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2006年8月24日 (木)

感劇話その20 恭子ちゃんふたたび

 岩盤浴以来、汗っかきになったような気がする、と、一緒に行った編集者Bに言ったら、「私も。たしか行ったときにエステの人が、何日かはそうなりますよって言ってたじゃん」とあっさり言われた。やっぱそうだったんだ、と、ちょっと安心。
 さて、今日の話題は恭子ちゃんだ。前にも書いたことがあるけど、私の幼なじみで、地元大分は湯布院の劇団立見席に長年所属して芝居をやっている恭子ちゃん。年に1回ずつくらい東京公演をしているのだが、昨年11月に続いて今年もまたやってきた。場所は、ドラマ「下北サンデーズ」にも登場した、今をときめく下北沢駅前劇場。これも前回とおんなじだ。
 今回の芝居「あばずれ女の子守唄」は、十数年前に渋谷のジァン・ジァンで上演して以来、何年かおきに大分でも上演しているらしく、立見席の定番的演目なのかもしれない。ドロドロした男女の愛の物語。時代に合わせて微妙に台詞なんかはアレンジしているみたいだけど。ここでもジダンの頭突きが出てきた……たぶんいまや世界中のいろんな舞台やらで取り上げられているね、頭突き。ラブジズーな私としては苦笑するしかないんだけど。
 今回の恭子ちゃんの役どころは、金貸しの女。じつは主人公サチコの恋人カズオの母だったという、大事なワケありの役だったけど、タンカきるところなんて迫力満点で、私は心の中で何度も拍手した。つくづく、子供の頃の虫も殺さないようなかよわ〜いやさし〜いイメージの、あの恭子ちゃんが、舞台の上でこんな体当たりの演技をするようになるなんて、人生ってわからないというか、おもしろいなあと思ってしまう。しかも恭子ちゃんは日頃は小学校の先生である。きっと、教壇の上では子供の頃のイメージがそのままオトナになったようなやさしい先生をしているに違いない(と、勝手に私は思っている)。生徒たちは恭子先生にこんな一面があることを知っているんだろうか。
 公演後、舞台の袖で会ったときの恭子ちゃんは、役目を果たし終えたような、すっきりした笑顔だった。結局、まだぜんぜん一緒に飲みに行けていないので、次に私が大分に帰ったときこそは、のんびり焼酎でも飲みながら、彼女がどうして役者の道を進むようになったかを聞いてみたい。教師やりながら芝居の稽古も続けるって、たいへんだろうなと思うんだよね。でもきっと、芝居のない人生のほうが、彼女にとってはあり得ないんだろうな。とか思ったりしながら、一人下北を後にした。

Nec_0377


手書きのチラシがかわいい。

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