年ぶりに出たらそうだったから、つくづくそんなことを考える今日この頃。
 女だからわからないけど、声変わりって、男性にとっては大変なコトなんだろうか。うちの夫も「小さいときは天使の歌声といわれるくらいのボーイソプラノだった」とよく自慢しているから聞いてみたが、「うーん、徐々に変わっていったと思うからそんなに衝撃的でもショックでもなかったんじゃないかなあ」と、ほとんど覚えていないというあてにならん答えが返ってきた。そんな感じだから、女子が初潮を迎えるほど衝撃的なことではないのかもしれないな。なーんて、すごく当てにならない調査&分析(なにしろ調査対象はたった一人)。
 夕方6時半から表参道で24日の取材の打ち合わせ。担当編集者Sがいつものごとく「渋滞に巻き込まれた」といって遅れそうだという連絡がきたので、カメラマンさんと二人、ワイン1杯飲みながら待つことにした。お互いに仕事はその打ち合わせで終わりだったし、外はもう暗いし。ところが、意外とその1杯が効いてしまって帰りの電車でも油断すると寝そうになる始末。疲れがたまっているのかなあ......。

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2006年11月21日 (火)

ヌーボーと、東京タワー

 朝起きて、うわ〜二日酔いか? とあせったがなんとか免れた。というのも月曜夜は久しぶりにワインを二人で1本、+1杯+最初にシャンパン1杯と、規定量すれすれくらい飲んだので。日曜から月曜にかけて原稿も上がったし、仕事がちょっと一区切り着いたということもあって、区切りのご飯に。マダムキコで久々にヨースケさんのスペシャリテ「野菜のコンポテ」をいただき(ほんとは1階のメニューなんだけど、キコさんのご好意で♡)、やっぱりおいしいわ〜♪と、解放感とともに幸せな気分に。発泡系を1杯飲んだところで、「ヌーボー飲みますか?」と聞かれ、ああ今年もその時期なのかと納得。去年もヌーボー解禁の時期にキコで友達と飲んだことを思い出した。今年はかわいいエチケットのボトルを1杯。

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大好きな「野菜のコンポテ」



 で、昼までに週末に録画しておいたテレビドラマ「東京タワー」を見る。原作にはとても感動したし、なにより久世さんのファンなので、久世さんが亡くなられた後もカノックスの人たちが作るということでかなり楽しみにしていた。大泉洋と田中裕子というキャスティングもいいなと思っていた。しかし、やはり期待がすごく大きすぎたせいか、原作のような感動はやってこなかったというのが正直な気持ち。
 でも、よくできていたと思う。田中裕子も蟹江敬三もよかった。大泉洋の情けない男ぶりも。でも、うーん……原作を読んでなくてドラマだけを見た人にはとてもよかったのかもしれないね。本を読んでいると、ああこれで、この親子の、この夫婦の関係が本当に伝わっているんだろうかとかつい思って見てしまったし。やはり2時間という限られた時間で表現し尽くせない世界なんだなあと納得。それから、これは仕方がないことなんだろうけど、例のあぶらたにさんの事件のために、大人になったバカボン君が出るところを再撮したということらしいけれど、なんだか合成している部分の映像の収まりが悪かったように見えて、気になってしまった。たぶん、全員一緒に再撮なんてあり得ないだろうと思うので、部分的に撮影して、オリジナルと合わせたんじゃないかなあと思ったんだけど、意識しすぎか? 素人なのでぜんぜん的外れなこといってたらすみません。でも、樹木希林や小林薫など、久世ドラマの常連と呼べる人たちがちらっと出てきていたりしたのはファンには嬉しかったと思う。竹中直人は謎。

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これは春先に撮ったものだけど。

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2006年11月20日 (月)

冷たい雨

 土曜日もほぼ1日家から出ないで原稿の続き。日曜日は午後イチから芝で撮影(室内)。朝からすごく冷たい雨が降っていて、風もけっこう強くて、外はもうマフラー手放せないって感じの寒さになっていた。
 先月から来年春に出す書道家さんの本の仕事が進行中で、この日は室内で書いてもらうシーンなどを撮影。書道家さんには道具一式を持って家からタクシーで現場まで来てもらうことになっていたが、予定時間になってもなかなか現れない。編集者が確認したら、東京国際女子マラソンのための交通規制で、かなりの回り道をしなければならなくなったとかで、遅れているとのことだった。ああ、Qちゃん走るの今日だったのか、と初めて認識した。この数日、世の中の細かい動きには疎くなっていた。
 30分以上遅れて先生到着。しかし撮影は順調に進み、すばらしい書も完成して無事に終了。5時頃に解散して外に出たら、東京タワーが雨に煙って塔の上半分くらいがぜんぜん見えなかった。編集者と近くの上島珈琲でお茶。雨は治まる気配なし。あったかい室内で、いれたてのちょっと濃いめの珈琲が喉に染み渡る。帰りに夕飯の買い物で途中下車。まだまだ相変わらず横殴りの冷たい雨。そろそろ手袋も必携だなあ……とか思いながら、もう今日は寿司にしようと、いつも行く寿司屋さんでお土産を2人前作ってもらう。帰ったら夫がファンヒーターをつないでいて、部屋の中があったかかった。ついついお酒を1合だけ熱燗にして、寿司をつまんだ。食後に原稿の仕上げをして、担当者に送って就寝。
 そして今日も1日雨。午後にはあがる予報みたいだったのに、意外と粘り強い。夕方5時から六本木にて会議。8時半頃に終わって外に出ても、まだ降っていた。一雨ごとに秋が深まるとかいうけれど、日曜日はなんだかもうすっかり冬到来って感じだったなあ……。でも考えてみたらあと10日で師走……ああ、くわばらくわばら。

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2006年11月17日 (金)

冬近し

 引きこもり2日目。外の気温は順調に低くなってきているようだが、うちではまだ暖房を使っていない。しかし、今日は仕事場の足元のヒーターだけついに使い始めた。ずっと座って作業していると足先が冷えてくるのである。こうなってくるとリビングの暖房開始も時間の問題だろう。夫の実家の秋田ではもうとっくにストーブを使っているらしい。最低気温が3度とか4度だっていうから当然だよね。
 月曜日までに3000字くらいの原稿を書かなきゃいけないのでとりかかるが、同じ場所を何度も何度も書き直して行きつ戻りつ。なかなか進まない。煮詰まると立ち上がってちょっと室内を歩き回ったり、台所にコーヒーを入れに行ったりして動くと、不思議なもので言葉が浮かんできたりする。これって以前にも書いたかもしれないけど、歩くことで能が活性化するってホントなんだよなあと実感する。夜、6割くらいまで書いたところで集中力が切れてきて今日はやめにした。お風呂に入って寝て、明日の朝すっきりした頭でまた読み返してみたら、再度書き換えるところも出てきそうだし、もう1回全体の構成を確認してみようと思ったりしながら……。そういえば、今日は昼ご飯の後に、きゅーんとものすごい睡魔に襲われて小一時間ほど昼寝してしまったのだった。でもそのおかげで夕方まで少しはかどったのかも。
 夕飯は、先日テレビで見た「白菜とソーセージの蒸し煮」を真似したもの。テレビではソーセージとベーコンを使っていたが、うちにベーコンしかなかったのでベーコンのみ。オリーブオイルでニンニクとタカノツメを熱してベーコンを炒め、白菜、じゃがいも、たまねぎなどといっしょに少量のブイヨンを入れて蒸し煮にする。生の白菜だけでなく、浅漬けの白菜も使うところがこの料理のミソなのだが、ざくざく切って鍋に入れて待つだけ。ベーコンの塩気と白菜の甘さ、そこに浅漬け白菜の旨味が絶妙にからまって、カンタンなのにかなりいけた。白菜がおいしくなってくるのも冬到来のサインなり。


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ベランダでのひなたぼっこも冬のサインなり

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2006年11月16日 (木)

久々の家仕事

 朝、テーブルの上に、私がアナログ盤でしかもっていないストロベリー・スウィッチブレイドのCDを発見。夫が買ってきていたのである。何年ぶりだろう。80年代。“G”で1〜2曲かかっていたこともあった。今日はそれをかけながらまた朝日を浴びながらフンフン♪と干し物をした。あとでライナーノーツを読むと、なんと彼女たちはあとにも先にもこの1枚しかアルバムを残していなかったことを知る。アルバムが出たのは85年。このCDは97年にリニューアルされたもので、アナログ盤にさらにシングル盤などの9曲が追加収録されたものだった。オリビア・ニュートン・ジョンのカヴァー曲『ジョリーン』も入っている。しっかしこの二人、ロリータファッションだったんだよなあと改めて思い出す。
 洗濯終えたらマックに向かい、二人の素敵なハーモニーの続きを聞きながら原稿書き。夜までに約5000字の対談原稿1本を仕上げる。夕飯はアサリと玉ねぎの味噌汁に礼文島の超でかいほっけの開きと、キャベツとカリフラワーなどのサラダ。ほっけは大分にいる間はまったく知らない魚だったし、東京に来てからも居酒屋で見るくらいで自分で買うことはなかったが、結婚してからたまに買うようになった。夫が好きなのだ。北の人はみんな好物のようですね。もちろん大分のかぼすをたっぷりかけていただいた。というような1日。考えてみたら、1日家にいたのはかなり久しぶりだった。


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魅惑の苺たち

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2006年11月15日 (水)

初下ろしの悲劇……。

 日頃から占い全般をそ〜んなに信じているほうではないが、なんか今日はけっこう不運が続いたような気がして、帰宅して今日の牡羊座の運勢を見てみたら、「……何かと落ち着かない1日になりそう。プラン通りに物事が進まないので、ゆとりを持って接することにしましょう。 恋愛運7点……」
……7点とは。まあそれはいいとして、やっぱり。プラン通りに物事が運ばない、予想ガーイなことが起こった日だった。まあ、万事順調に、予定通りに進む仕事のほうが珍しいともいえるけどさ。
 で、げんなり疲れて仕事先のオフィスを出ようとしたら、え?……激しい雨……そんな予報だったっけ〜?!(これも帰って新聞を見たら、ちゃんと“東京も夜は雨”とあった……)傘は借りることができたが、じつは今日は初下ろしの靴を履いていた。買ったばかりのストラップ付き中ヒールのパンプス……。あ〜あ(涙)。涙をのんで駅まで走った。私は、初下ろしの靴を履いている日に突然のどしゃぶりに見舞われることがけっこうある。買ったばかりの革靴がびしょびしょに濡れる……こんな悲しい、情けないことがあるだろうか。
 忘れもしない10年以上前、靖国神社のそばにある某編集部に打ち合わせに行く日、ヌバック素材のきれいなオレンジ色のぺたんこパンプスを履いていた。地下鉄の駅から上がったらいきなりの雷雨。走って5〜10分の編集部まで行くうちに靴はずぶずぶに。家に帰っていろいろやって水分をとったが、きれいなオレンジの起毛はすっかり失せて、翌日にはただの茶色のぺったりとした靴になっていた。泣くに泣けないとはこのことだ。去年は初下ろしのリザードのローファーを履いている日だった。待ち合わせ場所の西麻布近辺でいきなり空が真っ黒になってどしゃぶり。あせって近所の婦人服の店に片っ端から入って安いパンプスでも買おうとしたけど(だ、だってやっぱりリザードだし......)、西麻布界隈のブティックに安い靴などあろうはずもなかった。しかし、幸いにもこのときはアフターケアが万全だったのか、ヌバックほどの被害はなかった。
 そして今夜また。数々の教訓から、新しい靴を履く日はかなり天気予報をしっかりチェックしているはずだったのに、このざまである。今日は仕事のこともあってまさに泣き面に蜂、みたいな感じでかなりへこんだけれど、幸い家に帰る頃には雨は上がっていたので被害は少なくてすんだのだった。しかし、やれやれ……。

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2006年11月14日 (火)

シーズン到来

 昨夜からなんとなく気持ちが沈み気味だったが、午前中、洗濯物を干しながら何気にマット・ビアンコをかけたら1曲目が「Sunshine Day」で、久々に聞いてるうちになんだか不思議と楽しい気分になってきて、朝日を浴びながらカラダの中にエネルギーがチャージされていくような気分になってしまい、フンフン♪とカラダ揺らしながらTシャツ干してる自分がおかしくなった。えらく単純な話だ。
 いま抱えている仕事は3つあるのだが、うち1つは9月頃から関わっている某誌の仕事で、ライターとしてだけでなく、編集者としても受けている。つまり、編集者として取材のアポ入れや段取りをしたり、ライターさんやカメラマンさんと事前に打ち合わせをしたり、取材に立ち会って撮影した写真をもとにページの構成を考えて、ライターさんに原稿をお願いして締め切りが近づいたらちょっとはっぱをかけたりして、原稿いただいたらそれをチェックして直してもらいたいところは書き直しを要求したりして、最終的に原稿と写真を一緒に入稿して、入稿後は校正して校了まで。そして雑誌が出来上がったら関係者に掲載誌を発送する手はずを整えたり、ラボから借りた写真の場合は版権料をお支払いしたり写真を返却する段取りをしたり……とまあ、簡単に書くと編集者の仕事というのはそんな感じなんだけど。
 で、今回も取材が明日の1件を残してほぼ終わり、入稿を迎える時期になってきた。そうすると、自分がライターとして関わっているページの原稿書きを進めつつ、編集を担当している他のページのライターさんとのやりとりなんかも随時やったりしなければならなくなる。これが正直いって、なかなかラクではない。ライターとして受けているだけなら自分の原稿書きのことだけ考えてそれに邁進できるわけだが、そのためにテンション高めていきたい時期に、他のライターさんからの質問やら確認を受けてやり取りしたり、挙句、原稿読んで書き直しのお願いをしたり、デザイナーさんと写真とかイラストをどうしようとか話し合ったりしなければならないわけで。元来、そんなに器用でない私には、いろんなことを同時期にちゃきちゃきとこなしていくことがなかなかできない。毎回それがなかなかにヘビーなのである。今回もそんなシーズンがやってきた。気持ちをうまく切り替えながら、集中するところはしっかり集中させて、がんばらないと……やっぱり満足のいく原稿書きたいしなぁ……と、自分に気合いを入れてみる。
 しかしけっこう寒くなってきた。水が冷たくなって洗い物すると手が荒れやすくなるし、夜、キーボードを叩く手の指がつべたくなってしまったりする。冷え性には辛い季節もやってきた。


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寒くなるとハンドクリームが手放せない。いま一番使い心地がいいのが緑のアトリックス。手前のみかんは、みかんそっくりのカタチをした容器の中にハンドクリームが入っているというもの。

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2006年11月13日 (月)

ランチこの1週間

 仕事仲間のO編集長が、ブログで“ランチ1週間”なるものをやっていらっしゃる。文字通り、1週間のランチメニューを振り返りながら写真付きで紹介しているのだが、毎日おいしそうなお店でおいしそうなランチを食べている。写真もばっちりでおいしそうだ。「マキノさんもやりなよ」と前々からO編集長にいわれているが、私は毎日外でそんなにおいしいランチを食べているわけでもないし、家にこもって原稿書きしてる日なんかは前日の夕飯の残りで作った猫まんまや近所のモスだったりするのでとても公開するに耐え得るものにならないから成立しませんよ〜、と思っている。
 しかし、先週は久々に2日ほどランチを外食し、写真もそれなりにちゃんと忘れずに撮れたのでちょっとレポートしてみることに。
 6日(月)。家ランチ。前日の夜作ったポトフ(松木さんの大根、ニンジン、葱と鶏肉を入れてコトコト)の残りをご飯にかけ、やはり残ったターサイ炒め(コレも松木さんの野菜)と一緒に食べる。
 7日(火)。13時過ぎに東陽町、ということで約1時間前に家を出なくてはならなかったので、昼を食べる時間なし。
 8日(水)。14時から永田町で取材。午前中のアポ入れ&企画書書いたりする作業が押して、取材30分前に待ち合わせのエクセルシオールカフェにて本日のコーヒーとサンドイッチ。サンド一切れ食べたところでタイプアップとなり取材へ。
 9日(木)。芝の出版社での打ち合わせの後、東銀座での会議までに1時間くらいあいたので、歌舞伎座そばの喫茶店「YOU」で人気メニューのオムライスを初体験。

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 やはり有名らしく、周りの人もほとんどがオムライスを注文している。食べ方は玉子をやさしく崩してケチャップと混ぜる人、玉子を崩さずそのままスプーンで下のライスと一緒にすくって食べる人、の2タイプ。たまに野菜カレーを頼んでいる人もいたが、それもおいしそうだった。ランチセットのドリンクでアイスコーヒーを頼むと、ブランデーをおかけしますか? と聞かれていた。私はホットを頼んでいたので、それは体験できず。今度はそれにしてみようっと。
 10日(金)。レストラン「タテル ヨシノ」にて松木野菜を使った有機野菜のランチコースを食べてみる。

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 30種類くらいの野菜がお皿に盛られた“季節野菜のガルグイユ”が個人的には超イチオシだったのだが、食い意地が張って食べる前に撮るのを忘れた。これは“カリフラワーのスープ”と、メインの“アンコウのポワレ”。アンコウのそばの野菜はスティックセニョール(スティックブロッコリー)、たしかソースはクレソンのソースだったような(記憶違いかも)。
 てな感じの先週だったわけです。こうして振り返ってみると、規則正しく3食べる生活をキープするって、けっこうむずかしいものなんだなあと改めて思った次第でございます。

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2006年11月12日 (日)

トンブスンジのミン・ジョンホさま……

 チャングムもいよいよ来週で終わりだ。NHK総合テレビで放送中の韓国ドラマ「チャングムの誓い」の話です。既にBSでしっかり観てしまっている人には古い話でごめんなさい。
 しかし白馬の騎士ミン・ジョンホ様はすごい。前からちょくちょく思っていたが、最終回に向かうほどにチャングムに対する献身ぶりというか、無償の愛というか、もうそこまでやるかというくらい加速度的に凄みを増してきている。昨夜はついに、王の側室にされそうになっているチャングムが医女としての人生を極められるように、恐れ多くも国王に嘆願し、自らは流刑にされてしまうのだ。もう命を捨てる覚悟での直訴だったわけだから、流刑なんてなんでもないのかもしれないけど。
 陰ながらチャングムを見守り、チャングムが窮地に陥るたびに白馬の騎士のようにやってきてはチャングムを助ける。疫病で隔離された村にチャングムが取り残されたときもちゃ〜んと助けにきたし。チャングムを女性として愛しているだけでなく、彼女の才能に心底惚れ込み、彼女が進むべき道をしっかりと歩いて行けるようにいつも我が身を犠牲にして支え続ける。とにかくすごいんです、トンブスンジのミン・ジョンホ様……。トンブスンジとは「同副承旨」と書くらしく、承政院にある王名と出納を管轄した秘書官の一人、だそうで。つまり、宮中での役職のことですかね。
 トンブスンジのミン・ジョンホ様がチャングムを助ける度に、我が家では「すごいね今回も、白馬の騎士……」とかいいながら夫と感激している。これほどまでに愛した女のことを思い、その女の成功を支えて応援し続けられる男って、いるもんだろうかと。で、やっぱりこんな人いないよね〜、という話になるんだけど。そんなふうにミン・ジョンホ様の活躍ぶりに感激している人は当然我が家だけではなくて、昨夜も放送直後に同級生の編集者Bがメールで「……しかしチャングム泣ける」と送ってきた。これはとりもなおさず、流刑に至るミン・ジョンホ様の行動のことをいっているのだ。私の周りにはそんなミン・ジョンホ様のファンが多い。
 それで今朝、新聞を開いたら、AERAの予告記事に「ミン・ジョンホさまは働く女の理想のカレ」とあるじゃありませんか! やはり……。女性読者をターゲットにしたAERAの企画にはこれまでたびたび“鋭いところをついてるなあ”と感心させられているのだが、どうやら今回もやってくれてるみたいです。それにしても、あのミン・ジョンホ様の勇姿をもうあと1回しか観られないのだと思うと、それはそれで淋しいなあと思っている今日この頃。心なしか、今日の風の冷たさがさらに身に沁みたのはそのせいだったりして……。 

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2006年11月11日 (土)

終わったはず、だったのに……。

 8日(水)。午後2時から6時頃まで取材と撮影。建築家の谷口吉生さんに再びお会いした。今回は、建築の専門的な内容でもあるので記事はそれ専門のライターさんにお願いして編集を担当。所々無事に終わるが、いろいろと気を遣う仕事だったせいか、東陽町で終わったらどっと疲れが出た。昼にサンドイッチ一切れ食べただけで取材に突入したので、終わったら猛烈に空腹になり、でもご飯作る元気がないので7時過ぎにデパ地下に駆け込み、夫の分もあわせて二人分のお弁当を買って帰宅。具だくさんの味噌汁だけは作る気になり、にぼしの出汁をとる間に朝から見られなかった1日分のメールを見て、必要なものは返信。松木さんの大根(葉っぱもいっしょに)と葱をたっぷりと、豆腐を入れた味噌汁を作り、大分から送ってきたかぼすを絞っていただいたら、あまりの空腹とおいしさで胃に沁み渡る味。食事後、ソファに横になっていたらそのままうたた寝する始末。
 9日(木)。午前中身体が重く、洗濯だけして12時からは芝にある出版社で打ち合わせ。14時から16時までは東銀座で会議。その後、六本木のデザイナーのオフィスで谷口さんのページと松木さんのページの写真セレクトを8時頃まで。フリーという仕事は関わっている仕事によって仕事する場所を移動するわけなんだけど、今日の自分はまさしく渡り鳥みたいだった。その後、編集者Sと中目黒で夕飯。疲れているせいか、ワイン飲んだらまたすぐに眠たくなった。
 10日(金)。松木さんの野菜を扱っているランチコースがあるレストラン「タテル ヨシノ」で“有機野菜のランチ”を試食。味と香りが濃い松木さんの野菜をうまく生かしたお料理の数々。特に玉ねぎのタルトは絶品だった。2時半頃から再び六本木のデザイナーのオフィスで写真選びの続き。けっこう長引いて結局6時から行こうと思っていた銀座桜ショップのレセプションにもついに行けず、夜7時からの編集会議はその写真構成も含めていろんなことがなかなかスムーズに進まずに(まあ、内部の会議なんてだいたいこんなものだけど)、ああでもないこうでもないとやっていたら、終了が23時半頃になってしまった(今日知ったんだけど、この間、秋葉原のビックカメラ前には翌朝のプレステ3の発売を待つ人の列が続々とできていたんだと……。時間の使い方もまさに人それぞれ……)。当然、空きっ腹だったのでそれから残ったスタッフ4人で深夜の夕食。ヘルシーな中華がまた胃に沁みた。2時過ぎに帰宅。夜のうちに送っておかなきゃならない仕事メール2通ほど送って爆睡。
 そして今日。またまた筋肉痛で寝ても寝ても寝たりない1日だった。夕方、昨夜一緒だった制作会社の若者と電話して「今まで寝てた」といったら、「もうこれで完全復活ですね!」と明るくいわれたが、あのね、若者と違って中年は疲労回復に時間がかかるんだよ……。そしてこれも後から聞いたが、深夜に一緒に食事した若者スタッフのうちのもう一人(ギャル)は、解散後にプレステ3を買いに並びに行ったらしい......やっぱり20代ってすごいよね。こちらの40代のほうは、タタミは終わったはずだったのに、なんだかんだすっきりとはいかない日々が続いている。


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金曜日、ランチの後で何故か立ち寄ってしまった増上寺。

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2006年11月 7日 (火)

和を継ぐものたち

 明日取材&撮影する現場2カ所を下見&撮り方の打ち合わせで東陽町と永田町へ。永田町の目的地は、大学を出て最初に就職した専門誌の出版社があった場所のほんとに目と鼻の先。会社があったビル自体は健在だが、コンビニが入ったり、周りにファーストフード店やカフェができていたりと、景色はかなり変わっている。20年以上も経つのだからあたりまえだけど。仕事をし始めた頃のことを次々と思い出して、もう20年も経つのかと思うと、なんか信じられないような不思議な気分になった。
 ところで、バタバタしていて書きそびれていたが、今年の春まで雑誌「和楽」で2年間連載していた対談の構成を担当していたのだが、それが9月末日に単行本化されました。ゴールデンウィークあたりに加筆したり構成し直したりしていたものだが、ようやく。ノンフィクション作家の小松成美さんが毎回、和の職人さんや伝統芸能の人たちと対談するのをまとめたもの。
 篠笛奏者、和蝋燭職人、鵜匠、津軽塗の漆作家、茶釜の釜師、からくり人形の職人、文楽人形遣い、薩摩琵琶奏者、江戸筆職人……などなど、一般的には意外とそんなに詳細が知られていない和の仕事を引き継ぐ人たちの深い思いをナマで聞き、それを言葉にしてまとめていくのは毎回、楽しい作業だった。先日、毎日新聞の書評でもわりと大きく取り上げられていたけど、そういうのってやっぱり嬉しいものだなあとしみじみ。売れてくれればいいなあ。ご興味がある方は書店で立ち読みでもしていただけると嬉しいです。

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2006年11月 6日 (月)

タタミのあと……

 3日(金)。取材も原稿書きもない日だったが、寝ても寝ても寝足りず、うだうだして1日が終わる。
 4日(土)。朝5時半起きで再び富士山のそばのビオファームまつきの取材。天気もけっこうよく、松木さんのご家族や料理の撮影、インタビューなどをこなし、都内に戻ってきたのは7時頃。それから取材スタッフ3人で夕飯を食べて解散。生ビール1杯ののち、3人で赤ワイン1本。それだけにもかかわらず、タタミの疲れと寝不足のせいか、すぐにアルコールが効いてきて、帰ったら爆睡(タタミについて、意味不明な人は2日のブログをご参照くだされ)。
 5日(日)金曜日と同様、昼寝したりうたた寝したりしながら、うだうだして1日が終わる。作業をしたのは夕飯作りのみ。
 こうしてなんだかんだ2週間近く続いたタタミな日々が一応終息を迎えたのだけれど、身体のほうにはまだかなりの余韻を残していて、今日も筋肉痛。打ち合わせしていても眠たくなるし……すっかり疲れがとれるのにはあと1〜2日かなあ。地震のあとに津波がやってくるように、タタミのあとには筋肉痛や眠たい病という名の疲労がやってくるのである。
 しかし、松木さんの畑にいた時間は2日間とも眠気や疲れもまったく感じなかった。まあ気が張っていたのもあるとは思うけど、やっぱりみずみずしい空気と元気な野菜のおかげで、働きながらもリフレッシュしていたんだろうかなあと思ったりする。土の香り、野菜の香り、水の香り(農業用水には富士山の湧き水を使っているとこのと)……そういう天然のアロマに包まれていたわけだし。松木さんの息子さん(5歳)もかわいかったし。取材とはいえ楽しい時間を過ごすことができた。それで、なんとなくいつも帰りの東名横浜町田インターを過ぎたあたりから、どこからか疲れが澱のようにじわじわと身体に蘇ってくるのだ。まるで、現実の世界に戻されることに無意識のうちに身体が拒否反応を示しているみたいに、なんてね。でも、そんなこと考えながらいつしか助手席で舟を漕ぐ私の横で、プロデューサーM氏は眠気と戦いながらずっとハンドルを握っていたのである。お疲れさまでした。


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(左)畑で作業中(?)の松木ジュニアを撮影中のフォトグラファーU。(右)松木さんが作ってくれたカブのサラダ。激うま♡。

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2006年11月 2日 (木)

タタミな日々

 原稿書きと取材でバタバタしていたら、気がつくと月が変わっていた。先週から今週はかなり立て込んでいて……。ちょっと振り返ってみると、
月曜日/日曜日に送った対談原稿の返事が午前中に編集者からきて、「話がおもしろいので、予定より文章量を増やすので加筆してほしい」とのこと。レイアウトの関係上、長過ぎるので削って、といわれることは多々あれど、増やしてといわれるのは珍しい。しかし、午後イチから会議を入れられていたので築地まででかけ、帰宅後、夕方から原稿書き。軽井沢と那須のリゾートの原稿締め切りがこの日の夜だったのだが、対談原稿の加筆を先にやり、それを6時半頃に送って、それからリゾート原稿。できあがったのは火曜日の午前2時過ぎで、メールで送ってお風呂に入って3時就寝。
火曜日/6時起床。この日は静岡で有機農業をやっている松木さんの取材日で、同行のスタッフが7時に家の近所に迎えにきてくれることになっていた。当然寝不足だけど、運転手役のプロデューサーM氏と話して結局寝そびれた。カメラマンのUさんは後部座席で爆睡。日没まで取材して、家に帰ったのが7時頃。松木さんにいただいた野菜で夕飯作って食べて爆睡。
水曜日/沖縄〜軽井沢〜那須、静岡と続いた取材の疲れがさすがに取りきれていないのか、朝洗濯しただけで昼過ぎまで仕事できず。夕方からまた会議で築地。8時前に築地を出て、夫とおち合って自由ヶ丘で夕飯食べたら直後から睡魔に襲われ、帰宅後そのまま爆睡。
 そして今日。午後イチに表参道で制作会社のギャルと会ってランチしながら打ち合わせ。帰宅後、夕方から、変更が出たリゾート原稿の修正に着手。結局終わったのは10時前だった。
 てな感じで今週もあと金、土のみだ。20代の終わり頃、女子だけの編集プロダクションに所属している頃、超忙しくなったときに「タタミ」という言葉をよく使っていた。そのココロは、忙しすぎてタタミいわしのようにペラペラになる、というのではなくて、たたみかけるように忙しい、というような意味だった。いまでいうなら“ぱっつんぱっつん”に近い感じで、一つ狂うとドミノ倒しのようになってすべてがダメになってしまうような忙しさ。「いまタタミ?」「うん、タタミ」とか、社内の共通言語としてよく言っていたんだけど、先週から今週は、ほんとに久々にタタミ状態だった……ただし、20代の終わり頃と大きく違うのは、身体の回復力が落ちて疲れがとれにくくなったということ、だ……。これは仕方ないんだけどさ。


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松木さんの白菜畑。向こうには富士山が。実際はもっともっと富士山は間近に見える。

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