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2006年3月 1日 (水)

夢は五臓の疲れ?

 今週は週末の締め切りに向けて原稿書きウィーク。にもかかわらず、ゆうべは前からチケットを買っておいた花緑さんの独演会に行ってきた。六本木にある麻布区民センター。寄席ではないが、300人強くらいのこじんまりしたホールで、落語を聞くには手頃な空間。
 演目は『平林』と『ねずみ穴』。『ねずみ穴』の舞台、深川蛤町は今の江東区門前仲町にあたる場所で、そういえば山本一力の『あかね雲』の舞台も門前仲町だった。花街もあり、裕福な商人もいて、活気にあふれた地域だったわけで、『ねずみ穴』はそんな町を舞台にした商人の兄弟の話。江戸情緒たっぷりだ。深川蛤町という名前からして、なんか風情を感じられていいよねえ。昔はそんな粋な地名がたくさんあったんだよな......。
 『ねずみ穴』のストーリーは長くなるから書かないが、”夢”が出てくる話で、「夢は五臓(土蔵)の疲れだ」が、下げ。”下げ”とは、落語の最後の言葉で、いってみれば落ち、みたいなものですね。ここでは、話の中で火事で焼けてしまう土蔵と五臓をかけているのだが、「夢は五臓の疲れ」というのは昔から言われていたことらしい。夢を見るのは、どこか内蔵が疲れているのが原因ということだ。私は毎晩のようにいろんな夢を見るけれど、どっか内蔵が具合悪いのだろうか。そんなこといったら、子供の頃から夢は見ているから、ずっとどっか具合悪いのだろうか、なんてね。
 でもまあ、原稿書く前にインタビューを録音したはずのテープに音が入ってないことに気がついて凍り付くとか、電車を乗り間違えて取材場所に辿り着けないとか、そういう夢はよく見るので、それは内蔵ではないけれど、疲れというかストレスというか、何がしか健康を害している要因があって夢を見ているということはいえるのかも。
 終演後、江戸情緒の余韻を引きずりながら外の世界に出ると、六本木の喧噪と光り輝くネオンの渦。一瞬、自分がどの時代のどこの国にいるのかわからなくなってしまった。

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うーん、このチラシの似顔絵は似ているのかなあ......?

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