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2006年8月31日 (木)

自在なエド・ハリス

 今週は試写会にも行ってきたのであった。「敬愛なるベートーヴェン」のマスコミ試写。場所は汐留のスペース汐留FSホール。最近、ここでの試写会けっこう多いんだよね。
 映画は、音楽家ベートーヴェンの“第九”誕生の裏に一人の女性の存在があったというお話。もちろんフィクションなんだけど、もしかして晩年のベートーヴェンをこんなふうに支えた女性がほんとにいたとしたら……なんてほのかな期待を抱いてしまいそうな、ミステリーながらリアルさを感じる素敵な内容だった。
 驚いたのは主演のエド・ハリス。この物語のベートーヴェンは偉大なマエストロ、というよりも“野獣”的な一面がかなりクローズアップされている。エド・ハリスといえば、「アポロ13 」のフライト・ディレクターとか「ザ・ロック」のテロリストとか、シャープなラインでクールな役どころのイメージが強かったのだが、今回はなーんと、体重もかなり増やして身体はぶよぶよ、顔もたるんで、まるで別人のような体型に変わっている。お尻なんか見せたりして、もう粗野なビーストぶり炸裂。苦悩して荒れ狂うベートーヴェンになりきっていた。考えてみれば、エド・ハリスは「めぐりあう時間たち」でも、痩せこけて悲壮感漂うエイズ感染者を見事に演じていた。あのときもびっくりしたんだけど、もうそのプロ意識の高さというか、演技幅の広さというか、自在さに、ただただ脱帽である。
 女性の衣装もかわいかったし、10分以上も続く“第九”初演のシーンは圧巻。第4楽章の合唱が始まりだすところでは思わず涙が出そうになってしまった。公開は“第九”ってことで12月だそうだが、見応え、聴き応えありでおすすめです。

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この顔を観てすぐにエド・ハリスとわかる人はかなりのファンだと思う。

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2006年8月30日 (水)

バーでいただく絶品ハンバーガー

 ひさびさに美味しいハンバーガーを食してしまった。もともと、ここ数年はファーストフードも含めてハンバーガーはたまにしか食べる機会がなくなっていたし、あちらこちらに美味しいハンバーガーのお店があることは知っていたが、わざわざ足を運ぶということもしていなかった。なんかもうこの歳だし、胸焼けしそうだし。しかし、このたびホテル取材のロケハンおつきあいで、六本木のグランドハイアット東京の「オークドア バー」に行ってしまったのだ。
 このバーでは、隣接するステーキハウス「オークドア」とか中華の「チャイナルーム」で出している軽食のメニューを頼むことができる。ここに行くならハンバーガーは食べるべし、といわれていたので注文した。飲み物はもちろんビールで。今日はギネスにしました。
 数分後、150〜200gくらいはありそうな感じのハンバーグがつやのいいバンズに上下をはさまれて、どーんとお出まし。躊躇なくかぶりつく。えっ……ミディアム・レアで頼んだお肉はも〜ひたすらにジューシー、さらにバンズがやわらかくていい感じの焦げ目がついていて、風味が肉にすごくよく合っている。肉はもちろん「オークドア」の薪のオーブンで焼かれたもの。パンも同じオーブンでさっと片面を焼いている。おそらくこのハンバーガー專用に作られているバンズだろう。
 かむほどに肉とパンが驚くほどの柔らかさで歯の上で砕けてまろやかに混ざり合い、じゅわーっと出てきた肉汁がパンの焦げ目の香ばしさとあいまって、その少し後でパンのほのかな甘みが鼻孔を抜けて……な〜んとも素敵なおいしさが口の中に広がっていく。そして、肉汁ジュワーっなのに、脂のしつこさがぜんぜんないのに驚いた。しっかり肉を食べていることが実感できて、それでいてしつこくないのが嬉しい。薪オーブンで焼くというのがミソなのかなあ。今日は一皿を二人でシェアして食べたのだが、女性ならそれで充分かもという感じである。で、付け合わせのフライドポテトがまたまた美味しくて手がとまらなくなってしまった。ハンバーガーとフライドポテトもこうなると、子供の食べ物じゃないね。ちょっと開眼。ホテルのバーで、冷えたビールに美味いハンバーガーをいただく、というのも悪くないです。(薄暗くて写真はうまく撮れませんでした。ごめんなさい)

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2006年8月29日 (火)

感劇話その22「ただいま〜」内子座(2)

 「本朝廿四孝」の最中に、外でゴロゴロと不穏な音が鳴り始めた。雷雨だった。猛暑のかんかん照りから一転、夕立のような激しい雨が内子座の瓦屋根を打ち付ける。大正時代の芝居小屋を忠実に復元した木造の建物内には、外の騒音がそのまま伝わってくる。ちょうど、八重垣姫に狐の霊力が乗り移ったあたりの怪しくおどろおどろしい場面、鳴り響く三味線の音に加えて、奇しくも雷が意外な効果音となって、場内も不思議な気分で盛り上がった。大自然の心憎い演出、だろうか。
 しかし、この雷雨にはおまけがついていた。公演が終わる頃には雨もすっかり上がっていたのだが、内子駅から松山行きの電車に乗ったとたん、先のほうの駅の信号機に落雷があったとかで、電車がそのまま途中駅で立ち往生。満席の車内の連結部分に立っていた私とSは、そのまま復旧までに1時間も車内に閉じ込められてしまった。特急ですんなり行けば松山まで20分余り、なのに……。台風とかで新幹線が立ち往生したというのはよくニュースで目にするが、自分が閉じ込められたのは初めてだった。最後まで何が起こるかわからない内子座ツアー。なかなかにスリリング。まあ、これもあとになってみればいい思い出だけどね。そうだ、もう一つおまけがあった。内子座文楽は今年で10周年記念ということで、地元内子町の特産品が当たる抽選があったのだが、なんと私、名菓の栗饅頭が当たってしまった(栗は内子の特産らしい)。くじ運の悪さには長年、自信があるのだが、今年は先日、新宿に芝居を観に行って1等賞の図書券500円が当たって以来、またしても……こりゃいったい、どういうことだ。だから雷雨だったのか?
 結局、予約していた松山市内の寿司屋に着く頃には8時を過ぎていた。ここもやはり去年食べにきた店、「すみもと」。知り合いの編集者に紹介してもらったのだが、ネタは新鮮だし、銀座にある江戸前寿司の老舗で修行を積んだという親方の仕事はとても丁寧。しんこを頼んだら7枚づけ! まいうーだった。おつまみの焼きウニ、まいうー(ウニ好きにはたまらん…涙)。去年はいただけなかった地元の名物、アコウはハタの仲間で、もっちりしてまいうー。松山の日本酒も数種類いただいたが、辛口の小富士が特に気に入った。内子座文楽と松山のうまいもんツアー。きっとまた来年も! 


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松山で食べたうまいもの。左から、松山駅改札の脇の店で買ったじゃこ天。内子名菓栗饅頭。道後温泉「にきたつ庵」の桶料理。地元の旬の味覚をちょっとずつ盛り込んだ桶料理は松山の名物らしい。

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2006年8月28日 (月)

感劇話その21「ただいま〜」内子座(1)

 去年に引き続き、8月最後の土日に内子座文楽公演を観に行ってきた。土曜日の朝、羽田から飛行機に乗り、11時に松山空港に降り立つ。ホテルにチェックイン後、内子座までは電車なのですぐにJR松山駅へ。……と、去年とほとんど同じコースをたどる。同行者も去年と同じ編集者S。切符を買ったら、ここからがお楽しみ。去年と同じ、改札のすぐ脇の店で揚げたてのじゃこ天を買い、売店で冷えた缶ビールを買い、それを昼ご飯にする。去年は電車の中で食べたが、今年は発車時刻まで30分近くもあったので待っていられず、ホームの隅でSと二人、冷たーいビール片手にあつあつのじゃこ天にかぶりつく。あー、シアワセ。改札脇の“手作りじゃこ天の実演販売の店”のおばちゃんたち、相変わらずみんな元気でやさしかった。
 内子は今年もガンガンに暑かった。でも駅からももう見慣れた1本道。大正の雰囲気を今に伝える木造・瓦葺きの内子座の建物が見えてきたときには思わず「ただいま〜」と叫んでしまった。今回観たのは午後の部で、「二人三番叟」「本朝廿四孝」「釣り女」の三つ。いずれも観るのは2〜3度目の演目だ。この中でのメインはやはり「本朝廿四孝」の“奥庭狐火の段”。許嫁の身を守るために凍り付いた諏訪湖を渡る八重垣姫に狐の霊力が乗り移るシーンでは、早変わりを始め、姫と狐の“舞い”(のような動きなので私が勝手にそういっているだけですが)など、目を奪われる見所が詰まっている。特にこの“舞い”のシーンは、文楽には珍しくリズミカルでテンポがすごくよく、熱気を帯びた感じの義太夫も印象的。私は前に京都の南座でこの“奥庭狐火の段”を観て、そのエンタテインメント性に涙が出るほど感激してしまったことがあったので、Sにも一度ぜひ観てほしかった。 
 で、予想通り、“奥庭狐火の段”は拍手喝采で終了。ただちょっと残念だったのは、八重垣姫と狐がからむ“舞い”の部分では本来、狐が4〜5匹登場するはずなんだけど、今回は2匹だけだったこと。おそらく内子座の小さい舞台に合わせて演出を少し変更したんだろうと思った。狐が4〜5匹出てくると迫力も増して、まるでエグザイルのダンスみたいに狐が八重垣姫の後ろでグルグル回るのがすごく魅力的なシーンなんだけどね......ま、仕方ない。大阪の文楽劇場や東京の国立劇場と違って、内子座みたいに昔ながらの芝居小屋は舞台の幅や奥行きも狭いので、場面展開など美術さんもなにかとご苦労があることだろう。でもこういう小さな芝居小屋って、だからこそ舞台と客席がすごく近くて、一体感があって、狭い中で膝を突き合わせるようにして舞台を観ながら、みんなで一緒に笑ったりほろりとしたりして、そういうのがすごく楽しい。だから内子座詣でもやめられないのだ。


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内子座の内部です。幕が開く前の舞台(左)と、木造の天井。

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2006年8月25日 (金)

マルガリータな日々

 連日の酷暑のせいで、最近はお酒もついつい、きりっと冷えた発泡系を求めてしまう。食事に行くと最初の1杯目はかならずスパークリングワインで喉の乾きをシュワッとスッキリさせてから、気分をほっと落ち着かせるという、だいたいそのパターン。なじみのバー“G”でバーボンをソーダ割りにするのも、ほとんど夏の間だ。
 このところ、ホテル取材のロケハンをしているのだが、たまたま2日続けてホテルのバーに行った。1日目は渋谷のアリマックス・ホテル。翌日はホテルオークラだった。どちらも食事を終えた後で、お腹はいっぱい、アルコールもそれなりに飲んでいる状態で、さて、何を飲もうかと迷った挙句、マルガリータを頼んでみた。せっかく久々にホテルのバーに来たんだったら、やっぱりカクテルでしょ、ということで。マルガリータも超久しぶり。
 で、普通ならマルガリータは小さいカクテルグラスでいただくんだろうけど、やっぱり暑い時期のせいか、クラッシュアイスかフローズンで飲みたくなり、バーテンダーさんに聞いてみると、どちらもできるという。このへんがさすがホテルのバーですね。アリマックス・ホテルではクラッシュアイスでいただいた。テキーラのさわやかさが細かいアイスでキーンと冷やされて、スキッと美味しい。ここのホテルは意外と知られていないけれど、欧米のクラシカルなシティホテルのような雰囲気で、来日した外国人アーティストもけっこう利用している。以前、チャボロ・シュミット(ジャンゴ・ラインハルトの後継者といわれる、マヌーシュ・スウィングのギタリスト。素敵なおじちゃんだった)はここの客室でインタビューした。渋谷の喧噪からちょっと離れた場所で、こじんまりしてほっとくつろげるホテルだ。バーも人がまばらで居心地よかった。
 翌日は、オークラのメインバー、オーキッドで。さすがオークラ、ドン・ペリを使ったベリーニ(白桃とシャンパンを使うカクテル)があって、飲んでみた〜いと思ったけど、きっとすっごい高そうだったから、やっぱりマルガリータにした。この日はフローズンで。舌の上でシャリシャリしながら溶けるマルガリータはこれまた絶品。汗も心地よくおさまっていくという感じで、シアワセな気分になる。オーキッドもじつに何年ぶりかで行ったけれど、オークラはやっぱり圧巻だ。年季の入ったインテリアもすごく落ち着ける雰囲気だし、フロアのスタッフの間というか、お客に対する絶妙の距離感がこれまた心地いい。ということで、夏向けのカクテルのお話でした。ピニャコラーダなんかもフローズンにするとまたウマいのだ♡。

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ライムが爽やかさをさらにひきたてる。これはオーキッドのフローズン・マルガリータ。

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2006年8月24日 (木)

感劇話その20 恭子ちゃんふたたび

 岩盤浴以来、汗っかきになったような気がする、と、一緒に行った編集者Bに言ったら、「私も。たしか行ったときにエステの人が、何日かはそうなりますよって言ってたじゃん」とあっさり言われた。やっぱそうだったんだ、と、ちょっと安心。
 さて、今日の話題は恭子ちゃんだ。前にも書いたことがあるけど、私の幼なじみで、地元大分は湯布院の劇団立見席に長年所属して芝居をやっている恭子ちゃん。年に1回ずつくらい東京公演をしているのだが、昨年11月に続いて今年もまたやってきた。場所は、ドラマ「下北サンデーズ」にも登場した、今をときめく下北沢駅前劇場。これも前回とおんなじだ。
 今回の芝居「あばずれ女の子守唄」は、十数年前に渋谷のジァン・ジァンで上演して以来、何年かおきに大分でも上演しているらしく、立見席の定番的演目なのかもしれない。ドロドロした男女の愛の物語。時代に合わせて微妙に台詞なんかはアレンジしているみたいだけど。ここでもジダンの頭突きが出てきた……たぶんいまや世界中のいろんな舞台やらで取り上げられているね、頭突き。ラブジズーな私としては苦笑するしかないんだけど。
 今回の恭子ちゃんの役どころは、金貸しの女。じつは主人公サチコの恋人カズオの母だったという、大事なワケありの役だったけど、タンカきるところなんて迫力満点で、私は心の中で何度も拍手した。つくづく、子供の頃の虫も殺さないようなかよわ〜いやさし〜いイメージの、あの恭子ちゃんが、舞台の上でこんな体当たりの演技をするようになるなんて、人生ってわからないというか、おもしろいなあと思ってしまう。しかも恭子ちゃんは日頃は小学校の先生である。きっと、教壇の上では子供の頃のイメージがそのままオトナになったようなやさしい先生をしているに違いない(と、勝手に私は思っている)。生徒たちは恭子先生にこんな一面があることを知っているんだろうか。
 公演後、舞台の袖で会ったときの恭子ちゃんは、役目を果たし終えたような、すっきりした笑顔だった。結局、まだぜんぜん一緒に飲みに行けていないので、次に私が大分に帰ったときこそは、のんびり焼酎でも飲みながら、彼女がどうして役者の道を進むようになったかを聞いてみたい。教師やりながら芝居の稽古も続けるって、たいへんだろうなと思うんだよね。でもきっと、芝居のない人生のほうが、彼女にとってはあり得ないんだろうな。とか思ったりしながら、一人下北を後にした。

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手書きのチラシがかわいい。

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2006年8月22日 (火)

岩盤浴のオドロキ

 じつはヘッドスパの翌日、岩盤浴にも行ってしまった。これも初体験だった。鹿児島の指宿で砂蒸し風呂は体験したことがあったが、岩盤浴は初めて。知り合いの建築家先生がお仕事のおつきあいでもらったとかいうエステの無料ご招待券がこちらに回ってきたので、それで行くことに。よく考えると、いま、けっこう流行っていて、街のビルの一角のあちらこちらにのぼりが出ているんだよね、岩盤浴。富士山の溶岩浴とかゲルマニウム浴とかもあるみたいだけど、似たようなものなんだろか。
 場所は銀座の表通りから一本入ったビルの中。岩盤浴とフェイシャルトリートメントというコースだった。こちらの岩盤浴は貴陽石セラミックを使用していて、高濃度なマイナスイオンと高い遠赤外線を放出するので、免疫細胞の活性化を促して身体細胞の新陳代謝を高め、多量の発汗をするのが特徴、なんだとか。それも、体内に蓄積した有害な重金属を含む汗を出す効果、があるんだと。つまり流行りのデトックス効果、ってことですかね。
 パジャマみたいな服に着替えて、むあ〜んとした個室に入って、あったかい(熱い)床にただ寝るだけ。うつぶせ寝で5分、仰向けで10分。その後、外に出て5分休憩、というのが1セットで、これを3回繰り返す。最初のうつぶせ寝の1〜2分でもう顔から汗ががんがん出始め、みるみる身体中の毛穴が開いたみたいに汗が出てくる。表、裏とじっくり焼いたら(焼いてないけど)外に出て、特製クラスター極小水なる水で水分補給。
 3セット目にはもうベージュ色のパジャマが焦げ茶色になるくらい全身汗でびっしょりだった。あんなに汗を出したのは4年前に数回行ってやめたホットヨガ以来だったけど。以前、神田うのちゃんにインタビューしたとき、「飲み過ぎたかな〜と思った翌日は岩盤浴に行って、“あ、これゆうべのシャンパン1本分ね〜”って感じで汗を出すようにしているの」といっていたけど、その気持ちがよ〜くわかったような気がした。
 あとで聞いたら、岩盤浴の温度は45度らしい。とにかく、すごく出ました、汗。終わった後の、全身ほげほげして、身体が軽くなったような気持ちよさ……。ウニの口福→ヘッドスパの頭福に続いて、これは体福?? よくわからんけど、とにかく先週末はリフレッシュが続いたというわけでした。
 また行ってもいいかなと思ったけど、いろんな「ナントカ浴」があるみたいだから、他のも機会があったら試してみたいなと思ったりしている。それにしても、この日以来、代謝がよくなったのか、前よりも汗をよくかくようになった気がして、なんか恥ずかしい今日この頃でもある。これって、効果ありってことか?

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2006年8月21日 (月)

ヘッドスパの快感

 私は学生の頃からずーーーーーーーーーっと同じ人に髪を切ってもらっている。それは、表参道「PEEK- A- BOO」のタカサワさんだ。大学1年の頃に知り合いの紹介でタカサワさんに切ってもらうようになり、学校から近いということもあったけど、それよりも、(シロウトの私がいうのもなんですが)腕はもちろん、とってもいい人なので気に入って、以来四半世紀以上おつきあいをさせていただいている。20代の頃に2回だけ違う人に浮気したことがあったけれど、あとはずーーーーーーーっとタカサワさん一筋。だからタカサワさんは私以上に私の髪のことを知っている。自分で自分の後ろ頭なんて、ほとんど見ることはないけど、タカサワさんはたぶんこの世の中の誰よりも私の後ろ頭のことを知っている。
 お店は80年代から原宿・表参道に支店を増やし、タカサワさんもどんどん出世をされて各店の店長を歴任。そのたびに私は渡り鳥のように原宿・表参道エリア内をタカサワさんのいる店へと移動して通い続けた。そんな「PEEK- A- BOO」が今年の5月に、ついに銀座に進出。新しいお店をまた一つオープンさせ、タカサワさんも銀座に移動となった。銀座はちょっと遠いけど、もう今さら他の人に髪を切ってもらうなんて考えられない。だから当然、私も銀座へ。この私が銀座のヘアサロンで髪をカットする日がくるとは、思ってもみなかったけどねえ……。
 まあそんなわけで、いまは銀座に髪を切りに行っているんだけど、銀座店では新しく始めたヘッドスパなるメニューがある。聞けば、頭皮マッサージやトリートメントをしてもらえるのだそうで、パソコン仕事などで目を使う人にはけっこういいリフレッシュになるのだという。それはぜひ一度行ってみなくちゃ、と前から思っていたのだが、ついにこのたび、初体験した。
 担当のお兄さんが出てきて、トリートメント剤を使って頭皮をじっくりとマッサージしてくれる。これがものすご〜く気持ちいい。首や肩がかなりこってますねえといわれたが(自覚症状はぜんぜんないんだけど)、そのせいで頭皮もこっているのか、もみほぐされると頭がかる〜くなる感じで、もう眠りそう。トリートメント剤に清涼感のあるものが含まれているせいで、スーーーッとするのでさらに爽快気分。その後、あったかいマイクロミストを当てて毛先のトリートメントをしてもらって、約1時間。じつに至福のリラクゼーションタイムでありました。これは頭福といってもいいのだろうか? まるで頭が一皮むけて軽くなった感じで、まじでカイカンッ。
 20分4500円のリラクゼーションコースからあるので、仕事帰りや時間が空いたときにもまた来たいなあという感じで、ちょっとハマりそうなのだ。目からくる疲れでコリコリの人は、頭皮マッサージおすすめですぞ。

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2006年8月18日 (金)

ウニの悦楽

 ウニ、雲丹、海胆、うに。ウニは私の大好物の一つ。だから寿司屋に行くとウニはあとのお楽しみにとっておいて、クライマックスに近い頃に頼むことが多い。しかし、昨日は食事の一番最初にウニを食べた。場所は神保町の「レストラン七條」。ビストロと洋食屋さんが合体したようなお店で、前から一度行ってみたかったお店だ。以前、penのビストロ特集にも出ていて、この店に行くなら前菜の“活ウニのコンソメジュレ”をぜったいに食べたかった。
 だから、同級生数人との会合でこの店に行くことを決めたとき、活ウニのコンソメジュレだけは事前に人数分予約オーダーをしておこうと、電話予約をした日にあわせてお店にお願いしてみた。と、ところが、活ウニはお盆を過ぎると旬が終わってしまって、いいのが手に入らないので、蒸しウニになりますが……と、お店からのお言葉。ちょっと淋しかったけれど、季節はなんとも仕方がない。蒸しウニでお願いした。
 で、昨日行ってきたわけだけれど、蒸しウニのコンソメジュレもすんごく美味しかった。たっぷりのウニの周りを冷たいコンソメのジュレとクリームが取り囲んでいる。スプーンでウニとジュレとクリームを一緒にすくって口の中に入れると、も〜う口福、至福のひとときが。あ〜ひやわへ(注・あ〜しあわせ)。ややしっかり味のシャルドネにもとてもよくあって、外の蒸し暑さを忘れてしまえそうな、爽やかな美味しさでございました。
 聞けば、岩手県では採れたての生ウニを牛乳瓶の空き瓶にたっぷりと詰めたものを売っているらしい。数年前から一度それを食べてみたいと思っているのだが、季節が6〜7月(?)じゃないとないみたいで、毎年、今年こそと思いつつ、未だにその時期に岩手に行けないままでいる。来年こそ、と思っている私なのだ。

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ウニのコンソメジュレ。これで1人前♡。これだけで2〜3皿食べたい。

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2006年8月17日 (木)

ダーリンは東北人その4 夏はババベラ

 しばらく夫の実家の秋田に行ってお休みしていましたが、今日からブログも再開です。
 さて、秋田の夏の風物詩といえば、竿燈祭り、ではなくて、ババベラアイスなのだ。知ってますか〜? ババベラアイスとは、アイスクリームのこと。夏になると、主に海岸そばの国道沿いに赤と黄色のカラフルなパラソルが立つ。その下に静かにたたずむ女性(主にオバさん)がアイスクリームを売っているのだ。オバさんはゴルフのキャディーさんのような頬被り姿(パラソルと同じくらいカラフル)。注文すれば、缶の中に入っているアイスクリームをヘラですくってコーンにのせてくれる。老女(ババ)がヘラですくってくれるので、「ババ」と「ヘラ」で、「ババベラ」と命名されたという……なんとも単純ですごいネーミング秘話ですが、夫の話ではいまから30年以上前くらいからあるらしい。アイスの種類は黄色(一応、バナナ味らしい)とピンク(一応、イチゴ味らしい)の2種類。私たちが子供の頃に食べたアイスのようなシャリシャリした食感で、なつかしい味だ。
 もともとはそういう路上販売だけだったのが、ここ数年は人気が出て、秋田空港の売店でも売られているし、通販とかネットショッピングもできるまでになってしまっているんだけど、できればやっぱりパラソルの下でババから買ってほしい感じ。それと、最近ではババばかりじゃなくてギャルも販売員になっている場合もあって、そういうのは「ギャルベラ」と呼ぶとか、呼ばないとか。それとそれと、最近では「ババヘラ」と呼ばれることも多いみたいだが、秋田人の夫によればそれは邪道で、「ヘラ」ではなく「ベラ」、あくまでも「ババベラ」が正しいのだそうで。
 今回、帰省したときには海辺のみならず、市内の運動場の入り口にもパラソルが立っていた。連日33〜34度の酷暑だったから、頬被り姿でじっといるのもさぞや大変だろう。まじで暑かったので、ババが熱中症にならないかと、ちょっと心配になったりもしたけど。

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2006年8月 8日 (火)

名盤のチカラ

 nanoちゃん(iPod)が予想以上に早く戻ってきたので(つーか、本体を交換しましたと書いてあった。修理というより交換?)、さっそく家にあるCDから好みの曲をマックに読み込ませる作業にとりかかった。夕方からは一段落して時間もできたのでもうがんがん、作業に没頭。単純作業に打ち込むとよけいなことを考えなくてすむからいいね。
 私はかなりの後発隊で、iPodはもう既にたくさんの人が利用しているだろうから、みなさんご存知だと思うけど、CDアルバムの中から必要な曲だけをセレクトしてコンピュータに読み込ませ、それをiPodにダウンロードするわけですね。で、たいてい1枚のアルバムの中に自分のお気に入りの曲は2〜3曲もあれば御の字で、中にはシングルヒットした1曲のみ、というケースもざら。というか、それが普通といえば普通だよね。ところがです、中には要らない曲がない、つまり全部いいなあと思う曲ばかり、というアルバムもあるのですよ。これ、あくまで個人的な話ですからね、もちろん。でもとにかく、そんなアルバムを作ってしまうってすごいことだよなあと、改めて感心してしまったのでした。
 たとえばどんなのかっていうと、
「RICKIE LEE JONES」byリッキー・リー・ジョーンズ
「GREATEST HITS」byフリートウッド・マック(ベスト盤だから当然か)
「High Fidelity」サウンドトラック
「WINGSPAN」byポール・マッカートニー
「RATTLE AND HUM」by U2
「EDEN」by エヴリシング・バット・ザ・ガール
「Nee」by 下地勇(13曲中11曲だから、まあほとんどですね)
「come away with me」byノラ・ジョーンズ
「NOTHING’S IN VAIN」byユッスー・ンドゥール
……とか。まあこれもごくごく一部だけど。こうしてリストにしてみると、いずれも大ヒットアルバムといわれる名盤ですね。下地さんは沖縄のアーティストだからまだ世界的とまではいかないけれど。最近だと、ジェイムス・ブラントとかも入りそうだな。自分のCD棚を漁りながら、そんなアーティストたちのチカラに感服仕る次第でございました。

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これはレコードも持ってる。なつかしー。

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2006年8月 7日 (月)

私だけ?

 一連の亀田疑惑判定騒動で、ガッツ石松のことを“やっぱりえらいわガッツ”、と、いたく見直してしまったのって、私だけ?

 ジダンの頭突きソングは“仕方ないなあ、もう”って、なんか笑えるけど、中国で頭突きのシルエットを登録商標したというニュースには、ちょっと違うんじゃないのか、と思ってしまったのって、私だけ?

 iPod nanoを買ったのに最初の充電中に故障がみつかって、ぜんぜん使わない前からnanoちゃんを修理に送るハメになってしまったのって、私だけ?

 以上、最近のちょっと気になったことを羅列してみました。nanoの件は、「アップルにありがちな初期不良系でしょう」って、知り合いにいわれたけど、そんなのあり? って感じで、ひゅるるる〜だった(ちなみに、今日、修理完了のメールがきてたけど)。頭突きシルエットの件は、ラブ・ジズーな私なんで大いに偏見入ってるかもです。でもブログなんてそんなもんだよね。

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2006年8月 6日 (日)

夏空飛行

 秋田に日帰りで行ってきた。空は雲一つない青空、っていっても、上空へ行けば雲もあるんだけど。でも、飛行機の中から下の様子(集落とか川とか山とか)がすごくよく見えて(以外と高度はないのかもしれない)、福島や山形あたりの緑の山地、酒田から男鹿半島までするすると延びる日本海沿岸、そして鳥海山の勇姿などもはっきりと見渡せた。とくに鳥海山は、黒く険しい山肌を削り込むようにくっきりと白い雪が残っているのがなんとも印象的だった。
 以前、大分から羽田に戻るときにも同じようにして富士山を見下ろしたことがあった。それは秋か冬だったと思うけど。すごぶる天気のよい日は機内誌巻末の日本地図と照らし合わせながら日本列島の地形を鑑賞するのもなかなか楽しい。私、じつはけっこう好きなんだよね、これが。もちろん、窓際の席に座ったときの話だけど。

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2006年8月 5日 (土)

校正のお供

 昨日、今日とまるでこれまでの遅れを取り戻すかのような真夏の猛暑。午前中にベランダで洗濯物を干しているだけでもくらくらしそうになってしまう。こんな日に外に出ていくのはかなりヘビーである。しかし、ちょうどいいことに、今週は今度本になる対談まとめの原稿の初校が1冊分一気に出てきているので、昨日、今日と日中は家で静かに黙々と校正に精を出している。22本の対談原稿も1冊にまとまって出てくると、こうやって本になるのかとなんだか不思議な気分でもある。
 で、初校に目を通しながらときどきお茶とかコーヒーとか飲んだりしているわけなんだけど、なかでもいちばん気に入っているのが「ばらさんぴん茶」だ。沖縄好きの人ならすぐにわかると思うけど、沖縄では昔からこの「さんぴん茶」が親しまれ、よく飲まれている。さんぴん茶とは、ジャスミン茶のことで、沖縄ではコンビニでも自動販売機でもたくさん並んでいて、すごくポピュラーだ。で、「ばらさんぴん茶」というのはそのさんぴん茶にさらにジャスミンの花の香りを付けた、ちょっとおしゃれしたさんぴん茶のことである。バラの花の香りではないのになぜ「ばら」なのかは、わかんない。知っている人がいたらメールかコメントくださいね。
 うちでは前からこの「ばらさんぴん茶」の大ファンで、特に好きなメーカーのものがあって、沖縄に行くたびにいつもそれを何袋も買って帰っているのだが、今年はしばらく沖縄にも行けず、在庫も切れてしまっていた。そろそろ通販ででも頼もうかなと思っていたところに、先日、銀座の「わしたショップ」へ寄ってみたら、嬉しいことにその「ばらさんぴん茶」がちゃんとあるではないか。で、すぐに買ってきて愛飲している、というわけで。あったかいのもおいしいんだけど、ちょっと濃いめに出して氷を入れてアイスティーにすると、スッキリ感がさらに増す感じで、口の中も気分もすごくサワヤカになれるのだ。蒸し暑い夏にはほんとにぴったりなお茶だと思う。
 今日もアイス「ばらさんぴん茶」飲んで、数時間初校読んでたんだけど、日が落ちてきたらすぐ近くの公園で、毎年恒例の夏祭りというか盆踊り大会が始まって、さっきから「チャンチキおけさ」とか「炭坑節」とか「ズンドコ節」とか「東京音頭」とか「アラレちゃん音頭」とかがガンガン、太鼓の音とともに聞こえてきて、なんか調子狂ってきたので休憩にしました。考えてみればいま、夏休みなんだよね。

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これがパッケージ♡

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2006年8月 3日 (木)

スープメーカー大人気

 数日前にここで書いたスープメーカーに関して、問い合わせメールがかなり来たので(ほとんどが男性から、というのもおもしろかったけど)、ここで改めてメーカー名などをご紹介しまっす。
 メーカー名はゼンケン、商品名は「全自動スープメーカー・菜食元気」でございます。別に私はゼンケンさんのまわし者でも何でもないんだけど、毎日のように「スープメーカーどこのか教えて」とか、「スープメーカーにいたく心が惹かれたよ。メーカーを教えてくれない?」とか、「そうそう、スープメーカー。凄いですね。私も購入しようかなぁ。」とかっていうメールが来たり、会う人から「どこのですか?」って聞かれたりするので、もうここでまとめてお答えしちゃうことにしました。いろんなネットショッピングで扱っているから、興味ある人はネットで検索してくださいね。ついでに、買ったなら感想も聞かせてちょ。
 昨日もトマト、キャベツ、セロリ、玉ねぎ、ピーマン入れて作ったんだけど、いまは冷蔵庫で冷たいスープにしておくとそれがまたイケたりして重宝です。それにしても、男性からの問い合わせの方が多いのは(しかも40代が圧倒的)、男性は日頃の野菜不足を気にしていたりするとか、そういうこともあるのかなあ、なーんて、考えすぎか? いずれにしろ、某出版社の編集者T氏におススメいただいたスープメーカー、おかげさまで大人気でございます。さらに輪が広がって、私もなんか嬉しいな。そのT氏からは、今度は低速回転ジューサーをオススメされているんだけど、まじでどうしようか迷っている私なのだ。

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これですだ。外見はごついポットのような感じ。

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2006年8月 2日 (水)

続・会食な日々

 2日前のブログで7月はなにかと会食が多かったことを書いたが、最近、会食するときに店を決める役を仰せつかることが多い。グルメライターではないものの、食関係の雑誌に記事を書いていることもあって、私がいろんな美味しいお店を知っているだろうと、みんな思っているのである。そう思われるのも仕方ない。たしかに取材やらで普通の人よりは新しいお店とか話題の店に行く機会も多いのは事実だし。でも、私ごときのレパートリーはほんとに知れたもので、だから数人で集まる会食のお店決めを担当すると、けっこうあれこれ悩んでしまうことも多いのだ。
 お店を決めるときに目安にするのは、まず集まる人たちの食の好み。イタリアンがいいのか、和食系が好きなのか、ワイン派なのか焼酎派なのか、みたいなことだ。なんでもイケますよ〜という人が多い場合はこちらの気分で決める。そのときまず基準にするのは、自分が取材したり実際に食べに行っておいしいと思ったこと。そして、感じのいいお店だと思ったこと、など。次には、まだ行ったことがないけど話題になっているお店や、評判の良さそうなお店の中から選んでみる、という感じ。
 実際、さっき書いたように私のレパートリーはたかが知れているので、自分の持ちコマじゃいまいちダメかもと思うときには、頼りになるグルメ指南の教えを乞う。そういう人が私には約2人いる。一人は、食関係の雑誌の編集者で、30年来の親友でもある編集者B。もう一人は、以前食関係の雑誌の編集長をしていたこともあるO氏である。どちらも仕事柄、知識はかなり豊富。特に編集者Bは、公私ともに長い付き合いで、私の好みも全部わかってくれているので、彼女の意見にはほとんど全幅の信頼をおいている。そして、たとえ評判になっている店でも「あそこはそんなでもないからオススメしないよ」ということをはっきりといってくれるから有り難い。また、O氏も飲食業業界の内情に詳しい人で、「あすこは客の前でシェフが平気でスタッフに蹴りを入れている」だとか、「人気あるみたいだけど、僕は好きじゃないけどね」と、自分の好みをはっきりいう人なので、いろいろと参考になるのである。あとは、ちゃんと編集者が食べに行って納得して記事を書いている食雑誌の記事で探す、とかかな。
 そんなふうにしてお店を選んでみても、集まる人たちがどのへんから来て、どこへ帰って行くのかとか、そういう地理的なことを考えてみたり、業種が違う人たちが集まるときには、開始時間をどうするかとか考えてみたり、もちろん予算のコトとかもあれこれ考えたりと、じつは悩みだすときりがない。でも、いつも参加者みんなが100%満足してくれるお店を選ぶなんて、そりゃあり得ないことだから(特に人数が増えれば増えるほどね)、どっかで割り切って決めてるんだけどさ。
 まあそんな具合にして会食しているわけですが、最後にここ数ヶ月、新たに行ったお店で気に入ったところを5軒書いておきます。料理写真などはぜんぜんまめに撮ったりしていないので、すみませんが、たいてい立派なHPがあるので、興味のある方はネットで検索してください。
*「ロマンティコ」@白金
(ワイン&イタリアン好きな編集者Nさんと)
カウンターのみのイタリアン。トマトのテリーヌ、オクラの鯵のお刺身巻きなどシンプルだけど素材の味が生きてておいしい。手打ちのパスタはコシがあってソースもしっかりした味(といって塩分がきついというわけじゃない)。W杯中に行ったけど、スタッフがサッカー好きで話が盛り上がった。特にイタリアサッカーが好きだって言ってたから彼には最高のフィナーレだったんだろうな。
*「トラットリア・デッラ・ランテルナ・マジカ」@目黒
(20代の頃からの友達の主婦みっちゃんと)
イタリアの街角の大衆食堂を目指しているというお店は、気取った雰囲気がぜんぜんなくて居心地いい。ワインの相談をしたら、高いのじゃなくてリーズナブルなワインをオススメしてくれて、しかもちゃんとおいしかった。そういうスタッフのおもてなしの心みたいなのも嬉しい。カプレーゼやマリネ風の茄子、ひこイワシの酢漬けみたいなのがきれいにもられた前菜盛り合わせにまずにっこり。メインはサルティンボッカを食べたはず(忘れちゃいました、すみません)。これもうまかった。あとで中心スタッフが恵比寿の「イル・ボッカローネ」出身ときいてなるほど〜とうなずけた。
*「ハル」@中目黒
(同世代の編集者S、ライターYちゃんと3人で)
見かけは街の赤ちょうちんて感じだけど、ご主人がもと寿司職人とのことで、魚介へのこだわりが感じられる居酒屋。岩牡蠣(この日は秋田のだった)は殻が何層にもなって分厚くて、身はクリーミーで美味。岩もずくはぴちぴち、夏野菜の天ぷらも衣が軽くてよかった。お値段もお手頃(編集者Hちゃんの行きつけの店として5月に初めて行ったんだけど、その日は寿司の日だった。月末になると寿司の日があるようです)。次の週にまたギャルを誘って行ってしまいました。
*「ビストロ・ラ・マリー・ジェンヌ」@銀座(東銀座に近い)
(ワイン好きな同級生男女4人でサッカー談義)
銀座のワインバーというとすごく高級そうなイメージがあるけど、ここは適度におしゃれで、それでいて気取らないガジュアルな雰囲気。ワインは200種類以上あるらしいが、丁寧に好みを聞いてくれて納得の1本を出してくれる。ちなみにこの日は2004年、2001年とピノ・ノワールを2本飲んだ後でラングドックの”変人のワイン”なるものをすすめてもらいました。季節野菜のサラダは野菜一つひとつの味がちゃんと立っていたし、伊達鶏のコンフィは皮がパリッ、で中はジューシー。
*「まるせん」@赤坂(溜池山王が最寄り駅)
(ドイツ帰りのカメラマンK氏と編集者N氏と3人でW杯の反省会。そして数週間後の今日、別の仲間たちとも行きました)
カメラマンK氏がおすすめしてくれた創作料理の店。K氏の先輩である女性カメラマン千田彩子さんがオーナーのお店だ。鮮度のいいお造り、イワシぎょうざ、エビ団子と季節野菜の煮物、ゴーヤとツナのサラダ、きびなごの一夜干しなどなど家庭的な料理がおいしい。シメは千田さん自らが打つ蕎麦をいただくのが私のオススメ。
 以上、今日はちょっと長かったですね。いつも若者Tから「ブログの文章が長い」とクレームをいわれているんだけど、今日は特に、ですな。ははは。最後まで読んでくれたみなさん、ありがとう。


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せめて「まるせん」のチラシの写真を。

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2006年8月 1日 (火)

志の輔節、元気に炸裂

 もう8月だって。まじで早いなあ。今日は横浜に志の輔の独演会を聞きに行った。場所は横浜関内ホール。夕方、東横線に乗ったら、浴衣姿のギャルがやけに多い。聞けば、神奈川新聞の花火大会がみなとみらい辺りで開催されるんだって。どうりで。しかし、デザイン浴衣みたいなのも含めて、ここにきて浴衣は若者にかなり浸透したなあという感じがする。かくして、花火組の若者はみなとみらい駅で、落語組の中年(大半、はね)はその次の馬車道駅で下車、という具合に、ぱっくりと東横線の乗客の流れが別れていたのであった。
 開口一番にお弟子さんの短い落語が一席あった後で、志の輔師匠が出てきて新作をまず一席。仲人をやる夫婦のドタバタ話で、私の好きな「みどりの窓口」みたいな軽快なノリ。会場も爆笑の連発で、花火に負けないくらい勢いよくドンドンと笑いが打ち上がっている感じだった。やっぱり志の輔、達者だなあと思いました。ふと横を見ると、3席離れて堀井憲一郎氏がいた。氏は年間にかなりの数の落語を聞いているということで有名だが、やっぱりこんなところまでもこまめに聞きにきているんだなあと得心した。
 仲入りのあと、紙切り芸(紙工術というらしい)の人が登場。これがまたほんとにお上手で(あたりまえか、プロだから)、その巧みさとなつかしい絵柄が、けっこう私のツボにハマってしまった。好きなんだよね、切り絵とか。で、最後にまた志の輔師匠が登場。古典の「妾馬」別名「八五郎出世」は、江戸の大工、八五郎が殿様と対面したときのやりとりが痛快で、またまた笑いの連続。その笑いもあっけらかんとした笑いやら、ふんふんとシニカルな笑いやら、ほろろんとさせる笑いやら、いろいろあってじつに楽しい。よく噺家がそばをすすったりする仕草に“うまいなあ”と感心させられるが、この日は大きな盃になみなみとつがれた一升の酒を飲み干すしぐさがほんとにう〜ん、と圧巻でありました。それにしても八五郎、いいやつだ。

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